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ガザ死者は1.3万人を超えた
2023-11-23 12:04

ガザ死者は1.3万人を超えた

毎日新聞論説委員 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。
おはようございます。さて今日は、混迷を極めるパレスナ情勢なんですけれども、ようやくあの4日間の戦闘休止、そしてガザの人質50人解放ということで合意というニュースが今日出てますね。
だから、履行されるかどうかが焦点ですよね。
イスラエル側も、パレスチナ人を拘束していて、その人たちを返す。その返すごとに、休戦期間を長引かせる、長くしていくということなんですけども、かなり憎しみの欧州みたいになっていてですね。
イスラエルのネタニヤフ首相も、これで終わったわけではないと明言していたり、なかなかまだ状況は困難だと言わざるを得ないと思います。
もうすでにパレスチナの死者が1万1000人を超えていて、イスラエルが1200人ですから、1万2000人の方が亡くなっていて、その背後に困っている方が膨大にいらっしゃるわけですよね。
今日はそちらの困っている方々の人道危機のお話を中心にしたいと思います。
先週ですね、現地ガザから帰国した看護師さんが、日本記者クラブで会見をしたんですけれども、川瀬幸子さんという方で、別の目的で今年の7月からガザに入って看護教育の支援をしておられたんですね。
その時はとても平和で穏やかな日々だったんですけれど、10月7日に武力衝突が起きて、状況が一変して、11月の初めに緊急帰国ということになったので、ガザの前後を知っている方なんですよ。
彼女が拠点にしていたのは、イスラエル軍が地上攻撃突入をしたシファ病院から、2キロのところにある別のアルクッズ病院というところだったんですけれども、
要するにシファ病院が壊滅的なことになったこともあるし、大勢の怪我人がアルクッズ病院に運び込まれる。さらに安全を求めて、病気でなかった方も病院に避難してくるということで、その状況を国民に報告をしてくれました。
彼女はその時はシェルターのあるちょっと離れたところの避難施設にいたんですけれども、電話で様子を聞き取ったということで、かなり生々しい現実が私たちに伝えられました。
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廊下などは、避難されている方が座り込んでいて、お医者さんが移動ができないぐらい、ぎっしりと人がいる。さらに救急車が狙われたりしていたので、怪我人がどんどん運び込まれてくる。
彼女の同僚のお医者さんは、受け入れた重病者の中の2人が自分の子供であることに気づいたそうです。お医者さんはずっと病院に泊まり込んで24時間働いているので、家族がどこでどうなっているかというのがよくわからない。
その中で2人の子供が運び込まれて、1人は亡くなっていて、1人はICUにというようなことになった。そんな過酷な状況の中で、ずっと働きづめだったということを言っていました。
さらに彼女は日本国籍でもあるので、その後ガザーを後にしてエジプトに逃れて、そこから帰国するんですけれども、ごめんね、もう私は帰るんだけれど、というようなことを同僚に電話でお話をした時に、
よかったとあなたが安全に帰れることをとても嬉しく思うという、その先に泣きながらこういうふうに言ったという言葉を河瀬さんが紹介してくれたんですけれども、読み上げますね。
自分たちがどんな悪いことをしたの?
命の重さは皆同じはずなのに、世界はフェアにはできていない。
世界中が自分たちを攻撃している。人権なんてない。
本当にミゼラブル、みじめで不幸だ。
こんなことを現地のスタッフは泣きじゃくりながら彼女に訴えたんだそうです。
本当にそうですよね。
どんな悪いことをしたんですか。
河瀬さんもつらかったでしょうね。帰国する際は。
団長の思い出ということをおっしゃっていましたね。
戦争って常に弱い人たちを巻き込みますよね。
今回のパレスチナの死者の1万1000人の4500人以上、半分近くが子供なんですね。
100万人以上のパレスチナの方が家を失ったり、不自由な暮らしを強いられたりしています。
もちろん原因を作ったのはパレスチナを支配しているハマスというところですけれども、
それにしてもこの憎しみの応酬を続けている限りですね、この苦しさは終わるめどが立たないですよね。
そこで私たちがどうすればいいのっていうことを考えないといけないんですが、
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この深刻な人道危機、具体的には病院がまず攻撃されているので、病気の人が放置されている。
電気が来ない、燃料がない、水がない、薬がない。
糖尿病の方は、人工糖質の方なんかはもうそれができなくなっていたり、
未熟児の赤ちゃんが保育機もなくてベッドに寝かされている状況などが報じられていますけれど、
ただでさえ脆弱な人たちが放置されている状況だったり、
5時間、6時間あげるから移動しろって言われても、移動がままならないから病院にいる方たちなんですよね。
じゃあ、他の病院に移ったところで、そこがまた攻撃対象になるかもしれない。
さらにあの街がもうめちゃくちゃに破壊されていて、
もし急戦になっても帰る場所がないですよね。
さらに現地はこれから冬を迎えて、
氷点下とか冷度近いような最低気温になってくるところもある中で、
たくさんの人がテントに寝泊まりをしている。
映像を見ていると裸足の子どもなんかがいましたよね。
そうですね。
どうしたらいいですか?
本当にまずはこの停戦というところですね。
その社会としてどう呼びかけていいのかなっていうのをやらせないんですよね。
私たちがとりあえず日本にいてできることっていうのは寄付だと思うんですけれども、
例えばあったかい洋服とかあったかい食事とか、
あったかい屋根のある眠れる場所とか、
そういうのを国連の難民高等弁務官事務所とか、
それからパレスチナ難民救済事業機関とか、
いろんなところが提供すべく準備をしていて、
あとは攻撃がなければそういう物資を運び込めるという状況なので、
まずはそういったところに現金で寄付をするということはできると思うんですね。
あとは医療にアクセスできない人たちには国境なき医師団っていう、
捨て身で支援に携わっているお医者さんたち、専門家の集団があるので、
国境なき医師団に寄付をするというやり方もあるかもしれません。
忘れちゃいけないのは、こういった困った状態が、
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パレスチナだけじゃないということも忘れちゃいけないんですよね。
ウクライナ、シリア、アフガニスタ、寒いところじゃなくてもミャンマー、
いろんなところで紛争が起きていて、世界で1億人の人が難民になっているという状況なので、
私たちは少なくとも日々の暮らしはできている。
空から爆弾は降ってこないという状況にあるので、
こんな時こそ困っている人に思いを寄せるという瞬間を、
5分でも10分でも作りたいなと私自身は思っています。
本当にそうですね。
一刻も早く停戦に向けて、人道危機が早くなくなっていくというかね。
あったかいご飯が食べられて、しっかり寝床が確保できる生活をね。
本当に基本的人権が守られていないと。少しの希望もないですよね。
その先には子どもの教育とか、心のケアとか、経済的な建て直しとか、インフラの修理とか、
いろんなことがたくさん積み重なっています。
そのことも忘れてはいけないですよね。
そういう状況になれば、一気に国際社会で支援の手が差し伸べられる。
今はその手さえ差し伸べられにくい状況になっているからですね。
その通りです。
本村さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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