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2025-07-10 13:59

アルツハイマー病の発症リスクをDNAで判定

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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毎週木曜日は科学です。
個人のDNAを調べて認知症で最も多いアルツハイマー病の発症リスクを予測する手法を開発したと、
慶応大学などの研究チームが国際専門誌に発表しました。
日本人を対象としたものは初めてだということです。
きょうはこの話題にZoom Upしていきます。
おはようございます。
これはすごいことなんですよね。
何を捉えたいんでしょう。
事前にリスクがわかるというのはちょっと怖くもあるけど
リスクが高かったらいつ発症するんだろうとずっと不安ですよね。
ただ早くわかれば早く備えられるかも
というのがこの研究の主題なんですね。
2023年、2年前になりますけれども
アルツハイマー病の治療薬が処分されて
デカネマブという難しい名前の薬ですけど
これは治療薬としては画期的で
アルツハイマー病の人は脳に異常タンパク質
アミロイドβというタンパク質がたまるということが
わかっているんですけど、アミロイドβに直接働きかけて
やっつけることが期待されている薬なんですね。
ただこれが効くのは、実は初期
発症間もなくの人には効くということがわかっている。
だから物忘れがひどくなって病院に行ったらアルツハイマー病ですね
という段階じゃなくて、もっともっと手前
手前でわかる方が効き目がいいし
治る可能性があるということで
そこに今注目が集まっているんですね。できれば発症する前
前にあなたのリスクはこうですと言って
繋がるような生活習慣とかを心がけるとか
定期的に警戒しながら症状が出るや否や薬を投与するみたいな
そういうことが期待されている中での
慶応大学の取り組みということで
どんなふうに予測するのかというところが気になりますね。
一つはアミロイドβという異常タンパク質の
植物的に関わっていると考えられている遺伝子は
すでに見つかっているんですよ。アポイという遺伝子なんですけど
03:04
その遺伝子の情報が一つ。もう一つは
私たちみんなDNAを持っていますよね
DNAって30億の塩基配列が二重になって
組み合わさっているものなんですけど
30億もあるとこの配列に個人差があるんですよ
同じ人間だからほぼ一緒なんだけど
ところどころちょっと変わっていたりするんです
それが体質とか病気のかかりやすさとか
薬の効きやすさ
お酒に強い弱いみたいなのもその配列のちょっとした
情報が関わっていると考えられているんですね
なのでこの慶応大学のチームは
アポイという遺伝子の情報プラス
その個々人の配列の個人差
これを総合的にいろいろ組み合わせて
アルツハイマー病のリスクの高い低いというのを
見つけたんですよ
これまでも欧米ではこの研究進んでたんですけども
欧米が地元ってことで白人の人たちの集団のデータが
元になっていて
日本人を含むアジア人ではこれが適用できるのかどうか
わかんないって言われていたんですけども
慶応大学が診察している日本人の患者さんとか
認知症の患者さんのデータを利用して
さっきの個人差8万8千箇所の並び方の個人差を
気が遠くなるような作業ですね
実際にはコンピューターがやるんですけどね
その手法を実際のアルツハイマー病の患者さんで
実際の患者さんは大体当たってたって言うんですね
ただ完全に予測するのは難しくて
これから精度を磨いていくということも必要なんですけど
研究の現場ではある程度の確かさで確立できた
という状況なんです
これを明日から水谷さんや田畑さんが試せるか
ということになります
一つは精度がまだ100%に近づいていないので
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その段階で社会に出すのは厳しいですよね
それからDNAって究極の個人情報と言われていますから
それを安易に解読するということの危険もあります
情報が漏れるということは一番わかりやすい危険ですけど
アルツハイマーのリスクを知りたくて調べてもらったら
自分でも気がつかない将来の病気のリスクが
別の病気のリスクがわかったリスクがあるんでしょう
その時に治療法がある病気ならいいけど
ない病気がわかっちゃったらちょっと嫌ですよね
受け止められないかもしれませんね
そういう段階でもある種の覚悟というか
知らない方が幸せだったということもありますよね
アルツハイマー病は認知症全体では
予備群を含めた1000万人を超えている
本当に深刻な超高齢社会の病気なので
それを克服するために本当にいろんな研究者が
いろんな国から研究をしていて
その一つのニュースという風に受け止める具体の
今はスタンスでいいのかもしれませんね
薬もまだ高額ですしね
アルツハイマー病を今私たちは向き合って
知っている最中っていうところは抑えておきたい
アルツハイマー病に精査があるのご存知ですか
男性女性で違うんですか
アルツハイマー病の患者さんの3分の2が女性なんですよ
女性に多いんですか
なんでだと思います
女性の行動と関係するんですか
これまでは女の人の方が長生きだから
長生きだけのリスクかなと言われていたんですけど
同じ年齢でも女性が多いという謎に
九州大学が迫ってそれを見つけたというか確かめました
鍵はテストステロン
男性ホルモンですよね
男性はテストステロンを大体多く持っている
女性は相対的に少ないですよね
09:00
それが実は関係があった
その量ってことですか
マウス実験で確かめたんですけど
精巣を摘出したオスマウスつまりテストステロンが
何らかの作用で脳に異常タンパク質のアミロイドβが
溜まりやすくなった
そのマウスにテストステロンを補充すると
蓄積が抑えられた
つまりテストステロンが何らかの作用で
脳に異常タンパク質のアミロイドβが
溜まるのを防いでいる
これ治療とかにも役立てられるってことですね
テストステロンのマホルモン注射みたいなもので
テストステロンを打ちゃいいってもんでもない
筋肉がモリモリになったり
でも女性って変形すると男性ホルモンが
増えるって言いますよね
それより上回る形で女性ホルモンが減ることによる
骨粗小症とか色々ある
脳内で何が起きているか見てみました
免疫機能を司っている細胞が
テストステロンによって活性化していることが分かって
脳内に異常タンパク質をやっつけられる
この機能は福岡出身の大住吉則さんが
ノーベル賞をもらったオートファジーという機能
オートファジーが関わっていることまでは分かった
オートファジーをどう活性化させるか
別のチームが一生懸命世界中でやっている
注射して防ぐというよりは
オートファジー機能をどう活性化させるか
そっちのアプローチもあるわけです
人間の体って単純じゃないので
こうしたら別の副作用があるとか
色々複雑なのでたくさんのアプローチで
私たちも含めて日々健康な生活を
12:00
こういう付き合い方を
博士たちにサポートしてもらいましょう
ということでしょう
不積大ですね
生活習慣も本当に大事
本村さんありがとうございました
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