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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。おはようございます。元村さんは視力いいんですか?
どう思います?いや、コンタクトレンズなんじゃないですか?そうそう、コンタクト使ってらっしゃるんじゃないか。よくカツジも見てらっしゃるでしょうから。
私はね、裸眼視力が1.5ですね。
その驚きようは何でしょう。そうなんですか?私はメガネに頼ったことないんですね。
そうなんです。学生の時はね、メガネをかけてる人がちょっと羨ましかったです。
なんかこう、ほら、勉強したから悪くなったのっていう感じがあるじゃないですか。そういうのありましたよね。
でも今はだから、ごじゅうすぎて、老眼鏡というのを初めて作ってですね。
まあ、メガネっていうのはややこしい道具ですね。ややこしいですか。
ちょっとかけなれないとね、裸眼がね。そうなんですよ。ようやくメガネをかけている方の気持ちがわかった57歳ということなんですが。
ただ子どもたちの視力の低下っていうのはちょっとこれ深刻のようですね。
はい、これはとても心配なデータですね。
2022年度のデータは先ほど田畑さんが紹介してくださったんですけど、高校生が71%、中学生が61%、6割、7割というか半数以上ですね。
それから小学生でも37.88%というデータでしたよね。
ちなみに調査を始めた1979年度、結構前ですね。40年前ぐらいか。
このデータをちょっと比較してみたいんですけども、この時点で裸眼視力が1.0未満の生徒の割合、高校生53%。
だから今が71%だから、53%から71%に増えている。
中学生は35%だったそうで、35%から61%に増えた。
小学生も17.91%だったそうなので、倍近い37%に増えているということですね。
これいずれも調査を始めて一番高い割合になっているというところなんですね。
やっぱり背景はスマホとかタブレット端末とか、利用時間が増えているということが指摘されています。
もともと目を見る機構って皆さんご存知だと思うんですけど、
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外から入ってくる光の情報を網膜っていう目の一番奥のところのスクリーンに投影するために、
目の表面のところにある推奨体っていうものでピントを調節してるんですよね。
そのピントの調節がうまくいけばよく見えるとか、うまくいかないと難しいとかいうことになるんですけれど、
その推奨体を薄くしたり厚くしたりする筋肉。
この筋肉がどれぐらい柔軟でしかもうまく動くかというところで視力っていうのは変わってきます。
子供、赤ちゃんの頃はまだ視力が未完成っていうんでしょうか。
それをいろんなことを経験しながらだいたい6歳頃までに視力1.0に達するんだそうです。
だから1.0っていうのが一つの目安となっているんですね。
その1.0だからキープできるかできないか、それから1.0に達することができるかっていうのが
眼科のお医者さんたちにとってはとても関心がある数値です。
例えば3歳ぐらいからタブレットを見せるとか、それから今小学校中学校でギガスクール放送っていうのがあって。
コロナ禍で早まりましたもんね、普及が。
自動生徒、1人1台ずつ情報端末を配備するっていうこととか、つまり日常でこの端末に触れる機会が当たり前になっている。
そうするとどうしても筋肉を酷使しがちなんです。
手元を見るっていう作業には。遠い山のキリンを探すのはそれほどでもないんですけど。
その環境なかなかないけどね。
そうなんですよ。
その時にやっぱり30センチ以上離してみないと筋肉に負担がかかってしまうということが言われています。
ちょうどその眼科のお医者さんたちがやっぱりこれは大丈夫かなと思い始めた結果ですね。
今年から新しく設定された日がありまして、子どもの目の日っていうのができたんです。
ご存知でしたか?
知らなかったです。いつですか?
6月10日。
なんで?
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語呂合わせでもなさそうですね。
語呂合わせで目の日ってのは10月10日って昔言われてましたけどね。
6月10日は6歳までに1.0っていうのが意味を込めているんだそうです。
子どもの目の日というのを設定するぐらい専門家は心配しているということで、
6歳時点で1.0に達していない人は例えば近視とか弱視の診断を早めにしてその手を打った方がいいし、
6歳から後の目の健康も大人が見守ってあげてくださいっていうメッセージがこもっているんだそうです。
なるほど。
よく言われるのは目が悪くなる人とならない人の違い、これ何だろうっていうことなんですけども。
我々と本村さんの違いですね。
そうなんですよね。
これやっぱりいくつかポイントがあって、一つは遺伝と言われています。
私の場合、親類に眼鏡を、家族、両親、兄弟含めて、
老眼以外で眼鏡をかけている人がいなかったです。
やっぱり遺伝。
遺伝はあるのかな。お二人の場合どうでした?周りにご家族とかにいらっしゃいましたか?
そうですね。
うちは両親そんなに目は悪くなかったんですよね。
そうなんですね。
特例がありました、ここに。
じゃあ水木さんは30センチの距離を保ったず勉強されていたということではないでしょうか。
姿勢が悪かったんでしょうね。
もう一つのポイントは、やっぱり目を使う時間、それから焦点距離だそうです。
目を使う時間は長いほど良くないのは分かりますよね。
長時間使うのは別に悪くないんですけども、
集中して使い続けるっていうことを意識的にやめるというか、
1時間使ったら休むとか。
合計が12時間とか、人間が起きている間使ってますのでいいんですけども、
集中して見続けるっていう作業を少し控える。
それから焦点距離は短いほど筋肉が疲れますので、
30センチ以上離すっていうようなこと。
これは生活習慣の中で改善できますよね。
さらに子どもの場合は、これは私も知りませんでしたが、
外遊びというのは良いんだそうです。
これは日光、太陽のお日様の光が菌糸の抑制に役立つことが知られていて、
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家の中で遊ぶより外で遊んで太陽の光を浴びた方が菌糸にはなりにくいと言われているそうです。
なので子どもの時代は意識的に外遊びをする。
それからスマホを見てもいい、タブレットを見てもいいんですけども、
1時間に1度ぐらい休憩するというようなことがとても大切です。
最近はですね、このスマホの仕様とも絡んで、
内射子という症状が子どもに目立つんだそうです。
いわゆる寄り目っていうんでしょうかね。
黒目の位置がちょっと中央より真ん中に寄ってしまう。
これも物を近くで見るときは寄り目になりがちなんですけれども、
その筋肉を使う年頃、視力が完成していく年頃のお子さんが近い距離で物を見続けると内射子になりやすいということで、
これも周りの大人が気をつけてあげましょう。
大人の私たちは寝る前とか寝転がってタブレットとかスマホを見ることが多いと思うんですけども、
あの姿勢が30センチを保ちにくいんだそうです。
言われてみると近いですよね。
手が疲れるでしょ。伸ばすと。
あれはちょっと良くないので、夜寝る前などのスマホ使用を控えることも重要だということです。
ブルーライトも良くないですね。寝る前にずっと見てるとね。
そうですね。意識的に目の健康を守りましょう。
今日の一番の驚きは本村さんが裸眼だったってことでしょうが、ありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。