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472_若手教師必見!古典授業を変える「声・発問・視覚化」3つの技術
2026-07-16 18:09

472_若手教師必見!古典授業を変える「声・発問・視覚化」3つの技術

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古典授業の悩みに、文法は「読みを深める土台」と結論。効率的な文法指導と生徒の興味を引く工夫で、古典嫌いをなくす実践を紹介しました。学力差対応には、まず「発問・指名・応答」で教室全体を巻き込む技術が重要。若手教師向けに「声と指示」「発問応答サイクル」「視覚化」の3段階スキルアップ法を具体的に解説し、現場の先生方を応援します。

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は472回、若手教師必見、古典授業を変える声・発問・視覚化、三つの技術というタイトルでお届けしたいと思います。
私、実は先日の配信でもお知らせしたように、この夏はかなりな登壇依頼を受けておりまして、7月の下旬にはある大学の講義にオンライン登壇させていただいて、学生の皆さんにICT教育についてお話をするという機会をいただいていて、今準備中です。
その中の事前アンケート、これGoogleフォームでとっているんですけれども、なかなか気合の入った方がいろんな質問をしてくださっていて、たった50分の講義の中ではとても取り上げられないので、そのお答えを事前にこのオンライン配信でやってしまおうという企画会であります。
その学生さんのメールフォームの中に次のようなお悩みがありました。
これ、多分大学院生じゃないかと思うんですけれども、高校1年生の言語文化の授業をやっていて、文法や暗記重視ではなく、教材内容や背景から読みを深めたいという、そういうふうな思いが終わりになる方で、だけれども文法もきちっと教えなくてはならないし、
小テストに追われて、その追試も行わなくてはならず、その追試の対象者が大量発生しているということで、もっと教材の内容、古典の魅力について深い授業がしたいのに、どうしても文法の暗記というところにウェイドがかかっていて、ジレンマを感じになっているという、そういう方からの質問でした。
いろんなことを書いていただいていたんですけど、この大量の追試者が発生しているという、そういうふうな問題の背景には、古典の勉強する家庭学習の時間が乏しくて、宿題を出したとしても答えを移したり、AIに頼ってやってきたり、
授業内でドリル練習の時間を確保せざるを得なくなって、内容を深めるという授業がなかなかできないということですね。
それから、繰り返し文法練習をしてテストの点数を上げようということはできるんだけれども、その中で読みを深める活動というのは犠牲になっちゃっている。
これはその方個人の問題ではなく、国語化全体で共有されている悩みであると、このようなことを書いてありました。
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で、自分のご自身の方向性として考えられているのは、生徒の主体性喚起の仕組み作り、生徒の興味に引きつけた課題を設定する、グループでの教え合いというのをどういうふうにやっていくかということをやっていきたいということでした。
今日は主にグループ活動になるとちょっと話がまた増えてしまうので、主体性喚起の仕組みとか、それからどうやって内容と文法と両立させていくかということのお話が大きくなり、そしてできるだけ若手の方に寄せた感じでお答えをしたいと思います。
この方の問題意識自体が、個展へのモチベーションが低い生徒に文法の知識をどうやって教えるか、それからクラス内で学力モチベーションの二極化がある場合、どういうふうに教えていっているのかということが非常に大きなポイントだということで、
この2つプラス、生徒の興味関心を引きつけつつ、文法指導をどうやってやっているかということについてお答えしてみたいと思います。
私も文法指導とか、それから読解をどうやって深めていくかの、この2つのことをどうやって合致させていくかというふうなことはずっと長年悩み続け試行錯誤し続けてきました。
結論から言うと、これは対立させて考える問題ではなくて、読みを深めるためにこそ文法の習得が必要であるということです。
特に助動詞ですね。助動詞を識別し、そこに込められた意味をつかんで初めて内容が深く深まる。
そのためには動詞の活用ができていなければならないし、つまり文法指導は読みを犠牲にして行うものではなくて、読みを深めるための土台そのものなんです。
文法か読みかではなくて、読みを深めるための文法っていうそういうふうな認識で捉え直すことが必要なんじゃないかなと思っています。
じゃあその文法指導をどうやって内容と絡め合わせながら行っていくかということなんですけれども、
動詞の活用なんか長年の私の実践でここさえ抑えれば大丈夫っていうかなりポイントを絞ったワークシートを持ってるんですね。
これ実はXの方でもいろいろ質問来て、皆さんにこの私のワークシート共有しているので、もし共有して欲しいという方がいたらリンクをお教えしたいとは思っています。
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なので動詞の活用はそのワークシートで結構爆速で終わらすことができたりなんかします。
生徒実態によって丁寧に時間をかけないといけない時もあるし、爆速で終わらせることもあるし。
それから助動詞は一つ一つ丁寧に教える時間を取らなくても文章の中で繰り返し出会わせることで自然に定着していくんじゃないかと思っています。
これらの文法事項はゲーム性を持たせることで楽しみながら習得できる仕組みを作ることができます。
最近はAIでアプリも作れますし、そういったドリル的な反復というのを作業にせずにゲームに変えるということだけで生徒の受け止め方は大きく変わり、繰り返しやるということで定着も促進されていくと思います。
さらに生徒のモチベーションをどうやって引き付けるかということなんですけれども、古典の世界そのものへの興味関心を引き込む工夫というのを結構考えています。
過去やったのは平家物語を扱うときにアニメの平家物語のプロモーションビデオを導入として流すだけで、生徒は有名な声優さんがたくさん出演してそのプロモーションビデオで印象的な言葉をたくさん言っているので、
先生これは一体どういうアニメなんですかって質問が来たりなんかして、生徒の生活実態と古典がつながって非常に興味をかきたてられて一生懸命勉強したというそういうこともありました。
それからこれは私自身の特技を活かして自作の漫画、これで持って導入にしたこともあります。
それから興味を引く構成でスライドを作って、その作品世界の背景説明を行って、それで学習スタートするということもありました。
そういう風に生徒が興味関心を抱き、この古典の世界は何なんだっていうような、そういった疑問とか関心を抱いた中で一文一文丁寧に説得しながら文法と内容理解を同時並行で行って、
発問し謎を少しずつ明らかにしていくという授業を行ってきました。この方法で私は古典嫌いっていうような生徒に今まで出会ったことがないんですけど、これは私恵まれていたのかなというふうにも思います。
その次にクラス内の学力差、モチベーションの差をどうやって対応しているかについてです。私、機関指導っていうのをどうやって行っているかっていう質問が来たんですけども、機関指導が行える教室実態っていうのはまだ幸せなんじゃないかなと思っていて、
機関指導を行わなくてはならない生徒が10人以上発生したらその機関指導は非効率的になりますよね。だから例えば機関指導が5、6人程度だったら機関指導が結構有効かと思うんですけれども、機関指導を行わなくてはならない生徒が10人以上発生した場合は一旦機関指導っていう発想を手放すことをお勧めしたいと思います。
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しかも学力やモチベーションが著しく低い生徒が10人以上いる場合では、またまた機関指導は機能するわけありません。
それを場合必ず必要になってくるのはやっぱり一斉指導の中で教室全体を学びに巻き込む、発問、指名、応答っていうものの技術だと思っています。
私はまず最初に丁寧に音読して聞かせて、それもこの後で読んでもらうからねって予告して始めて、それで読んだ後、しっかり指名します。
読めない生徒もいるんだけれども、その子も茶化しながら楽しく愛情を持ってポジティブに引き込んでいきますね。
これができるのは日頃の信頼関係があってこそのものだと思うんですね。
この先生は自分を貶めることはない。それどころか間違っても自分の良さを見つけて楽しく教室で自分を引き出してくれるっていうそういう安心、安全な場所、そういう信頼関係があれば、学力差があっても教室は一体になって学び合えると思っています。
教室がその状態に育ってからやっと始めて機関指導が生きてくるんじゃないかなと思っています。
じゃあこの難しい技術をどうやって若い先生が身につけていくかというところなんですけれども、これも難しい問題だと思うので段階を踏んでお伝えします。
まず第一段階は声と指示ですね。
まずも土台として教室の後ろまで届く声量、聞き取りやすい発声と抑揚、そして今何をすべきか次に何をするのかというのを明確に指示すること。
これは授業全体の構造、つまり今どこに向かっていてこの指示は何のためなのかということが生徒にきちんと入っていかないとダメなんですよ。
これはなぜ最優先かというと、もう指示が通らなければそもそも生徒は聞くっていう状態にならないからです。
対話の技術っていうのは生徒が聞く体制ができて初めて機能しますので、やっぱり声を大きくして聞き取りやすくすることと指示を的確にするということは第一原則だと思っています。
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これをどうやって鍛錬したらいいかですが、やっぱり自分の授業を動画に撮って声量や抑揚や指示の仕方を客観的にチェックして振り返るということ、これを繰り返すことが一番効果的だと思います。
次に第2段階、発問応答のサイクルですね。
これはまず発問します。考える時間を取ります。指名をします。生徒の言った言葉は小さかったり聞き取りにくかったりするので、複装しまして全体化します。
必要ならばその答えを補足してもらう発問をします。そしてその答えを評価します。で、必ず褒めます。で、番書したり次の発問につなげたりして教室に位置づけます。
こういった一連の工程を一つ一つ丁寧に積み重ねるという技術です。これね、なかなかすぐにはできるもんじゃないんで、今の工程をチェックリスト化して事前に練習して横演習して校内の同僚、一番その先生の個性を理解している人に見てもらうということを繰り返していくことによって、
大体私の実感では早い人で1、2週間、遅くても3ヶ月ぐらいで身についていくんじゃないかと思いますね。これは特にエビデンスがあるわけじゃなくて、私の長年の感と経験ですね。
それでは第3段階は教材を資格化してみること。Gばっかりでなかなか理解できないっていうのが低学力の生徒にありがちなことだと思います。
次の段階は教材を資格化してみること。まず、図式化とかユニバーサルデザインに基づいたワークシート作り、これを心がけるだけでぐっとその学習に対して足場かけが必要な生徒、支援が必要な生徒にとっては授業に集中しやすくなるんですよね。
これまでのことは私の模擬授業動画で具体的に語っていますので、その動画を見ていただくっていうのがすごく参考になると思います。
これはいきなり全部できるわけじゃないんで、まず自分自身で段階を決めながら、第1段階、第2段階、第3段階とだんだんとスキルアップしていただければと思います。
ということで、一番いいのは私の模擬授業動画シリーズを見ていただくのが一番いいんじゃないかと思うんですけれども、これははっきり言って私のやり方であって万人に通用するとは全く思っていません。
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だけどやっぱり先生の教え方の技術っていうのがその先生のパーソナルなもの、それからその先生の教育感、価値観、その先生の表現力っていうところにすごく関係するので、
人それぞれの持ち味を出しながら自分の授業スキルというものを確立していかなければならない分野だと思っています。
私は私のやり方でやってきた。だけどどうしてもわからないっていう方や迷っている方っていうのはやっぱりこの方のイメージでやりたいなっていうそのイメージを何度も何度も追試する、試してみる。
そういうことで少しずつ自分の枠ができていって、その枠ができた後に自分の個性をどんどんどんどんそこで活かしていただければいいんじゃないかなと思います。
私は青山由紀先生っていう方の授業を小学校の先生なんですけれども、全国の国語教育の大会の模擬授業で拝見して、これだなっていうふうに直感したので、その先生のイメージをいつも頭に置きながら授業していました。
それをある程度続けていると自分のバリエーションがたくさんそこに入ってきてだんだんと形作られていったように思います。
ということでまず若手の方にはこの第三原則これをしっかりと鍛錬していくことをお勧めしたいと思います。
その後、授業の技術にはまだたくさんのものがありますので、とりあえずその第三段階が終わったら次何なのかなっていうのはまた質問くださればいろいろと言語化していけばいいなと思っています。
もう私の中ではほとんど新体制に馴染んでしまって言語化するっていうそういうことって今日初めてやってみたんですけどね。
これもAIとキャッチボールしながら先生のおっしゃっていることは全然通りにくいですよっていうダメ出しをしてもらいながら言語化するということにチャレンジしてみたのであります。
ということでこうやって若手の先生に質問していただくということは私自身の授業技術を掘り起こし言語化し自覚的になるというそういうきっかけをいただいたということで大変に有意義な回となりました。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージを受け付けております。
概要欄にメールフォームのリンクを貼っておりますのでそちらの方から気軽に投稿していただければと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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