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蚊の恋を妨害 繁殖を防ぐ仕組みを発表
2025-08-14 12:10

蚊の恋を妨害 繁殖を防ぐ仕組みを発表

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。
今日はですね、蚊の話題なんですけども。
オスの蚊の聴覚を錯乱し、メスと出会えなくすることで繁殖を防ぐ仕組みを見つけたと、
名古屋大学の教授らが発表したということで、
この仕組みを応用すれば殺虫剤を使わずに蚊が媒介する感染症を撲滅できると期待されているということなんですが、
今日はこの蚊の話題にZoom Upしていきます。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんです。
本村さん、おはようございます。
おはようございます。
これ、蚊の恋を妨害しちゃうっていうことですか?
嫌な感じですよね。
そう言われると嫌な感じに聞こえちゃうんですよね。
でもやっぱり、蚊は一応人間にとっては害虫ですから、
その害虫を駆除する方法の割と有効な方法じゃないかと私は思いましたね。
つまりね、害虫を例えば見つけたら、
そいつ個別にやっつけるっていうやり方もあるし、
広範囲に殺虫剤をばらまくっていうやり方もあるけど、
殺虫剤だと環境への影響が避けられなかったり、
それからその薬に蚊が慣れちゃって、
耐性ができて、簡単に死ななくなったりっていうこともありますよね。
だからこの繁殖のメカニズムに目をつけて、
繁殖をさせなくするっていうのは、
割ともうそれこそ50年60年の歴史があるノウハウなんです。
そんなに歴史があるんですか?
そうそう、古いものでは1970年代だったかな、
沖縄のメロンとかパイナップルとかに悪さをするウリミバエっていうハエが侵入してきて、
もうその作物の被害が大きかったんですけれど、
そのウリミバエのオスに不妊にさせて、
オスが繁殖できないようにしたものを放したんですよ、環境中に。
そしたらそのオスがせっせと繁殖に勤しむんですけど、
子供が生まれないじゃないですか。
だから世代を重ねるごとに害虫が少なくなっていなくなるっていう根絶に成功してるんですね。
これは他のところから新たに入ってこないっていう利等とかにはすごい有効なんですけども、
そういうふうに着目してやっていくのの今回は新しい世界ということですね。
かつて広い世界にオスとメスがいて、どっかで出会うわけですよね。
03:05
出会う方法にこのチーム、名古屋大学のチームは着目しました。
オスはメスの居場所をどうやって探しているかっていうことなんですけど、
ふわふわの触覚を刻みに揺らして、
メスが羽ばたいているサインを確知するそうです。
レーダーみたいな感じですか?
まさにそんな感じね。
メスの羽ばたきの周波数と自分の触覚の揺らし方をシンクロさせて、
それで位置を特定して近寄って交尾するんですって。
この名古屋大学の紙コーチ・あずさ教授らのチームは、
そのノウハウをもう少し詳しく調べたら、
オスの触覚には耳、聴覚を司っている器官があって、
その聴覚がある物質によって制御されているということを突き止めるんですね。
その物質はオクトパミンという名前の物質なんですけども、
そのオクトパミンという物質を働かないようにすれば、
オスがメスの居場所を突き止められないということに気づくわけです。
オクトパミンが機能しない、働かないようにできる化合物も見つけたそうです。
なので、例えばオスがオクトパミンを使えないということになると、
メスと出会えなくなるので繁殖をしない。
そうすると増えないということになるんじゃないかとまだ考えているだけ。
ここから先は殺虫剤メーカーの人たちとかがこれに目をつけて、
新しい防御方法の開発とかに手掛けることができれば、
ちょっと希望があるかなという感じなんですよね。
ただ、この背景というのが、河野さんのたくさんの伝染病、感染症を媒介します。
日本はまだ医療が発展していますので、毎日感染症にかかっても治療をできる環境ではあるんですけども、
地球規模で見るとそうじゃないんですよね。
06:02
10年ほど前に、ビル・ゲイツさんがやっている財団がまとめたレポートが話題を読んだのをご存知ですか?
え?何でしたっけ?
世界で最も凶暴な生物っていう。
はいはい。それはカだって言うんですかね。
それはカだって言うね。堂々の一位はカでした。
そうだそうだ。
年間72万5千人が死んでいるそうです。
カによって。
カのせいでね。
カが媒介してってことなんですか?
媒介しているマラリアとか、デング熱とか、そういう病気で死んでいる人がいるってことなんですよね。
私たち結構、人間の命を奪う危険な動物って言ったらさ、もうちょっと怖いものを思い浮かべるじゃないですか。
そうですね。
サメとかね。
まあまあ肉食動物っていうような頭が生きますけど。
エビとかね。
毒を持っているとかね。
例えばサメって、この財団のレポートによれば1年間に10人の命しか奪っていない。
カの数と比較にならない。
72万5千人に比べれば。
桁が全然違いますね。
比較にならない。
ちなみにカのに次いで凶暴なやばい動物ってなんだかご存知ですか?
なんだろう、なんだろう。
アリ、どうですか?
違う。
もっと大きい。
もっと大きい。
ハチ。
もっともっともっと大きい。
知能もある。
知能もある?
知能もあるってことは、陸にいる動物。
陸上ですね。
でもそんな動物なんかいる?
知能もある。
ちょっと時間音だけをロスしてしまいそうですよね。
そうですね。人間です、人間。
そういうことですか。
殺人をしますからね。
でもそれよりもやばいやつがカであるということですよ。
なるほど。
昨日も私2カ所くらい刺されたんですけど、
めちゃめちゃ暑い時ってカがいなくないですか?
確かに。猛暑日みたいな暑すぎると出てこないですよね。
そうそう。カの活動範囲の温度帯って35度くらいまでなんだそうです。
なのでこれから少し涼しくなっていくので、これからが気をつけないといけないんですけども、
刺すカってメスだけなんですってね。
オスは刺さない?
オスは刺さないんですよ、人間は。
オスは鼻の蜜とかを吸って生きてて、吸うのはメスだけです。
09:00
メスも交尾した後、産卵したいメスだけが吸うんだそうです。
へー。
なので産卵にはエネルギーが必要なんで、血液でそれを補うってことなんですけど、
つまり先ほどの研究に戻れば、オスの触覚を攪乱して、聴覚を攪乱してメスと出会わせないようにする。
でも刺すのはメスだけじゃんって思う人もいるかもしれませんけど、
オスとメスが交尾できなければ、メスは産卵しないので、メスも刺さなくなるっていうことですよね。
そうですね、確かに。
回り道だけど、結構的確な戦略かもしれませんね。
そうですね。からするとかわいそうなところもありますけど。
かわいそうだけど。
マッチングさせないってことですよね。
そうですね。マッチングを阻む。
それまた、阻む悪い奴は人間ってことですよね。
そうですね。
本当に刺されないのが一番リスクとしては低いので、私たちとりあえず防げる方法、
虫除けスプレーを使うとか、いろんな方法でなるべく刺されないように、この夏を乗り切りたいと思います。
はい。
ということで、蚊の繁殖を防ぐ仕組みについて、今日は本村さんに解説してもらいました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
お問い合わせご予約は、スタービル博多祇園のホームページからどうぞ。
12:10

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