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近畿大学がノドグロの完全養殖に成功
2026-02-12 13:24

近畿大学がノドグロの完全養殖に成功

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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この時間はZoom Up。毎週木曜日は科学です。 またまた養殖に成功しました近畿大学のニュースにZoom Upします。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、近畿大学がまたノドグロの今度は、完全養殖に成功したそうですね。
近代といえば、完全養殖です。 そのイメージを持っちゃいましたね。
一番知られているのは黒マグロ。2002年のことでしたけれども、黒マグロの完全養殖に成功ということで、今は近代マグロの店とかレストランができたりしていますよね。
あとは、2023年にはウナギも完全養殖をしたという発表をしていて、いずれも私たちそんな庶民が毎日食べられるようなものではないので、なんかいいじゃないとなっていたら、今度はノドグロです。
これも高級魚ですね。
そうですね。漁業関係者の中では、マダイとかマグロよりもずっと高い入手困難だと言われているお魚でありまして、お二人はノドグロってあんまりでも小さい頃食べたりとかなかったでしょう?
子供の頃は食べてなかったですね。知らなかった。
食べてからね、高級魚っていう感じで知るようになりました。
こっちでもノドグロが食べられるお店が少しずつ増えてきたなっていう感じはありますね。
やっぱりなかったんですね。
そうですね。もともと脂が多いので扱いにくいとか、煮付けとかひものみたいなので食べていたんですけれども、塩焼きがおいしいぞっていうのがわかったのとか、
あとはテニスの西こりさんが、インタビューでノドグロが食べたいって言ったので全国的に知られるようになりました。
そうなんですね。
そうなんです。
水深100メートルに住んでいる魚で水圧などの管理が難しいので養殖が難しいってずっと言われていたんです。
それに挑戦したのが今回の近畿大学でありました。
いくつか高いハードルがあったということなんですけれども、先週の記者会見の話をまとめますと、まずそういう前例がないっていうことがすごく大変だったんだそうです。
2015年から一応試行錯誤を始めて丸10年かかったということでした。
最初は自然界、新潟県の上越沖でノドグロの卵を採取して、その卵を人工環境に持ってきて、卵から人工孵化させた稚魚を大きくして、
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3歳になるまで待って、その大きくなったノドグロが卵を産んで、その卵がかえって大人になれば完全養殖なわけですね。
外から稚魚を捕まえてきて大きくするだけでは養殖ではあるけど完全養殖にはならない。
人工環境の中で世代がぐるぐる回り続けないと完全養殖じゃないということですよね。
この3歳のノドグロを人工環境の中で育ててみました。
そうすると、オスとメスを同じ水槽で飼育してみたら、だいたい毎年9月ぐらいに産卵時期を迎えるんだそうです。
それはわかっているんですけど、9月に水温を20度以上に上げるとかいっていろいろやってみたけど、
卵は産んだけど、受精にはいたらず。
自然環境、自然環境というか、何もしなければ完全養殖は難しいということがわかりました。
これはもう人工繁殖、人工受精を前提にしないとちょっと難しいかなということで作戦を変更しまして、
メスが卵を産む、それをいわゆる鮭とかみたいにオスの精機を人間の手でかけて受精させる。
人間が少し手を加えるということで、こちらだと成功。
去年の10月の上旬に、人工受精した卵がかえって赤ちゃんが生まれました。
この赤ちゃんを今度は水槽の中で親にして、親から卵を取るというサイクルをこれからやっていくというところなんですね。
ただ、またここでもハードルがありまして、人工孵化で育った赤ちゃんは、なぜか9割以上がオス。
普通5対5じゃないですか。なぜかオスばっかり。
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オスばっかりだと卵産んでくれないですよね。
もちろんそうですよね。ループが途絶えちゃいますもんね。
そうなんです。なのでここからがまたもう一つのハードル、これから超えていくところで、
大量に赤ちゃんを育てれば、1割がメスだとしても1割を大切に育てるということは可能です。
やっぱりこのオスメスの割合を半々に持っていきたいというところが、これからの課題というんですかね。
なぜそうなるのかという研究も同時にしなきゃいけないということですかね。
そうなんです。魚って結構環境とかですね、周りにメスがいないとメスになっちゃったりとかですね、
人間のように男女があらかじめ決まっているとかじゃなくて、環境の中で結構揺るぶくんです、魚は。
なので環境を整えることでオスがメス化するということもあり得るので、
そういった経験を踏まえて、いろいろとこれから模索をしていくということになります。
今、去年秋に生まれた赤ちゃんが5センチぐらいの大きさまで育っているので、これからこの赤ちゃんを大切に大きくしていきます。
3年ぐらいすると、私たちがお店でお目にかかる制御になるので、その3年後に制御からまた卵をとってということで、
家庭の食卓に並ぶというのはだいたい7、8年後じゃないか。
それぐらいかかるんですね。
本当に10年ぐらいかかってるってことですよね。
そうなんです。
近畿大学にしてみたら、完全養殖は近代みたいなイメージがあって、宣伝効果も多少あったりして、
それも時間をかける価値はあるということなんですが、
科学的な視点で見ると、もうちょっと広い意味での希望を感じますね。
なぜかというと、今水産業がキルに立ってるんです。
一つは気候変動とか、それから人口増加ですね。
世界の人口は爆発的に増えていて、みんなが海から採れるものをどんどん乱獲しているわけです。
なので、海の資源が減っていくという危機に直面しています。
日本も島国で漁業大国というイメージがあるでしょう。
そうですね。
魚はいつでも飼えるみたいな。
ただ、いつも今年はイカが足りないとか、イクラがないとか、
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種類によっては高かったり、サンマも毎年心配していますし、
不良がとかって話を聞きますもんね。
日本の食用水産資源の持久率というのが毎年発表されているんですけれども、
2020年時点で持久率はどれくらいと思います?
どうだろう。魚は結構高いんじゃないかな。
でも輸入品も多いですよね。
まあ、確かにね。じゃあ50%。
いいとこ行ってますね。
2020年は57%。
もうちょっと高かったか。
ただ、1964年、私が生まれるちょっと前ですけれども、60年前は113%だった。
あまってるぐらい。
波はあるけど半分ぐらいになっちゃってるってことですね。
そう考えると深刻だな。
そうなんです。今までにやってきたように漁業が続けられるかということは、
日本だけじゃなくて世界的な課題になっていて、
皆さんご存知のSDGs、持続可能な開発目標。
あの中にも海の豊かさを守ろうという目標がありますね。
この海の豊かさを守る方法はいくつかありますけれども、
完全養殖っていうのは気候変動の影響を受けない、
それから安定供給ができる、
それから資源の絶滅を防ぐっていう意味で、
すごく意義のあることなんですね。
近畿大学はこれの完全養殖ではもう完全なブランドになってますけれども、
近畿大学みたいな大学とか研究機関から技術が業者さんに輸出されて、
それが定着していくと。
日本にとっても世界にとっても、
とても意味のあるメリットのあることかなと思って、
自分のお口に入るという意味でもですけれども、
楽しみに見守りたいと思いました。
そうですね。時間をしっかりかけて成功に至っているんですね。
これからの養殖、我々の食卓に届くまでも楽しみにしたいなと思います。
本村さん、ありがとうございました。
月末のイベントもよろしくお願いします。
分かりました。楽しみにしてます。
楽しみにしてます。
ということで、この時間は毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
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×少女隊の春野きいなと
青井梨奈です。
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