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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園N1クラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超える飼い主さんとワンコさんに向き合ってきた経験から、コントロールよりコミュニケーションをテーマに、愛犬と心が通い合う関係づくりを手伝いしています。
さて、今日の配信。
あの日から15年が経ちました。
そう、東日本大震災3月11日の記憶を少しお話ししていきたいと思います。
また、このお話をすることによって、今、ペットさんと暮らしている方、
これからペットさんを迎えようと思っていらっしゃる方、そして周りにペットさんと一緒に暮らしている方がいらっしゃる方、
その方々にも、ぜひ災害時のペットについて、どうしたらいいのか、日頃の備えとしてどうしていったらいいのか、
そして対策として何が普段からできることがあるのか、そんなことを心に留めていただけたらいいなと思っています。
この番組では、お迎えからお見送りまで、愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、
それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
今回は、ハッシュタグ7番、犬のいろいろ。東日本大震災から15年。
あの日を振り返って、お話をしていこうと思います。
明日、3月12日木曜日午前9時10分より、インスタスタイフ同時ライブ。
今月は最初で最後のインスタスタイフ同時ライブになるかなと思っています。
もしかしたらギリギリだってね、他の曜日にやるかもしれないんですけれども。
明日の内容は、この東日本大震災から15年ということで、
当時の思い出と、それからもう一度日頃のペットの防災。
改めてお家の中からできること、そちらについてお話をしていこうと思います。
今回はその導入部として、2011年の3月11日、あの日。
そしてその後の後日ですね。何があったのか。
そこから何を学んだのか。それをお話ししていこうと思います。
以前から私の配信をよく聞いてくださっている方は、この話も何度かしたことがあると思うんですけれども、
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新しくつながらせていただいた方が、この1、2年もとても多くいらっしゃるので、
その方々にも届いたらいいなと思います。
2011年3月11日、あの日は金曜日でした。
私は当時は、同じN1クラブ、ワンコの秘密基地という店舗を2009年から行っておりましたので、3年目だったかなと思います。
その日も犬の幼稚園の生徒さんたち、そして当時はホテルを運営しておりましたので、ペットホテルのお泊まりワンちゃんたちが数頭いました。
と同時に新しいスタッフを入れようと思っていて、ちょうど専門学校からインターン生数名、3名だったかな、店舗に来ていたんですよね。
その子たちに実践の場で、私たちがどんなことをしているのか、そしてここでの場所でのお仕事、犬の幼稚園のお仕事やペットホテルのお仕事は実際どういうことをやっているのか、体験しながら研修をしてもらう、そんな矢先でした。
突然、大きな揺れが私たちを、犬たちを襲いました。
最初はいつもの地震かなと思って、ところがだんだん強くなる。横揺れが激しくなって立っていられないような、これはまずいということで、慌てて犬たちを全員外に避難させました。
当時は今よりも店舗が広くて、お庭も広かったので、そこに持ち運びのできるクレートを出して、小型犬はその中に全員入って、大型犬もそこに入ってもらって、
小型犬は中に入れたまま移動ができないので、お庭にクレートだけ出して、そこに入ってもらいました。そして当時預かっていたのは、お泊り犬の子たちも預かっていたので、お泊り犬の子たちももちろんお外に出しました。
ところがですね、ここで第一の関門が出てくるわけなんですね。それは何かというと、犬の幼稚園で日々トレーニングをしている子たちっていうのは、クレート、囲われた空間、持ち運びのできるプラスチック製の箱みたいなものなんですけれども、
こちらに入ることに慣れているので、ハウスと言ったらすぐに入ってくれます。そしてその中で安心できるんですよね。なんですけれども、お泊り犬の子たち3頭いたんですけれども、入ってくれませんでした。
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なぜかというと、お泊り犬の子たち当時はまだトレーニング制以外のただのペットホテルの利用ということでお預かりをする子たちいたので、クレートのトレーニングしたことがなかったんですよね。
ただでさえ人々がパニックになっている、足元が揺れて怖い、そんな不安定な状態で何かの中に閉じ込められる、今までしたことがないことを急にさせられるということは怖かったんでしょうね。仕方ないので、ワンちゃんたちの安全が確保できるようにリードをつけて、クレートには入ってくれなかったので、
庭のフェンスのところにリードをくくりつけて、研修生の子たちにそばについていてということを言って、私は2階に上がって、2階の物だったりとか、愛犬が2階で待機していたので、愛犬を迎えに行ったり、そんなことをしていました。
あの大きな瞬間の思い出というのは、スローモーションのように頭に残っています。その後も余震が何度も何度もその日は襲いました。
幸い、私の店舗では何かが壊れるですとか、大きく破損するとか、それから誰かが怪我をする、ワンちゃんたちが怪我をするということはありませんでした。
けれども、やっぱり犬たちは相当怖い思いをしたんだと思います。特にお泊まり犬の子たち、ブルブル震えている子や興奮してしまっている子、そんな子もいました。
一頭一頭の怪我がないか、パニックを起こしていないか、きちんとお水は飲めるか、落ち着くことができるか、食べることができるか、それを一頭一頭確認しました。
横浜の震度は5とか6とかだったと思いますが、私の店舗はすごい立派な建物というわけではなくて、プレハブの2階建てだったので、きちんとした建物よりはかなり揺れるんですよね。
そして揺れる前にミシミシミシミシというね、建物全体が揺れるために音がします。その音がね、やっぱり怖かったなって気分があります。犬たちも怖かったと思います。
その日は何度も余震が襲って、そのたびにミシミシミシという音が聞こえたのを今でも覚えています。
皆さんもそうだったと思うんですけれども、情報がすぐに入っていきませんでした。それほど未曾有の大災害だったんですよね。
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どうやら震源は東北の方らしい。あちらは大変なことになっているらしい。大きな津波で町ごとたくさんの人が飲み込まれたらしい。
そういったニュースが耳に飛び込んできたのはラジオからでした。私の店舗では音に鳴らす、人の声に鳴らすという意味もあって、常時、FM横浜、ローカルラジオ局FMをね、流し続けていたんですよね。
途切れなかったのはこのラジオ電波だけでした。ご自身も家族や友人やいろんなところへの不安も抱えながら、ラジオDJの方々が後退でずっと励まし続けてくださったことを今でも覚えています。
なかなか大変だったのはきっと震源地、そしてその後あんなに大きなことになると誰も思っていなかった福島の方々だと思うんですけれども、本当にあの地の皆様には頭が下がる思いですが、横浜は被害としてはそこまでなかったと思います。
ただ停電がちょっと続いて、私の店舗では夜の23時まで電気が回復しませんでした。
今日もそうですがまだ寒い日で、日中帯は関東の冬というかね、早春ということで日差しがあってまだ日差しのぬくもりを感じられていましたが、日が暮れてくるとやはり寒い。
お泊まりの子たち、そして一部の幼稚園生の子たちとは飼い主さんと連絡がつきませんでした。
それもあって非常に不安になったことを覚えています。
ただ私はその当時まだ独身で、家族も近くにおりましたので、これが小さなお子さんを連れているとか、子どもが通学中であるとか、そういった場合だったら私の心配度合いというのはまたかなり違ったんじゃないかなと思っています。
きっと飼い主さんたちは我が子同然のワンちゃんたち心配されてるだろうなと思って何度も何度も通信を試みたんですが、本当に電話もメールも繋がらなくて、LINEも繋がらなくて、一番繋がったのがツイッターでしたね。昔のツイッターです。
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繋がっている方はそこで繋ぎました。何とかお迎えに来ていただいたお客様には一頭一頭引き渡して、その時の揺れがあった時の状態の様子、その後のお水を飲んだか、ご飯を食べたか、排泄ができたか、様子はどうだったか、そういったことを飼い主さんにお伝えしてお引き渡ししました。
ただお泊りの子たち、そして一頭だけお迎えに来ることができない、そして連絡もつかないという都内までご出勤されていたお客様がいらっしゃいました。
この子たちがいる以上私はこの場を去ることができないと思ったので、ワンちゃんたちと一緒に泊り込みをしました。
当時ペットホテルのスペースは2階だったんですけれども、余震で2階に上がる階段がちょっとずれてしまっていたので、これはちょっと怖いから2階じゃなくて1階で寝ようということで、どうやって寝たのか今となっては覚えていないんですけれども、
2階にあった簡易ベッドを1階に下ろして来て、そして1階で犬たちと一緒に震えながら犬たちと夜を過ごしました。
23時になって電気が復旧したので、そこからはエアコンを暖房を入れたりすることができたので良かったんですが、やはり余震がその後数日は続いて、その度にまたあの大きな揺れがやってくるんじゃないかと思って怖くなったり、
あとは緊急地震速報ですね。あの音は本当に犬たちが怖がりました。
あの後、似たような大きな音がしたりとか、ちょっと強い風の音が木々をみしみしっと揺らしたりする音で、花瓶に反応して怖がってそわそわうろうろどこかに逃げてしまったり、人にくっついてくる、そんなちょっとした不安症状が現れるワンちゃんたちも多かったです。
飼い主さんたちの中には、一人でいつもはね、飼い主さんがお仕事に行かれるときはおるそばにできていたんだけれども、あれ以来すごく不安そうにしているので、仕事の間とかちょっと買い物に行く間、預かっててほしいということで、お預かりをしたワンちゃんもいました。
犬たちはきっと、人間よりもどうしてこの地震が起きるのかとか、そういったことがわからないからこそ不安だったと思います。
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一時的に分離不安が増えたり、分離不安というのは飼い主さんがいなくなることに対して不安になったりですとか、トイレの疎走が増えたり、吠えることが増えたり、おるそばができなくなったり、そういったワンちゃんというのがこのときに増えました。
それでもやはり日頃からトレーニングをしている子たちというのは、平常心に戻るのが早かったなと思いますし、
クレート、待機ですね、ここに入れば落ち着くことができるという練習を積み重ねているので、少し不安だったり怖かったら、自らクレートの中に入ってじっとしている、それで自分自身を落ち着けることができるということができていました。
これがですね、やはり私が東日本大震災で一番トレーニングの有用性、それを実感した出来事でもありました。
クレートトレーニング、狭く小さな場所でここにいれば大丈夫と犬自身が思えること、これが犬自身のお守りになること。
クレートの有用性というのは独トレーナーであれば、誰もが感じているところでもあると思うんですが、実際は使わないから、特に大型犬なんかは大きくて邪魔だから。
小犬の頃はなんとなく使っていたけれども、大きくなって問題がなくなると使わなくなってしまってしまったり、捨ててしまったり、そういった方も多いです。
ただ私はこの震災を間近で身をもって体験することで、このクレートというものが人間の都合だけではなくて、犬たち自身の精神的、そして肉体的な安全のために非常に役立つものであるということを改めて感じたんですよね。
それはまた飼い主さん自身も感じてくださったことで、ペットカメラなんかを設置して日中お留守番をさせている方が数名ね、やはり余震が続いた中で、ペットカメラで見ていると自分で怖い時にはクレートに入って休んでいました。
ということを私に伝えてくださる方もいらっしゃいました。先生本当にクレートのトレーニングって大切なんですねって、しておいてよかったですって言ってくださっている方もいらっしゃいましたし、その有用性に気づかれた方がクレートのトレーニングしてほしいです、したいですということで、その後トレーニングにいらっしゃった方も数名いらっしゃいました。
この東日本大震災の教訓からですね、ペットのための災害マニュアルですとか、そういったことというのが整備されるようになってきました。環境省主導でね。
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その中にも日頃からのトレーニングの大切さというのは謳われています。ペットの日頃からの災害対策の一つとして国を挙げて推奨しているものの一つが、このクレートトレーニング。
クレートトレーニングというのは、先ほども申し上げた通り、狭い囲われた空間の中で落ち着いていることができる、その場所でリラックスすることができる、というトレーニングです。犬をどこか小さな場所に閉じ込めておくということではありません。
あんちゃん自身が、そして猫ちゃん自身がね、その場所に入って安らぐことができる、リラックスすることができる、自分は安心・安全であると思える。これが真のクレートトレーニングになります。
今回は長くなりましたので、私が3月11日、15年前のこの日に一番感じたトレーニングの有効性と、その日に何があったのか、動物関連施設、犬の施設を運営する側から体験したことをお話しいたしました。
明日はインスタ・スタイフ同時ライブということで、その後日、この後がまたちょっと大変だったんですよね。
そのことについてと、そしてこの後8月ですね、2011年の8月に私は被災圏のボランティア、東日本大震災で家族や行き場を失ったペットさんたちが収容されている施設へ、東北宮城県にボランティアに行きました。
その時に感じたことや、その場所での体験をお話しできたらなと思います。
長くなってしまいましたが、最後まで聞いてくださってありがとうございました。