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2019-12-25 16:44

ながらcast016 M-1「ぺこば」の登場は漫才に革命を起こすかも?

今回は、M-1ファイナルに進出した「ぺこぱ」の感想を。音声、少し弱めです。ゴメンナサイ。
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今日は、先日見たM-1の話で、ペコパという、僕も初めて見る漫才史について、大変面白かったので、そのことについて話したいと思います。
ペコパは男性2人組のコンビで、ボケと突っ込みのパターンなんですが、この突っ込み役が突っ込まないという、今までにない新しいスタイル、これは大変斬新で面白かったんですね。
例えばなんですけども、タクシーの運転手をやりたいんで、お客さんやってください。お客さんがボケ役なんです。あ、違う、突っ込み役なんですけども。
ヘイタクシーなんて言ったとこに、ボケ役がタクシーをブーンって運転してきて、ドーンってぶつかっちゃうんですよね。
通常だったら突っ込み役は、どこ見てんねんみたいな突っ込みをしていくんですが、ペコパの場合は、ドーンってぶつかった後、どこ見て運転してんねんって言ってる時点で無事なんだから、良かった。無事で良かった。
みたいな感じで、前半突っ込むように畳み掛けながら、後半急にガラッと色を変えて、むしろ突っ込まない方に持っていくんですね。
で、もう一回またやりましょう。時間を戻そう、時を戻そうって言うんですけど彼らは。またブーンってやってきて、またドーンってぶつかって、なんで2回もぶつかるんだーっていう時点で、もしかしたら悪いのは俺が車道にいたからなんじゃないかみたいなことを言って、突っ込まないんですね。
こういう、前半突っ込みそうに見せかけて突っ込まないっていうのが彼らのスタイルなんです。
これが非常に、最初はなんだかなと思って見てたんですが、だんだんとその世界に引き込まれていってですね、かなり面白い、楽しませてもらったんですね。
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これはですね、かなりチャレンジングなスタイルで、今までのボケと突っ込みっていう形を根底から揺るがす可能性があると思います。
つまり、前半の突っ込みっていうのは典型的な、よくある漫才の突っ込みなんですが、それを問い直すっていうことをしてるんですね。
それは自分を変えりみる時勢であったり、あるいは別の視点、凝り固まった常識みたいな概念からの突っ込み、そういう視点で見ることに対してもっと広い視点とか、
違う目線で見た時に広がる世界っていうものを提示してるんですね。
となった場合に何が起こるかというと、これまでの突っ込みが問われる。
逆に言うと、今まで通りの突っ込みに対して常にペコパは疑問を投げかけているっていうことになるんじゃないか。
なので来年、2020年、ペコパがブレイクしていくと、ある意味、突っ込みキラーというジャンルを確立することになり、
ペコパの突っ込みへの突っ込みが観客には聞こえてきてしまうという現象が起こるかもしれないですね。
漫才の突っ込みに見ている人たちがさらに突っ込んでいく。
となると、従来のボケ突っ込みのスタイルというのが安納としてられない。
そんな凝り固まった視線でいいのか、肯定観念の世界で突っ込んでていいのかということになりかねない。
となると、これ極端だけど、ペコパ以前とペコパ以後に漫才というのはガラッと変わる可能性も秘めていると私は思っています。
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予選の方で1回見て、その後ファイナル3組の中の1組目としてまたやったんですけども、
2回目はちょっと私も冷静に、かつ面白く見てたんですが、いろんな人のスタイルが感じられました。
例えば、織田寺の中田さんの語り口。
例えば、ジジイがジジイに席を譲る時代がもうそこまで来てるみたいな、来てるかもしれないみたいな語り口だったり、
あるいは、広志の自制的な突っ込みなども感じられましたね。
もしかすると、そういういろんな人のいいところを取り入れてのこのスタイルかもしれないなというふうに思いました。
その紹介の中でもいろんなことをやって、そして今はこのスタイルになったということを言っていたので、
かなり試行錯誤、模索しながらここまで来たということは、ある意味すごく勉強熱心で、貪欲なんじゃないかなって思います。
突っ込まない突っ込み役の人は、化粧なんかしてかなりカッコつけてる系のキャラだったんですよね。
かなり振りも大きくて、キメキメみたいな感じのポーズを取りまくっているんですが、僕もそんなにお笑い詳しくないんですけど、ここまでやりきる人も珍しいですよね。
僕的には面白かったのは、やっぱり自分がまだ迷っているとか、まだスタイルが確立していないとか、
そういう自虐突っ込み、自分で自分に突っ込んでいくみたいなあたりが面白かったですね。
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今日はペコパの話をしているんですけど、一緒に見てたんですね、妻が。
すごく妻は気に入って、かなりお気に入りになったみたいです。
言ってたのは、女子にウケるんじゃないかって言ってましたね。
誰かをバカにしたりとか、つっこみもそうなんですけど、そういう力関係とか、いじめというとちょっと極端なんですけど、
一方的にガンガン言ったりとか、そういうものがない、突っ込まないことによってそういったものが出てこないっていうのが、女性にウケるかもしれないっていうふうに言ってました。
なかなか鋭い考察だと思います。
何度か言ったんですが、自分を変えみることが多いんですよね。
自制的である、視点を切り替えたりするっていう発想も含めてなんですけども、
どちらかというと、常識的な見方とか、普通こうでしょみたいな前提をひっくり返したり、見つめ直したりするっていうことができるのが、ペコッパの面白いところだと思います。
今後どうなっていくのか、このスタイルでしばらく突き進んでくれたらいいなと思います。
エンディングです。
今日はM-1のファイナルに進出したペコッパについて話しました。
いわゆるボケと突っ込みっていうスタイルではない漫才っていうのも、実際にはいろいろあると思いますし、面白いのもあると思うんですけども、
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ペコッパの場合は、一応ボケと突っ込みっていう形式そのものは使っているわけですね。
ただその突っ込みのスタイルが既存の突っ込みとは違う形になっているっていうところが、面白いところだと思うし、
今あるボケと突っ込みを問い直す形になるかもしれないと思って、これからも注目していきたいと思います。
では、あびだせん。
今のランドルフさんの本に関連してですね、もしくは大ランドルフ展に関連してですけども、できたら面白いなと思っているのは、
今ですね、ランドルフさんが日本に行った時のことを調べていらっしゃる研究者がいるんですね。
先日その方に呼ばれて話をちょっとしてきたんですけども、
日本に1960年代から70年代、頭にかけてご夫婦で住んでいらっしゃったんですが、
その時の記録っていうのはあまり残ってないんですね。
そこをちょっと調べてみようっていう方がいらっしゃるので、その成果が出てきたら、
そういったものも一緒に発表、返事、もしくは本に付録として、付録というか追加文として入れられたらかなり面白いなと思っています。
あとランドルフ100連載に関して言うと、彼が日本にいた頃に作った積み木の試作品がありまして、
写真でしか僕も見たことがないんですけども、かなり斬新なアイデアの積み木なんですけどね。
もしそれが面白いのであれば、この機会に復刻というか、まだ商品化されてないんでね、発表できたら面白いななんて思っています。
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そんな感じでですね、アレックスランドルフに関連して何かお祝いを、100周年をお祝いしたいっていう気持ちで、
いるので、2022年でも来年、再来年か、結構すぐなので、ぼちぼち準備を始めなきゃいけない。
ただこれをですね、一人でやるのはあまりにも大変なので、賛同する方を探しながら進めていくしかないのかな。
とりあえずね、今私はいろんな人に声をかけようかなとは思っているので、2020年はその取っ掛かりをとにかく作って、動き出せるような形にしたいと思っています。
これは完全に僕の趣味に近い話なんでね、ある意味一番やりたいことでもあります。
どんな風になるのか楽しみでもあります。
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