00:00
この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。おはようございます。さて、今日のニュースなんですけれども、漁業者が森林を買ったというニュースですね。
ちょっと意外ですよね。場所は福岡県です。福岡県の矢芽市にある森林13ヘクタールを、下流の福岡有明海漁連さん、柳川市にあるんですけど、
それと、矢芽市の矢部川漁協さん、2社が共同で購入したそうなんですね。この2つの漁協さんは、星野川っていう川を河口付近で漁をしていたりするんですけれども、
その矢部川水系、星野川ですね。川から注ぐ水が豊かな有明海を育てているので、その豊かな有明海を守るために、山、森を守るんだっていう、そういうことをおっしゃっています。
海を守るためには、その上流にある山を守らないとって、やっぱりその結びつきが重要だっていう風に感じたってことなんですかね。
そうですね。これを一言で言うと、森は海の恋人。
なんか素敵な言葉じゃないですか。
さらにね、川は泣こうどっていう言葉もあって。
なんですか。
繋ぐから。
歌詞にあるんですか、そんな歌があるのかな。
森は海の恋人っていうのはですね、言い始めたのは、東北の気仙沼で柿養殖を営んでいる箱木山茂厚さんという人なんですよ。
この人も柿養殖をしてるんですけども、それぞれの代々、漁師さんというのは、山を大食にするんだっていう言い伝えられてきたと。
それは本当に調べてみると、山から川を使って海に流れ込んでくるいろんな栄養分、ミネラル、それを今度はプランクトンが栄養にして、
そのプランクトンを食べる魚が増えるっていう。
循環してるんですよね。
この畑山さんは、レジスンで実践するだけでなくてですね、
そういうことを仲間に呼びかけて、上流だったり減流の山に、山奥に年一回食事祭をするというので大量旗を飾ってですね、
03:12
地元の子供たちなんかも呼んで、山に基本的には紅葉樹、葉っぱが落ちるクルギとかグラとかミズナラとか、こういったものを植えていくと。
その葉っぱが落ちて不要土になって栄養が増すっていう、そういうことを狙ってるんですね。
このエピソードは小中学校の教科書にも載って、とても広く知られることになります。
なので今回のこの福岡里明海漁連と矢部川漁協の取り組みも、それをそれに習うっていうんでしょうかね。
模範にして。
そういうもので、今は森林は新葉樹が植わってるんですけれども、これからいわゆる葉っぱの落ちる紅葉樹を植えることで、やはり豊かな森を作りたいというふうに関係者の人はお話しされていますね。
やっぱりこのところ、ここ10年を振り返っても災害に悩まされていますけれども、その時にやっぱりこの山の保全ってすごく重要視されてますよね。
燃料の焚き木、今はそれがない山を放置すると、やっぱり映画は明治大正の時代に戻っているような感じもするんですけど、
学問の森林学は森林だけ見るとか、海の生態系は海の専門家だけが見るとか、河川の専門家が見るっていう感じで縦割りがずっと続いていたんですけど、
これじゃダメだろうということになって、平成も終わりの頃からですね、だんだん縦割りじゃなくて、横を連携していこうということになって、今はね、森里海連環学っていう学問ができているんですよ。
06:03
森里海。
森里と海はつながっているっていうそういう概念で。
その視点は大事ですね。
そうなんですね。
京都大学とか、それから国立環境研究所などがまさに共同で行った調査を一つ紹介しますけれど、
星野川って今回の舞台になっている星野川も筑後川の支流なんですけどね。
筑後川を含む全国22の一級河川を対象に、この各項域にどんな魚が住んでいるかっていうのを調べて、
常住の森林の保全状況っていうのを合わせて調べて、関連を研究している結果があるんですけれども、
やはり常留だったり鳩山とかがきちんと保全されている森林の面積が広いところほど、
河口に住んでいる魚、とりわけ絶滅危惧種の魚が多いという統計的に証明されているんですって。
つまり学問的にも森林を守ることが海の生物多様性を守ることにつながると言えるんだと思うんですね。
ただ言ってるだけじゃダメで、こうやって漁師さんたちが自分たちの暮らしのこともあるでしょうし、
日本の環境を守るということで行動し始めるっていうことがとっても重要だと思うんですよ。
その雨で起きているこの動きは取っ掛かりになるんじゃないかと私は期待して見守っております。
やっぱり都心部で仕事をする人とこうやって海や山、自然で仕事をしている人とでは、
特に温暖化だったりとか地球の気候問題に関しての肌手の感じ方、危機感が全然違いますよね。
取れる魚が変わったとか取れなくなったとかですね。
まさに今日本全国で水産物の漁獲高がどんどん減っていて、
それが民国的な問題でもあるし、それを生まれ変えている人の危機感って本当に強いんですよね。
一生一石には敵わないかもしれないけど、
こういった人々をやって取れることなので、魚を食べるだけの私たちもですね、
こっちはいいかなと改めて思いましたね。
そうですね。この魚はどこから来たのかなとかね。
いろいろ考えることも大事だなと思います。
本村さんありがとうございました。
09:00
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
地下鉄祇園駅から徒歩2分、RKBスタービル博多祇園スタジオは
ポッドキャストなどの音声コンテンツの収録から動画のライブ配信まで
様々なニーズにお答えできるレンタルスタジオです。
お問い合わせご予約はスタービル博多祇園のホームページからどうぞ。