ネコの習性で新たな発見
2025-07-24 15:21

ネコの習性で新たな発見

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:28
この時間は、Zoom Up毎週木曜日は科学です。
国際研究チームが、丸まって眠るネコの巻き向き、どっちを向いて巻いているか、ということに関する興味深い調査結果を発表したと。
寝る際に、どちらを下にして丸くなるのかを調べたもので、左巻きが多い傾向がわかったということなんです。
面白いですよね。
こんな研究があるんだということで、詳しいお話をこの方に伺っていきましょう。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。お二人はネコは飼ってますか?
私はネコは飼ったことないんですよ。犬派なので。
私も犬を飼っておりまして、ネコを飼ったことはないですね。
ネコを飼っている人の間では、こういう話って結構盛り上がるんです。
うちは右なのよ。え、嘘?私左?とかいうことですかね。
そんな会話ですか。
いろんな研究があるということなんです。
ちゃんと観察をして、分析をして、統計的に分析、解析して、論文にやって、
それがカレントバイオロジーという生物学の雑誌に載ったというので、一定程度信用していいんじゃないかと思います。
方法としては、YouTubeを使ったそうです。
YouTube?
いろんな人がね、自分の大好きなネコちゃんのいろんな仕草、様子を動画にして投稿したりしますよね。
あのYouTubeは使えるなということになり、いくつかの条件をクリアした動画408本を分析対象としたそうです。
ひとつはね、ネコが寝ている動画。
それから全身が映っている。
それから寝ている状態が10秒以上続いている。
完全に寝ている状況ということが分かる動画408本の動画を分析し、
先ほどおっしゃったように、左を下にしているか右を下にしているかで比べた。
03:07
そうすると、408匹のネコちゃんですよね。
そのうち65.1%が左巻き、左を下にして寝てたということですね。
残り34.8%が右を下にして寝ていたということで、65%と35%を比べると65%は統計的にも優位であるということなんですね。
3匹のうち2匹は左巻きであるということを宣言しました。
もともとさん、一番言っちゃいけない言葉かもしれませんけど言ってもいいですか?
どうぞ。
で?
で?ですよね。
まあね、それを言っちゃおしまいよ。
それはね、一応論文読みましたよ。書いてありましたよ。
ネコはね、1日だいたい12時間から16時間寝るんだそうです。
結構寝てますね。
寝る時間長いんだね。
結構寝てます。ネコの生涯の60%ぐらいを無防備な状態で過ごすことになると。
一番、動物にとって寝てるときって一番襲われやすいですからね。
もちろんイエネコは家畜化されてますけども、とはいえ野生動物ですから、もともとはね。
だから、寝てる姿勢が自分の命を守ることにどれだけ貢献しているかというような視点から
左を下にした方が得なのか、右を下にした方が得なのかっていうことを調べてみましたっていうことなんですよ。
左が下のネコの方が多いとか、右が多いって。
多いってことですよね。
それ、その個体別で身を守る条件が変わっちゃうんですか?
ここはいろんな解釈があってですね。
例えば、左を下にして寝ることによって、左側の視野を確保して、右の脳がよく働くようにすると。
06:05
人間もよく左半身のことは右の脳が使いさどってるじゃないですか。
そうすると、私はそこはよくわからないんですけども、左を下にして寝ることで、右の脳がより迅速に活発に即座に反応できるようにして、敵が来たりとか。
逆にネコはネズミを取ったり、いろいろしますよね。
捕食者でもあるんで、そういうのをやりやすくしてるんじゃないか説。
これは右とか左とかあるのかな。
このネコの進化の過程で、左を下にして寝るの方が多くなったってことは、そういうことと関係があるんじゃないかっていうことを疑って検証してみようってことになったらしいんですよ。
ただ、まだこれだけじゃ絶対わかんないんですね。
そうですよね。
より深い研究が必要だと思うんですよ。
YouTubeで見るだけじゃなくて、実際にネコ500匹を用意して、実際に犬を通らせるとかネズミを通らせるとかちょっとして、右巻きのネコより左巻きのネコの方が即座に反応できたとか。
実際に実験室でやってみるぐらいのことをしないと、ちょっとまだ本間かいなっていう感じなんですよね。
そうですね。いろいろ突っ込みたくなりますよね。
でもその一歩ってことですね。最初の。
そういうこと。最初、まずちょっと基礎実験で基礎観察ですね。
ちなみに、左下で寝るネコっていうのはずっと一緒そうなんですかね。
これニュースでやってましたけど、ネコカフェに行って調べたら、さっき左巻きで寝てたけど寝返り打ったっていう。
人間もそうですもんね。
そうですよね。
寝るときは左下にしたけど、起きたら右下になってたとかありますもんね。
突っ込みどころですよね。
そうですよね。
なるほどね。
ただね、ネコとか犬には利き足ってやっぱりあって、人間も利き足ってあるでしょ。
ネコの7割が、餌に手を伸ばすときの右を出すか左を出すかで、やっぱり優位なほうがある。
なるほど。
あるいは階段を降りるときにどっちから踏み出すか。
とか、トイレに入るときにどっちの足から入るかみたいな。
フィフティフィフティじゃないんだそうです。
だからやっぱり、生き物と左右差って生物学の世界ではいろいろ研究があります。
09:09
右と左の科学っていうの。
例えば、心臓が左にあるから右が動向とかね。
あと巻き貝とかも、右巻きなのか左巻きなのかとか。
巻き貝ね、あるでしょ。巻き貝。
あれ実はいろいろ、右が圧倒的に多いとかあるんですよ。
気にしたことがある。
なぜなのか、そうなんですよ。
だから右と左の科学っていうのは結構いろいろ生物学者は関心を持ってるんです。
面白いな。
だから生物の発生の仕組みから解き起こすような深いテーマを猫でやってみたってことですね、これはね。
ちょっと温かく見守ってもらいたいと思うんですけども。
動物の行動でいうと、私昔取材したことで
放牧されている牛は南か北を向いているっていうのがありました。
これは右か左かじゃない。南か北。
放牧している牛が常に北か南を向いている。
そうです。積胴と背骨が直角になるようにしているってことなんですよ。
なぜ?
これはドイツとチェコの共同チームがグーグルアースっていう人工衛星が撮って、上から見るあるでしょ。
あれを調べて、5大陸308カ所の放牧中の牛8,510頭を調べたんですよ。
そしたら?
牛の頭が東西じゃなくて南北の方向に向いているのが多かったんですよ。
やっぱりなんでって思うでしょ。
思いますね。
本当は分かってないんですけど、このチームの仮説は地軸ですって。
方位磁石でNとかSとか指すじゃないですか。
NSの軸に沿ってるんだっていう仮説なんですよ。
本能的に分かるんだな。
これも実証されてないんですけど。
なんででしょうね。
でもね、地図上の南北よりも方位磁石が指している南北に忠実に向いてたんだそうです。
牛が8,500頭の。
すごいな。
面白いでしょ。
九州とか麻生とか行った時に牛を見て、
こっちが南かって。
そうそう。来たかもしれない。
来たかもしれない。
どっちかな。
12:00
ちょっと牛が調べにくいっていう人は犬です。犬。
犬。犬はなんですか。
はい。これもチェコの研究チームが調べたんですけど。
何を調べたんですか。
37種の研修70匹を2年間観察した結果で、
散歩している犬が時々排泄の時にちょっとくるくるっと回ってしゃがんだりしますよね。
しますね。
結果、排泄の瞬間は北か南を向いてるんだそうです。
犬も北か南に。
はい。の方が落ち着くのかな。
どうですかお二人。
いやちょっと散歩をよくするんで排泄の瞬間も見るんですけど、
方角を意識したことなかったですね。
そうですね。うちで飼ってた犬もそこまで。
どうだったかな。
でもちょっとくるくる向いて居心地の良い方角というか、
そういうのを確かめている様子は見ましたね。
それをその瞬間ちょっと包囲磁石持って見てみてください。
なるほどね。
北か南らしいですからね。
これもなんでかって言われると分かんないんですけど、
ひょっとしたら知識を受信しているかもしれないですし、
謎はね、日常にすぐそこにあふれてるんですよ。
そうですね。
あれですね、夏休みの自由研究にもいいですね。
そうね、自由研究でもちょっとN数ね、数と集められたどこかが鍵。
でもそういう世界の研究でもYouTubeとかGoogleとか、
そういうものを使うこともあるんですね。
それは今やりやすいってことですね。
でもそういう可愛い猫ちゃんの動画ずっと見てたら、
研究するの忘れそう。
可愛くて癒されて。
でも面白いところに着目した研究というのが、
世の中にはあるんだなということがよく分かりました。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
15:21

コメント

スクロール