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2024-01-11 11:15

九大発 カイコによる世界初のワクチン製造に期待

毎日新聞論説委員 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。
毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
さて、今日はどんなテーマでしょうか。
虫の話題です。
虫。
お二人は昆虫好きですか?
私は結構好きですよ。
私もね、触れますよ。
まあ、いろんな虫いますけれども。
ただ、あんまりムカデみたいに足がたくさんあるのは苦手ですけどね。
どの虫でしょうか。虫は虫でも。
足がない虫はちょっと苦手って人結構多いけど、今日はカイ。
カイコの話題です。
カイコ。
はいはい。
カイコね。あまり縁がないかな。
昔はね、洋産が盛んでしたけどね。
そうなんです。
カイコっておっしゃる通り、日本はね、洋産業で製糸業で世界的に有名になったぐらいの国なので。
カイコをどうやって買うかとか品種改良の歴史が長いんですね。
近年はカイコを薬の成分などを作る昆虫工場、工場として使うという研究が盛んなんですって。
その拠点がなんとお近くの九州大学にあると。
はいはい。
ご存知ですか。
ありますね。
カイコ。
そうなんですね。
行ったことあります。私も取材で。
毎日新聞に記事が出ていたのでちょっと調べてみました。
九州大学に昆虫科学新産業創生研究センターというのがありまして、
2018年にできたばっかりなんですけれども、ただその前段としての歴史が100年以上あるんだそうです。
すごいですよね。
100年以上前にある研究者がカイコの品種改良を手がけて、
例えば早く育つとか病気になりにくいとか、あるいはそのさなぎになった時に大きな眉を作る。
大きな眉を作れば絹糸がたくさん取れますので。
そういった品種改良のために世界中からいろんなカイコを集めまして飼育し続けているんですね。
このセンターには700系統の多様なカイコが飼育されて保有されているんだそうです。
一口にカイコと言ってもそんなに多様なんですね。
かなり深い世界だということが分かりますよね。
分かりますね。
そのカイコをその絹糸を取るだけでなくて昆虫工場として作るという研究なんですけれども、
カイコというのも一応生き物ですからいろんな感染症にかかりますが、
カイコに感染しやすいウイルスを物質を作る種として使うんですね。
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つまりそのウイルスの遺伝情報の中に私たちが欲しいと思っている物質の遺伝子を組み込むんですよ。
つまりウイルスを運び屋にするんです。
なるほど。
そのウイルスをカイコに注射しますとカイコが感染しますよね。
感染するとウイルスがカイコの体内に入っていって細胞の一つ一つに収まって増殖を始めるんです。
私たちがコロナウイルスにかかるのと同じ仕組みですけれど、
そのウイルスが増える過程でそのウイルスに組み込んだ遺伝子が働いて、
私たちが欲しい物質がカイコの体内に増えていくんですね。
つまりそれが向上の生産ということになるわけですけれども、
そのカイコを例えばその体液を取り出してワクチンとして注射するとか、
あるいはそのカイコがさなげになった時にそれをちょっと気の毒ですけど粉砕して粉にする。
それをカプセルなどで口から取り入れる薬のように。
そういうやり方があるんだそうです。
そのどのカイコ、700系統以上のカイコからどれが一番向いているかというのを、
今のセンター庁の草壁隆寛さんという教授が7年がかりで発見して、
さあこれから研究を始めようということなんですが、
そのカイコを使うと1匹のカイコだけでも1ヶ月で100人分のワクチン成分が取れると。
すごい。
結構な効率ですね。
いいですよね。
融合だということでベンチャーも設立しまして、
さあこれからだというところなんですけれど、
とりあえず今目標にしているのは、
ノロウイルス。
ノロウイルスってよく聞きますよね私たちもね。
そうですね。
ノロウイルスにつまりかからないというか、
やっつけるためのワクチンの開発で、
これ実は先進国だとノロウイルスかかっても手当てができますけれども、
発展途上国などではなかなか手当てが行き届かないので、
年間20万人の方が亡くなっていると推定されているそうです。
そうなんですね。
そういう途上国にですね、
さっき注射か飲むかって言ったんですけど、
飲む方のワクチンを供給できないかと考えているんだそうです。
これは利点としてはワクチン、注射を打つタイプよりも簡単に保管できる。
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常温で保管できる。
さらに注射を打つ手間が省ける。
だから医療関係者がいないところでも口から飲めばいいので、
そういう使いやすさもあるので、
そちらの方向で研究開発しているということなんですね。
なのでもし成功すれば、
たくさんの途上国の人の命を救うということになるわけです。
早くというか急がず、慌てず急がず、きちんと開発に結びつければいいなと思うんですけれども、
もともと昆虫を医療目的に使うとかですね、
そういうことは結構、旧大に関わらず長く取り組まれております。
他にもケースもあるんですね。
古くは第一次世界大戦。
100年前ですね、もうね。
ヨーロッパの戦争の戦地でよく使われたものがあって、
これはね、病気というか怪我をした兵隊さん、
なかなか手当を受けられないと怪我がだんだん悪くなって、
エソを起こしてなりますよね。
それなかなか治らないんですけれども、
それに実はハエの幼虫、
ウジですね。
ウジ虫を傷のところに集めておいて、
それを取らない。
ウジ虫を取らない。
そうするとなぜかウジ虫が悪い菌を食べてくれるんです。
それに着想を得たマゴットセラピーというのが現代にもあります。
ちゃんと衛生的な環境で培養したウジ虫を、
治りにくく、ただ抗生物質が効かないような傷の上に置いて食べさせるというような、
ちょっとね、朝ごはんの時間にちょっとあれですけれども、
そういう治療とかですね。
あとは例えば細菌が多い土の中でも、
カプトムシの幼虫ってすくすく育ちますよね。
これ何でかっていうところから、
幼虫に実はすごい抗菌物質があるんじゃないかというような視点で研究が進んでいたりします。
虫って5億年前から地球上に現れている大先輩ですから、
私たちもそこに学ぶところが多いというのがとても言いたいことなんですけれど、
ただ、今は日本の研究の世界ではですね、
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昆虫とかっていうそんななんか子どもの趣味みたいなことみたいな、
ちょっとそういう偏見で昆虫学科というのがですね、
あっても閉じられたり、予算がもらえないという現状があるそうで、
この旧大の研究が世界的に知られるようになれば、
昆虫研究にももっと光が当たるんじゃないかなと期待をしながら見守っております。
周りの目を変えられるかもしれないということですよね。
そうですね。
元村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の元村幸子さんでした。
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