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愛犬と歩む未来:飼い主の「一歩先」が認知症予防にも? S5最終回
2026-10-23 19:34

愛犬と歩む未来:飼い主の「一歩先」が認知症予防にも? S5最終回

K9 Harmony(ケーナインハーモニー)ドッグトレーナーの平田淳です。

この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意な私が、「犬目線」で犬との向き合い方を考えるポッドキャストです。


📖 テーマ紹介

今回の「犬からの伝言」は、シーズン5の最終回です。今シーズン通してお伝えしてきたのは、「愛犬を変えようとせず、飼い主が関わり方を少し変える」「飼い主が先に一歩動く」ということでした。最終回では、東京都大田区で行われた衝撃的な研究結果をご紹介します。犬を飼っている高齢者は、飼っていない人に比べて、介護が必要なほどの認知症になる割合がおよそ半分だったというのです。愛犬のための一歩が、飼い主さん自身の健康や生活を支える可能性について、科学的視点から深く掘り下げます。お散歩がもたらす運動効果や社会的なつながり、そして愛犬にとっての「犬らしい時間」の重要性。このエピソードを通じて、愛犬との日々の暮らしが、いかに私たち飼い主自身の未来をも豊かにするのかを再認識していただければ幸いです。


🏠 お家でできるチェックポイント

✅ 帰ったら荷物より先に愛犬に向き合う

✅ 首輪に鑑札と注射済票がついているか確かめる

✅ いつもの方に先に挨拶をする

✅ お住まいの町の名前とペット同行避難で検索する


🐶K9 Harmony -Paws & People Cultural Lab.-

東京都板橋区を中心の出張型ドッグトレーニング

動物行動学 × フランス式

アナタの愛犬の個性が輝く! ⁠

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#犬からの伝言

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サマリー

シーズン5最終回では、大田区で65~84歳の住民を約7年半追跡した研究を紹介し、現在犬を飼っている人は、飼ったことがない人より介護が必要な認知症になる割合がおよそ半分だったと説明します。散歩による運動や人との交流が関係する可能性がある一方、犬を飼えば認知症を防げると証明した研究ではなく、飼育継続やコロナ禍などの限界も語られます。犬を迎えることを急がず、地域で犬と歩く取り組みも含めて考えるべきだと述べます。飼い主にとって健康とつながりの時間である散歩は、犬にとって匂いを探すなど犬らしく過ごす時間でもあり、飼い主が先に一歩動くというシーズンのテーマに結びつけます。最後に、帰宅後すぐ犬に向き合う、首輪の表示を確認する、ペット同行避難を調べるなど、今週一つ実践するよう呼びかけ、K9ハーモニーの訪問型トレーニングと性質診断を紹介します。

犬の飼育と認知症研究
ポッドキャスト番組犬からの伝言です。 今回でシーズン5は最終回になります。この数ヶ月毎週聞いてくださった方、途中から聞いてくださった方、また今日たまたま初めて聞いてくださった方も本当に
ありがとうございます。
改めまして、K9ハーモニードッグトレーナーのひらたじゅんです。
いきなりですが、今日はこんな話からしていこうかと思うんですけれども。
犬を飼っている高齢の方は、犬を飼ったことがない方と比べて介護が必要になるほどの認知症になる割合がおよそ半分だったというニュースを皆様見ましたでしょうか。
この夏東京都の大田区で1万人以上の方を7年半にわたって追いかけた研究がこういう結果を発表しました。
毎朝雨の日もちょっと面倒な日も愛犬に誘われてお散歩に出ますよね。その毎日がもしかすると飼い主さんご自身の暮らしも支えているのかもしれない。
今日はシーズン5の最終回としてそんなお話をしたいと思います。
実は今シーズンシーズン5も通してきたテーマというのがありました。
それは愛犬を飼えようとするのではなくて飼い主さんの方が関わり方を少し変えてみてはいかがでしょうかというご提案でした。
最初の3回は飼い主さんご自身のお手紙から話したお話。
つい強い声を出してしまった後の罪悪感だったりとか、SNSでよその犬と比べてしまうお気持ちであったりとか、あとは本を読んでも消えないまだ足りないという気持ち。
4回目で法律のお話をして5回目からは家の外に出てみました。
マンションでの吠えとご近所付き合い、お散歩のすれ違い、お便りの回答だったりとか、ちょっと毛色の違うもので言うと愛犬の幸せを図る5つの自由というお話もしていったと思います。
そして前回前々回と2回連続で防災のお話をさせていただきました。
こうやって並べてみると毎回最後にお伝えしていた今日からできることに何度も出てくる言葉があったんですけれども、その何度も出てくる言葉というのが先にです。
帰ったら荷物を置くより先に愛犬に向き合ってあげてください。
苦情が来る前にご近所さんに先回りして一声かけておきましょう。
すれ違うときは飼い主が半歩先に歩き出しましょう。
相手を待たずに自分から先に挨拶をしちゃいましょう。
何かが起きる前に先にお住まいの近くの避難所の条件を調べておきましょう。
飼い主さんが先に一歩動く。
シーズン5はずっとこの先にというお話をしてきたのかなと思っています。
研究結果の背景と限界
振り返りはこのぐらいにして冒頭の研究のお話に戻りたいと思うんですけれども、研究をしたのは国立環境研究所と東京都健康長寿医療センター研究所などの研究チームです。
2016年の6月に大田区に住む65歳から84歳の方15,500人にアンケートを送ったそうです。
帰ってきたのは11,925人程度。
そのうち11,224人をおよそ7年半追いかけたそうです。
平均の年齢は74歳ぐらいで半分ぐらいが女性だったそうです。
アンケートでは犬を飼っているか以前飼っていたか飼ったことがないかこの3つを聞いています。
犬を飼っている方は963人で全体の1割弱でした。
そしてその後7年半の間に介護が必要になるほどの認知症になったかどうかを介護保険の認定の記録で調べています。
結果は今犬を飼っている方は飼ったことがない方と比べて介護が必要になるほどの認知症になる割合がおよそ半分でした。
ここで気になるのは元々元気な人が犬を飼っているだけじゃないのっていうことですよね。
研究所チームももちろんそこを気にしていて、運動の習慣、ご近所との付き合い、
外に出かける頻度、人との交流が少ない孤立の状態、気持ちの落ち込みなどたくさんの条件を揃えるための統計方法を2種類使ったそうです。
その上で出てきたのがこの結果ということだそうです。
実はこの研究チームは以前にもおよそ4年追いかけた研究で犬を飼うことが介護に必要になるほどの認知症を防ぐ方向に働いていたという結果を出しています。
今回はそれを約2倍の7年半に伸ばしてもう一度確かめたという形になります。
一方で以前に犬を飼っていた方でははっきりした差は見られませんでした。
差が出たのは今飼っている方と飼っていない方です。
散歩が人と犬にもたらすもの
ではなぜ今飼っている方なのか。
研究チームが考えている理由の一つがお散歩です。
犬のお散歩は宙くらいの強さの運動になります。
犬とお散歩をする飼い主さんはそうでない方と比べて宙くらい以上の運動を満たせる人が2.5倍多いという別の研究も紹介されています。
それとお散歩をすると人に関わる機会も増えます。
9回目のご近所付き合いの回で犬は人と人をつなぐ社会的な触媒だという研究をご紹介したと思います。
体を動かすことと人とつながることこの2つがお散歩で保たれているのかもしれないという考え方です。
ここが今日一つ目のポイントなんですけれども
愛犬のための一歩が飼い主さんの側にも帰ってくることがあるかもしれないということです。
実は犬の認知症の研究は他にもいくつかあります。
まずさっきお話しした同じチームが4年追いかけた研究です。
2023年に出たこの研究では猫を飼っている方も調べているんですけれども
猫でははっきりした差は出ませんでした。
差が出たのは犬の方です。
さらに今犬を飼っていて運動の習慣もある方は
今犬を飼っていなくて運動の習慣もない方と比べて
介護が必要になるほどの認知症になる割合が4割くらいでした。
孤立していない犬の飼い主さんも犬を飼っていなくて孤立している方と比べると4割程度でした。
ただ犬を飼っていなくても孤立していない方は孤立している方より低めでした。
なので犬だけの力というよりは体を動かすことや人とつながることも関わっているのではないでしょうか。
研究チームがお散歩が関わっているんじゃないかと考えているのはこういうところからなんですね。
それからこのチームは新しく犬を飼い始めた方も調べています。
20歳から79歳の方にインターネットで聞いた調査。
こちらで初めて犬を迎えて1年以内の81人は犬を飼ったことがない方と比べて1年前よりも歩くことが増えていました。
直接会わずにするやりとりも増えたと感じたそうです。
ただこれは1年前のことを思い出して答えてもらった調査なので記憶がずれている可能性もあります。
実は海外にも似た研究があります。
イギリスで50歳以上の約8000人の方を2010年から2019年まで2年ごとに調べた研究では
ペットを飼っている方は言葉の記憶や言葉がすっと出てくる力の衰えというのがゆっくりだったそうです。
特に一人暮らしの方でその差がはっきり出ていたそうです。
ヨーロッパの50歳以上の方を18年間追いかけた研究でも
犬や猫を飼っている方は記憶や物事の段取りを考える力の衰えこれがゆっくりだったそうです。
一方で鳥や魚を飼っている方では差は見られなかったそうです。
ただこのイギリスとヨーロッパの2つの研究もペットを飼っているかどうかは最初に1回聞いただけだそうです。
日本の研究では猫では差が出なくてヨーロッパの研究では猫でも差が出ている。
調べ方も測っているものも違うのでこのまま比べることというのはできないまた断定というのはできないんですけれども
まだ分かっていないことも多いだからこういう結果が出ているということですね。
ただ正直に言っておくとこの研究というのは犬を飼えば認知症にならないと証明したものではないということです。
研究チーム自身が限界をはっきり書いているんですけれども
一つ目に犬を飼っているかどうかは最初に一度聞いただけでその後の7年半の変化は分かっていません。
もしかしたら途中で別離してしまっている可能性というのもあります。
二つ目にもともと元気な人ほど犬を飼い続けやすいという逆向きの影響を消し切れていません。
三つ目に追いかけていた期間に新型コロナの流行が入っています。
犬がいる方はそのかもお散歩で生活のリズムを保ってていたかもしれなくて
それが差を大きく見せた可能性もあるというふうに書かれています。
四つ目は日本は欧米に比べて犬や猫を飼っている人の割合が少なくて
犬との暮らし方や犬種も違うかもしれません。
なので他の国でも同じ結果になるかはこれから確かめる必要があるとされています。
あとは今年の8月にはこれまでの研究をまとめて見直した論文も出ています。
認知症の方は世界で5500万人を超えていて
どうやって防ぐかは世界中で研究が進められているテーマです。
条件にあった研究は6つだけで認知症になったかどうかまで調べた研究は3つしかありませんでした。
そのうちの2つは特に犬で認知症を防ぐ方向の結果。
でも残りの1つでははっきりした関係は見られませんでした。
まとめた研究者はペットを飼っているかどうかよりも
どんな動物とどんな風に過ごしているかの方が大事かもしれないと書いています。
飼い主が先に動くというテーマ
なぜこんな長々と話しているかというと
シーズン5でずっとお話ししてきた関わり方のお話と一緒なんじゃないかなと思います。
もう一つ大田区の研究では亡くなる方の割合も調べていて
こちらは低い傾向はあったもののはっきりとした差とまでは言えなかったそうです。
それからお散歩が理由かもしれないというのは
研究チームの考えでお散歩の時間や回数そのものを測ったわけではないということですね。
なので証明ではなくて守る力があるかもしれないという可能性を示した研究にはなります。
犬を飼っていない方が焦って犬を迎える必要というか理由にはならないのかなと思います。
犬を迎えるかどうかはその犬の一生を引き受けられるかどうかで決めていただきたいと強く思っています。
研究チームも誰もが犬を飼うことを前提にしないで地域で犬と一緒に歩く取り組みのような形も考えられるというふうに書いています。
では犬から見るとどうでしょうか。
6回目でご紹介したウォードさんという方の研究覚えてますでしょうか。
リードのついていない犬同士は平均でだいたい6秒程度の挨拶をして自分から離れていきました。
もう満足と感じたら自分から離れられる犬の挨拶にはもともとこういう安全装置というのが組み込まれています。
でもリードのついたお散歩では愛犬はこの安全装置を自分では使えません。
10回目の最後にもお伝えしたんですけれども有事の際に愛犬は自分で逃げる場所を選べません。
ここが2つ目のポイントで愛犬には自分では選べないという場面がたくさんあります。
だからこそ飼い主さんが先に動いてあげてほしいんですね。
それとお散歩は愛犬にとってもとっても大事な時間になります。
8回目の5つの自由という回で一番見落とされがちなのが犬らしい行動ができる自由というお話をお伝えしました。
匂いを探して確かめて見慣れない相手を確認する。
お散歩はそういう犬らしい行動ができる数少ない時間でもあるんですね。
飼い主さんにとっては体を動かして人と繋がる時間。
愛犬にとっては犬らしくいられる時間。
同じ一歩が両方にとって意味を持っているのかもしれません。
どちらが先とは言えないお互い様な関係なのかなと思います。
今週できる一歩とK9ハーモニー
今回はシーズン5の最終回なので一つだけ皆さんにお願いをしたいと思います。
シーズン511回分の今日からできることというのを毎回ご紹介してきましたが、
その中から一つだけ選んで今週のどこかで一回だけ実践してみていただきたいと思います。
帰ってきたら荷物を棚にしまうより先に愛犬に向き合う。
それだけでもいいと思います。
首輪に観察と狂犬病予防注射済み表がついているかを確かめる。
いつもの型に先に挨拶をしちゃう。
お住まいの町の名前とペット同行避難で検索をしてみる。
何でも構いません。
今週できなかったとしてももちろんそんな気に追う必要はなくて、
何かやってみようかなと思って選んでみたということ自体がもう最初の一歩になっていると思います。
どれを選んだらいいのか迷ったら聞き返したい回をぜひもう一度聞いてみていただけると嬉しいです。
あなたの愛犬はしつけの本を読みませんし、よその犬とあなたを比べたりもしません。
愛犬が毎日見ているのは本の中の正しい飼い主像ではなくて目の前にいるあなただと思います。
うまくいかない日があるのも当然ですし完璧じゃないのが当たり前です。
愛犬を飼えようとするのはちょっと古い考え方なのかもしれません。
なのでこれからは飼い主さんが先に一歩動いてあげる。
それがこのシーズン5を通して伝えたかったことの根っこという部分なのかもしれません。
さあシーズン5以上で終わりとなります。
全12回聞いてくださりましてありがとうございました。
最後に少しだけ近況をお話しさせていただきたいんですけれども
9月からK9ハーモニーパウズ&ピープルカルチュラルラボ
K9ハーモニーと略していただいて
ドックトレーニングサービスを正式にスタートいたしました。
東京都の板橋区を中心にご自宅付近に伺うドックトレーニングを行っております。
これからも現場で愛犬と飼い主さんから教わったことを
この番組の中でお話ししていければいいかなと思います。
またですねこのK9ハーモニーでは
動物行動学を基にした愛犬の性質診断というのを行っています。
愛犬がどういう子ですよと決めつけるのではなくて
愛犬の普段の行動からあなたの愛犬はこういう行動だったりとか
こういう時にこういう風に感じやすいですよといった
性質診断というものを出しています。
こちらは無料で試していただくことができますので
このポッドキャストの説明欄に貼ってあるURLから
ぜひ皆様無料で試してみていただければと思います。
番組へのご感想やご質問は
messagefromdoc.gmail.comまでお待ちしております。
msg.from.dog.gmail.comまでお待ちしております。
シーズン5を聞いてみての感想であったりとか
取り上げてほしいテーマ
愛犬との暮らしで困っていることなど
どんなことでも嬉しいです。
お名前は出しませんので気軽に送っていただければと思います。
それでは本日もお散歩お疲れ様でした。
また気をつけてお帰りください。
圭内ハーモニードッグトレーナーのひらたじゅんでした。
19:34

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