元村有希子のZoomUp
2023-04-06 11:53

元村有希子のZoomUp

毎日新聞論説委員 元村有希子

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Zoom Up 毎週木曜日は科学です。 毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。 元村さん、おはようございます。
おはようございます。今日は 我々の目の届かない深い深い海の話ですね。
はい、深海。 不思議がいっぱいの深海のお話ですね。
このほどというか、4日の話なんですけども、 東京海洋大学などが参加する国際チームがギネスブックに登録されました。
どういうギネス記録だったんですか? 太平洋の小笠原海溝って、東京の小笠原村ね。
小笠原諸島の下、深いところ、8336メートルの深さで泳いでいる魚が見つかったそうで。
すごいですね。8336メートル?
そう。魚がいたの?
いるんだ、生きてるんだ、その環境でっていうね。
最も深い場所で確認された魚ということで、 ギネス世界記録に認定されたんですけれども、
これを撮影したのは無人の撮影装置なんですね。 今までの最新、世界最もっとも深い記録は8178メートルだったそうで。
なのでこれよりも150メートルぐらい深いところで泳ぐ様子を撮影したということで、ギネスに登録されたということなんですよ。
8000メートルってどんな世界なんですかね?
想像もつかないですけど、教科書で習ったかもしれませんけど、地球上で一番深い海ってどこですか?
マリアナ海溝。
はい、そうですね。
怖いもう、こういうクイズ。
ちょっとドキドキしましたね。
1万1000メートルぐらいが地球の深いところと言われていて、今までの深海における発見って、もっぱらマリアナ海溝とかが多かったんですよ。
それがこの日本の小笠原っていうところで、深いところに魚が泳いでいたということで、
日本の近くにも謎が多いぞっていうことを、それが確認できたのが研究チームにとってはとても喜ばしかったようで。
この日本側のリーダーの北里さんという方はですね、このギネスワールドリコードは魚にあげたいと。
だって偶然そこを泳いで映ってくれたわけですよ。
そうですね、その魚のおかげっちゃおかげですけど。
ちなみに群れではないですよね?
1匹だけ。
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1匹だけ。
それどんな魚かっていうのはわかってるんですか?
外見上からしかわからないですけど、マリアナ海溝などでも見つかっているスネイルフィッシュという深海魚でありまして。
スネイルってカタツムリっていう意味なんです。
カタツムリのような外見というか、殻は背負ってませんよ。
殻のないカタツムリのような。
オタマジャクシをちょっと大きくした半透明の白っぽい魚。
体長は20センチから30センチぐらい。
でも8000メートルの世界ってことは当然光とか届いてないわけですよね。
ここで深海という極限環境のおさらいをしておきたいんですけど。
地球の表面の7割は海と言われていますよね。
この7割を占める海の中で、深海というのは98%。
ほとんど、海のほとんどが深海と呼ばれているんです。
深海って数で言うと、水深200メートルより下。
200メートルから深海なんですか?
意外と浅いでしょ。
もっと1000メートルは湯に超えて。
これは定義がよくわからないんですけど、
海の中に太陽の光が差し込む限界が200メートルと言われているんです。
それを境に光も届かない深いところっていう意味が深海だと思います。
これ結構重要なことで、光が届かないようなところっていうのは
一つは光合成をできる生き物が生きていられないってことですよね。
植物プランクトンがいない。
植物プランクトンを餌にする動物プランクトンや小魚もいないってことになると
餌が極端に減る深さですよね。
その意味では、200メートルより下に生きている魚っていうのは
どんなものを餌にして、どんなふうに生きているのかっていう謎が深まる。
そうですね。
そこがまず一つですね。
それからもう一つは水圧がすごい。
そうでしょうね。
水中って10メートルで1気圧水圧が高まっていく。
人間はだいたい100メートルぐらいが限界とか言われてますよね。
200メートルはいかないぐらい。
深海には人間は生身ではたどり着けないんですけど。
愛が潰れちゃいますよね。
そうそう。
今回スネールフィッシュが言った8000メートルだと800気圧。
これって1平方センチ。
指先に体重80キロの大人10人が乗るぐらいの。
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80キロの大人1人でも乗らないのに10人ですか。
物置もびっくりですよ。
あの物。
変えられないですよね。
スネールフィッシュすごいな。
今まで理論的には水深8200メートルより下にはいないだろうって言われてたんですよ。
生き物が耐えられる限界として。
その上でも8336メートルですからそれを超えているということですね。
なんでスネールフィッシュがそこを泳げるのかっていう研究も別の中国の研究チームがやっておりまして。
たまたま捕まえたスネールフィッシュをCTスキャンにかけたりとかしていろいろ調べて。
まず浮き袋がない。
浮き袋をね、肺が潰れるって話だったけど。
浮き袋がない代わりに体の中に油をたくさん溜め込んでて。
それで水圧に耐えてるっていうのが一つ。
それから骨のほとんどが軟骨にします。
もうこれ遺伝子のレベルで骨にカルシウムを溜め込んで固くする機能を失ってるんですね。
だから柔らかいもの柳に雪折れなしみたいな。
硬いものだと圧力に弱いけど全部軟骨だと。
それをうまく伸ばす形で。
あとは頭の骨に結構隙間が多くて、これも水圧を上手に逃がしてるんじゃないかと類推されております。
やっぱり深海って謎が多くて、これから多分小笠原のところで、なんでこのスネールフィッシュはどうやって生きてるのか。
群れで生きてるのかとか、何を食べてるのかとか。
気になりますね。
そのあたりの研究が進んでいくと思うんですけど、
人間の深海に対する興味というのは長い歴史があってですね。
紀元前4世紀には、
紀元前!?
紀元前4世紀には、
あのアレキサンダー大王が、
あのローマ帝国のアレキサンダー大王が、
ガラスでできた樽に入って、
海に潜ろうとしたという伝説がある。
本当ですか?
伝説ですね。
諸説あるってことですね。
でもそれぐらい海の中に潜ってみたいという、
人間の欲望はですね、
続いておりまして、
日本にも、
深海6500っていう、
有人船、水船があるのご存知ですか?
ありますね。
09:00
6500メートルの水深まで、
人を連れてってくれる水深船なんですけど、
パイロット、それから副操縦士、
研究者の3人乗り。
今まで1500回ぐらいの、
潜水調査を行っているんですけれど、
往復5時間かかります。
徐々に潜っていく、
徐々に上がっていくということで、
私まだ潜ったことないんですけど、
本当に狭い空間に、
3人が肩を寄せ合って、
トイレもない。
トイレもない。
5時間トイレない。
ない。
なので、
神を持つ筆形です。
そうですね。
でもやっぱり、
見えないからこそ知りたい。
どんな世界が広がっているのか、
どんな生物がいるのかっていうね、
探求心が続いていきますよね。
地球最後のフロンティアと思っていますので、
これからね、
そういう潜水船とか、
いろんな機材が進化すれば、
また新たな謎が出てくるというね、
ワクワクするような話が、
また紹介できると思いますね。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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