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今回は、AIと人間の主体性ということについてお話ししたいと思います。
というのも、最近非常に興味深いXの投稿を見つけたんですよね。
K.Ishiiさんっていうアカウントの方で、これK.Ishiiさんでいいと思うんですけど、そういうアカウントの方が投稿されていたもので、
この方のことは私は詳しくはよく知らなかったんですけど、たまたま流れてきたので読んだんですけれども、
クロードを開発しているアンソロピック社の論文をわかりやすく日本語にまとめてくださっているというようなポストの内容でした。
その投稿、本当にぜひ元の投稿を読んでいただきたいので、その投稿へのリンクというのはこのポッドキャストの説明欄に貼っておきますので、
興味がある方はぜひ読んでみてください。
その投稿の内容をここで簡単にご紹介すると、アンソロピック社は150万件のクロードとの会話を分析して、
人がAIの前で主体性を放棄する無力化という危険な兆候を報告したという内容なんですね。
ちょっとわかりづらいかと思うんですけれども、具体的には人がAIを上位の存在とみなして、
自ら判断をAIに委ねて言われるがまま従う傾向が増加していると、そういうことのようです。
中にはクロードをマスターと、主人のような形で4部というユーザーもいるらしいんですよね。
特に印象的だったのが恋愛メッセージの代筆の事例というのが挙げられていまして、
どういうことかというと、あるユーザーの方がAIと50回から100回以上やり取りをして、
恋愛相手に送るメッセージをAIに作らせていたということだそうです。
しかもそれは文面だけじゃなくて、絵文字の使い方とか送るタイミングですね。
3、4時間待ってから送ってとか、18時に送ってとか、そういった細かい指示まで全部どうしたらいいかAIにその方が聞いていたそうなんですね。
そしてAIが作ったテキストをほとんどそのまま送って、返事が来たらすぐにAIに対して、
こんな返事が来たけど何て返せばいいってまた聞きに戻ってくると。
なのでそのユーザーの方は自分自身でコミュニケーションを取ろうとせずにですね、
全てやり取りをAIに委ねていたということなんですね。
ここが厄介なところなんですが、こういった主体性喪失のリスクの高い会話ほど、
その瞬間のユーザー満足度は高いということらしいんですよね。
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つまりAIがこうすれば大丈夫っていう風に言ってくれるとユーザーは安心できると、
心地よい答えを返してくれるからまたやっぱりAIに頼りたくなると。
そうやって少しずつ自分の意思をAIに差し出していってしまうという状況があるそうです。
このXの投稿で一番印象に残ったのが最後の一文でして、
多分AIが人間を支配するっていうのは間違いだと。
AIが単に応じているだけでその実態は人が自ら支配されに行っているのだという一文でそのポストを締められているんですけれども。
なのでそれがイヴァンとすることは多分こういうことかなと思うのが、
かなり昔の映画ですけどターミネーターという映画がありましたけれども、
その世界のように機械が人間を支配するっていう世界が将来訪れるのではなくて、
人間の方がAIに対して自ら無力であるという意思を表明して自分からですよ。
思考をAIに差し出して自分から支配されに行っていると、
AIが絶対死ぬような感じですね。
っていうような状況が始まりつつあっていうのがアンソロピック社のリサーチから分かってきたということだそうです。
これは非常に興味深い視点だなと思ってすぐそのポストをブックマークしたんですけれども、
こんな状況の中で私たちはどうすればいいのかっていうのを考えました。
私もちょっとなんかいろいろ考えてみたんですよね。
現実として私も今様々なことをAIに質問して回答を得るようにしています。
もう本当にAIの使う頻度は増えましたね。
1年前と比べて劇的に増えたと思います。
例えば数学で言えば1たす1が2であるとか、
プログラミングのエラーがどういうところがコードがエラーが出ているとか、
そういった確実に答えのある問題っていうのはAIに聞けばいいと思うんですよね。
やっぱりこれは本当にAIは正確に返してくれますから、
誰にとっても正解は同じものですよね。
ですけど世の中には答えのない問題の方が多い。
むしろそれだらけですよね。
キャリア、人間の人のキャリアの選択ですとか、
人間関係の悩みは大きいですよね。
あと人生の方向性どうしていくかみたいなこと。
こういった問題には客観的な正解はないですよね。
そこに進んでみてからしか分からない。
進む前に確実に答え、正解不正解を言うことは不可能だと思うんですよね。
そういうことをAIに質問して、
対話を重ねていろんな可能性を考えていくっていうのは
とても有益だと私も思います。
情報整理したり視点を広げたりするのにすごく役立つと思います。
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ですがその後の行動まで完全にどうするかを
全てAIに委ねるっていうのが本当に正しいのかどうか
っていうのは常に疑いを持つ必要があるというふうに思っています。
私が考えているのは、例えばAIが
Aの道は良くないよ、Bの道がいいよっていうふうに言ったときに
それでもAを選ぶ勇気を持てるかどうか
っていうことかなと思っています。
例えば先ほどの恋愛のメッセージの例がすごく面白いので
そこをもう少し考えてみると
恋愛とか結婚っていうのは人間の本能に関わるような
深い人間関係ですよね。
そういった決断まで本当にAIに委ねていいのかなっていうふうに思うんですよね。
もしAIにですね、その相手との結婚はやめた方がいいよと言われたとして
じゃあ結婚しないという選択を取るのか
私はそれはちょっと違うんじゃないかなと思うんですよね。
仮にその恋愛や結婚が失敗だったと
後になってわかることですけれども
それが失敗だったとしても
自分が信じてそれを決めた、当時決めたんだったら
最終的にその行動を自分で責任が取れるというふうに思うんですよね。
あのときAIがこう言ったから
っていう後悔を後からするのは
それが一番辛いんじゃないかなというふうに思うんですよね。
私自身も人生でたくさんのことを山ほど失敗してきて
後悔も反省も山ほどありますけれども
でもじゃあ全部AIに聞いてできる限り
失敗を避ける人生が本当にいいのかというと
それも違うんじゃないかなと思うんですよね。
もちろん人生を本当に左右するような
本当に致命的な失敗っていうのはあると思うんですけど
それは絶対避けるべきだと思います。
もう取り返しがつかない失敗ですね。
そういう致命的な失敗は
アドバイスをもらいながら避けていくべきだと思いますけれども
小さな失敗から学べることってやっぱりたくさんあると思うんですよね。
だからこそ分からないけどやってみる
っていうこともやっぱり必要なんだと思うんですよね。
AIに行けばそれはやめた方がいいんじゃないかと
言われるかもしれないですけど
自分でやってみて失敗して
そこから何か学んでいくみたいな経験が
人間を成長させる部分もあるんじゃないかなと思ってます。
今回はアンソロピック社が
AIとの会話を分析して発見した無力化
という現象についてお話ししました。
誤解のないようにお伝えしていくと
やっぱりAIを使うなということではないんですよね。
むしろ私自身もかなり使っている方
AIをたくさん使っている方だと思ってますし
これからももっともっと効率的な使い方や
新しい使い方っていうのは探し続けていきたいと思ってます。
ただAIはあくまで情報整理したり
視点を広げたりするためのツールであって
最終的な判断そして決断は自分でする。
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その意識を持ち続けることっていうのが大切なんだと思ってます。
もしあなたがAIに何かを相談したときに
その答えに違和感、もう少しでも違和感を覚えたんであれば
立ち止まってもう一度自分の頭で考えてみて
時としてはですね、AIが否定する道を選ぶ勇気ですね。
っていうのもこれからの時代には必要になってくるんじゃないかなと思ってます。