1. 犬からの伝言
  2. 犬が吠えるのをやめない本当の..
犬が吠えるのをやめない本当の理由──7つのタイプと向き合い方
2026-03-27 20:44

犬が吠えるのをやめない本当の理由──7つのタイプと向き合い方

ドッグトレーナーのひらたじゅんです。

この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意な私が、「犬目線」で犬との向き合い方を考えるポッドキャストです。


愛犬がインターホンや物音に吠え続け、叱っても無視しても止まらない…そんな経験はありませんか?実は、その吠え方には7つの異なるタイプがあり、タイプによって犬の心理状態も、吠えた後の行動も、そして飼い主さんの取るべき対応も全く違います。

今日の放送では、あなたの愛犬がなぜ吠えるのか、その「本当の理由」を見つけるためのヒントをお届けします。タイプを特定し、愛犬とのコミュニケーションの歯車を合わせる第一歩を踏み出しましょう。


🏠 お家でできるチェックポイント

✅ 吠えたきっかけを5秒観察する

✅ 吠えた後の愛犬の動きを見る

✅ 体の向きや尻尾の状態を確認する

✅ 7つのタイプに当てはめて仮説を立てる


🐾 犬からの伝言

吠えは大切な伝言だよ

タイプを知ってほしいな

一緒に理解し合おうね


📌 note(図解・過去回一覧) ⁠⁠https://note.com/msg_fr_dog⁠⁠

📌 番組へのお便り ⁠⁠msg.from.dog@gmail.com ⁠⁠

📌 X(旧Twitter) ⁠⁠https://x.com/dog_msg

#犬からの伝言

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

犬が吠え続ける本当の理由は、その吠え方が7つのタイプに分類され、それぞれ心理状態や対応が異なるためです。叱ったり無視したりしても効果がないのは、吠えのタイプと飼い主の対応の歯車が噛み合っていないからです。本エピソードでは、アラート吠え、警戒吠え、要求吠え、恐怖吠え、興奮吠え、分離防衛、認知機能低下による吠えの7タイプを解説し、愛犬の吠えのタイプを特定するための観察ポイントと、タイプごとの向き合い方の第一歩を伝えます。愛犬の吠えはコミュニケーションであり、無駄な吠えはありません。タイプを理解し、愛犬との関係を深めましょう。

犬が吠える理由と従来の対応の限界
インターホンが鳴って、ホンホンホンって吠える愛犬。 例えば、本やSNSとかで調べて、「だーめ!」とか、「ノー!」とか、
どなってみたりとか、あとは無視してみたり、おやつで気をそらしてみたりとか。 まあ、中にはペットボトルの中とかね、お菓子の缶の中にコインを入れて、鳴いた瞬間にガチャーって鳴らしてみたりとか。
まあ、それでもなかなか吠えは止まらん。 とはいえ、インターホンが鳴るたびに、散歩で人とすれ違うたび、犬とすれ違うたび、
ソファーでくつろいでるときに急に吠えだす。 なんでうちの子ってこんなに吠えるんだろうなーって思ったことがある方に、今日はお話ができればいいかなと思います。
結論を一つだけ先に言います。 叱っても無視しても効かなかったのは、あなたのやり方が間違っていたわけではありません。
吠えのタイプと対応の歯車が噛み合っていなかったのが、うまくいかなかった理由です。 吠えには心理状態も、機能も、吠えた後の行動も、タイプによって全く違う7つの種類が大きく分類されます。
タイプを特定してから対応が変わる。 今日は歯車の合わせ方のお話をできればいいかなと思います。
改めましてドックトレーナーの平田純です。 現場で飼い主さんから最もよく聞く悩み、やっぱり吠えです。
そしてよく聞く言葉が、叱っても治んないんです。 無視しても治らないんです。
実は動物行動学の観点から見ると、叱ることで吠えが強くなるケースというのがあります。
吠えた時にダメって反応することが、犬にとっては声を出したら注目してもらえたという経験として記録されることがあるからです。
無視も同様で、吠えたのに無視された、じゃあもっと吠えないというふうに犬に記憶されてしまうことがあります。
これは何度も言いますけど、決して飼い主さんのせいではなくて、吠えの仕組みを知らずに対応していれば、誰でも同じ状況に陥ってしまうんです。
今日は吠えのタイプを一つずつ整理して、タイプの見分け方とタイプごとの向き合い方をお伝えしていきます。
吠えはコミュニケーション:7つのタイプとその特徴
まず大前提として、犬にとって無意味な吠えというものはありません。
吠えは犬が使えるコミュニケーション手段の一つ。飼い主さんに何かを伝えようとして吠えている。
その何かというのが7つのタイプによって全く違います。
そして重要なのは、タイプごとに心理状態、吠えた後の行動、吠えの機能が異なるということです。
この3つが分かると何をしているのかが見えてきます。
1つ目はアラート吠えです。
心理状態としては好奇心だったりとか、軽度な興奮、怖がっているわけではないですね。
吠えた後の行動としては飼い主の方を振り向いたりとか、吠えた後すぐに普段通りの生活に戻る。
これは機能としては何かいるぞを知らせておこうという情報通知になります。
群れで暮らしていた時代に仲間に異変を伝える役割を担っていた行動が、今の行動として残っているという状態です。
インターホンや外の物音にワンと一声吠えてすぐに落ち着いたり、普段通りの生活に戻る子はこれが多いです。
特にトイプードルは物音に対してこのタイプの声が出やすい犬種というのが研究でも確認されています。
またチワワなんかもこの傾向に多い犬種ですね。
2つ目のタイプは軽快吠えです。
心理状態としては不安だったり緊張縄張りの脅威を感じている状態。
吠えた後の行動は対象をずっと見続けていたり前のめりになっている。下がらない状態ですね。
機能としてはこれ以上近づくなよっていう距離確保の防衛行動になります。
アラートとの違いはここが一番大きいところです。
アラートは通知、軽快は防衛です。
吠えた後に飼い主を振り返るか対象を見続けるかで見分けることができます。
吠えた後に相手が立ち去っていくと、
あー自分が吠えたから追い払えたっていう風に学習して次からより強く吠えるようになっていきます。
3つ目のタイプは要求吠えです。
心理状態としては期待、欲求不満、ストレスっていうよりは交渉をしているような状態ですかね。
吠えた後の行動は飼い主に近づいてくる。尻尾を振りながら吠える。
機能としては何々をしてほしいんだよっていうのを飼い主さんに伝えている交渉です。
お散歩の時間とかご飯の時間、遊びの時間なんかによく見られるかと思います。
これは要求が通ったことがある吠えっていうのは学習によってどんどん強化されていきます。
ここが今日の最初の重要な発見ポイントです。
叱ることも要求吠えへの反応になります。
要求吠えをしている犬にダメって言うと声を出したら飼い主が何かしてくれたと記憶されることがあります。
つまり叱ることが吠えを強化する可能性があるということです。
これは飼い主さんの責任じゃなくてこのことを知らずに対応していれば誰でも同じことが起きます。
4つ目のタイプは恐怖吠えです。
心理状態としては怖いっていう感情を持っていたりとかパニックにちょっと近い状態。
吠えた後の行動としては後ずさりをしたりとか体を縮めたり逃げようとしたり、もうその場でお腹を見せちゃったりとか。
これは怖い、もう僕じゃどうにもできない、どうにかしてという防衛と救助をしてくださいという要請が複合されている状態です。
ドックランでフリーズをしている状態で吠えた場合はほぼ確実にこれに該当します。
恐怖吠えの子に大丈夫だよと撫でることっていうのは吠えている状態を強化することがあります。
この状態は怖がって当然なんだよ、あなたみたいに吠えるのが普通の行動なんだよというふうに強化をしてしまいます。
吠えている最中のスキンシップというのはその状態を正しい反応というふうに伝えてしまう可能性があります。
まずはその場所から距離をとって落ち着いてから接するのが基本になります。
5つ目のタイプは興奮吠えです。
心理状態としては喜びだったりとかテンションが上がっている状態。
吠えた後の行動としては飛びついてきたりとか走り回ったりとかバーって部屋の中でぐるぐるぐるぐる回っていたりとか。
機能としては感情の放出です。
もう嬉しさが体の中に収まりきらなくなってしまって外に出てきてしまうみたいな。
帰宅時に吠えながら飛びついてくる散歩の準備をしていると吠えながら走り回るというのはこれです。
興奮吠えに一緒になって喜んでしまうと興奮がもちろん加速してしまいます。
落ち着いてから接することが大切で興奮している最中は穏やかに淡々と過ごしてあげる方が興奮というのは早く収まります。
よくお家に帰って興奮している時は無視しましょうというのをね本とかSNSとかで見たことあると思うんですけれども
分離防衛と認知機能低下による吠え
これはこの興奮吠えに対するものに該当します。
まあとはいえねせっかく喜んでいるのに無視するのはなんかちょっとかわいそうな気がしませんか。
でも喜ぶっていうことはその前に不安な気持ちがあったから喜んでしまうんですよ。
なので帰ってきて興奮している状態で接してしまうとこの興奮する前の不安な状態も肯定してしまうことになるんですね。
だから無視しましょうというのがこの理論です。
ただまあ私自身はこの考え方に結構怪異的でというのも不安な気持ちを肯定することは
愛犬にとっては待ってる間に不安な思いをしなさいって教えてるのと同義になってしまうので
よくないことだとは思うんですけれども
リラックスして過ごせていたけど飼い主が帰ってきて嬉しい時もその愛犬の感情を無視してしまうことになってしまうからなんですよ。
なので一概的に無視という対応が正解なのかどうかというのに関しては怪異的なところがあります。
これに関しては環境などにも左右されるのでまた別の機会にお話しできればと思います。
6つ目のタイプは分離防衛です。
心理状態としては不安だったり孤独感パニック
吠えた後の行動としてはドアや窓に向かう玄関に向かうものを壊す泣き続ける
機能としては群れに戻ってきてという呼び戻しになります。
犬はもともと群れで生活していたので一頭でいることもしくは群れから一頭だけ離れていくことというのは本能的に異常事態です。
その不安が吠えや破壊行動として出てきている状態です。
留守番中に吠え続ける飼い主が少し別の部屋に移動したけりゃ泣き始める子というのはこのタイプが関係している可能性があります。
この状態を分離不安という人が多いですがこれは犬に問題があるという視点だと思います。
問題は犬が家の中で不安になる環境にあるということです。
私からのアドバイスとしては環境を見直すことから改善につながることがありますよというところです。
7つ目のタイプは認知機能低下による吠えです。
心理状態としては混乱検討式というんですけれども時間場所人物などがどういう状況にあるかを正確に把握理解する能力が低下してきたりとか乱れてしまっている状態。
あとは不安や痛みです。
吠えた後の行動としてはぼーっとしたままになったりとか同じ場所をぐるぐる回っていたりとか。
機能としては意図された吠えではないんですね。
脳の変化による混乱から来る吠えであったりとか高齢犬で夜中明け方突然吠え始めるとか理由が見当たらない目がうつろになっているという場合はこのタイプの可能性があります。
これに関しては痛みを覚えている場合であったりとか嗅覚・聴覚の低下によって不安な状態を抱えていたりとか様々な原因が考えられますので、まずは獣医師さんに相談することを一番お勧めしています。
もちろん飼い主さんとしては夜中に泣かれてしまうとご近所さんに迷惑であったりとか、飼い主さん自身が寝れなくなってしまって疲れてしまうということも出てくるんですね。
なので、なるべくような気をやめさせたいと思う方もいらっしゃるかと思うんですけど、この泣くという行動を変にコントロールしちゃうと、あなたの愛犬自体が痛みの表現というのができなくなってしまうので、病気とか怪我の発見が遅れる恐れがあります。
なので、原因不明だなというときは、まず獣医師さんに相談をしてみることがいいかなと思います。もちろん飼い主さんもゆっくり休んでいただくことが大事になります。
ここで今日の二つ目の重要な発見ポイントです。
同じ吠えでもタイプが違えば対応が全く逆になることがあります。
要求吠えに関しては反応しないことというのが有効になってきますけれども、恐怖吠えに反応しないことは、かえってパニックを深めてしまいます。またこれがトラウマにつながってしまうこともあります。
警戒吠えには環境を整えることというのが先決なんですけれども、分離吠えに関しては分離の練習と同時に環境を整えることが必要です。
叱っても無視しても直らないというふうに感じてた方、タイプが混在してた可能性があります。あるいはタイプが合ってなかったのかもしれないです。
どちらにしてもあなたのやり方が間違ってたのではなくて、情報との歯車が噛み合っていなかっただけです。
では実際にどうするかなんですけれども、まず最初にやることは、愛犬の吠えはどのタイプかを特定することです。
対応はその後に考えましょう。
観察ポイント1つ目としては何をきっかけに吠えているのか。
タイプ別対応の重要性と観察による特定
インターホンとか物音だったらアラート、警戒の可能性がありますし、特定の人が近づいてきたときに吠えるのであれば警戒とか恐怖の可能性があります。
飼い主がいなくなる、いなくなりそうなときに吠えるんだったら分離の可能性があります。
夜中、明け方、理由がわからないとか、こういうときは認知機能の低下の可能性があります。
観察ポイント2つ目は吠えた後にどう動くかです。
飼い主を振り返るだけだったらアラートの可能性があります。
対象をずっと見続けているのであれば警戒をして吠えている可能性があります。
体が後ずさりしたりとか体を縮めたりとかしているのであれば恐怖の可能性があります。
観察ポイントの3つ目、体のどこを見るかです。
尻尾が上がっているのであれば興奮とかアラートの可能性があります。
毛が逆立っているんだったら警戒とか防衛の可能性があります。
体が前のめりなのであれば警戒、興奮の可能性があります。
この3つを組み合わせるとだいぶタイプが見えてくると思います。
トイプウードルを飼っている方へ1点補足しておくと、
研究でトイプウードルは物音に対する吠えの発言率、現れる率が高いことがわかっています。
インターホンや外の音に反応する子が多い傾向があります。
これは犬種の特性です。
うちの子だけおかしいということではないのでご安心ください。
このタイプがわかったうちに次にやることはタイプごとの対応なんですけれども、
今日は全タイプの対応を詳しくお話しするよりも、
まずはタイプを特定するということをゴールにしてみてください。
それだけで次の一手が変わります。
今日からできることとしてまず3つ試してみてください。
1つ目、次に吠えたときにすぐにダメとか、
怒ったりとかしない、無視したりとかしないで、
まずは5秒間観察をしてください。
何をきっかけに吠えたのか、吠えた後にどういうふうに動いたのか、
体の向きは前傾姿勢なのか後傾姿勢なのか、
飼い主さんを見ているか、違う方向を見ているのか、5秒だけでいいです。
2つ目、叱る、無視する、なだめるをする前に、
タイプの仮説というのを立ててみてください。
これはもしかしたら要求吠えなのかもしれない、
これはもしかしたら警戒吠えなのかもしれない、
という仮説があるだけで対応の選択肢が変わってきます。
3つ目、今日の7つのタイプ、
どれかにうちの子、愛犬を当てはめてみてください。
完全にもちろん一致しなくてもいいんです。
たぶん警戒と恐怖の間かなとか、
前傾姿勢になって尻尾は振ってるからうれしいのかな、
喜びかなとか、この程度でも全然十分です。
今日からできること:観察と仮説立て
タイプが見えてくるとどこから手をつければいいのかがわかってきます。
最後に一つだけお伝えさせていただくと、
無駄吠えという言葉があります。
これ本当に犬のこの界隈、業界の中でもよく使われる言葉なんですけれども、
動物行動学の視点からすると、犬にとって無駄な吠えというのはありません。
全部何かを伝えようとしているコミュニケーション手段の一つです。
うちの愛犬はなぜ吠えるのかの答えが少し見えてきた方もいると思います。
その答えは愛犬を責める材料じゃなくて、愛犬を理解するための入り口になります。
それではまとめて参りましょう。
今日の犬からの伝言です。
吠えは犬にとって生物的に当然の機能です。
大切なのは吠えてはいけない時を愛犬と共有することです。
今日は吠えの7つのタイプをお届けしました。
タイプが違えば心理状態も機能も吠えた後の行動も全く違います。
対応をする前にまずはタイプを特定すること。
それが吠えと向き合う最初の一歩になります。
番組へのご質問やご感想はメールで受け付けています。
アドレスはmessagefromdog atmarkgmail.com
まとめと次回の予告
msg.from.dog atmarkgmail.comです。
文字起こしや補足はノートの犬からの伝言にも掲載しています。
今日の7タイプは図でまとめてありますのでぜひ確認してください。
次回のエピソードなんですけれども拾い食いのお話をしたいと思います。
散歩中に地面のものを食べてしまう。
これでやめなさいって言っても効かない。
もううちの子は食い意地が張っているんだなって思ったことある方もいらっしゃると思うんですけど
実はこれは犬の本能から来る行動で止め方にはコツがあります。
特に危険な食べ物と咄嗟の時の正しい対処方法。
次回にお伝えいたします。
来週の金曜日お散歩のお供にぜひ聴いていただければと思います。
それではお散歩お疲れ様でした。
お気を付けてお帰りください。
ドッグトレーナーのひらたじゅんでした。
20:44

コメント

スクロール