8月29日、東京・安田学園中学校高等学校で開催されたICT&生成AI活用イベントに登壇しました。数学科の先生によるGemの逆向き設計、理科の先生によるSVGでの思考ツール自作という、とんがった実践発表。斉藤真音先生の共通テスト分析への違和感。そして「羅生門」を題材にした、大村はま単元学習を土台とするアナログとデジタルの融合提案。登壇後にいただいた3つの質問もあわせてお話しします。
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サマリー
このエピソードでは、安田学園で開催されたICT&生成AI活用イベントへの登壇報告が行われます。数学科と理科の先生による先進的な実践発表に感銘を受け、登壇者自身も自身の教育実践について考察を深めます。特に、アナログとデジタルの融合をテーマにした授業実践や、参加者との質疑応答を通じて、教育現場におけるICT活用の現状と今後の課題について語られています。
イベント会場への到着と歓迎ムード
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は493回、背中が5センチ前に出る瞬間—安田学園ICTイベント登壇報告というタイトルでお届けしたいと思います。
今回は、8月29日土曜日、東京の安田学園中高等学校で行われたICT&生成AI活用イベントの報告となります。
主催は、安田学園の数学科・中村亮介先生。
2年前まで日本体育大学・柏高等学校に在籍されていて、そして2年前、母校に戻った形での移動となっています。
移動直後から生成AI活動推進の中心を担う立場におられ、フェイスブックの教育者界隈でも有名な若手実践家でいらっしゃいます。
今回は主に6つのパートに分けて報告したいと思います。
それでは今日も国語教育をゆるっと語ってみましょう。
はい、それじゃあ早速、まず当日の早朝からお話ししたいと思います。
早朝6時15分の新幹線で東京に向かいまして、爆速で寝ましたら、もう東京、両国駅から徒歩10分程度という抜群のリーチに学校がありました。
もうとてもね、通いやすいなと思ったんで、こういうのって本当にその学校の貴重な資源、持っている大きなポイントだと思います。
やっぱり交通の便がいいっていうのは本当にいいですよね。
そして入って早速、講師控室に通されまして、そこでまずもって目に入ったのは、両国という土地柄、国技館というのがありますから、その町らしいお相撲さんの形をした大型せんべいが目に入ってきました。
ウェルカムサービスとしてのこのせんべい、思わず写真を撮ってしまいましたけれども、これ概要欄にリンクを貼っておこうと思います。
もうそういうね、ウェルカムな小浅かに、なんかこう面白いというか憎たらしいまでに、とっても歓迎ムードがありましたね。
で中村亮介先生の案内で、私が研修会を行う会場に入って、開始前の動作確認もスムーズに行うことができました。
こういったところの段取りの良さ、丁寧さというのが、そのまま学校経営というものの素晴らしさも伺わせるところだなというふうに思いました。
実はここでご挨拶した理事長さんが非常に感じのいい方で、挨拶からちょっとした雑談まで、相手との距離の測り方がもう絶妙で、とても話しやすくて、相手をとても安心にさせるような雰囲気の方で、本当に好印象な理事長さんでした。
私もね、こんなふうに、初見でこういうふうな人物だと思わせるような、そういったことをね、漂わせる人物になりたいなというふうに思った瞬間でした。
数学科・理科教員による実践発表
その次はオープニングですね。
オープニングは安田学園の数学科の先生と理科の先生による実践発表でした。
短時間だったんですけれども内容がとても濃くて、他の教科にも転用できるという形でした。
数学の先生はジェムの作り方を数学の事例で解説なさいましたが、これは教科を超えて使えるコツっていうのを提示されていて、私もハッとさせられました。
その要点は逆向き設計でしたね、結局は。
最終ゴールで生徒に何を答えさせたいかっていうのをまずイメージして、そこから逆算していくという発想です。
だからこの答えを引き出したい。
そのためにどういう段階を踏んで、どういう指示文が必要ですかっていうのをAIと対話しながら形にしていくという手順をお示しされました。
私の実践もこういう感じでジェムを作るんで、やっぱりこれでいいんだっていうふうに確信を得た時でした。
やっぱりAIは設計の相談相手としては最適だと思います。
次に登場した理科の先生は、先生AIに自分用にカスタマイズした思考ツールというのを作らせる方法を提示されました。
拡張詞がSVGという拡張詞で、これ詳しく語ると日が暮れてしまうので割愛しますけれども、とにかくそれぐらい確信的なお話でした。
思考ツールというのは出来合いのものを使うというふうに思われがちなんですけれども、その前提を覆すような発想で、自分で作ればいいんだというふうに思いましたね。
この2つの実践報告を聞くだけで、安田学園の先生方っていうのが先生AIに対してすごく熱量を持って取り組んでおられ、チャレンジもされているという、そういったことで層の厚さが伺えた実践発表会だったと思います。
ICT教育推進における学校内の温度差とチームの重要性
そんなことから感じたんですけれども、先生AI活用というのは各校では徐々に進んではいると思いますけれど、
一部の先進的になさっている先生方が経営していて、あちこち行ったけれども、どこも一部の経営層となかなか進まない人たちという、そういう構図は同じじゃないかなと思い始めました。
熱心な権威役の先生、そこそこの先生、なかなか進まない先生、そういった校内の温度差とか格差というのはどの学校にも存在していて、なんとなく似たような感じですね。
そういった中で中村亮介先生は異動早々、しかも若いんで、その若手が全校の推進役を担うということはやっぱり難しかったんじゃないかなと思います。
私も授業改革とか、それから学びの改革とかの推進役をやったことあるんですけれども、私のようなベテランが改革というのを掲げれば、ハレーションはあちこち起きましたし、
下打ちもされましたけれども、年齢差故に面と向かっては反論されにくいという状況があったように思います。
だけども若手の場合、結構そういったところがストレートに出てしまう場面もあったんじゃないかと思うんだけれども、それが全く中村亮介先生の爽やかさで見えない。
それはやっぱり、亮介先生を支えるベテランの先生方、安田の先生方の存在というのが伺えました。
やっぱりチームっていうのはすごく大事だなっていうふうに思ったので、チームづくり、組織づくりというのが安定していればこそ改革も進むんじゃないかなって思いましたね。
共通テスト分析と教育カリキュラムへの提言
続く全体解というのは、教科書の編集にも携わる斉藤真代先生でした。
斉藤先生は共通テストと全国学力調査の問題というのを具体的に引いて、次期学習指導要領で求められる力を読み解いていくという、そういうお話でした。
複数テキストの読み合わせ、非連続テキストの読み合わせ、それを分析し批判的に読む力。
そしてその思考力を他の場面にも転用していく力、そういった汎用性まで求められているという、そういったご指摘でした。
私は昨年、共通テスト対策を一生懸命頑張ったんですけれども、その時の問題もバンバンに出ていまして、とても自分ながら納得できるような、そういったお話でした。
まあね、でも自分としては思うんだけれども、よく考えて作られている共通テストと全国学力調査の問題だと思うんだけれども、難易度が高すぎて、多分問題として面白いなと思うのは一部の事実上トップ層、限られたトップ層ぐらいで、
私のようにありとあらゆる学校を歴任してきた、多様な生徒実態を見てきた立場からすると、深い思考力の土台というものがないと、なかなか他の生徒には刺さりにくいんじゃないかなというふうに思いましたね。
もしそういった複数テキストの読み合わせとか、非連続テキストの読み合わせで培った思考力を他にも転用していくというような力まで求めるのだとすれば、やっぱり現行の、例えば現代の国語二単位、論理国語二単位という条件では到底足りなくて、
そういった高い到達点を求めるのであれば、今の教科科目を細分化しててんこ盛りしてしまったような、ごちゃ混ぜてんこ盛りカリキュラム設計というのを見直さないとじっくりじっくり取り組むということはできないんですね。
というふうにちょっと愚痴ってしまいましたが、言っても始まらないので愚痴はここまでにいたしたいと思います。
「羅生門」単元におけるアナログとデジタルの融合実践
それではなんか前置きが超長くなってしまいましたけれども、今回私は文化会でロイロノートやデジタルについて活用が進んでいる先生を相手に一歩前進できる内容をというオーダーだったので、提案したのは一学期に私が実践した羅小門の単元でした。
これは生成AI、GEMとロイロノートとそれから版書イコールアナログを組み合わせたものです。
だからメインとしてはアナログとデジタルの融合をどうデザインするかというものでした。
特に土台に置いたのは大村浜先生の単元学習です。
しっかりした授業構造の中でデジタルとアナログこれを融合させるっていうことがいかに効果的かっていうことをお伝えしました。
ということでICTとかそれからAIっていうのはツールとして使うものでやっぱり根本は授業構想力だっていうことを強調したつもりです。
けれども45分の枠がちょっと時間が押してしまっていて実質35分になってしまって爆速で圧縮して話す羽目になってしまいました。
しかも研修会では必ず冒頭部分に自分の教員歴を話すことにしているんですけれども、これは話すか話さないかで受け取る姿勢が全く違ってくるわけなんですよ。
私は今私立の教員なんですけど私立の教員というだけで生徒実態に恵まれた受験対応の実践だろうみたいなそういったバイアスが参加者の人にかかるみたいでちょっと距離感があったんですけども、
今回今回じゃないなずっと前から自分の教員歴を話をするようにしています厳しい現場での17年間での鍛錬付属中高での大変な厳しい授業のレッスン総合学科商業高校で多様な生態実態の中でじたばたと悪戦苦闘しながらやってきた経歴こういうのを話すとですね
参加者の皆さんが背中5センチぐらい前に出るようなそういった感覚を受け取るんですよねそういった先生たちの前のめりの姿勢でもってすごく話がしやすくなって先生方の対話を挟みながら距離感を近く近くしながらの35分間になりました
反省点としては超早口になったということと圧縮しようと思って爆速でしゃべりましたのででもねみんなめちゃくちゃうなずいてくれていたんで伝わったかなと思いますしっかり受け止めてくれたっていたと思います
この爆速でしゃべっても伝わるっていうのはやっぱりポッドキャストの鍛錬ならではやっぱり滑舌がいいと早くしゃべっても聞き取りやすんだなって思いましたね
登壇後の反響とリスナーへのメッセージ
ということで研修会無事終了しまして終了後
えっとね複数話がうまかったですとか聞き取りやすかったですとか思わず引き込まれてしまいましたっていう感想を3,4人ぐらいに話ししていただいて
しゃべる回転数を上げても伝わるっていうところはやっぱりポッドキャスト配信の鍛錬がめちゃくちゃ効果的だったなっていうふうに思っています
それとあんなにも概要欄にメールリンク貼ってるからっていうのでお便りを募集しているにもかかわらずお便りがいつも来ない来ないんですけれども
ポッドキャストを聞いてますとか毎回楽しみにしていますっていう声をかけてくださった先生が4人ぐらいいらっしゃいまして
これもまた意外だったんですけれども聞いてくださっている先生は聞いてくださっているんだなというふうに励まされましたね
と同時にやっぱりちょっと気を引き締め直して配信内容をもう少し質を上げていきたいなっていうふうに思いました
先生方からいただいた質問は大きく3つ先生AIの効果的な使い方とそれから教材研究に深さが出ないんだけれども深めるためにはどうしたらいいのかと
それから話し方っていうのはどう鍛えたらいいのかというこの3点が質問として出ました
これは宿題として持ち帰らせてもらって独立した配信テーマとして今後扱う予定にしています
ということで登壇っていうのは自分自身の学びの機会であると同時に参加者の方からエネルギーをもらう場でもあります
悩んだり苦しんだりしているのも自分だけではないというふうに思い逆に励まされて帰ってきたなっていうそんな研修会でした
研修交流会での学びと今後の展望
ということでこの回の後の夜の研修交流会というのも非常に盛り上がりましてさまざまな方といろんな話をしましたね
学校の話先生AIの話それからプライベートな話そして私の愚痴深い話さまざまな角度からいろんな人と雑多な話ができて私自身も新しいいろんなものの見方を得ることができました
特に今回は配信ネタを3つも持ち帰ることができたので順次エピソードとしていくっていうのがとても楽しみです
今日のこの研修会のお話が皆さんの実践の何らかのヒントになれば嬉しく思います
感想やメッセージは概要欄のメールフォームからお気軽にお寄せください
それでは今日の配信はここまでです聞いてくださりありがとうございましたまたお会いいたしましょう
15:44
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