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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
犬と人の架け橋でありたい私が、犬に関する様々なお話、大好きな旅の話、子供たちの話などを、マイペースにお届けしています。
さて今回は、ちょっとショッキングなタイトルを付けさせていただきました。
こちらは先週お話しした、「旦那と犬のトレーニングがうまくいかないのは○○のせい?」という配信の対配信となります。
まだ聞いていないよという方は是非、そちらの配信も聞いてみてくださいね。概要欄にURLを記載しておきます。
前回の配信も感情と行動についてお話をしましたが、今回は似たようなテーマになりますが、違う方向からお話をしていきたいと思います。
さてみなさん、タイトルにある、「わがままな犬と初デートで脱がそうとしてくる男の共通点は何だと思いますか?」
それでは答えに行ってみたいと思います。
それは、境界線を踏み越えてこようとグイグイトライしてくるという点で共通点があるのではないかなと私は感じます。
そしてこの場合、飼い主さんはデート相手にも共通点がありますけれども、
好きだから、かわいいから、嫌われたくないから、ついつい相手の言うことを要求を飲んでしまう。
そんなパターンがわがままな犬と要求強め男子に多いのではないかなと思います。
もちろん、一度ダメとしっかり伝えただけでわかってくれる相手もいれば、
そもそも要求がとても穏やかであったりとか、最初から段階を踏んで、
これはいいかな、このぐらいならいいかな、触ってもいいかな、チューしてもいいかな、
このぐらいで今日はここまででやめとこうかなという感じで引き下がってくれる方もいらっしゃると思います。
それは段階はどこまでというのは、皆さん心の中でご想像が初デートでどこまでいるのかというのは、
男性だったら初デートでどこまで行けるところまで行くのか、
それとも段階を踏もう、自分で自制心をかけるのか、
それは皆さんの心の内に聞いていただきたいと思うんですけれども、
ここではあくまでも犬の話をしていきたいと思いますよ。
犬にしても人にしても共通する大切な点というのは、
境界線を相手に知ってもらうこと。
私はこれは他者と関わる以上、相手の境界線がどこにあるかを知ること、
それを守ること、そして自分の境界線を相手に知ってもらうこと、
そして自分がそれを守ることは大切だと思っています。
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この境界線が曖昧になることで、犬と人との関係性にトラブルが生まれますよということは、
先月のオンラインセミナーのテーマでもありましたが、
これは実に人間関係の間でも発生することだなと思います。
その一つの典型的な例として、
初対面で脱がそうとしてくる男という、
割とツリタジトルっぽいテーマをつけてしまいましたが、
他者とのコミュニケーションというものは、
一方的な要求というだけでは、良い関係は成立しないものですよね。
そして、受け入れる方、要求をぶつけられる方も、
相手のことが好きだから、嫌われたくないから、
もっと好かれたいからという理由で、
超えたくない一線、
自分の中である超えてはいけない一線や、超えたくない一線というもの、
つまり境界線をフラフラ動かしてしまうということは、
相手にとって本当に良いことであると私は思いません。
犬との関係で言えば、
私は子犬の甘噛みや、ある状況下での犬の要求防衛が、
これにバッチリ適応すると思っています。
これは、一緒に暮らす人間が、
これ以上は絶対許さないよという境界線を引かないということで、
犬自身が、あ、うちの飼い主さんはもうちょっと噛んでも大丈夫とか、
もっと吠えたら要求が通るはずという、
逆に諦めない心を育てることになってしまいがちなんですよね。
人間で言えば、初デートで脱がそうとしてくる男のほかに、
スーパーに行くたびにお菓子を買ってほしいとねだる子どもも一緒かなと思います。
たとえここで、これはダメということを断固として伝えたところで、
根本的な信頼関係がお互いにできていれば、
相手は自分のことを嫌いになったりしないはずですよね。
それは皆さん自身もご理解いただけるのではないでしょうか。
もし、もっと自分を好きになってほしい、
自分のことを嫌いにならないでほしいという気持ちから、
境界線を相手の要求に応じて変えることが頻繁なのであれば、
相手は自分の要求が通らなかったとき、
より強引に自分の要求を通そうとしてくる。
これが高まっていくと、どんどんこの二人、
この二者はフェアな関係性と言えなくなっていってしまうんですよね。
それでは対犬の場合、
犬の要求が飼い主さんの境界線のところまで来てしまった場合、
犬の要求をこれ以上は聞けないということを、
どうやって分かってもらったらいいんでしょうか。
あなたもこれ以上の要求は聞けないけれど、
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こっちなら私は喜んで乗るよという大概提案をすることで、
状況はかなり好転することが多いです。
例えば、犬と一緒に遊ぶシーン。
私の腕に歯が当たったら即座に私はあなたのそばからいなくなるけど、
おもちゃに歯を立てる分ならいくらでも一緒に遊んであげるよ。
そういうように、小犬の甘噛みには、
これはダメ、こっちはOKとメリハリをはっきりつけてあげるんです。
そのメリハリ、許されることと許されないことの境界線をはっきり決めて、
さああなたはどっちを取る?と提示することで、
犬は自分の要求を通すための適切な手段を知ることができるわけです。
初デートで言ったら、
あなたの家、あなたの部屋には絶対入らないけれど、
あと2時間手をつないで一緒にお散歩するのは、
私は喜んであなたについていきますよ。
というような感じでしょうか。
ちょっと遥か昔のことすぎて何も覚えてないんですけど。
みなさんは初デートどんなでしたか?
さて人間では、もっとですね、自体は複雑になっていきますが、
基本的には相手に対して境界線をきちんと設ける。
相手の境界線を尊重する。
自分が相手の境界線ちょっと踏み込んでしまうとか、
踏み込みたいなという時には、相手の境界線を尊重した上で段階を踏み、
合意を取りながら少しずつ踏み込んでいくということが必要だと思います。
これ、男女関係なんかにするとよくわかるんじゃないかなと思いますけどね。
自分の大切にしている境界線、その境界線を踏み越えて、
土足でズカズカと踏み越えてくるようなやからは、
それが犬であろうと人であろうと、
長くいい関係でお付き合いをし続けるということは、
難しいんじゃないかなと私自身は判断をしています。
もっとも犬たちの方が、こちらの境界線を理解し尊重してくれる傾向が
容易であると感じているのは私だけではないと思いますけどね。
さて、人間関係においては、皆さんはいかがでしょうか。
他者の境界線を尊重していますか?
他者に自分の境界線をきちんと提示していますか?
もし相手がズカズカと自分の境界線を犯してこようとするのであれば、
知らないうちにそれを許している自分もいるかもしれません。
犬に置き換えてみると、要求防衛が非常に多い愛犬さんに関しては、
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このこと、実はとても多いので見直してみてくださいね。
そして、吠えに関しては、
犬の吠えを本気で考える4回コースセミナーを、
今月から月に1回ずつ行っています。
初回は3月25日、今週月曜日に終了しましたが、
次回は4月22日月曜日、19時45分から21時となります。
テーマは、「吠えにくい犬に育てる秘訣とは?」となっています。
犬の吠えに興味のある方、お悩みの方は、どうぞご参加お待ちしております。
明日から私は旅行に出かけますので、
旅行先から少しライブとか収録ができたらいいなと思うんですけれども、
お休みをさせていただくかもしれません。
どこに行くかは、その時のお楽しみということにしたいと思います。
それでは、最後まで聞いていただいてありがとうございました。