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2024-04-18 12:27

アメリカの民家に落下した物体はISS宇宙ゴミだった!?

毎日新聞客員編集 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。おはようございます。今日は、宇宙から宇宙ゴミが落ちてきたというアメリカのニュースですね。そうですね。
ちょっとびっくりしました。驚きましたよね。落ちてきちゃいましたね。怖いなと。
アメリカのフロリダ州に住んでいるオテロさんという人のお家に、オテロさんの家に謎の金属片が落ちてきたと。
オテロさんはその時不在だったらしいんですけども、何かが家を突き抜けて床と天井に大穴ができた。
誰も怪我をしなくて本当に良かったと、Xに投稿しておられます。
これ、先月3月の話なんですけども、それを色々と調べていたNASA、米航空宇宙局が発表しまして、
この物体は地上400キロのところを周回している国際宇宙ステーションの部品であったということを明らかにしました。
ニッケル合金製、長さ約10センチ。スマートフォンぐらいの大きさですかね。重さが700グラム。
これが振ってくれば、屋根と床を突き破るぐらいの破壊力ということです。
そもそも2021年、3年前にISSから用済みになって放出した部品だったんですね。
放出した時には計算をした上で、これがいつか大気圏、つまり地球の上空に落ちてきたとしても、燃え尽きると計算をしていたんですけども、
放出した重量が2.6トンのものなんですよ。2.6トンの部品をそのまま捨てたんです。
計算通りに燃え尽きるはずだったんだが、700グラムの部分だけ残ってしまって屋根に落ちたっていう。
ちょっと失敗っていうことらしいんですけども。
地上で700グラムって言われたら大したことはないと思うけど、それが400キロも離れた。地上からというか宇宙から落ちてきたら大変なことになるわけですもんね。
今までそーっと計算をしてトラブルがないように放出してきたんだけど、放出の仕方とか計算の仕方を見直す必要があるかもしれないとNASAは反省の弁を述べています。
03:10
今回大事に至らなかったからいいんですけれども、改めてやっぱり宇宙ごみ、スペースデブリというものの存在を認識させられたというか、出来事ですよね。
これ本当に今増えていて国際問題化しているんです。宇宙ごみの由来というか、何、どこから出ているのかっていうお話をちょっとしたいんですが。
まず一つは、世界中のいろんな国がいろんな目的で打ち上げている人工衛星がありますよね。
私たち普通に衛星放送を見てますし、衛星電話とかも使ってますし、通信衛星とか偵察衛星とかいろんなものがたくさん今、人工衛星が打ち上がっているんですけども。
それの運用が終わったやつ、用済みになったやつ、これまるごと宇宙ごみです。
それから故障して、もう仕方ないな、放棄、もういらないってなったやつですね。
それからいろんな人工衛星を打ち上げる時にロケットを飛ばしますよね。
その人工衛星を放出した後のロケット、がらんどうのやつ、これも宇宙ごみですよね。
そうですよね。分離してきますもんね。
そうなんです。
結局漂ってるわけですね。
漂ってるんです。
宇宙は広いですけれど、広いとはいえ、各国がもう好き放題にそんなことやってたら大変なことになるんですよっていう今、時代になってます。
そうですよね。
一応地上からいろんな国が宇宙ごみの動向を観察、監視しているんですけれども、
地上から追跡できる物体、宇宙ごみ、これだいたい10センチ以上ないと、これあるなってわからないそうなんですけれども、
この10センチ以上の宇宙ごみで2万個。
2万個。
それから、あとは推定ですけれども、1センチ以上の宇宙ごみは70万個。
もうマイクロプラスチックとか海洋ごみ、そんな世界になっていくつあるんですね。
これも推定ですけれども、1ミリ以上の、1ミリ以上ね、つまり1ミリぐらいのサイズ以上で1億個超えているって言います。
もうごみだらけ。
1ミリ以上が何で問題になるかっていうと、宇宙においてこの1ミリぐらいの粒、砂粒みたいなものかもしれませんけれども、
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すっごい高速で周回してるんですね。
秒速8キロ、想像できますか?
できないです。1秒で8キロでしょ。
そうです。
すごいですね。
だから1ミリの金属片でも秒速8キロでわーってなってるところに、例えば宇宙ステーションが突っ込んだら大変なことになるんですよ。
そうですね。
中には宇宙飛行士がいますよね。
それがバンってぶつかって穴が開いたりしたら、本当に命に関わる事態になるので、
実際、ISSに滞在中にブザーが鳴って、つまりデブリが近づいているということで、
ぶつからない部分に飛行士が避難するっていうようなことが割と頻繁に起きてます。
そんな状況なんですね。
そうなんです。
1ミリ以上っていうか、ちっちゃい宇宙ごみが何で起きるかっていうことも重要なんですけれども、
例えば衛星同士がぶつかる、衝突して粉々になる。
そうやって生まれているごみもあるんですね。
ごみ同士が衝突して…。
宇宙に漂っているものっていうスピードはそれぞれ違うんですか?
それぞれ違いますね。
ただ、人工衛星とかそういう目的を持って打ち上げたものは、
だいたい秒速8キロとか十数キロぐらいで周回しているので、
それから放出したものは、完成の法則というか、その同じスピードでぐるぐる回り続けるし、
衛星同士がぶつかったらまた別のエネルギー、運動エネルギーが生まれて、
あっちこっちでぐるぐる回転しながら周回したりするんですよ。
悪質なのはロシアでありまして、
ロシアは自分のいち早く宇宙に進出した大国ですけれども、
たくさんの人工衛星打ち上げてそれが用済みになっています。
その用済みになった不要な衛星に、
自分のところで開発した衛星攻撃兵器っていうのを実験と称して打ち込んでるんですよ。
だから宇宙戦争の練習をしてるんですよ。
それでどうせ標的は自分の国の使用済み衛星だから、
誰かに迷惑をかけることはないと思っているんだと思うんですね。
でもそれを例えば地上から衛星攻撃兵器を打ち上げますよね。
で見事敵中しましたと。
09:00
その実験は成功かもしれないけど、
そこでまた何十万個の宇宙ゴミが生まれてるわけです。
こうしたことは本当に宇宙活動の将来を暗くするということで、
G7などでは問題を共有して、
こうした衛星破壊実験を実施しないということを決めているんですけれども、
ロシアや中国はG7には当然入っておりませんので、
そこは宇宙開発の自由ということで、
再現なく増えているというのが現状です。
その一部はこうやって地上に燃え尽きずに落ちてくる。
今回のものは計算していって安全に落とすつもりが失敗したという話なんですけれども、
そういうケースばかりではなくて、これからどんどん増えていく。
不足の事態も起きるということなので、
ここはやっぱり本当にプラスチックゴミと同じですね。
どうするかを世界中で考えないといけませんが、
つい2ヶ月前でしたかね、
日本の宇宙ベンチャーが宇宙ゴミの除去技術を確立するための実証衛星というのを打ち上げています。
まだ宇宙ゴミの除去技術が構築されていない状況で、
日本が初めてその技術を作ることができるかもしれないということで話題になっています。
これもちょっとこれから期待を持って眺めていきたいなと思っています。
わかりました。本村さんありがとうございました。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
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