元村有希子のZoomUp
2023-04-20 12:02

元村有希子のZoomUp

毎日新聞論説委員 元村有希子

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この時間はZoomUp、毎週木曜日は科学です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。おはようございます。 さて、今日はデザイナーマリー・クワントさんのお話ですね。
そうですね、あの、さっきごろ亡くなられたというのがニュースになっていましたよね。 科学とどういう関係があるの?と思われるかもしれませんが。
まあ、半分私の趣味、もう半分はマリー・クワントさんの発明についてお話したいと思います。
3つの発明をご紹介したいんですけど、マリー・クワントさんといえば何ですか? ミニスカートを発明した人と言われています。
1960年代にロンドンから発せられたミニスカートブームというのが、世界中に広がったというのが、私ではなくて私の母の世代のすごい懐かしい思い出のようなんですね。
ツイキーっていうね、チャシャなモデルさんがミニスカートを履いてて素敵でした。 やっぱりあれは当時画期的だったんですね。
若い人だけかなと思ったら、日本でも1969年、佐藤英作総理大臣が沖縄返還交渉でアメリカに行ったんですけども、
その時に羽田空港でタラップから手を振る佐藤英作さんの広子夫人がミニスカートを履いていて、手を振ると上がるじゃないですか。
で、みんながドキドキハラハラしたっていうのがニュースになったぐらい。
今以上に当時の方々はハラハラしたでしょうね。
そのミニスカートなんですけれど、このクワントさん自身が履きたいと思っただけでなく、そのクワントさんがロンドンに開いたお店でブティックに来るお客さんたちの要望でどんどん短くなったようなんですよ。
当時の若い人たちがその当時のファッションに不満を持っていて、こんなの嫌だ、自分は着たくないっていうところから発明がどんどん広がっていったようなんですね。
じゃあ当時のファッションってどんなのだったかというと、まずファッションの中心はパリでした。
パリの王徳チュールですよね。高級夫人服。
注文を受けてあつらえるっていうね。
一部のお金持ちの人たちだけが楽しめるもの。
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しかもデザインするのは男性デザイナーだったわけです。
そのファッションブックを見て素敵だなと思う人は、そのスタイルブックを持ってこんな風な服を作ってくださいと自分で縫ったり、得意な人に縫ってもらったりして。
なるほど自分たちで作ってたわけですよね、庶民は。
それをクワントさんのビジネスモデルで塗り替えたと言われています。
若い人でも自分のお小遣いで可愛い服が買える。
しかも例えば歩きづらいハイヒールとかタイトスカートとかポルセットで締め上げストとか。
そういうの全部いらないって言ったのがクワントさんだったんですね。
これがまずミニスカート第一の発明ですね。
第二の発明はショートボブ。
髪型も。
今の水木さんみたいな髪型。
おかっぱって言うんですかね。
ショートボブ。
短めのね。
短めでパーマをかけない。
これはクワントさん自身がビダルサスーンっていうデザイナー、ロンドンのお友達に切ってもらって
お店に立ってたのが部分になったっていうことなんですけど。
ビダルサスーンともそこで繋がるんだ。
そうなんですよ。
当時の女の人の髪型って、もれなくカーラーで巻いて
おかまの中に入って、ハエシノブみたいな。
ハエシノブ。
セットってやつですよね。
なるほど。
そうすると濡れたら崩れるし、風が吹いても崩れて気が切れないっていうことになるんですが
このおかっぱ頭は、髪洗ってそのままでもつつっていう新たな価値観を女性に提供したって言われてるんですね。
今当たり前と思うようなことが、当時は画期的だったわけです。
第3の発明は、マスカラ。
マスカラもマリークワントさん。
マスカラも落ちにくいマスカラ。
昭和40年代の女性ってマスカラつけてましたけど
基本目がパンダになるんですよ、すぐ。
落ちちゃって。
落ちちゃって。
目の周りだけ黒くなるわけですね。
そうそうそう。
でもそれ言われて思い出したけど、レコード大賞とかの時にステージに上がって泣いた女性歌手の人だいたい目がパンダになってました。
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当時そういう方多かったですね。
ありましたよね。
ありましたね。
クワントさんはあれが本当に嫌で、
人前で例えば泳いでも落ちないマスカラ、それから映画館で泣いても落ちないマスカラをどうしても作りたかった。
で、メーカーに相談をしたら、女の人ね顔を上げて泳ぐじゃないですかって言われて、
あれは落ちるのが嫌だから顔を上げて泳いでるんですって言って苦労状態を落としたんです。
それ発明して販売したらたちまちやっぱりみんなが待ってたんですね。
同じ困りごとを持っていて、爆発的なヒット。
これ三大発明ですね。
メイクに私疎いんですけども、マスカラってやっぱり重要なんですか、それだけ。
いや、目力がアップしますよね。
鈴木さんの語気に力強さが加わりましたね。
他はノーメイクに近くて、もうマスカラだけはつけておこうかなみたいな。
それぐらい重要なんだ。
本村さんもどう感じますかね。
私はテレビに出るときだけつけますけど。
ごめんなさい、私も今はつけてないけど。
グローアップに出るときはつけてないんですね。
そうです。
でもミニスカートとかショートボブって、締め付けられたところからの開放みたいな感じありますね。
そうですよね。
なので結構批判も受けて、彼女のブティックの前にはロンドンの紳士、ヤマタカボをかぶった紳士が集まって、
マネキン見ながら消しからんって言って、杖でコツコツウィンドウを叩かれたりとか。
素敵。
それから女性のファッションに革命を起こしたと言われた、ここシャネルもミニスカートは女性の膝という醜いものを見せるから絶対にダメだと。
しかもやっぱり。
生きてる間は許さないと言っていたそうですよ。
シャネルはね、やっぱりフランス、ファッションの都はフランスよ、パリよっていうイメージが、印象があったからでしょうね。
そうでしょうね。
でもやっぱりそこら辺を、でもなんで悪いのってやったのがクワントさんで、クワントさんの辞伝とかを読む、その既存のルールをこう、力が湧いてくるって言ってるんですよ。
破壊者。
しかもミニスカートも、大名詞のように言われてますけど、毎日新聞に寄稿してる1970年の寄稿があるんですけど、70年の時点ですでに、私は今やミニスカートに飽き飽きしている。
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ファッションの本質は変化だからって言ってるんですよ。
そういう自分のやった業績にしがみつかないっていうあたりも、かっこいいっていうかな。
やっぱり絶えず水のように流れていくんですね。変化していくんだ。
やっぱりミニスカートってウーマンリブと結びついて政治を変えていきますよね。
だからファッションっていうのはただ単に綺麗とか変わってるとか楽しいっていうだけじゃなくて、それは時代の変化を先取りして表す、そういう存在なんですよ。
イノベーションを彼女は作ったんですね。いろんな価値観を覆すことで新しい時代に移して鍵を開けるっていうんですか。
そうですね。
これは本当に私たち女性としてもありがとうって言いたいし、今イノベーションとか言ってる人たちはまず既存の価値を覆して考えてみるっていうこともとても重要なのかなと思いますね。
そうですね。本当に改めて尊敬しますね。こうやって話を聞くとね。
そうですね。勇気がある女性でしたよね。変革者。
マリー・クワンタさんもそうやって道を切り開いて来られたパイオニアですね。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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