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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生です。
本日は、週に1回の、ハッシュタグスタエフ図書館📕✨
こちらは、館長エリカさん、副館長タカニャンさんでお送りする
自分の好きな書籍を紹介する、ハッシュタグ企画になっております。
皆さんもぜひ、ご自身の好きな作品、ご紹介してはいかがでしょうか。
今回で、書籍の紹介も6回目となりました。
前回、前々回と、ファンタジー作品が続いています。
前々回が、大野冬美著12国記シリーズ
そして前回が、植橋直子著森人シリーズ
こちらね、日本ファンタジー界には、
二大巨頭と言ってもいいんじゃないかな、と思うぐらい秀逸な作品で
それぞれね、前15冊、そして前13冊と、長編作品ではあるんですけれども
全てが繋がっている物語ではないんですよね。
どこから読んでも楽しめると思うんですが、今回は
やはり、日本ファンタジー作品といえば、この方を忘れてはいけないということで
ご紹介させていただきます。
作品は、小木原範子著 空色まがたま
そうですね、言わずと知れた、まがたまシリーズ3部作の第1巻目となります。
ヒューヒューパチパチパチ
はい、すいません、思わず盛り上がってしまいました。
こちらもですね、児童文学作品のところに、図書館だとあると思うんですけれども
ジャンルというとですね、ライトノベルにもなっているところです。
いろんな出版社がですね、いろんなバージョンで文庫だったり、ハードカバーだったりで出されています。
こちらはですね、まがたま3部作と言われるように
空色まがたま、白鳥遺伝、薄紅天女というね、3部作で物語が完結する作品なんですけれども
ぜひ、第1作目の空色まがたまから手に取っていただきたいなと思います。
こちらが前々回とご紹介させていただいたファンタジー物語と違うところが大きくあります。
というのも、こちらはですね、日本の神話、古事記に基づいたストーリーになっているんですよね。
そのため、日本の神様をモチーフとした登場人物が、この空色まがたま、白鳥遺伝、薄紅天女、特に空色まがたまに関してはよく出てきます。
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ですので、古事記に慣れ親しんでいる方であればきっとですね、日本の神話に慣れ親しんでいる方であればきっと
この主人公って、この登場人物って、もしかしてあの神様をオマージュしているのかなとかね、そんな風に楽しむこともできます。
なんといっても、この作品の素晴らしいところは、日本語の美しさ、日本の美しさ、そんな日本人でよかったと思うようなですね、美しい、わかりやすい、情景の浮かぶような言葉遣いがなされているところです。
私は小学生の時に初めてこのまがたま三部作を読んだんですけれども、中学校、高校、大学、どの時代でもこの本を1ページめくると、古き良き日本の美しい世界というのが目の前に広がるんですよね。
子供から大人まで楽しめる、そしてその年代によって染み込んでくる言葉の表現だったり、見えてくる風景だったりが違う物語って、本当に名作中の名作だと私は思います。
この作品ね、うちの子供たちにも読ませたいなと思う素晴らしい作品なので、よかったらね、前々回紹介させていただいた全15冊、13冊だとちょっと重いなという方は、ぜひですね、このまがたま三部作。
そしてね、そらゆろまがたまに至っては1冊になっていますので、よかったらね、こちらからトライされてみてはいかがでしょうか。
ということで今回は、小木原のりこ著、そらゆろまがたま。まがたま三部作より第1巻目をご紹介させていただきました。
それではまた来週、違う書籍のご紹介でお会いしましょう。