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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。おはようございます。
さて、今週はいろんな紙面でも取り上げられているのが、明日で関東大震災から100年と、
ということで、防災を訴える記事が多いですね。
そうですね。最初に、日本赤十字の調査から紹介しましょう。
全国の男女1200人を対象に聞いているのですが、
防災の日が関東大震災にちなんで制定されたことを知っている人は50.6%ぐらい。
つまり半分ぐらいの人は知らないということなんですね。
そうですね。
防災の日があるということを知らない、意識しない人が結構多いんじゃないかなと思うんですね。
で、その同じ人に聞いたんですけども、
近い将来自分が自然災害に遭うかもしれないと考える頻度。
どういうきっかけかわかりませんけど、
例えば毎日考えている人っていうのも6%いるんだそうですけど、
これもすごいなと思いますね。
意識が高いというか。
意識が高いですよね。
素晴らしい。
週に1回ぐらい考える人が13%。
月に1度ぐらい考える人が26%なんですって。
どうですか、玉田さんと水木さんは。
どれぐらいの頻度で考えます?
ただですね、今、関東大震災をきっかけに9月1日が防災の日ですけども、
1月17日が自分にとっての防災の日とか、3月11日が防災の日とか、4月14日、16日という形でいろいろ災害が起きてるから、
結構考えてる気がします。防災について。
そうですよね。
月に1度は最低でも考えてるかな。
はい、確かに。
水木さんも?
そうですね、やっぱり災害が起きて、その災害から今日で何年とかね、そういう節目が本当に多いので、その度に考え直してますよね。
本当ですね。
やっぱりこの100年間見ると、本当に大きな、いわゆる巨大地震、震災って名前がついてるような地震3回起きてるんですよね。
関東大震災、それから阪神大震災、東日本大震災。
地域によっては、それこそ熊本地震とか、いろんな地域ごとの地震が起きてて、地震大国であるという認識はあるんですけども、
ただね、家庭で備えてますっていう程度がね、ちょっと少ないのが心配なんですね。
十分備えているって人が9%ぐらい。
少ないですね。
一応備えているって人が60%ぐらいいるんですけど、
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一応っていうのはなかなか難しいので、点検をする機会にしていただきたいんですけど、
巨大地震が起きる、震災級の地震が起きると、インフラがやっぱり途絶しますよね。
電気、停電したらだいたい復旧まで1週間かかります。
水道は断水したら1週間から3週間ぐらい。
一番遅いのはガスで、2週間から5週間と言われてますので、
徐々に復旧するとしても、結構1週間ぐらいは生き延びられるっていう備えをしてますかっていうことをチェックしていただきたい。
もう一つはね、外に出るときに防災グッズ持ち歩いてますかっていう質問をして、
63%の人が何も持ってないって答えくるんですね。
結構これもね意外と重要だと私は東日本大震災で感じました。
ちょうどお昼までしたからね、ここ2時46分って。
しかも都市化すると帰宅難民がどうするかっていう問題が出てきて、家に帰れない。
どこか途中で避難所暮らしになるとか、家まで15キロ歩いて帰るとか、そういうことが起きてくるので、
やはり本当は外出するときも、例えば歩きやすい靴とか、ショエル、ザック系の荷物にするとか。
そうですね。そういうことからでもいいんですよね。
そうなんですよ。なので寺田寅彦は、関東大震災を経験した自身の言葉として、
天災は忘れた頃にやってくるっていう言葉を残していますが、私たちは天災は忘れなくてもやってくるって思った方がいいんですよね。
そうですね。まさに。
忘れなくても必ず来るので、それにちょっと来るよねっていうことに慣れちゃってる自分がいるじゃないですか。
来るかもしれないけど、自分は関係ないとか、私は大丈夫だろうとか。
でもその例外はないんだっていうことをやっぱり改めて意識するっていうか、
考え直すのが防災の日でもあると思うんですね。
関東大震災をちょっと振り返ると、最大震度は7.9。
これは阪神大震災が7.3。東日本が9.0だったので、
阪神以上、東日本大震災以下という感じですね。
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ただ当時は木造の家が多かったりとか、都市インフラっていうのはやっぱり脆弱でしたから、
10万人以上の方が亡くなってるんですね。
東日本大震災の方が関連地含めて2万人規模と言われているので、
人口規模からしてもかなり大きな災害だった。
10万人のうち9万人が火災で亡くなっています。
これはもうさっき言ったように木造の家が多くて、
ムネ続きとかも多かったですよね、まだ。
火事が多かったということですね。
経済被害が55億円と言われていますけども、
なんか意外と安いなという感じはしますが、
この規模に対してはですね。
100年前ですから、国家予算の4年分と言われています。
そう考えるとやっぱりすごいですね。
今で言うとだから400兆円ぐらいということですよね。
そうですね。
それからよく立ち直ったなというのが、素朴な感想でもあります。
100年間で進んだ技術っていうのは、
耐震・免震技術はすごい格段に進歩しましたし、
燃えない町づくり、コンクリート製の建物に置き換わっていった橋も道路もね、
頑丈にはなりました。
ただやっぱりこの100年間の社会の変化で、
新たに生じる不安というのもあって、
例えば構想建築が増えた分、
大変な、つまり家から出られないとか、
ああ。
乱水した構想マンションなんかはね、
停電した構想マンションとか、
そういう新たな心配もあるし、
埋め立て地が増えましたので、
埋め立て地は大きな揺れには液状化しますね。
液状化すると本当に根本から都市機能が損なわれます。
さらに原発が100年前はなかったんですけども、
100年後の今は原発がたくさんできているし、
再稼働も進んでいますので、
これも新たな心配です。
もう一つは東京一極集中っていう、
これは東京に限られますけども、
首都圏で地震があった場合に、
影響がその、
なんていうんですかね、
格段に大きくなっているっていうんでしょうか。
政治経済機能の麻痺。
そうですね。
これが壊滅的になると、
全国にサプライチェーンが広がっていますので、
それが損なわれる、止まる、
それから国際的な信用がガタ落ちするっていうようなことも含めて、
金融危機とかですね、いろんなことに波及しがちです。
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それから、これもよく言われていることですけども、
関東大震災の直後に流言被誤が飛び交わる。
そうですね。
朝鮮人がね、殺されるというようなことが起きました。
その時は原因は本当に、
最初は小さな流言だったんですけれども、
それが警察当局とか、それからマスメディア、
マスメディアって当時は新聞ですけども、
によって拡散されて、広がって大変なことになったということがありました。
100分後の今は、
メディアが多様化したりとかした分、
大丈夫かなと思うんですけど、
ソーシャルメディアが。
SNSの普及によってですね。
拡散のスピードが桁違いですよね。
その意味で決して安心はできないと思います。
そんな意味ではね、やっぱり100年経っても、
心配は多分より増している。
さらに言うと、
当時とは格段にその、なんていうのかな、
スケールが、英語のスケールが大きくなるっていうことで、
決して東京の人だけ、関東の人だけが備えればいいっていうものでもないということを、
やはり私たち等しく考えるべきだし、
地震だけじゃないですよね。
火山、水害、いろんな気候災害含めてですね、ありますので、
防災の日ということを考えれば、
そのタイミングで避難訓練でもいいし、避難所でもいいし、
家族で話し合うでもいいので、
ちょっと考えてもらうタイミングにしてもらいたいと思っています。
自分の命、大切な人の命を守るためでもありますのでね、
人事ではなく自分事として、ぜひ取り組んでもらいたいなと思います。
本村さんありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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