シマ蔵との出会い
シマ蔵という猫と暮らし始めて半年以上になりました。
うちの子たちをみとった後は、もう動物を飼うつもりはなかったんですけど、
一人暮らしの老人が置き去りにした猫を引き取ることになりました。
シマ蔵という名前じゃなかったんですけど、あまりにも前の飼い主を思い起こさせる名前だったので、
この子には罪はないんですが改名しました。 結構じいさんなはずなんですけど、
元気でいてくれるので助かってます。 だいぶ慣れ慣れしくなってきて、後追いしてきたり、
すり寄ってきたりはするんですけど、 家族という感じはやっぱりしないですね。
お互い様ということで、それはいいんですけど。 なんとなく心の距離が、あまりかわいがられて飼われていた猫ではないようで、
この子と関わり始めたのは2年ぐらい前、
置き去りになった家にご飯を置きに行ったり、トイレの掃除とかそういうことで通ってはいたんですけど、
最初(から半年以上)は、警戒して押入れからずっと出てこず、押入れを覗けば暗闇からシャーって言うという、
本当に家で飼われてた猫かっていうような子だったので、 どこか人に気を許せないのは仕方ないんですけど、
うちの子がすごく気を許してくれるタイプだったので、なんとなくつまんないです、正直。
でも不満はないです。猫は猫としてかわいらしいので。 最近、私が話しだしたり
声を出すとニャーニャー邪魔してくるので今日も鳴くのかなと思いましたが、
黙って傍らにいます。 猫吸いという言葉が
何年か前から流行ってまして、 そのずっと前から猫なんて吸うものだと思って、
猫の毛皮に顔をうずめて息を吸うという、そういうことはしていたんですけど、
やっぱり家族じゃないと、それをしたいと、まだシマ蔵に思ったことはそういえばなかったなぁなんて、
最近思ったりしています。 できるだけ元気で長生きしていてほしいなと思っています。
