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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。
おはようございます。もう残すところ、今日を含めてあと4日となりました2023年ですよ。
早いですね。早いですね。早いですね。どんな1年でした?元村さんにとっては。
私はひたすら忙しかった気がしますね。忙しいね。いいことなのかもしれないですけどね。仕事があるのはありがたいことでしょうか。
前向きに捉えましょう。そうですね。そんな中、今年1年、ニュースで振り返るとどうですか?
ニュースはやっぱり、今政治のニュースがすごく多いので、なんかこう、呆れた感じのまま越年するのがすごく残念で。いいニュースもいっぱいあったのにね、終わりが良くないですよね。そうですね。
科学ではね、多少ワクワクしたニュースもあったので、そのお話をちょっとしようかなと思って用意してきました。
お願いいたします。まずは、新型コロナが5類以降になったということでしょうかね。はい、そうですね。皆さんの暮らしとも直結しますね。
5類というのは、感染症法上の分類が5類になったということで、インフルエンザ並みの取り扱いになりました。
行動制限もね、だいぶ緩くなって、それから水際対策もなくなったので、外国の人がいっぱい入ってきてます。
一つは、オミクロン株っていうウイルスのタイプが少し重症化のリスクが減ったっていうこともあるんですけども、やっぱりワクチンとかね、そういうのが普及して防げるようになったっていうのも結構大きいと思います。
このMRNAワクチンを発明するのに多大な貢献をしたカリコさん、アダリンカリコさんは、今年のノーベル生理学医学賞をもらいました。
これはとてもね、めでたいことだし、人類への貢献にご褒美をあげるというノーベル賞にふさわしい研究だったと思います。
それから、福島第一原発の処理水の放出開始というのが結構大きなニュースだったと思います。
敷地内にいっぱい汚染水、放射性汚染水がたまっておりまして、ここから放射性物質を原体まで取り除いて、海水で薄めたものを処理水と呼びます。
この中には放射性物質のトリチウムというのが残っているんですけれども、薄めれば環境への影響はないと国際機関がお墨付きを与えて、その上での放出となりました。
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これから30年以上にわたって放出が続くということで、中国などが反発して日本産の海産物を輸入しないという制裁を今も続けています。
これは海は世界共通のものなので、こういうやっぱり火種というのは起きるのはやむを得ないことかもしれません。この火種は越年したままであります。
もともと処理水を処分しなければいけないという最大の理由は、福島第一原発の廃炉が進まないから、廃炉に必要なスペースを空けるというのが最大の理由とされたんですけれども、肝心の廃炉作業は茨の道でございます。
簡単なことではないですよね。
今年中に本当は燃料デブリを少しでも取り出すというのが目標だったんですけれども、今年中にだったんですけどね。
ロボットが入ると想定されていた茨の蓋を開けてみたら、ほとんど隙間がないぐらい堆積物で埋められていたということで、また一からその対処を考えるというような状況で険しい道のりがまだ続きます。
ちょっとめでたいニュースとしては、今年の2月になりますけれども、宇宙飛行士を新たに募集しまして、2人選ばれました。
これは、諏訪誠さん46歳、それから米田亜佑さん28歳、男女1人ずつですね。この諏訪誠さん46歳というのは、選ばれた時点では歴代最高齢ということで。
それも話題になりましたね。
今回初めて学歴を問わないという、そういう募集にしたんですね。今までは理工系の大学院卒業とかっていうのがあったんですけども、それを外したので、いろんな人が応募できるということになりまして、多様性を確保しようという狙いがありましたが、
この諏訪さんは、その意味ではちょっと異色でありまして、ずっとアフリカなどの途上国支援に当たっている人ということで、地球環境問題とか格差問題にとても関心と経験が深いということで、
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そういう方が宇宙飛行士になると、どんな貢献をしてくれるんだろうという、ちょっと期待はね、できます。
オリ氏もね、アメリカと共同で進めている月面着陸計画。
アルテミス計画。
そう、ここに日本人が月面着陸クルーになるという話が飛び込んできまして。
少なくとも2人とかっていう報道もありますよね。
ありましたよね。
そうするとなんかちょっとこのお二人が宇宙飛行士にね、これから訓練を受けて宇宙飛行士になってデビューして、最初のミッションが月面っていう可能性もゼロではないですよね。
これはもうちょっと日本人にとっては怪拙ですもんね。
ちょっと面白いですよね。
ここからのちょっとね、様子も見ていきたいと思いますが、まだベテランの飛行士たちもいっぱいいるんで、
その方たち優先になるのかもしれませんが、ちょっと夢の膨らむ話題でありました。
それからアルツハイマー病の新薬が承認されました。
デカネマブ。
はい、よく覚えてらっしゃいますね。
ちょっと言いにくい。
言いにくいけどね。
いろんな薬にマブはつきますよね、でもね。
マブはね、なんかそういう決まりになってるんですよ。
みたいですね。
そうそう、化学物質にはマブってつけるんですけども、
原因物質と考えられているアミロイドβに直接働きかけてやっつけるというか、
そういうタイプの薬としては初めてのものでありまして、
臨床試験だと、初期の認知症ですけれども、
症状が悪化するペースを27%遅らせることができたと言われています。
初期の認知症に限られること、それから費用が高いというような、
副作用も少しはあるというリスクもありますけれども、
高齢化とともに避けられない認知症の問題には光となると思います。
日本でも承認されて、薬価も1人年間298万円と決まりました。
もちろんね、その300万円近くを1人で個人が負担するということではなくて、
医療保険が利くので随分と使いやすくなるというふうに思います。
早速、患者さんに投与が始まったというニュースが先週流れていましたね。
その経過をしっかり見ていくことも大事ですよね。
もちろんそうですね。早いうちに手を打つということで、
少し希望がつなげるというところでは明るいニュースだったと思います。
最後、これは生成AIチャットGPTですね。
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外せませんね。
話題が多かった今年は。
誕生そのものは2022年、去年のことなんですけれども、
ユーザー1億人に達するのにたった2ヶ月しかかかっていないという急速な普及が今年のニュースだと思います。
その証拠というかですね、イギリスの科学誌Natureというのは毎年、
今年の10人というのを選んでいるんですけれども、
科学に重要な役割を果たした人10人を選ぶっていうそういう企画なんですが、
この10人の中にチャットGPTが選ばれまして、
人じゃないですよね。
そうなんですよ。人間以外から選ばれたの初めて。
すごいな。
それぐらい人間らしい受け答えをするということですけれども、
こちらも普及とともに問題も見えてきていて、
学習する内容が偏っていると間違った答えを出したり、
それから差別的な判断を広げてしまう恐れがあるということで、
このあたりどう付き合うかというのが問われるという意味では、
今年の大ニュースだったと思います。
どうでしたか、1年間。
科学といっても広く見ればみんな覚えている。
こうやって並べても滝に渡りますけど、
でもこの生成AIは本当にこの1年も連日取り沙汰されていて、
その中でやっぱり使う人間が試されるなっていうのを実感しますね。
そうですよね。結局最後は人間がどう付き合うかっていうところに
帰結すると思いますね、いろんな科学のニュースは。
本当ですね。
何とか来年は明るいニュースが目立つような1年になってほしいですね。
そうなってもらいたいです。
山戸村さん、今年も1年大変お世話になりました。
こちらこそありがとうございました。
といってもまた来週ですけどね。
そうなんですよ。
来週お邪魔しますけどね。
そうなんですよ。
なのですぐではありますが、良いお年をお迎えください。
本当に良いお年を。
皆さんも良いお年をお迎えください。
どうもありがとうございました。
本を出されるということで。
もともとさん、本を出すって聞いたんですよ。
本ですね。
6つ目のトピックに並べなくて良かったですか?
それもうそんなそんな。
1月4日に発売という予定で題名は
科学目線、上から下から斜めからっていうタイトルなんですけども。
どんな本なんですか?
科学というけど、7、8割は科学以外の話が入っておりまして。
エッセイコラム120本ほどを収録しております。
また詳しいことは発売後の来週にも。
じゃあぜひぜひまた来週。
お知らせしましょうか。楽しく読みましょうね。
聞かせてくださいどんな本なのか。楽しみにしております。
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ということでここまで毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
バッテン少女隊の春野きいなと青井梨奈です。
RKBラジオでお送りしているガールズパンチ。
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