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30代女性の5人に1人が片頭痛
2026-07-23 13:16

30代女性の5人に1人が片頭痛

科学環境分野を中心に、テレビ番組のコメンテーターとしてもおなじみの毎日新聞客員論説委員・元村有希子が毎週気になるニュースを分かりやすく解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

日本では15歳以上の8.4%が偏頭痛に悩んでおり、特に30代女性の5人に1人が経験するという。偏頭痛は頭の血管の炎症が原因とされ、最近はCGRPに作用する治療法や予防法も登場している。しかし、受診する人が少なく、経済損失は年間1.5兆円規模にのぼると推計されており、専門医への相談が推奨されている。

偏頭痛の現状と有病率
この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。 偏頭痛に悩んでいる方、いませんか?
偏頭痛は、頭の片側が痛むことに由来する病名なんですけども、実際にはおよそ4割の患者が両側の痛みを経験しているそうです。
埼玉精神神経センター、埼玉国際頭痛センタースーパーバイザーの坂井文子さんによりますと、日本では15歳以上の8.4%に偏頭痛があると推定されています。
女性は男性の3倍から4倍多く、30代女性ではおよそ5人に1人が経験していると言います。
今日はこの偏頭痛にズームアップします。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんです。
本村さん、おはようございます。
おはようございます。
本村さんは?
お二人は?
はい、私は頭痛持ちですが、偏頭痛かどうかは分からないんですけど、
お水木さん、診断されました?
私はですね、それこそ30代ぐらい?
最近はそうでもないんですけど、ちょっとだいぶ前に偏頭痛というより頭痛が激しい時期がありまして、
mri 取ったりしましたね。
それぐらい?
特に大丈夫とは言われましたけれども、いや本当にもう立ってられないというか、うずくまるようなそんな感じのこともありました。
そうですか。
外から見えないだけにね、本人がつらいっていうこともありますし、やっぱり社会的損失でもあるということで改めて注目してみたいと思います。
先ほど水木さんがmri 取ったっていうね、適切だったと思うんですが、
頭痛っていうのは頭痛そのもの、これは一時性頭痛って言うんですけども、偏頭痛みたいに頭痛そのものが生じているっていうものと、
あと例えば背後に脳卒中とかそういう病気があって、症状として頭痛が出ているっていう、それ二次性頭痛って言うんですけど、
やっぱり頭痛に悩む人っていうのは、まずその二次性頭痛、背後に何か病気が隠れてるんじゃないかと思って受診するのは、私は賢い方法だと思うんですね。
ただ日常的にもう頭痛持ちです、なんていうのは多分一時性頭痛の方で、なんとこれ国際分類で300種類あるそうです。
そんなに細かく?
そうなんです。私たちは緊張性頭痛とか偏頭痛とかって、そういうふうに言ってますが、多分今日はそちらがほとんどだと思うんですけれども、
偏頭痛、やっぱり精査があってですね、先ほど調査で8.4%の人が偏頭痛持ちだというふうなデータがありましたけれども、
これ男女別に見ると結構な開きがあります。男性は3.6%、女性は12.9%、だから男性の3,4倍の割合で女性が偏頭痛に苦しんでいるということですね。
そして20代から40代の女性に偏頭に見られるそうです。特に多いのが水木さんがおっしゃった30代の女性、5人に1人が経験者というデータがあります。
偏頭痛の原因と最新治療
これ何でそういうふうな偏りがあるのかということも分かってないんですよ。分かってないんです。原因もあまり確定的なことは分かってないんですけれども、直接の原因は頭の血管の炎症。
炎症した部位から神経伝達物質、CGRPと呼ばれてるんですけど、それが分泌されて、それが神経を刺激する、それが痛みになるっていうところしか分かってない。
最近はこのCGRPに働きかけて痛みを抑えたり、それから痛みが出る前に予防的に例えば月に一度とか注射に通う。
そうすると発作そのものが痛まなくなる、発作が出なくなる、あるいは軽くなるっていうことが分かっていて、そういう予防的な治療も最近は出てきているそうです。
受診率の低さと経済損失
ただね、現状での課題はお医者さんにかかる人が少ないっていうこともあるそうです。
普通の頭痛くらいならね。
お医者さんにかかるほどでもないか、薬飲んでおけばいいかとかね。
よっぽどじゃないとね。
そうなんですよね。お医者さんにかかるってちょっとした決心がいてですね。
お金かかるんじゃないかとか定期的に通わなきゃいけないんじゃないかって思ってためらう人もいると思うんですが、
ただそうやってお医者さんにかからず対象療法で済ませることの損失というのにもやっぱり注目しなければいけないと思うんですね。
頭痛薬などを作っているファイザーが今年5月に調査結果を公表しているんですけれども、
働く世代が偏頭痛で悩んでいることによって年間1.5兆円規模の経済損失が発生しているそうです。
偏頭痛でそんなにですか。1.5兆円も。
まあ仕事になりませんよ。
これはWHOも推奨している調査方法なんですけれども、痛みを我慢して仕事場に行くんだけど仕事にならない。
効率が下がったりする。
そういうことによる生産性の損失が6200億円。
出勤する前の段階で、もう今日は無理動けない欠勤しようとか、行ったけど早退しようとか、途中でちょっと休んで遅刻しましたみたいな。
この欠勤損失と呼ぶらしいんですけど、これが9500億円。
合わせて1兆5000億円ということなんですね。
他の調査では年間3兆円を超えるという推計もあったりして、まあまあな規模ですよね。
例えばそういう医療に治療を受けて予防治療などを受ける。あるいは適切なタイミングで飲む薬を処方してもらうっていうことで、QOLもかなり改善するような気がしますね。
偏頭痛の誘因と対処法
ちなみに水木さんは、症状が出たときどうでした?
とにかく頭の奥がズキズキ痛くて、本当にもううつ伏せになって動けなかったんですよね。
それが結構長い時間続いて、1回じゃなく時々そういうことが起きたので、さすがに病院に行ったという感じだったんですけど。
薬を一応もらいました。
けれども、我慢して治るものでもないし、適切に薬は飲んでましたけれどもね。
どんな時に起きるとか傾向がありました?
休みの日が多かったので、損失にはなってなかったのかもしれません。
雨が降る直前とか気圧の変化とか聞きますけど、本当に影響あるんですかね?
正直私はわからないんですけど。
季節の変わり目とか気圧の変化で起きる頭痛っていうのは、また気圧病とかね。
また別なんですね、これは。
気圧で脳の膨張が引き起こす炎症とか緊張っていうのがあるので、それと区別されるかもしれないんですけども。
調査ではどんな時に変頭痛が起こりますか?という質問で一番多かったのが、睡眠不足、寝不足ですね。
その次に肩、首が凝っている。
私は首の肩のコリカラ頭痛っていうのは日常的にあるので。
あとは過労、目の疲れ、緊張などなど。
水木さんがおっしゃったお休みの日、これもやっぱりあるそうです。
つまりストレスがある状態が続いた後、一段落してホッとした時に出るっていう。
そうだったのか。
確かにあるそうです。
それってでもすごいもったいない気がしますよね。
休みの日の昼間とかね、お天気がいいのに。
そうなんですよね。
やっぱり我慢すれば乗り切れるとか。
市販薬でなんとなく収まるからっていうことで適切な予防や治療につながっていないっていう人も結構多いようで。
ただやっぱり市販薬買えば買うほどお金もかさみますし。
それからこれはまれですけれども過剰副用に陥ったり。
オーバードーズになりかねない。
それから薬物の乱用が引き起こす頭痛っていうような症状もあるそうで。
これだけ頭痛とか我慢しないで、やっぱり支障が出ているほどであれば専門医に相談してみるというのがいいと思います。
そこでいいお薬を処方してもらう。あるいは予防治療につなげる。
そして変頭痛日記をつけましょうみたいなのもあってね。
自分の予兆をいち早くつかんでコントロールするっていうこともできるようなので。
なるほど。
決してバカにならない変頭痛です。
頭痛外来っていうのもありますもんね。
だからやっぱり専門の先生に相談するのが一番だと思います。
頭痛だからとかっていうね。油断しないように、軽視しないようにした方がいいかもしれませんね。
まとめ
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
13:16

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