元村有希子のZoom Up
2023-11-16 13:14

元村有希子のZoom Up

毎日新聞論説委員 元村有希子
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。
おはようございます。さて今日は、ガンに関するニュースなんですけれども、若年層の間でも増えているという現状がありますよね。
はい。アヤ世代って聞いたことありますか?
AYAと書いてアヤ世代ですよね。
そうです。これは、思春期および若い成人を示す英語の頭文字なんですね。
思春期は英語でアドレッセント、で、ヤングアダルト。アドレッセントのAとヤングのY。で、アダルトA。
Y、Aでアヤって呼んでるんですけど、このアヤ世代の人たちがガンになった時、結構戸惑いが大きいということが言われていて、ようやくこの数年間、その人たちへのケアが、注意が向いてきて、
この程、患者さんの数とか、どんなガンが多いかというのを、国立ガン研究センターなどが発表したんです。そのデータを今日は紹介したいと思います。
2018年の1月から2019年の12月まで、つまり丸2年間にガンを治療するような全国860の病院に受診した、治療を始めた、アヤ世代の人たちのデータというのが元になっているんですね。
このアヤ世代って、大体15歳から39歳までって定義されてるんですけど、例えば、ある人がAという病院で診断されて、Bという病院で治療して、再発して、Cという病院に行ったりするので、ダブルカウントというのもあるんですけど、
2年間に大体5万8000人の人が病院で治療を開始してるんですね。その中には、一般的なガンじゃない悪性腫瘍とか、それからリンパ腫とか白血部とか、いろんな病気が入っているので、私たちが普通にガンって呼んでいるような、いわゆるガンの人たちを抽出すると、
22000人いました。注目するのは、その8割近く、78%が女性だったということなんですよ。人口比は半々だから、普通は50%ぐらいになるはずと思われるんですけど、
03:00
22000人のうち17000人が女性、5000人が男性という、男性の3.5倍ぐらい女性がいたということなんですね。その理由に関しては、ここでは分析していなくて、現状だけを分析してるんですけれど、
女性17000人の、いわゆるガンの種類、大いじゅうに言うと、乳ガン、それから子宮経ガンと子宮胎ガン、そして甲状腺ガン、この順番でした。乳ガンは34%ですから、3人に1人が乳ガンだったということですよね。
ちなみに、男性だと血腸ガンや直腸ガン、つまり大腸ガンが一番多くて、その次が甲状腺ガン、そして胃ガンという順番でした。これはね、日本国民全体で見る、よくガン統計とか言うんですけども、そこで多いガンとは少し様相が異なるんですよ。
どこが一番違うんですかね。
えっとね、大体日本人全体で言うと、3大ガンみたいなのがあって、人口全体に慣らすとですよ。慣らすと、確かね、肺ガンとか大腸ガンとか胃ガンとかが出てくるんですけど、
このアヤ世代は、少し70歳とか60歳の人たちとは違うガンの発病の傾向があるということがわかり始めてるんです。
例えばそのアヤ世代って15歳から39歳ってさっき言ったんですけど、その中でも15歳から19歳、つまり10代の人たちっていうのは、白血病が多いんですね。血液の。
水泳の池入加子選手は白血病を10代で発病して、今克服してますよね。
今度は20代になると卵巣ガンとか精巣ガンとか、生殖に関わる部位のガンが増えてきます。
そして30代に入ると、今度は女性で顕著なのが乳ガンと子宮ガンが増えてくるんです。
乳ガンということでは、6年前に小林真央さんが34歳で亡くなりましたよね。
市川恵美蔵さんがお子さん2人を育てるっていうことになってしまったんですけれど、30代の女性のガンって結構大変なんですね。
06:05
多くの人が働き盛りだったり、中には子育て真っ最中っていうようなことの、その世代ですよね。
なかなかその忙しくって乳ガン検診に行かないっていうか、行けないというか。
ちょうど子育て中でお仕事中断されていたりすると、職場の検診も定期的にあるわけじゃなかったり。
見つかった時には結構手遅れみたいな人も中にはいたりします。
20代になると今度は大学を卒業して就職をするとか、仕事に夢中になっていたりするので、そこでもどうしても自分の健康っていうのが意識されないっていうか、自分がガンになるとは思ってないっていうのはほとんどだと思うんですよ。
そういうのもありますし、体のことを後回しにしちゃいますもんね。
自分のことを振り返ってもそうですよね。
そうですね。
なので、この亜野世代のガンっていうのは、10代でいうと進学とか勉学を続けられるかっていう問題。
20代だと仕事を続けられるかとか、自分の将来どうなるんだっていう悩み。
30代だと残す家族をどうするのかみたいな、そういうことも出てきますし、今までガンっていうと、どっちかというと長寿とか高齢化に伴って増えるガンとか、そういうイメージで捉えられていて、そっちに注目をされていた中で、ちょっと取り残されてきたのがこの亜野世代のガンと言われています。
経済面でも苦労される方が多いと聞いています。そんなにまだ稼げない若い人とか。
あと、保険にも入っていないっていう方も多いですよね。
そうですよね。多いですよね。
医療保険ね。
日本では、だいたい年間に1年間に100万人の方がガンと診断されているっていうぐらい普通の病気になってきてるんですけど。
そうですよね、今ね。
その中でこの亜野世代に限ってみると、2万人ぐらいって言われてて、まだ少数派なんですよね。
少数派とはいえ、2万人のうちの1人に自分がなるかもしれないっていうことを。
やっぱりね、ちょっと考えないといけない時代になっているようなんです。
もう一つは、さっきちょっと言った20代の亜野世代のガンの多くが生殖器に関わるガン。乱層ガンとか精層ガンとか。
09:03
そうすると、見つかって治療しましょうってなった時に、
例えば、放射線を当ててガンを小さくしますみたいなことを勧められるんですけど、
生殖器に放射線を当てると、女性だったら妊娠できなくなったり。
男性だと精層に放射線を当てると、生死が死んじゃうっていうことがあって、
これから自分が結婚して家族を持ちたいっていう人にとっては大変酷なことになりますよね。
そういったこともクローズアップされてきて、
この1、2年は、そういった生殖に関わるガンと診断された人、乳がんとかも含めてですけれども、
あらかじめ治療を始める前に、自分の乱死を採取して冷凍保存しておく。
そうです。男性も生死を凍結保存しておいて、
治療した後の自分の将来設計をちゃんと保証するっていう制度がようやく整ってきました。
なので、もし例えばご兄弟、お子さん、ご自身がこのアヤ世代でガンって診断されたときに、
諦めないでいろんな人に相談してみるということはとても大切です。
何かしらより良いQOLを、人生の質を下げないで済む制度が整い始めてますので、
治療を始める前にいろんな人に、あるいは主治医とかに相談して、
人生を諦めないで済むような方策を模索してほしいと思います。
これから人生長いですからね。
そうですね。
健診もイメージとして痛いとかつらいっていうイメージがあるかもしれませんけども、
将来的なことを考えるとね。
そうですよ。早期発見大事ですよね。
やっぱり治療しながら仕事を続けるっていうことを強く持ってほしいですね。
治療中も緩和ケアっていう痛みのコントロールなんかもできますので、
どんどんわがままに注文してもらいたいと思います。
わかりました。本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
数学教師芸人の高田先生だよーん。
高田先生の算数ワクワクラジオ。
算数が不安なあなたを算数ファンに変えるポッドキャスト番組です。
Apple、Spotify、Amazon、ラジコなど各種音声プラットフォームで配信中。
12:00
4649よろしくー。
13:14

コメント

スクロール