インターホンが鳴った瞬間、愛犬がワンワンワンワンって玄関に走ってきます。
もちろん、来客にもちょっと悪い気がするし、ご近所さんの目が気になる。 だから、もちろんあなたは慌てて、「ダメ!」とか
「静かに!」って抑えたりするんですけど、もうそれでも止まらないし、むしろ何だったらもっと激しくなっちゃう。
もしくは、お散歩の場面でよその犬が近づいてくると、ワンワンワンワンワンって、向こうの犬はもしかしたら遊びたかっただけなのかもしれない。
飼い主さんももちろん、いい気はしないかもしれない。 今日は、こんな吠えのストレスとご近所のお話というのを一緒に考えたいと思います。
けいないハーモニードッグトレーナーの平田純です。
今日は、刺激強度という言葉と注目という言葉、この2つを重点的に聞いていただきたいと思います。
マンションでの吠えをご近所トラブルにしないために、飼い主が何をすればいいのか、聞き終わる頃には、「ダメ!」っていうのをやめたくなっていると嬉しいなと思います。
さっき、「ダメ!」って叱っても止まらない、むしろ激しくなっちゃうっていう話をしたと思います。
これは、あなたのやり方が下手だからとかではないんですよ。
実は、叱るという行為そのものが、吠えを強くしてしまう。
なんでそんなことが起きるのかっていうのを、まず順番にお話をしたいと思います。
まず大前提として、吠えるということは犬にとって当たり前の行動ですよね。
人間が食べたり、見たり、聞いたりするのと同様に、それ自体が悪いことではないんです。
犬にとっては立派な伝達ツールです。
研究では、吠えにもいくつか種類があるということがわかっています。
誰か来たっていう警戒であったりとか、こっち見てっていう要求であったりとか、
怖いよっていう不安であったりとか、
ここは自分の場所だからこっちに来ないでっていう縄張り、
もっと遊ぼうよというお誘い、それぞれ理由が違います。
だから、望まない行動ではあっても、頭ごなしに止めるものではないと私は考えています。
重要なのは、吠えていい場面と吠えないでほしい場面の、
人間社会のTPOを愛犬とあなたで共有することですよね。
っていう話をすると、
なんで叱ると逆効果なのか、叱らないと止まらないでしょ、
っていうお叱りの声を受けそうなんですけれども、
これは2つ理由があります。
1つ目は今日のポイントでもありますが、
犬にとって飼い主の反応は、
すべて自分への注目なんですね。
どなる、声をかける、目を合わせる、
これすべて犬から見ると、
あなたにかまってもらえた、じゃあもっとやらなきゃ、になるんです。
研究でも叱るような嫌な注目でさえ、
吠えを強めてしまうということがわかっています。
ましてやあなたが体に触れて止めることがあるのであれば、
吠えるイコール触ってもらえるに結びつきます。
2つ目です。
もし吠えの理由が恐怖だった場合、
ここでどならえるともっと怖くなって、
犬からすると怖いという感情を怖いというふうに伝えると、
飼い主に怒られてさらに怖い思いをする。
もうこうなるとどうしたらいいかわかんなくなってパニックになります。
この状態になるとさらに吠えは悪化します。
ちなみに犬の鳴き声ってどれぐらいのボリュームか皆さんご存知でしょうか。
大型犬だとだいたい90から100デシベル。
降下したで頭上を電車が通過するくらいの音量と同程度と言われています。
会話も難しくなるくらいの音量。
これが部屋の中で壁や床を伝って響く。
そりゃあご近所のことが気になるのは当たり前ですよね。
じゃあどうしましょうかというところです。
私がトレーニングの際にお伝えしているやり方です。
吠えた時には何もしないでください。
犬の視点で言うと吠えている時はかなりエネルギーが高まっている状態です。
この時にあなたのお座りとかのコマンドと呼ばれるこの指示語は一切声が届いていません。
それでも静かにしてもらいたい。そんな時どうしますか。
さらに強く静かにって言ったりしませんか。
ちょっと想像してみてほしいんですけど、あなたが後ろから押されているとします。
倒れないようにもちろん踏ん張りますよね。
そしたらさらに強く後ろから押されます。さらに強く踏ん張りませんか。
そんな時に根本的に押されている状態から抜け出すためには自分が抵抗をやめることなんです。
ちょっと突拍子もなく感じるかもしれないんですけれども、
先ほどの犬が吠えた時もこれと同じで、吠えている犬に対して強く止める。
犬はさらに強く吠えてあなたはさらに強く止めようとする。
このループが起きてしまうんですよ。
なので私のおすすめとしては犬が吠え始めた。
そんな時はエネルギーが高まっているのであなたは何もしないこと。
これが一つ目の方法です。
もう一つ方法があります。
吠えに一番いいのは無視することっていうのは聞いたことあると思います。
愛犬が吠えたら背中を向ける、その場から離れる。
この背中を向ける、その場から離れるっていうのも犬からすると何らかの反応になります。
犬目線でいうと飼い主が反応をしたことになります。
しかも壁の向こうのお隣さんやお散歩ですれ違う相手の気持ちを考えると
無視だけで止めるっていうのもなかなか難しいものがありますよね。
犬が吠えているのに飼い主は何もしないとか
無責任だなあの飼い主はなんて思われかねないです。
そんな時には愛犬に聞こえるギリギリの音量で
ストップと囁いてあげてください。
物足りなく感じるとは思います。
あなたの愛犬はあなたが何かを言っていることに気づいて
あ、今何て言ったんだろうって耳を傾けて聞こうとします。
でも吠えていると自分の声がうるさいので
そのあなたが何を言っているのか聞き取れないです。
なので吠えるのをやめます。
吠えたら囁くこれがストレスの少ない正しい方法です。
よく本とかネットとかだと吠えた瞬間にリードを強く引っ張るとか
体に触れるあとは大声で止める
まあないしは引いてあるラグを引っ張って犬を転倒させる
こういった手法もありますが
これは効果がない間違った方法であったりとか
効果はあったとしても犬を力でねじ伏せたりとか
屈服させる方法になりますので私は推奨しません。
吠えた時の対処法は何もしないか囁く
まずはこれを試していただきたいと思います。