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この時間はZoomUp、毎週木曜日は間額です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。おはようございます。 さて、今日はアイスペース、残念ながら月への着陸を失敗に終わったというニュースですね。
そうですね。失敗をよく分析すると、どっちかと言えば、良い失敗だと私は思いましたね。
なぜそう思ったかということをご説明します。
お願いします。
まず失敗の原因なんですけれど、端的に言うと燃料切れだったんですね。
月の上空から高度を下げていくときに、上手に燃料を使いながらエンジンを下に向かって孵化しながら減速、スピードを下げていたんですけれど、
もう目の前に地面があると思ったら、なんかセンサーがちょっと誤解してて、もっと遥か下に月面があった。
それでまたエンジンを孵化しながら下げていくときに燃料が切れて、クリーフォールになっちゃった。自由落下。
なるほど。
月面にハードランディングと言ってましたけど、要するに激突した可能性がある。
そういうことですよね。相当の衝撃だったでしょうね。
地球を旅立つときに搭載していた燃料の6、7割を着陸のときに使うっていうぐらい、神経を使う作業だそうで、そこでちょっと難しかったそうなんですね。
もともと月っていうのは結構着陸が難しい天体なんですよ。
私たちってアポロの経験っていうか記憶があるから近いしすぐ行けるじゃんって思ってたでしょ。そうじゃないんだなっていうことを今回学びましたよね。
改めてアポロ計画ってすごかったなって。
すごかったんだなって思いますよね。
月面っていうのは重力が地球の6分の1、ゼロではないっていうところが理想で。
日本は早草などで小惑星の上に降りたり上がったりやり直したりいろいろしてましたけど、小惑星なんかはほぼ重力がゼロなので地面から引っ張られることがほとんどない。
月面はそれが結構地球の6分の1あるので失敗するとこんなふうにフリーフォールになりやすい。
それから月には大気がないのでパラシュートを開いて減速するっていうこともできないんですよ。
よく火星などではパラシュートを使って空気の抵抗でスピードを落とすってことができたんですけども、それもできなかったということなんですね。
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ただ、はかまだたけしさん代表ですけど、記者会見を見ておりましてもあまり失敗しました、すみませんっていうトーンがなかった。
そうですね、前向きな感じでしたね。
データを獲得できたのは大きな達成で、次へ向けた大きな一歩であるという意義なミッションでしたと言っていました。
この強気はどこにあるのかということなんですけれど、
一つはですね、すでに今回3回シリーズの1回目なんですね。
来年ミッション2、再来年ミッション3っていう3回分の計画を立てていて、1が失敗しても2と3はあることが保証されているわけです。
なので、1で得られたデータ、燃料の使い方とかそれから月面との距離を測るセンサーの性能とか、
つまり改良点がきっちりわかったっていうふうに受け止めているようですね。
もう一つは、投資家へのメッセージです。
ベンチャー、宇宙開発ベンチャーなので、自分たちの貯金だけでは到底できない事業をたくさんの投資家の人からお金をもらってやってるんですね。
今回の特色は、最大の特色は民間のビジネスベースの開発っていうところなので、
税金とかではなくて、一人一人の支えたい人のお金が原資なんですね。
なので、イメージ的にも諸げられても困るよっていうのがありますよね。
しかも、iSpaceって今月の12日に上場してるんですよ。
東京、東商グロース市場って、スタートアップ、ベンチャー向けの市場に上場していて、
これからどんどんお金をもらって集めて、株主に還元しますっていう、そういう場面なんですよ。
なので、やっぱりそれは次がありますからって、やっぱりメッセージを出すことが最大の、
はかまださんの任務でもあるわけですね。
ミッションだったんですね。
それがミッション。
クリアしました。
なるほど。
そうですよね。
でもやっぱりちょっとこのベンチャーは面白いなと私は思っていて、
私は投資家ではないですけれど、
iSpaceって日本で言うと、上場した初めての宇宙開発ベンチャーなんですね。
それだけ注目度も高い。
今まで、日本で言えば宇宙開発したい人って、JAXA、宇宙航空研究開発機構っていうのは独立行政法人に就職するか、
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三菱重工業とか、NECとか、宇宙を事業として持っている大企業に就職するぐらいしかルートがなかったんですね。
iSpaceはそれとは全く違う成り立ちっていうんでしょうかね。
つまり、例えば三菱重工業に入社しても、本当に宇宙部門に行けるかどうかもわからない。
そうですね。
宇宙部門に配属されても、すぐにそういう宇宙に、月に行く宇宙船に関われるかどうかわからない。
そんな中でiSpaceに入れば、もう明日からとは言わないけど、確実に自分の夢を叶えられるわけですよね。
しかもその距離としては最短距離で行けるかもしれないってことですよね。
そうなんですよ。
iSpace、ちょっと調べてみたら社員は220人。
結構多いですね。
結構多い。日本人はそのうち4割。
かなり国際的ですね。
国際ですね。グローバルとなんだ。
平均年齢、社員のね。
はい。
41歳。若い。
若いですね。
企画的に若い。
この社長の袴田さんが43歳ですからね。
平均年収800万円超。
結構魅力的じゃないですか。
しかもやっぱり自分がやりたい仕事を任されるっていう風土も多分いいと思うんですけど、
袴田さん言ってましたが、その月に行くっていうことは、
今までは再三度外資の国家プロジェクトみたいなのから、
月をどんどん利用していくビジネスの場になると。
だから月に行く、そこに暮らす、そしたら基地がいる、野菜も作らなきゃいけないみたいな。
様々なビジネスが参入する場になる。
なるほど。
未開拓な場所だからこそですよね。
まさに。
アイスペースは、ある種それの先陣を切っている。
ひょっとしたら日本のイーロンマスクさんになるかもしれない。
そういうちょっと希望もあるわけですね。
なので、ひょっとしたらこの1回目の失敗というか、
私は失敗とあえて言いますけども、
これを糧にして、そして2回目、3回目と本当にビジネスに育っていくようなところを、
私たちは目の当たりにできるかもしれなくて、
そうすると、宇宙にぼんやり憧れてた子どもたちが、
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本当に日本で宇宙開発を仕事にするみたいな、
そういうキャリアを切り拓いていくきっかけになるかもしれないなっていう、
そういうちょっと期待を持っているわけです。
そうですね。
なるほどね。
どうですか?
夢がありますね。
1回目はね、たとえ失敗したとしても。
その1回目、いきなり成功というのはなかなかないと思いますし、
でもそこからちゃんと何を得るのか、収穫できているのかっていうところが多分大事になってきて、
それを次にどう生かすかだと思うので。
ただ、先日ジャクソンのH-3ロケットなどの失敗もあるじゃないですか。
あります。
海外から見た日本の宇宙事業に対するマイナスなイメージというのはないんですかね?
また失敗したかみたいな。
海外も結構失敗しているので。
こっちに伝わっていないだけで。
そうか。
ただやっぱり今回もUAE、アラブ諸国連邦のいろいろ探査車とか載せていたので、
それやっぱり海外の人にすいませんっていう局面ではあります。
そうですね。
ありますけれど、もともとやっぱり日本って失敗に厳しい文化って言われていて、
私は厳しい方ですが、今回税金が投入されていないというところでは少し割引いてあげたいと思いますし、
失敗の質が次につながる失敗だと考えれば、
多めに見て、むしろ応援して次はよろしくねっていう人の方がひょっとしたら多いかもしれないですね。
そうですね。
これでやめるっていう選択肢はたぶん彼らの頭の中には全くないと思います。
いやいや、トップランナーとしてね。
ちょっと面白い、興味深い失敗物語でしたね。
その次の成功に向けてね、また応援したいなと思います。
来年。
来年。
そんな遠くないですね。
そうです。
しっかり応援したいと思います。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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