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2023-07-29 05:57

#630 【史】古典文学三河地区地図というものを見つけたので古典に親しむことにした

地図の情報を検索していたら、古典文学に親しむことができるページを見つけました。

その名も「古典文学三河地区地図」。

そこからとある作品を読んでみようと思った話です。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


「古典文学三河地区地図」 https://www.hamajima.co.jp/kokugo/aichi_bungaku/koten/map/mikawa.html

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をご覧ください。

サマリー

今回お話しするのは、古典文学三河地区地図というものを見つけたということです。その地図は全く同じで、図から読み取れるものがたくさんあるので、とても面白いです。異なるレイヤーを想像できるようになると、地図って本当に面白いなぁと思うようになると思います。

地図の面白さについて
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読者と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回お話しするのは、古典文学三河地区地図というものを見つけたので古典に親しむことにした、というものです。
土曜日は地図の話をしています。
毎週地図の話をしていると、なぜ地図が面白いと思うんだろう、とよく考えます。
別に地図のことを何とも思っていない人には、地図は無味乾燥な情報の羅列に見えるのではないでしょうか。
ここに小説がつまらないと思っている人がいるとしましょう。
その人にとっては、小説は単なる文字の連なりに見えているのかもしれません。
小説好きの人がこういう話を聞いたら、
いや、文字の羅列に意味があるんだ、とか、行間を読む、とか、まあいろんなことを言うと思います。
地図も全く同じで、図から読み取れるものがたくさんあるから面白いのです。
物語を読むときには背景を想像すると思います。
その中に物語の場所の設定が全くないということはまずないでしょう。
架空の場所であっても、何らかの位置関係のようなものは設定されているものです。
架空の場所と言いながら、現実の場所を想定しながら描かれているケースもよくあります。
その結果、聖地巡礼みたいなことをする人も出てくるわけですね。
これ、地図なしにはできないのではないでしょうか。
古典文学三河地区地図の魅力
逆に地図を中心に想像の世界を広げているのが地図読みということになるわけですね。
こんなことを考えながら地図ネタを探しているのですが、
最近は文学に関する地図みたいなテーマで考えることが増えてきました。
そうやって見つけた地図の中に、古典文学三河地区地図というものがあります。
浜島書店という学校の教材の出版をやっている会社が公開しているものです。
この地図には、愛知県の東側である三河地区が舞台になった古典文学作品がマッピングされています。
他に和歌文学と俳会文学の地図もあります。
平家物語、伊勢物語、もっと古い万葉集をはじめとして、旧地域19作品がマッピングされています。
その中で、僕がちょっと読んでみたいと思ったのは、サラシナ日記でした。
サラシナ日記は、名前だけはなんとなく覚えているけれど、どんなものなのか全くわからないものでした。
作者は菅川の高杉の娘。
今風に言うと、天金族のお嬢様の日記って感じでしょうか。
お父さんが赴任したのは、カズサの国。
今の千葉県の東京寄り辺りで、そこから京都に戻る時に三河の辺りを通った時のことが書かれている部分があるのです。
当時の京都とカズサの国の距離はどんな感じだったのでしょう。
この作品では2ヶ月くらいかけて移動したようです。
家族連れですからこれくらいはかかったのでしょうね。
13歳の女の子には印象的なことがたくさんあったはずです。
さらしな日記自体は作者の反省の日記ですが、前半はこの移動の記号文という感じのようです。
立ち寄った場所の地名やその由来を調べると、作品の味わいが深くなりそうですよね。
インターネットのありがたいところは、こういう情報を見つけられるところです。
地図をキーにして検索したら古典を読んでみようと思うなんて、なかなかいいと思いませんか。
地図には歴史が隠れています。それを読み取るのが面白いのです。
だからもちろん古典作品にも出会えるというわけですよね。
逆に文学から入って地図に出会うという方もいると思います。
様々なレイヤーを想像できるようになると、地図って面白いなぁと思うようになると思います。
そんな興味を持って地図を楽しんでほしいです。
もしも地図を片手に読んだら楽しいかもという作品がありましたら、ぜひコメントで教えてください。
今後の配信の中でリアクションしていきたいと思っています。
今回は古典文学三河地区地図というものを見つけたので、古典に親しむことにしたという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
05:57

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