元村有希子のZoomUp
2023-03-30 13:47

元村有希子のZoomUp

毎日新聞論説委員 元村有希子

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この時間はZoomUp、毎週木曜日は科学です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。 おはようございます。
今まで、いろんなロボット、人型であったり、犬型のロボットで、心を癒すっていうのはありましたけど、元村さん、
あざらし型っていうのが誕生したんですか?
あのね、これ実はもう2005年に発売されているので、
そこなんだ。
つまり歴史あるんです。
そうなんですね。
これはね、日本が誇るプロダクト、商品になっていると思いますね。
世界で最もセラピー効果のあるロボットということで、ギネスブックにも認定されているんです。
たてごとあざらしの赤ちゃん。
白くて、目がつぶらで、真っ黒な瞳の。
なんかカレンダーとかでも見たことあるな、写真集とかですね。
氷の上に乗っかってカメラを見せる。
地球一可愛いと私は思ってるんですけど。
元村さんも好きなんですね。
大好きです。
そのあざらしの赤ちゃんを模した、ふわふわのペットロボット、パロっていう名前なんですけども。
このパロっていうのはね、パーソナルロボットの頭文字をパーロですね。
ということですか。
それが今、とりわけお年寄りとか、心に傷がついた人の癒しに、本当に効果があるという論文も出始めていて。
ロボットと人間との関係をね、考えるのにとても良い材料になってきたという記事が、今日の毎日新聞の科学面に掲載されております。
私、発売直後の2006年にですね、これ取材をしているときにですね。
やっぱり、ああ、可愛いって言っちゃいましたね。
元村さんもそういう声出るんですね。
つぶらな瞳とね、ふわふわの抱き心地っていうのがまたね。
目があったら、飼わずにいられなくなるんじゃないですか。
きゅるんとした目でいられたらね。
しどりできないですよね。
これ体長55センチ、重さ2.5キロということで、だいたい人間の赤ちゃんのようなイメージですよ。
ぬいぐるみっていうのは軽いんですけど、このロボットは適度に重い。
それで、抱きしめるとほのかに暖かいです。
いいですね、ぬくもりがあるっていう。
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そうなんですか。
巧妙にデザインされてまして、例えばこう撫でると、鳴くんですよ。
ピューンって。
そうなんだ、よくできてる。
喜ぶ鳴き声とか、あと叩くとちょっとヒレをバタバタさせたり、ちょっと上目遣いで睨んだりしますね。
生きてるみたい。
感情を表すような感じですね。
だから触覚センサーとか光センサーとかマイクとか、つまり人間が何かを働きかけることに遠い側面に応じるっていう、本当にデザインされたロボットになってるんですね。
例えば、パロっていう商品名で発売されていますけれども、自分で例えば名前を付けちゃっていいんですよ。
なるほど。
花子とか。
花子って、恥ずかしいピンとこない名前なんですけど。
水木とか名前付けて、繰り返し呼びかけてると、自分は水木って呼ばれてるっていうことを学習して、人工知能が。
AIか、すごいですね。
そうなんですよ。それに飼い主さんに名付くっていうんですかね。
また一層愛着がきますね。
本物のペットみたいですよね。成長していく過程とかね。
もともとペットセラピー、アニマルセラピーをロボットでできないかというアイデアから、研究が始まっているんですね。
やっぱりアニマルセラピーって、それに応じられる動物の数が限られますよね。
人慣れしてるとか、おとなしいとか。
育てるまでにも時間かかるしですね。
あとはアレルギーがある人ができないとか、いろいろ感染対策を取っている病院などでは、難しいっていうようなところもあって、
そういう問題をクリアできるようなということで、
筑波市の産業技術総合研究所の柴田さんという方が、
もうこれ93年、1993年から研究を始めているんです。
足掛け30年ですよ。
最初はね、やっぱりペットロボットということで、予算もなかなかもらえず、不審したということもあるんですけれど、
どうにかこうにかこの信念を持って、これはきっと役に立つロボットになるということで、
信念を持って研究をしてきて、そしてようやく2005年に発売にこぎつけたということなんですね。
これは実は日本でも高齢者施設などで共同購入して、
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愛苦しいさを振りまいているんですけれど、
外国の方が一歩進んでまして、
例えばアメリカなどでは、パロがもう医療機器として承認を受けています。
そうですか。
これ多分、州によっても変わるのかもしれませんけれども、
パロを使ったセラピー、アニマルセラピーのようなセラピーを公的医療保険の対象にしているところもある。
保険が降りるんだ。
そうなんですか。
あとイギリスなどでも、認知症の患者さんが多くいる施設とか病院などで、
これもお年寄り向けに、パロを可愛がってもらうというようなことが進んでいます。
あと最近では、ポーランドでパロが活躍しているというニュースが流れておりましたが、
ロシアの侵攻でウクライナの人たちが国外に避難しています。
ポーランドにいる子どもたち、ポーランドに逃げた子どもたちの、いわゆるトラウマとか避難生活のストレスを、
パロを可愛がることで、ちょっと癒してもらおうというような取り組みが行われていたり、
あとはアメリカでは、火星に移住するための隔離施設での実験というのが行われているんですけど、
つまり閉鎖空間で外に一歩も出られない環境で、複数の人間が共同生活するという実験をやっているんですが、
そこの中でもね、やっぱり、
パロがいると、ながませてくれるわけですか?
ストレス解消で。
論文などでは、例えば興奮とか不安とか、それから欲打つ症状をパロと触れ合うことで改善する。
それからストレスが減る。
こういうことが科学的に実証されてきているそうなんですね。
やっぱり、人って動物と一緒にいて癒されるということが、ロボットでも代替できるということがだんだん明らかになってきつつありまして、
これはやっぱりね、今医療費、口頭の折大変でしょうけれど、
もう少しエビデンスなどが蓄積されてくればですね、
例えば、本当に深刻な病気になって、入院したり、薬とか治療費がかかるという前の段階で防げるということになればですよ。
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これは、医療費的にも効果があるということにもなるでしょうね。
なんかね、日本はそういうところがなかなか一歩踏み込むのが難しい国なんですよね。
なんか慎重になりますよね、その辺も。
そうなんですよ。
お二人はパロ抱きしめたことありますか?
ないんですよ。
聞いてたら抱きしめてみたいです。
高いんですか?
バッテリーとか充電器、周辺装置込みで42万円。
なるほど。
でも、エサはいりませんよね。
エサは電気だけですからね。
電気代はかかる。
試しにAmazonで検索したら出てきましたね。
そんな、もう手軽に買えるような感じなんですね。
そうですね。
例えば、お家のおばあちゃんにとか、そういう時にはですね、
レンタルとかリースっていう仕組みもあるようで、
そういう使い方もありかもしれませんね。
そうですね、レンタルね。
私のお友達は、義理のお母さんにパロをプレゼントして、
お母さんは、最後の方は濃厚促で会話ができなくなったらしいんですけども、
パロを撫でると本当に表情が柔らいて良かったと。
お母さんはもう亡くなられたんですけども、
お母さんが入っておられる施設にパロごと寄付してきたって言ってましたね。
もう喜んじゃって寄付の施設が。
みんなにすごい可愛がられまくってるようですけれど。
こういった研究をベースにした、きちんとエビデンスが取れるようなロボットというのは、
もっともっと増えていいと思いますし、
ちょっと高額なら、レンカバンみたいなものが、
民間企業によって開発されるというのもありかもしれません。
ロボットっていうのは、いろんな用途がようやく出そろってきたところなので、
こういうコミュニケーションロボットとかっていう癒しロボットっていうのも、
もう少し研究が深まるといいなと個人的には思っています。
会護施設、医療施設、あるいは小学校とか公民館とか、
そういうところでセラピーとして活躍する可能性のある可愛らしいロボットですね。
興味がある方、パローで検索すると画像が出てきます。
今Amazon見てみたんですよ。
白は49万円でした。
49万円。
グレーは42万円でした。
12:00
色もいろいろあるんですね。
今頼んで買うと、4月6日から9日にお届けしますって書いてました。
早く来るよ。
気になる方はぜひ。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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