2023-05-25 12:28

元村有希子のZoomUp

毎日新聞論説委員 元村有希子

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00:00
この時間はZoomUp、毎週木曜日は科学です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今日はG7広島サミットを終えてということになりますが、 元村さんはどういうところに注目してました?
ひばくち広島で開かれたというところに着目をしました。
ロシアがウクライナに侵攻する中での、いわば戦時化のサミットだったわけですが、
もちろんゼレンスキー大統領が急遽来日するなど話題も集めました。
私が注目したのは、核軍縮に関するG7首脳広島ビジョンという、いわゆる宣言ですよね。
これに被爆者の方々から批判が起きているんですね。
こんなふうに言ってますね。
リーダーたちが感じられた体温が全然感じられなかった。
怒りというよりびっくり仰天した。非常に失敗でした。
胸がつぶれるような思いがしたと言ったのは、
カナダからおいでになっていた被爆者のサーロン・セツコさん、21歳。
それから若い世代もちょっと辛口でした。
広島海戦の意義を生かしきれなかった。
核廃絶に向けた新しい道筋を何もつけることができずに終わった。
というようなことを、核政策を知りたい広島若者有権者の会という団体があるんですけど、
この共同代表の田中さん、28歳も批判をしていました。
私もこの広島ビジョンを読んだんですけれど、私もがっかりしたんですよね。
一つはね、冒頭に核兵器のない世界の実現に向けた我々の約束っていうふうに歌ってるんです。
核兵器がない世界を目指しているということは言いつつも、
割とすぐね、核兵器には防衛の役割があるとか、
戦略を抑止、戦争を防止するっていうふうなことが書いてあるんですね。
つまり核兵器を持つことが抑止につながるんだっていわゆる核抑止の考え方を明記してあって、
そこがね、やはり矛盾してるというか。
そうですよね。
7人のリーダーが合意する内容であるということで、
ギリギリの妥協の線なのかもしれませんけれど、
やっぱり広島で開くということの意義をね、
03:06
もうちょっと考えてもよかったんじゃないかなと私は思うんですよ。
そうですね。
とてもと岸田さんが広島にルーツがあって、核廃絶への思いが強いと。
だから広島を舞台に選んだっていう経緯を何度も聞かされているだけに。
その期待値はどんどん高まっていきますよね。
そうなんですよ。
その7人の首脳、プラスゼレンスキー大統領や他の首脳も原爆資料館に足を運んで、
演じ物を見たり、それからそれぞれにやっぱり思いのこもったメッセージを訪名調に書き残してますよね。
なのに、この広島ビジョンですかっていうがっかり度が結構大きかった。
ただね、現実を見ると、なかなか難しいなっていうのもやっぱりわかるんですよ。
つまりね、A77カ国って言いますけど、アメリカ、イギリス、フランスは核保有国ですね。
核兵器を持っている国。
その他の4カ国、ドイツや日本やカナダ、こういったところも核の加差に守られているわけですね。
そういう立場を考えると、核廃絶ってなかなか言えないね。
まして、今国際情勢は、まずロシアは核保有国ですけれど、ウクライナに対して核使うぞって威嚇をしてますよね。
もう一つの核保有国、中国は核軍備をむしろ増強させてるんですよ。
隣の北朝鮮は核ミサイル開発を進めてますよね。
だから世界は核廃絶どころか、核軍核の時代なんじゃないかっていう予想なんですね。
そんな中でG7がどういう態度を取るかっていうのも、確かにわからなくもない。
相手がどんなふうに核を使ってくるかわかんないんだったら、こっちも核で備えないとっていう気持ちはわかるけど、
でもね、やっぱり日本って戦争被曝国、唯一の戦争被曝国ですよね。
なんかもうちょっと、だって議長国って一応リーダーシップを発揮できる立場なんだから、
日本の態度って、ここで示さなくていい、どこで示すっていうのはあったと思うんですよ。
06:02
その象徴は、核兵器禁止条約、条約への態度ですね。
これは、先ほど紹介したお二人もそこに触れていて、
この広島ビジョンの中に核兵器禁止条約のことが一言も触れられていないと批判をしていました。
日本は被曝国当事者でもあるんだけど、つまり核兵器を廃絶する条約には署名もしていないし、
これからもね、それは現実的ではないって言って多分拒否していくんです。
ただね、核兵器禁止条約の定約国会議、同じような立場のドイツとかは、
お客さんとしてオブザーバー参加してるんですよ。
日本は全く知らんふり。
そうですね。
そこはね、もうちょっと考えたらって私は思います。
そうですよね。
あのね、G7の議長国、今日本議長国ですけれども、
今年いっぱい議長国なんですよ。
だから広島サミットが終わったから、もう終わりではなくて、
まだあと半年以上議長国の任期残っていますし、
秋には核兵器禁止条約の第2回の定約国会議が予定されています。
ここでね、やっぱり岸田さんは、せめてオブザーバー参加するとか、
それからG7の他の首脳を説得するとか、
なんかね、できる方法が探せばあると思いますよ。どうです?
いや、だってもう日本以外に、この核の恐ろしさ、つらさ、悲惨さってものを語れる国はないわけですから、
そこはやっぱりこの国のリーダーとして、ましてやその広島の選出議員でもあるわけですから、
岸田さんにやっぱりそういう場に立って発言してほしいなと思いますけどね。
昨日もね、国会でその質問が出ていましたよね。
岸田さんは厳しい現実に具体的に対応することと、
核兵器のない世界という理想を目指すことを、いかに両立させるかが最も大きな責任だというふうに明言をしているので、
責任をもって取り組みますというメッセージだと、私は受け止めました。
G7ってね、190何カ国、国がある中の7つですよね。
そうですね。
09:01
今G7の影響力って何なんだって言われてますけど、
一応民主主義に支えられた7カ国が総意として、
核廃絶、難しくても目指していきましょうってもうちょっと強く打ち出すだけでも、
それから自分たち核保有国と核の加算に守られているという立場を、
少しでも改善していこうっていう姿勢を示すだけでも、
他の国々への影響ってゼロじゃないと思うんですよ。
なんかね、あまりにもかつての主要国のおじさんたちの成功体験にすがった、
まあしょうがないよなっていう現実路線っていうのが、
ちょっと私たちからしたら強座めに見えるし、
ここで頑張らなくていつ頑張るのよって、
しっかりしなさいよってちょっと言いたい気持ちになりました。
おっしゃる通りですね。
ただなんか、サミットの成果だけは国会でしっかり強調しているようですけどもね。
本当ですかって言いたくなりますけど。
まあなんかこうちょっと一種の高揚感はありましたよ。
あったけど、よく報道陣としていつも気をつけていることは、
相手が見せたいものを見るだけではダメで、
見せたくないものをちゃんと目を凝らすっていうことが重要で、
なんでも書かれたことはもちろん見るけど、
書かれなかったことに目を注ぐっていうのを、
こういう姿勢はきちんと保っておきたいなと思いました。
そうですね、これからもしっかりそこは持ち続けていきたいですね。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村由紀子さんでした。
バッテン少女隊の春野きいなと、
青井リノアです。
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