元村有希子のZoomUp
2023-03-16 11:39

元村有希子のZoomUp

毎日新聞論説委員 元村有希子

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この時間は、ZoomUp毎週木曜日は間額です。 毎日新聞論説員の元村有希子さんです。Zoomを繋いでいます。
元村さん、おはようございます。 おはようございます。
今日はもう1週間ちょっと過ぎましたけれども、 H3ロケットの失敗というニュースですね。
残念ですね。悔しかったですね。
なんかね、うまく打ち上がったなぁと思って眺めてたんですよね。 そうそうそう、最初はね。
指令破壊というシステムがありまして、 ロケットってエンジン2つ積んでるんですよね。
本当にフルモデルチェンジした第1弾ロケットはうまくいった。 ずっと使ってきた第2弾ロケットが気がつかなかった。
火がつかなければ上昇止めますから、予定軌道への投入は難しいと断念して、指令破壊、爆破されました。
本当にあの記者会見見ててもですね、 ちょっと鎮痛すぎて、かける言葉がないという感じでしたけれど。
宇宙開発と失敗について今日はちょっと考えたいと思います。
失敗学っていう学問が日本にはありまして、
失敗学の世界で定義されている失敗には3種類あるそうです。 まず1つ、ある程度の損害や
失敗することは折り込み済み、承知の上での失敗。
その2、挑戦の結果の失敗。
ちょっとまあ、あの頑張ってみよう、で失敗したっていうやつですね。 その3、
避けられる失敗。 深いですよね。
例えば、羽生くんが4回転半に防戦する、みたいなね。
2番目は、果敢な挑戦の結果の失敗。 これはわりと褒められたりもするね。
1番の、ある程度の損害は承知の上だっていうのは、
宇宙開発ではよくあることなんですよね。
だって宇宙開発ってやっぱり、重力に逆らってそのものを宇宙に運び上げる作業なので、
誰もやったことがないことに挑戦しているわけで、
例えば、イーロン・マスクさんが率いるスペースXっていうのは、
もう今世界で一番優れたロケットでバンバン飛ばしてますけど、
成功するまでの失敗がすごかったんですよ。
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もちろんこれ、人が乗ってないのでできる失敗でもありますが、
YouTubeで見たら、スペースXで検索したら、
映画のロケですかっていうぐらいたくさん爆発の映像が出てきます。
地上で爆発とかね、上で爆発とか。
でもこれは失敗を重ねてデータを取得して、
その上に成功があるっていう明確な目的があるので、
ある程度の損害は承知の上なんですよ。
今回はどうだったかっていうことですね。
まだ本当の原因はわかっていないですけれども、
私から言わせていただければですね、
許容できる失敗とは言い難いなと思います。
ってことは、1と2は当てはまらないってことですか。
当てはまらないんじゃないかなと思いますね。
まずね、ある程度の損害をもし見込んで打ち上げたということであれば、
腹のロケットを打ち上げてほしかったです。
そうですね。
今回は第1、3号の地球観測衛星を乗せておりまして、
これ280億円かけてる代物なんですよ。
それが。
海の木図ですね。
ですもんね。
しかもこれ災害の時とかに、鳥の目で地球の状態を観測できる、
とても高性能なもので、
世界で災害が多発している中ね、
これは失え、つまり亡くなってしまったことは大変な損失でありまして、
なのでその損害がちょっと大きすぎたということですね。
それから、もう一つ回避可能だったんじゃないかなと私が思うのは、
さっき言った第1弾エンジン、フルモデルチェンジのエンジンは成功して、
いつも使ってきたマイナーチェンジの方の第2弾エンジンで失敗したっていうところなんですよね。
なるほど。
例えばですよ、
WBCで村上選手がさよならホームラン打って、やったーっつって、
ホームベースを踏み忘れてアウトみたいな。
そんな感じなんですよ。
なるほど。
これは避けられたんじゃないの?っていうところが、
とても残念だし、
どこか何か誤算が働いてるんじゃないかなと思うわけですね。
もう一つは失敗が生み出す影響がちょっと大きすぎるっていうところです。
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これJAXAはH3ロケットと、もう一つイプシロンロケットっていうのを持ってるんですけど、
イプシロンも去年の秋に失敗してて、2回連続で失敗してるんです。
これは国内から世界から見ても、
JAXA大丈夫?打ち上げ大丈夫?っていう信頼感の低下につながりかねないんですね。
去年の秋に失敗したイプシロンの原因の分析もまだ終わってない状況なんですよ。
じゃあH3もまた5、6ヶ月かかっちゃうんじゃないの?って思いますが、
H3は後ろが迫ってるっていうところもまた特殊事情で。
後ろが迫ってるっていうのは。
今、成功率98%で飛ばしてきたH2Aロケットっていうのが、来年度引退することが決まってるんですよ。
だからH3がデビューしないと穴が開いちゃうわけです。
宇宙に物を運ぶ独自の手段が一時的になくなっちゃう可能性があります。
そうすると、戦時漆黒で宇宙に物を運ぶ手段を持たないっていうのが、
かなり日本のイメージとしても良くない。
ただね、こういう後ろがないよとか急いでみたいなプレッシャーも、
実はこういう失敗の影にあったりするんじゃないかなと私は思ってます。
なるほどですね。
すでにこのH3ロケットって2年予定から遅れていて、
そういう例えば焦りとか、
それから体制を立て直せないまま突入するとか、
そういう心理的なものがもし働いているとすると、
ちょっと時間がかかりそうな気もしますよね。
そうですね。
だって次は許されないですよね。
そういうプレッシャーが。
そうなっちゃいますもんね、このムードだと。
そうなんですよ。
日本はロケットは今回から三菱重工業とJAXAが共同開発っていう、
また体制も変えたんです。
民間企業と公約書的な国の機関との文化の違いなんかも試されてると思うんです。
なるほど。
本当にこれ一筋縄では行かないんですけれど、
ただ日本にとってやっぱり宇宙への投資っていうのは、
安全保障っていう意味でも避けられないっていうんですかね。
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もうやめようっていうわけにいかない事業でもあるので、
ここはちょっと困難をなんとか乗り越える何かが欲しい。
その何かが。
H3ロケットの責任者の岡田さんはですね、
こんな言葉を言ってますね。
夜明け前が一番暗い。
これを前向きに受け取れば、今が大変かもしれないけど、
必ず夜明けは来る。
やっぱり意気込みと、あと冷静な頭できちんと分析して、
再開を急ぐというほかないんじゃないでしょうかね。
そうですね。
なんとかこの悔しさを糧にして、
次こそあっているのを期待したいですね。
そうですね。慌てず急いで頑張って欲しいと思います。
慌てず急いで。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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