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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。ここのところ、もう連日クマの被害、あるいは目撃情報というのが飛び込んできていますよね。
秋田県では、人身被害も多いということから、県知事が防衛省、そして小泉防衛大臣に会って、自衛隊の派遣を要請しております。もう国レベルでクマに対してしっかり
対応していかなければいけない、そういう事態に進展しているということで、今日はこのクマにZoom Upしていきます。毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。おはようございます。このクマの被害が深刻になっていますよね。
今年の今年度、クマによる死者が11人ということで、2桁でいうだけでも驚くんですけれども、過去最多だったのが2023年度、だから2年前ですか。
2年前が1年間、丸々1年間で6人だったということなので、2倍近くに既になっているということですよね。
朝日新聞が独自調査をしている記事が載っていました。
今年の4月から10月22日までの公開情報、報道とか、役場の分析しているんですけれども、今年度はクマによる怪我とか死亡とか、人身被害の7割近くは人の生活圏で起きていた。
生活圏というのは例えば住宅地とか、それから市街地、農地ですよね、田んぼとか畑とか、こういった人里を生活圏とみなして、それ以外は例えば山林、山の中というふうに分けているんですけど、怪我をした人含めて172人が被害に遭っているんですけど、
172人のうち114人が生活圏で襲われていたと。
昨日も学校で市基地内に出たとかっていうニュースもありました。
学校で体育館の中とかね。
びっくりですよね。
学校に侵入しようとしてガラスが割れて。
全くクマにとっては慣れていない、ああいう建物っていうイメージですけど、全然そうじゃないんじゃないっていう気がしてきますよね。
扉を開けちゃうクマもいたりしますからね。
いろんな学習し始めてるんじゃないかっていう怖さもありますよね。
スーパー、大学、高校、子ども園、それから玄関先、銀行。
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あと観光地の白川行のサッカーバスを待っていた外国人の方も襲われたとか言って。
これ実は朝日新聞によると季節性がちょっとあって、
例えば4月から6月ぐらいは山林で出くわす被害が多いんだそうです。
なるほど。生活圏ではないと。
人間がクマの生活圏に入るじゃないですか。
サンサイ鳥とか。
4月、6月はそういう山林が多い。
7月から生活圏での被害が上回っていて、
このニュースがたくさん増えた9月、10月は8割を超える被害が生活圏で起きていました。
これ何でなのかっていうところなんですけれども、
ご存知のように秋はクマが冬眠に備えて少しでもたくさん食べたい。
今年はどんぐりが凶作だと言われていますので、
人里に降りて餌を求めるという自然な行動ですよね。
その栗がなっていたり庭先に柿の木がある。
それも自然とそうなりがちです。
さらに習性にも原因があって、
月のワンクマで言えば、例えば冬眠中に子どもを産みますよね。
冬眠中に子どもを産んで、
だいたい1年半ぐらいで独り立ちするんです。
そうすると、例えば12月生まれのクマが、
1年半後の6月、7月ぐらいに独り立ちをします。
独り立ちして、特にオスはですね、
生まれたところから離れた場所で独立して独り暮らしを始めるんだそうです。
だから移動が活発になるのが6月、7月。
そこで例えば、人里でおいしい食べ物を食べたりすると、
ここには餌があると学習して、
お腹減ったら人里に降りてくるという習慣ができてしまう。
そういう習性が影響している可能性もあるんだそうです。
それにしても今年多くないですか。
いや、ちょっとこれ多くて。
こんなに連日報道されることもね、
ここなかったと思います。
九州はクマがいないって言われてますけど、
その九州に住んでても、これは怖いよなという想像しますよね。
しかもね、例えば紅葉をもみじがりに旅行に行くとか。
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そうですね。こちらから行きますもんね。
秋の山歩きとかで本州に渡る方もおられるでしょうから、
山の中はもちろん気をつけてくださいって言うけど、
どこで襲われるかわかんないっていう状況が起きてますよね。
本当ですよね。
秋田とか東北まで行かなくったって、
山口県でも私の知り合いが、山口でもクマの被害があってねって。
いやー、怖いですよね。
専門家がいろんな発言をしていますけれども、
もうすでに人里はクマの生息域に含まれていると指摘する人もいるぐらいなんですね。
これはかくたることは言えないんですけれども、
まずはクマの個体数が倍増していると。
クマ自体が増えている。
そうなんです。
そうするとクマ同士のいろんな同じ面積でクマが増えれば、
それはにじみ出てきますし。
出くわす機会も増えるわけですね。
出くわす機会も増える。
そこに加えて、いわゆるクマと人を隔てていた、
いわゆる里山って言われるところがだんだん荒れてきている。
過疎も進んでいますしね。
山にも手が入ってなかったりしますし。
山に、昔はそれこそ山があって田んぼ畑があって人里みたいなところで、
田んぼが旧公伝になったりして工作放棄して、どんどん木が生えてヤブになる。
ヤブはくま好きですから、そこからいきなり人の庭先に出てくるっていうことになりますよね。
なるほど。
あとはね、そのクマの増加にひょっとしたら影響しているかと言われているのが、
シカ、シカの増加です。
シカも増えている。
シカって一応イノシシと一緒で、どちらかというと積極的に駆除を進めていくっていう指定管理長寿になっているんですけれども、
今本州はね、シカの食害がこの20年ぐらいひどいんですよ。
そうですね。
例えば大切に育てている植林したスギの皮を剥ぐとかですね。
そのスギをせっかく育ててても商品にならないようになっちゃうみたいな被害はもう20年ぐらいの課題なんですけれども、
この増えすぎて、例えば栄養不足で死んだシカがそのまま倒れて死んじゃって放置された死体をクマが食べる。
で、クマが肉の味を覚える。
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あるいはクマが生き延びて子育てをしてどんどん増えていく。
やがてはそれは例えば人里に降りてきて人を襲う、いっそ人を食べるっていうことにつながるんじゃないかと言っている専門家もいます。
なるほど。
これは考えたくないですけれども、小説の世界になっちゃいますけれども、
クマと人で生活権を奪い合うみたいな。
そういう世界になりはしないかと。
ということで、クマも指定管理長寿に去年指定されていて、
個体数を調整するために駆除した場合に行政がお金を払えるようになってるんですね。
例えば大きい箱に発砲罠を買うとか、
ハンターを養成するとか、駆除したクマを飼い取るとか、
そういうことが法律的には可能になってきているんですが、
それができる人がいない。
そうですね、今減ってきてますもんね、漁師の方も。
またぎっていうクマを飼って政権を立ててる人なんかは激減しています。
漁遊会に入る人も減っている。
そうするとじゃあ誰が?
誰が?警察?自衛隊?
自衛隊だって銃を使えないからですね、クマに対しても広報支援ということですよね。
そうですね、銃持っているからってそんな的確に言ってますか?
いやいやいや。
そうですよね、簡単じゃないですよね。
もう戦医の味方みたいに自衛隊って言ってるけど、
自衛隊の人って怖いですよね、クマ相手の訓練って。
これからしていかなきゃいけなくなるのかな。
こればかりは解決策がないんですけれども、
私たちはだから身を守るっていうことを最優先にまずは暮らしを立て直す。
その上で例えば昔のように干渉地帯。
クマと人との干渉地帯を自治体のお金で積極的に作っていくっていうことを
両方やらないといけないんじゃないかなという気がします。
そっちをやらないと根本的な解決にはならないですよね。
対象要法でしかないですもんね、駆除っていうのは。
そうですよね。
ちょっとだからクマとの共生を考え直す時期にも来ているんですが、
ただ絶滅させていいっていう話でもないので、これは。
クマも生態系の一部なので、そのバランスを考えていくっていうのがとても重要だと思いました。
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そうですね。
今日はこのクマの被害が相次いでいるという状況で、
クマについての解説を本村さんにしていただきました。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。