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全国でクマの被害が相次ぐ
2025-07-17 13:21

全国でクマの被害が相次ぐ

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。全国的にクマの目撃や人的被害が相次いでいます。
今月4日には岩手県で、住宅の伊間で女性がクマに襲われて怪我をし、そして12日には北海道で新聞配達をしていた男性がヒグマに襲われて死亡するなど、
住宅街での出没や被害が続いております。どのようにクマと共存していけばいいのか、Zoom Upしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
北海道のニュースがね、結構来てますよね。
気になるのはね、先ほど紹介のあった北上市で、住宅の伊間にいた人が襲われるっていう。
これはびっくりでしたよね。
どこに逃げればいいんですかっていう感じですよね。
山形県では空港の滑走路にクマが侵入したとかね。
北海道で新聞配達員の方が襲われたっていうのも、結構これもう鳥肌が立つようなちょっと怖いニュースだなと思って聞きました。
今回はどちらかというと、山にサンサイ鳥に出かけて行って出くわすっていうのではなくて、
市街地に降りてきているっていうところにやっぱり、余計に危機感が募る感じですよね。
原因はね、はっきりしていて、この季節ってクマが繁殖期なんですね。
つまり交尾相手を探しているっていうことですよね。
しかもちょっとホルモンバランスが多分興奮状態になりがち。
気が立ってたりするんですかね。
そういうことですね。
もう一つは、秋だったらどんぐりを食べに降りてくるみたいな話があるんですけど、
この時期ですとクワの実とかキイチゴとか、ちょっと人里に生えている木の実とか草の実を食べに、
ついつい引き寄せられているっていう、この2つの条件が重なっているようなんですね。
さらに言うとですね、繁殖期って、つまりメスを求めてオスが争うんですけれども、
どちらかというと、ベテランのクマに追われて、若いクマが逃げて、戦いに負けて逃げて人里に降りてくるっていう。
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そういう側面も。
そういう傾向もあるそうなんですよ。
クマからしたらね、それは繁殖って動物としては大切な仕事ですから。
そうですね。
そこでたまたま人が出くわしちゃった、驚いてひっかくとか、
エサを食べに来たら人がいて思わず攻撃するっていうことになってしまうわけですよね。
そうですね。
ただこれが本当にゴルフ大会の中止とか、いろんなことになると本当にこれはちょっとことです。
そうですね。対策しなきゃってなりますよね。
一つはですね、個人で対策できることはするっていうのがまず一つですよね。
一番地道でというか、今までもやってこられたことは、自分がいることを知らせるっていうことですね。
山に行く人はよく鈴をつけてますよね。
はい、そうですね。
鈴をつけて歩くと鈴が鳴るっていうことで、クマにいるよって教える。
あとは山で作業をする人はラジオを持って行ったりしてますよね。
なるほど。
こういうラジオの番組を流しながら作業をすることで、人の気配をクマがわかるっていうことですね。
ただ新聞配達とか、今にいるときにっていうこともあるので、これはなかなか難しいんですが。
なんか言動がありますよね。感じちゃいますね、そういうのは。
嫌いな匂いとかないですかね。
生ゴミとかをやっぱり嗅ぎつけてくるので、嫌いな匂いじゃなくて好きな匂いを発しないっていうことは重要ですよね。
朝生ゴミを出すような人は、とりわけ気をつけてください。
潜んどいて、あ、ゴミだと思って、パッと飛び出して出くわすっていうこともありますよね。
そういうところも気をつけなきゃいけないですね。
そうなんです。ここまで市街地にクマが出没するということになると、それだけではなくて公的な枠組みも必要だということで、
この6月までの国会で法律の改正が行われました。
長寿保護管理法っていう法律があるんですけれども、
これが改正されまして、今まで市街地にクマが降りてきた、あるいは見つかったという時は、
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そのクマをどうするか、つまり一番早いのは駆除するということなんですけれども、
その駆除をする時に警察に許可を得なければいけなかったんですね。
つまり発砲する可能性があるので、警察に許可をもらって、それを受けてハンターに依頼をする、
療養会に依頼をするっていうことがあったんですが、
これを市町村の判断で、条件付きながら特例的にもう両獣を使えるっていう、そういうふうに法律を変えました。
いくつかの条件があって、例えばクマが住宅地など人の生活圏に出没していること、緊急に危害を防ぐ必要があること、
住民の安全、つまりそこのクマがいる界隈の人たちに、ちょっと両獣発砲するかもしれないから避難してくださいとか、
住民のそういう意味の安全が確保できているなどの条件はあるんですけれども、
これによって少し迅速な対応が可能になったりするということが期待されているんですね。
ただ個人的には、それは起きた時の対象ですよね。
だからクマが人里に降りてくるのはなぜなのか、というところに本当はクローズアップしないといけないんだと思うんです。
根本的なところに解決するためには、そこを見つめないといけませんよね。
いざという時にハンターに気軽に依頼できるという状況も減ってきてますよね。
つまり老幼界、高齢化進んで、人手不足、後継者不足というのを直面していますので、
やはりここは何かしら環境の変化でクマが降りて子猿を得なくなっているということに、
そこは長期的な問題として考えなきゃいけないですよね。
そうですね。
ただ、九州の方がお聞きになっている人が多いと思うんですけど、九州でクマの話って聞かないでしょ?
そうですよね。
クマ出没しましたみたいな。
いないし。
いないって言われてますよね。
きっと聞きますけど。
2012年に環境省が絶滅を宣言しています。
スキノワグマね。九州では絶滅と。
最後の捕獲の事実が1987年以来ないんですよ。
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もう40年くらい前ですか?
35年?38年くらい前ですか?
時々目撃情報のようなものがあります。
絶滅してない?
そこがわからないんです。
夜車で走っていたら目の前を黒い大きなものが横切りましたみたいな。
そういう目撃情報がないことがないんです。
一応でも絶滅を宣言されているんですが、
ただ、関門海峡を泳いで渡る可能性はないのかと言っている人もいます。
クマは泳ぎそうですね。
1キロくらいですからね。
確かに中国地方は割とクマが多いんですよね。
なので、絶滅したから安心という結論をつけるのも微妙ですね。
ただ九州は産地が連続していない。
切れ切れになっているので、
例えば山から山へと移動するという移動の仕方は考えにくいそうです。
中国産地とか東北や新州は山が連なっているので、
他県にいろいろ広がるんですけども、
九州はその点は踏まえて、
ただ、登山にあちこち出かけられる方もいらっしゃるし、
あとは別の食害、イノシシとかサルとか鹿とか、
そういうものもあるので、
やはり野生動物とどう共存していくか、
あるいは自分の人里の周り、里山をきちんと管理することで境界線を作れるみたいなことは
常に意識をして、
やっぱり町づくりとか農作業、林業などを考えていかないといけないんでしょうね。
そうですね。山の手入れというものも放置されているところが多くなってきたりとか、
林業も衰退の危機というのをよく聞きますので、
なりわいとしての維持だけじゃなくて、
自然環境を保全していくという上でも大事なんだというところで、
ちょっと考えなきゃいけませんね。
人間の責任がありますよね。
あります。
わかりました。本村さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞客員編集員の本村幸子さんに解説してもらいました。
13:21

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