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三毛猫の毛色決める遺伝子をついに発見
2025-01-30 14:09

三毛猫の毛色決める遺伝子をついに発見

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。
今日はですね、猫に関する話題なんですね。その猫、三毛猫にZoom Upしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
今日は三毛猫に関する話題だそうですね。
三毛猫って見ます?よく。
いやあんまり見ません。
最近私は見ないなって思いました。ちょうどこの話を聞いて。
お二人はでも犬派ですか?どっちかというと。
そうですね。我が家犬飼っておりました犬派なんですよね。
私も犬派ですね。
ほら、飼っといて嫌いってわけじゃないですよ。
元村さんは?
私どっちでもないんですけど。
そうですか。
時々動物ネタの研究があるとちょっと注目してるんですが。
今回三毛猫の毛の色を決める遺伝子を
日本の研究チームが発見したというニュースを紹介したいと思います。
三毛猫って三毛っていうぐらいだから
3つの色でできてる猫ですよね。
何色?
白、黒、茶。
白、黒、茶。
ちょっと選じがかったようだね。
これがメスばっかりっていうのも知ってる?
そうらしいですよね。
知らなかった。
いやいや、三毛猫。
知らなかった?
そうなんですよ。
これは貴重なんですよね。
三毛猫はほとんどメス。
かなり珍しいっていうことは知られていました。
その後にいろいろ研究者が調べて
なぜか、なんとなくこれはこうだなっていう仮説まで分かってた。
それを決定的に突き止めたっていうのが今回のニュースでありまして。
ちょっとその仕組みを説明しますと
その三色の毛の色のうち
白色の毛を作るタンパク質は
これはオス・メスどっちも持ってる遺伝子なんですよ。
白はね。
ただ黒と茶色の毛が混在するっていうのが基礎で
この黒とか茶色の毛を作る遺伝子が
性染色体の上にあるんです、メスの。
性染色体って分かんないよね、まずね。
そうですね。
性別を決める染色体で
例えば田畑さんは絶対Y染色体を持ってます。
XYとかってよく言いますよね。
Yっていうのは男の人、オスを決める染色体なんですよ。
私たちが生まれるときにお父さんから染色体1本もらって
お母さんから1本もらって合計2本もらうんですけど
03:03
お父さんからもらったのがたまたまX染色体だったら
お母さんからはX染色体しかもらえないので
XXで女の人になります。
女の子が生まれる。
お父さんが持ってるXYのうちのYを子供にあげた場合は
お母さんからはXしかもらえない
お父さんからYをもらったら
XYで男の子が生まれるんですよね。
そういうことで性染色体っていうのはXとYがあって
Yを持つとオス。
Xだけだと女、メスってことになるんですが
この黒と茶色の毛を作り出す遺伝子が
性染色体、X染色体の上にあるんですよ。
だからX染色体を持っているメスならではの
形質になるっていうことなんですね。
そういうことなんだ。
たまに性染色体異常が起きて
男の子が生まれることもあるんですよ。
男の子なんだけどミケネコっていう。
これはもっと珍しい。
だからレアなんですね。
相当レアって言われてて
計算上で言うと3万分の1の確率なんだそうです。
なので珍しいんで幸運のシンボルとして
あがめられるっていう。
かつては船乗りさんの間で
船にミケネコのオスを乗せると
絶対に航海が安全になると信じられていたそうです。
実際過去は南極観測隊が南極に向かう
宗谷っていう船にミケネコのオスが乗っていたそうで。
航海の安全を祈るためですか。
そうそう。
寒いの苦手なのに。
大丈夫船内だから。
そっか。
あとは招き猫。
幸運の服を招く招き猫も
よく見るとミケネコであることが多いです。
そうですか。
それぐらいミケネコっていうのは喜ばれる存在なんですが
その肝心のメスだけ
メスのX染色体のどこの遺伝子が
それを決めているのか、司令塔なのかっていうのが分かってなかったんですよね。
やっぱり知りたいよね、科学者は。
そりゃそうですよね、突き止めたい。
なぜなんだろう。
ただこういうある種、役に立たない研究はですね
06:05
言っちゃった。
お金がもらえない。
なるほど、研究費付きにくいんですね。
分かったところで、で?って言われるじゃないですか。
そうですね。
で、やっぱりなかなか研究費が付かないということで
2022年、あるプロジェクトが発足しました。
ミケネコ遺伝子探索プロジェクト。
これ主導したのは旧大名誉教授の笹木裕之さん。
へー、九州大学ですか。
そうです。
もうちゃんとした分子生物学者さんなんですけども
笹木先生とか、たぶん雑談の中で
どの遺伝子だろうねって盛り上がったんだと思うんですけども
猫好きの研究者たちが手弁当で集まってですね
プロジェクトを立ち上げました。
研究費がないので、今流行りのクラウドファンディングで
なるほど。
その方法があったか。
寄付を呼びかけたところ
目標の2倍、1000万円以上が寄せられて
無事達成できました。
すごい。やっぱり世間も関心がある。
猫好きの方多いですからね。
そうですね。
その定罪を使ってですね、研究が22年に始まったわけです。
動物病院に例えば猫ちゃん連れてきてね
別にミケネコだけでなくても
いろんな猫を連れてきたりしますよね。
それから地域猫なんかからも
血液とか組織の一部を提供してもらって
ミケネコとそうでない猫の
遺伝子の構造を
一から比較するということをしたんですね。
最近はもう機会は充実しているので
それほど大変ではないんですけど
資料を集めるのが大変だったと思いますよ。
そうするとですね
果たして
メスを決めるX染色体の上に
遺伝子がありました。
別に記号ですから覚えなくていいですけども
ARHGAP36っていう遺伝子があるんですけども
ここに
これが死霊灯だってわかったんですね。
またその黒と茶色になるメカニズムをちょっとわかってきました。
このARHGAP36という遺伝子に
ちょっとした変異が発生するときがあるんですよ。
まれに。
そうすると変異があると
本来黒い毛を作ろうとしていたのが
茶色になることがあるんですって。
変異がないと
黒い毛になるんですよ。
09:03
さっき言ったでしょ。
私たちは親から1本ずつもらって2本持ってる染色体をね。
私女だからX染色体を2つ持ってるんですけども
その片方のX染色体に変異がなかったら黒。
もう一つのX染色体の上の遺伝子が変異してたら茶色になるんですよ。
だからメスだからって全部黒と茶色ができるわけじゃなくて
メスでも1個の遺伝子に変異がないと黒と茶に染め分けられないんですよね。
珍しさがわかってきましたか。
わかってきましたね。
メスでありしかもその2本のX染色体の一方の方に変異がないと
三毛猫って生まれないんですよ。
じゃあもうなおさらそれのオスってなると
本当にすごい。
今後なんですけども
良かったね、わかったねっていうだけじゃなくてですね
もう少しいろいろ深掘りしていきたいとこのARHGAP36という遺伝子に関してね。
分子生物学のいろんな研究だと
例えばメス猫を連れてきてですね
そこの細胞からこの遺伝子を働かないようにしたノックアウト猫とかを作って
その猫が赤ちゃんからどんなふうに育つかなんかを観察したりもするんですが
猫好きの研究者だけに
そんな負担を知るようなことはちょっと
確かにね
ちょっと猫さんにかわいそう
ということで
今後は猫の細胞、三毛猫の細胞から
iPS細胞を作り
iPS細胞
聞いたことあるでしょ
ありますよ
そのiPS細胞はつまりその猫の形質を保存している細胞なので
それを調べることによってさらに深掘りをしていきたいと
なるほど
どこまでも三毛猫に優しい研究ですね
そうですね
そうですね
研究っていうのは役に立たないように見えても
実はこの遺伝子に何か他の機能が備わっていたりとか
する発見があればまた
猫だけじゃなくて哺乳類全体のなんか
そうですよね
何かの発見につながるかもしれない
そうですよね
一見無駄とか遠回りに見えたことが
何かの発見につながることっていうのはありますからね
ひょうたんからコマもありますからね
そうそう
また見守っていきたいし
12:00
クラウドファンディングまた始まったらね
猫好きの方
協力してあげてください
本当クラウドファンディングっていうのはそういう意味では
いいですね
研究の役立つシステムですね
そうで参加もできてね
関心も持つしね
いいと思いますよ
リターンは何だったんだろうってちょっと気になりました
猫猫関係の
3本の種類
3色の毛が1本ずつとか
違うか
そんなこと言っちゃいました
いいね
いいねじゃない
本村さんありがとうございました
ありがとうございました
はいありがとうございました
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした
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