JAXA 月探査船機 SLIM
2024-01-25 12:17

JAXA 月探査船機 SLIM

毎日新聞論説委員 元村有希子
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この時間は、Zoom Up。毎週木曜日は科学です。
毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。Zoomをつないでいます。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
さて、今日はJAXAの月探査機 SLIMについてですね。
そうです。月面にちゃんと着陸したようですね。
5カ国目になるんですかね。
そうそう。あの、クイズですけど。
え?何ですか?
世界で初めて月面に到達した国はどこでしょう?
オノサン。
氏名来たよ。
アメリカ?
なんかね、そういう人多いんですけどね。
実は?
旧ソ連。旧ソ連です。
ソ連の方が先だったんですよね。
ただし、無人探査機ですね。
旧ソ連のルナ2号っていうのが、1959年に月面着陸、世界で初めて成功させています。
その後、アメリカが友人、宇宙飛行士が月面着陸を到達させたので、その印象がすごく強いんですけれども。
旧ソ連、アメリカ、それから中国とインドが成功しているので、5カ国目ということになりました。
このスリムっていうのは、スリムって普通英語で、スリムって痩せているとかね。
これは月探査用の頭がいい着陸船っていう、一応そういう英語の頭文字をつなげてるんですけれども。
実際スリムでですね、軽自動車ぐらいのサイズっていうんでしょうか。
燃料を除くと重さが200キロぐらいなんですね。
200キロって意外と大きいじゃんって思うかもしれませんけれども、
これまで月面着陸に成功しているアメリカとか旧ソ連とか中国とかそういうのの機体って、大きいので3トンぐらいあるんです。
3トン!それと比べると。
比べればすごく軽量、小型軽量ですね。
まさにスリムですね。
スリム、これが特色の一つです。小型軽量であるということが一つ。
それからね、今回の最大のポイントは、狙った場所に降りるっていう技術なんですよ。
ピンポイントでっていうことですよね。
ピンポイント着陸がすごく、それを目的として設計されました。
これも他国と比べると申し訳ないんですけれども、今まで着陸を成功させた国はね、
ここに降りようって一応目当てをつけるんですけれども、実際に降りたところっていうのはその場所から短くても数キロ。
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離れてると数十キロぐらい向こうに降りちゃってるんですね。
やっぱそれだけ難しいんですね。
そうなんですよ。これを100メートル以内の誤差にしようっていうのがスリムの目的でした。
なんか日本らしいでしょ。
いいですね。ニアピンを狙ってたわけですよね。
この精度の高い運用というのを目指してるんですけれども、それぐらい月の月面に着陸するって技術的に難しいんですね。
これなぜかというのを簡単に説明すると、月には地球の6分の1ぐらいの重力があるんです。
地球の6分の1なので意外と重力軽いねっていうのが素人の直感なんですけれども、
プロから言うと相当に重力が強くてですね。
上空から降下するときに落ちようとするんですよ。どんどん探査機が重力に従って。
それに抗いながら綺麗に着陸するっていうのはすごく難しいんですって。
やり直しが効かないんです。重力が結構強いので。何度でもやり直せればできるんですけども、やり直そうとするとたくさん燃料を積まないといけない。
機体が重くなるからさらに落ちやすくなるっていう矛盾するジレンマに陥って、よく撃突したり、無理だってなるんですけど、
それぐらい重力をコントロールするのが難しいということと、それから位置を測りながら自分で考えてやるんですけど、リモコンがあんまり効かないので。
それも宇宙の空間では放射線が強くて搭載したコンピューターが行かれちゃうんですよ。
行かれないようなコンピューターの性能とか、それからなるべく放射線を防ぎながら考えてくれるコンピューターのプログラム、
そういうのを作るのも難しいと言われています。そんな中で、日本が一応降りた、着陸したというところまで分かっています。
このプロジェクトリーダーの国中ひとしさんは、直後の記者会見で、100点満点の何点ですかと聞かれて、ギリギリ合格の60点って言ってるんですよ。
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かなり辛口で、しかもすごくニコりともしないので、記者たちが失敗してるんじゃないかと心配になったという。
国中さんはとても自分に厳しい方なので、それもあるんですけれど、実は降りたことは確認できた。
着陸の様子がよく記録されているデータが、とりあえず地球に届きましたというところまでなんですね。
なので、これからデータを検証とか詳しく調べて、本当にピンポイント着陸、狙った場所から100メートル以内に降りられていたら、60点から100点に上がります。
それが今日の午後2時に会見があって、少し詳しめの情報がわかるというギリギリのタイミングなんですね。
あともう一つ心配なのは、搭載している太陽電池が機能していないんですね。
ちょっと凸凹のところで転んじゃったらしくて、太陽電池パネルが着地面の方にあるので、太陽の向き次第では太陽電池がまた動き始めるかもしれないので、
そうなれば100点から150点くらいになると思いますね。
評価が一気に上がりますね。
私個人的にはこれは怪拙だと思っています。
月にすごく着陸するのが難しいと言われている中で、着陸できたことも去ることながら、
数十キロとかいう大まかな誤差じゃなくて、割と本当に近くに降りているらしいことはわかっているので、
小型計量確実みたいな日本の追い上げを活かした。
それも少し背景を言うと、今月がすごく注目されていて、
アメリカが宇宙飛行士を月に送るという計画もまた進んでいるし、
月面に基地を作って、そこから火星に行こうという計画もあったりする。
そんな中で月に水が豊富にあるんじゃないかとか、
発電のための元素、有用な資源をそこで栄養みたいな話が各国考えているんですね。
そんな中で確実に着陸させる技術というのは、
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これはとてもみんなが欲しいと思っている技術で、
なので日本がそれを提供しますよということになれば、
日本の壊れない車みたいな感じで、日本産お願いしますということになるのはほぼ確実です。
ただ構図を見ていると、アメリカ、日本、ヨーロッパ勢と中国、ロシア勢が競い合っている構図があって、
悪くすると冷戦を月の上でやるみたいな。
地球上だけじゃなくて月でもそこの戦いがね。
そう。そうなってくるとちょっと気が臭くなるので、
ここはねやっぱりちょっと頭を冷やしてですね、
世界共通の目標、幸福のために月面を賢く利用するっていうようなことをね、
ちょっと今のうちに地球上で話し合っておいてほしいなと思っていますね。
さあでは今日はまずちょっと午後2時からの会見も注目ですね。
そうですね。たぶん詳しいことは新聞各地テレビなどで報道されると思うので、
お楽しみにというところです。
はい。あとは元村さん宛にというか番組宛に本届きましたというたくさんメールも届いてますよ。
嬉しいです。ありがとうございます。
たくさんご応募いただいた中から当選者の方にもうすでに発送しておりますんでね。
たくさんの方に読んでほしいですね。
ありがとうございます。お楽しみください。
ここまで毎日新聞論説委員の元村幸子さんでした。
元村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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