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毎週木曜日は科学です。
まず、能登半島地震のことをお話ししたいと思います。
70人以上が亡くなって、3万人を超える人が避難所でお正月を過ごしているということで、
まだまだ停電、断水、広範囲に及んでいますし、
全体被害の全体像もまだ把握できていないというような状況です。
1日も早い救助・復旧を願うばかりです。
少し事実関係をおさらいしたいんですけれども、
地震が起きたのは1日の午後4時過ぎでした。
震源は、能登半島の北の端っこの地下でした。
マグニチュードは7.6ということで、
これは阪神大震災、それから熊本地震、マグニチュード7.3でしたが、
それを上回る規模ということですね。
最大震度が7、これは熊本地震や阪神大震災でも同じ揺れを感じています。
今回の特徴は、沿岸の海底の浅い場所で起きたということ、
つまり海底だと津波が発生しやすいということですよね。
実際、津波がすぐに押し寄せました。
和島市で1メートルを越す津波ということで、浸水も深刻になっています。
この辺り、イカレタパッタはそうかしらと思うかもしれませんけれども、
日本海に面していて、そしてここって実は日本列島全体で見ると、
東から太平洋側からプレートが列島の地下に潜り込んでいて、
ギューッと東から西に押されているんですね。
日本海側からも我慢する動きがあって、
オシクラマンジュの一番歪みがノト半島に沿ってたまりやすいところなんですよ。
だから岩盤に細かいひびが結構入っていて、
それが活断層と呼ばれるんですね。
ですから今までもノト半島の外側、海沿いに向かって
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海底にいくつかの活断層があることが知られていました。
実際3年前から群髪地震が起きているのはご存知の通りです。
ただ群髪地震というのは、
普通は火山があるところの火山の下からマグマが上がってきて、
地殻変動が起きて地震がたくさん起きるというパターンはよく知られているんですけど、
ノト半島には火山がないのににもかかわらず群髪地震がなぜ起きるのかというのが
この3年間、研究者の間で注目されていました。
そこで分かってきたことが、地下深くの水が関与しているという仮説なんです。
水ですか?
水です。水というと私たちが飲んでいる水のイメージしがちですが、
地下30キロとか20キロぐらいの深いところにある水なので、
かなり高圧というか圧力が高い。
だから水の塊というのは実際にはすごい力のもとなんですね。
硬くて高圧で。しかも水は動きますよね。隙間隙間に。
そうすると途方もない力で動き回る水が断層のひびの中に入り込んだりして、
断層に歪みをもたらしたり、岩盤の形を押して変えたりしているのではないかと。
それが地震のもとになっているのではないかというふうに
研究者の間では言われてきました。
今回の地震がその原因なのかということはまだ分かっていないのですが、
いろんな観測ではこの2年半ぐらいの間に
のと半島の今回地震が起きた場所の地下十数キロのところに
推定で3000万トンの水が、水たまりというか水の塊ができていると言われているのです。
3000万トンというのはすごい量ですよね。
つまり3000万トンの水がたまることによって
いろんな断層の押し合いへしあいに変化が生まれて
そこで地震が起きやすくなっているという仮説が
今回のことで少し信憑性を帯びるというか
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そんなことになってしまいました。
本当にまだ分からないことが多くて
いつも思うんですけれども、大きな地震災害が起きるたびに
地震学ってまだまだ確率の途上にあるなと私などは思います。
お二人はどうでしょう。田畑さんどうですか。
本当に今回の地震で
津波の到達スピードもすごく速くて
改めて緊急地震速報が鳴ってからもすぐ地震が遅い
そしてそのあと津波が来てという怖さを
まざまざと見せつけられたので
もう少しもっと早く知ることができないのか
予知することができないのかというのはもどかしい思いになりますね。
予知を目指すのはもちろん高い目標ですけれども
まだまだ分からない地震の現象というのは多いんですね。
研究者たちも一人でも多くの人を助けるということを
使命として地震学を研究していますけれども
今できることというのは
地震学に限界があることを前提にして
私たちのレベルでできる備えをするということじゃないですかね。
水木さんどう思います。
備えは大切ですよね。
あと高台に逃げてくださいって言われても
車で移動していると、みんながそうやって車で移動すると
これはまた大混乱になると思うので
避難の仕方というのも冷静にできるかどうかというのを
心の準備もしておかなきゃいけないし
ルートも確認しておかなきゃいけないし
もちろん準備というのはしておかなきゃいけないんですけれども
今一度確認しておかないとなと思いましたよ。
福岡の西方向地震が起きたときに
まさかって皆さんが思ったと思うんですよ。
被災地のニュースを見るたびに
これは明日の自分かもしれないという
自分ごととして捉えるというのはとても大切で
我が家の備えはどうだろうとか
どういう避難経路だろうとか
家族とどうやって連絡を取ろうかということを
再点検する機会にもしていただきたいし
さらに今被災地で何が足りていないか
それから人々は何を欲しがっているだろうかということを
ニュースに耳をすませて
できる協力もしたいですよね。
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そうですね。
ということでここまで
マニ新聞の設員の本村幸子さんでした。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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