元村有希子のZoomUp
2023-03-23 11:02

元村有希子のZoomUp

毎日新聞論説委員 元村有希子

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この時間はZoomUp、毎週木曜日は間額です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。 おはようございます。 WBC、盛り上がりましたね。
もうね、人には役割があるんだなっていうことを、これ以上感じた瞬間はなかったですね。
皆さんが自分の役割を忠実に果たし、 そこにチームへの思いやりがあるというね。
そうですよね。全てはチームのために、世界一になるためにっていうね。 栗山監督のために。
個人的にはね、私はやっぱり大谷君が、カモンってやったあの瞬間ですね。
歴史高線準決勝のね、9回。 あそこで大谷君が失礼したことが、さよならに繋がったんですもんね。
そうですよね。 俺も続くっていう感じでね、吉田選手、村上選手へと繋がったって分かるですもんね。
そんな中、桜が東京では満開を迎えたっていうのは、この中、WBCの世界一に合わせたのかのように。
花を添えた、まさに。 花を添えましたね。
ただ、その桜もいつまで楽しめるのか、ちょっとシグナルっていうことですよね。
お二人もそうでしょうけど、桜って入学式の記念写真に必ず写り込んでましたよね。
そうです。我々世代は。 昔はね。
最近は、もう入学式の時には若葉っていうか。 そうですね。葉桜ですもんね。
卒業式かな。 卒業ソングに桜が登場するっていう時代になってきていて、
これデータでも裏付けられているんですね。 東京の場合だと1960年代は、
大体3月30日頃開花して、4月8日、10日ぐらいに見ごろっていうか満開っていうことだったんですけど、
2000年代に入ると開花がもう10日ぐらい早まって、3月22日とかぐらいになっちゃってるんですね。
背景にあるのは、皆さんもお気づきでしょうけれど、地球温暖化あります。
早く咲くだけならいいけれど、咲かなくなる可能性もあるということで、そのお話をしようと思います。
咲かなくなるなんて。 咲かなくなるっていうのはどういう意味があるんですかね。
桜の開花にとても重要なポイントとして、休眠打破っていう現象があるんです。
花芽が夏に作られて休眠に入るんですけれど、この真冬に10℃以下、0℃から10℃ぐらいの寒い時期があって、
そこで朝もってなって花芽が目覚めるんですよ。
スイッチが入る。
そこから暖かくなるにつれて、つぼみが膨らんで開花っていう段取りなんですけど、
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温暖化とか暖冬っていうことになると、この休眠打破が起きづらくなる。
なので、成長もしない、開花もしないっていうことになりかねないという研究があります。
九州大学の名誉教授の伊藤さんという方がおられるんですけど、この方はシミュレーションをしておりまして、
1980年代に比べて、日本の気温が2,3℃高くなったらどうなるかっていうコンピューターシミュレーションをしてるんですね。
今のような現状と言ってもいいかもしれませんが、だいたい2100年、この今世紀末の桜、ソメユシノの咲き方をシミュレーションしたところ、
寒い地方、東北地方とか、それから山合い、山岳地帯。
標高の高いところですね。
高いところ。ここでは休眠打破は起きるけど、温暖化が進んで開花が2,3週間早まる。
2,3週間も。
今世紀末ね。
一方で種ヶ島、薬島、鹿児島県など、もともとあったかい地方では、先ほどの休眠打破が起きないために、
咲かない、あるいは咲いてもダラダラ咲いて満開にならない。
そういうのが九州南部に起き得るということになりました。
えー。
なんかね、桜って春につきものの植物なので。
そうですね。また、チリ際も美しいので、散らずに満開にならずダラダラと言われても、なんかありがたみが。
これはやっぱりね、もう本当に風物詩とか、いろんなものを変えていく感じもしますけれど、
その温暖化について、20日にですね、報告書が発表されました。
国連のIPCCですね、気候変動に関する政府間パネルという科学者集団が、第6次統合報告書というのを出しています。
相変わらずですが、地球の温暖化は確実に進んでいて、もう一刻の猶予もないというような内容になっています。
国連のグテレスさん、事務総長さんはですね、こんな風に言ってるんですね。
気候の次元爆弾は、爆発までのカウントを始めている。
この報告書は人類が生き残るためのガイドブックである。
読みなさいと言ってるわけですね。
強烈なメッセージですね。
グテレスさん、この辺り上手ですよね、いつもね。
ただね、本当にちょっと深刻に考えないといけないんですけれど、
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地球の平均気温、国際約束で私たち、先進国も途上国も1.5度上昇に抑えようという約束をしてるんですね。
これは産業革命の頃から今世紀末までのこの150年間の気温上昇幅を1.5度に抑えようと。
1.5度に抑えることによって被害を、最悪の事態を避けられるというギリギリのラインなんです、1.5度っていうのはね。
すでにですね、1.1度上昇してるんですよ。
だからあと0.4度しか遊びがないんですね。
このまま今ぐらいの努力を続けてもですね、1.5度に達する時期が10年後。
2030年代前半には1.5度に達してしまう。
あと70年あるんですけど、みたいな。
そうですよね。2100年までにって言ってたのが、もう2030年というのじゃ全然違いますからね。
排出削減叫ばれていて、日本も目標を立てていますよね。
2030年までにCO2の排出削減46%減らすとか、50年までにゼロにするとかね、言ってるんですけど。
これね、誤解されがちなんですが、ゼロにするのを50年までにするんじゃなくて、
今ゼロにするぐらいの勢いでいかないと、ゼロにならないです。
そうですよね。本気度をさらに上げないと。
まだ20年あるからいいやっていう気持ちじゃいけないわけですよね。
そうなんです。自治体なども計画を立てていろいろと始めてはいますけれど、
目標を掲げるだけでは何にも始まりませんというのが専門家の意見であります。
多少辛くてもですね、例えばこれから立て替えていく公共施設、
必ず屋根に太陽電池パネルを作らないと立てさせませんとかですね。
入札するときに電力は100%再生エネルギーを使えますっていうところじゃないと入札させないとか。
つまり強制力を伴うやり方をやらないと。
頑張ろうね、努力目標ねって言ってるだけだと、未来は暗いと。
本当そうですね。そして日本はもちろんですけど、先進国、進行国、途上国、
みんなが足並みを揃えてってやらなきゃいけないので、そこも難しいところですもんね。
特に先進国はやっぱり技術があったりお金があったりしますから、
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それから排出もたくさんしてるので、より責任が重い模範を示すっていうのが今やるべきことですし、
私たち自身が明日からできることを自分でやるっていう心がけも重要だと思います。
分かりました。猶予はありません。本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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