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この時間はズームアップ。毎週木曜日は科学です。今日は、鳥イングルエンザが猛威を振るっていて、卵の値段が上がっているという現状にズームアップしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。おはようございます。
人間の方もインフルエンザが猛威を振るっていますが、鳥もインフルエンザでかなり急激に増えているようですね。
農水大臣が、右肩上がりというよりも垂直上昇に近いぐらいと危機感を現にしています。
特に、今年に年が明けてからの発生が相次いでいるんですよね。
今月入って、もう26事例。
1月だけを見ると、3年前から2022年度が19事例だったんですけど、1月だけで見たら、もう26事例だから既に上回っていますよね。
ホームページを見ると、昨日時点で、今シーズンで14道県の42事例となっているんですね。
でも、北海道から宮崎ぐらいまで広がっていて、これ発生すると殺処分ということが行われるんですけれども、現時点で771万羽の鶏が殺処分の対象になるそうです。
やりきれないですよね。
ちょっと想像がつかないと思うんですけども。
すごいですね。
そうなんです。
なんで、政府とかが危機感を現にしている理由が2つあるので、2つ説明をしたいと思います。
1つ目は、先ほどおっしゃったように、食卓への影響ですね。
殺処分ということになると、鶏の肉はもちろん、鶏が産む卵にも影響が及びます。
ちょうど、今ちょっと言った2022年度の鳥インフルエンザが流行しまして、エッグショックが来たんですよね。
そうでしたね。
軽卵というのは常々物価の優等生と言われて、だいたい値段がそんなに急激に乱攻撃することはないと言われてきたんですけれども、
あの時は相当やっぱり店頭でも高いなと思うような値段になってましたよね。
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そうですね。
よく標準的に言われるMサイズの1キロの価格っていうのがあって、
これ今が多分、土地によって違うんですけども、ちょっと上がりつつあって、今200円台後半。
3年前は360円ぐらいまで上がったところもあったそうで、今年もそこ行くんじゃないかということがまず心配されています。
そこを超えてきたら、どうしようという気もしますね。
千葉県と愛知県の発生が今、結構増えているんですけども、この両県はですね、とりわけ肉を獲るためのブロイラーというよりは、
鶏を飼って卵を産ませて、その卵を出荷するというようなビジネスモデルで頑張っている県なんですね。
なので、その卵の値段が上がるのではないかと言われているのと、背景には、前回の流行の時に大量に殺処分をして、
つまり、ある種稼ぎ頭を失った業者さんが多いわけですよね。
その後立て直しに時間がかかっていって、また今回流行ということになると、
本当に商売できませんという悲鳴も上がり始めているそうなんです。
インフルエンザってワクチンで私たち予防したりしますよね。
鶏のインフルエンザもワクチンがあることはあるんです。
あってもでも相当な数を打たなきゃいけなくなるよね。
そうですよね。
自分一人で住む家族だけで住むというものじゃないですもんね。
そうですよね。
だからその費用がかかるってこともあるし、政府は予防接種は推奨しておりません。
ああ、そうなんですね。
理由はね、ワクチンを打つと感染しないというよりも症状が軽く済むっていうことがあるんですけれど。
それをすると症状が見えにくい。
見えにくいと感染が広がっていることがわからない。
そうか。
そうすると、いわゆる家畜の貿易という意味で言うと、
養鶏場でバタバタと死ぬっていうのが感染のきっかけ、発覚のきっかけにして、
そこで他の広がりを食い止めようとしている政策からすると、
わからなくなっちゃうっていうようなデメリットもあるんですね。
それも困りますね。
ただ業者さんからは、もう本当にこれね、
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見つかった殺処分の繰り返しだとやってられないというような声も出ています。
これがその食卓への影響ですね。
もう一つの影響は、少し食卓からは離れるんですけれども、
感染症が人に広がるという心配なんですね。
私たちが日頃恐れているインフルエンザと鳥インフルエンザというのは、
別のウイルスが起こしているんですね。当然のことながら。
ただ、鳥を乗り物にしているウイルスがひょんなことで人に乗り移って、
そしたら人はそのウイルスに対する抵抗性、免疫を持っていませんので、
広がったら困るなというその心配なんですね。
そもそも鳥インフルエンザって、鶏のことがもっぱら取り沙汰されていますが、
もともとは渡り鳥のカモが宿主なんですね。
カモにウイルスが感染するんですけれど、カモがバタバタ死ぬということはないわけです。
ある種の強制関係というか、規制関係というか。
だからウイルスも活動範囲を広げるために、カモを殺せないぐらいに乗っかって世界中旅しているわけです。
それが鶏にたまたま移ると、鶏は免疫がないのでバタバタ死ぬということですよね。
同じことが例えば人間に移ったら嫌ですよね。
もちろん鶏から人への感染は限られていて、
WHOによると2003年からの20年余りで、大体889件。少ないよね。
日本ではまだ確認されていないですよね。
なのでそれほど大変じゃないと思われがちですけれども、889件のうち463人が死んでいるんですよ。
死亡率で言えば50%超えています。
考えたくないですよね。
もう一つは、アメリカで去年から
鳥インフルエンザのウイルスが牛に感染するという事例がアイツに出ました。
乳牛に。この乳牛そのものは症状は明るくて、10日ぐらいで改善して治るんですけれども、
今度は専門家は、鳥類から哺乳類にウイルスが乗り移って、
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哺乳類の乳牛から哺乳類の人に移ることをまた新たな心配が起きているんですよ。
そういういろいろ心配はつきないんですけれども、
私たちお消費者というか国民としては、いたずらに慌てないということを強調しておきたいと思います。
殺処分はアイツに出ますけども、さっき言ったみたいに感染した鶏は殺処分されるので、
鶏の肉とかそれからそれが産んだ卵が市場に出回ることは基本的にありません。
過去にはそれを食べて人間が感染したという例は報告されていません。
なので、殺処分がアイツに出るから大変だという、私たちが慌てる必要はない。
慌てて卵を買いだめしたり買い占めしたりすると、また値段が上がりますので、
そこは慎重にというか、落ち着いて様子を見ましょう。
ただインフルエンザってやっぱりね、この冬の季節に特有のものなので、
この騒ぎも北海道で3月ぐらいまで、4月ぐらいまで続きそうなので、
ニュースには気を配っていたいと思います。
そうですね。
今日は鳥インフルエンザについて解説してもらいました。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
×少女隊の春野キーナと青井リノアです。
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