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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。国内の水族館に3頭しかいなかったラッコのうちの1頭。福岡市東区にあります水族館マリンワールド、海の中道で飼育され人気を集めてきたリロが1月4日に死んでしまいました。
リロは人間に例えると70歳から80歳くらいの高齢だったということです。愛らしいね。動きを見せてくれて本当に可愛らしかったリロ。これで国内飼育のラッコは三重県戸場市の戸場水族館の2頭だけということになりました。これからの水族館どうなっていくんでしょうか。この方に伺います。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
さて新年早々ですね福岡にとっては悲しい知らせが届いてしまったんですよね。
すごい人気者でしたよねリロちゃん。リロちゃんというか高齢なのでリロさんですか。
去年の11月ぐらいからちょっと毛作りをあまりしなくなったということで注意深く観察していたそうです。
年末に入って餌を食べなくなったので公開を中止して様子を見ていたところ4日になくなったということでした。
本当にリロってほっぺたをむにゅむにゅむにゅってする動画見たことあります?
それは見たことないから。
そんな可愛い仕草をしていたんですか。
たまんない仕草ですねそれは。
水に浮かんで両手で自分のほっぺをむにゅむにゅむにゅってする動画が200万回以上再生されていて今もyoutubeで見ることができるんですが。
マリンワールド海の中道に来たのは2012年のことでそこから人気者になり
結構パフォーマンスもしたりとかそういうことでも人気があったんですけど
メスのマナとすごく仲良くて仲のつまらない様子もすごく人気を集めていました。
ただマナが先に行っちゃって授かった子供もいなくてこの3年くらいは一人暮らしだったんですよね。
これからの水族館の話なんですけどもマリンワールドに関してはこれでラッコはゼロになりました。
マリンワールドでは1989年からラッコの展示をしていたんですけれども
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ついに35年ぶりに途絶えるということになってしまいました。
寂しいですよね。
どっかからもらってきたらって考えたくなるんですけども
先ほどおっしゃったように日本で見られるラッコは今三重県の戸場で2頭だけなんですね。
この2頭ってメスなんですよねどちらも。
はいいずれもメスです。
しかも16歳と20歳というねこちらもまあ高齢と言っていいのかな。
なのでこれからはつまりこの2頭が子供を産む可能性というのは限りなく低いわけです。
しかもオスがゼロになっちゃいましたからね。
国内繁殖は絶望的ですしこの2頭が子供を産むってのはちょっと考えにくいということになります。
厳しいですね。
そもそも日本でラッコがこうやって水族館で見られるようになったというのは
だいたい40年ぐらい前なんですよね1982年のことです。
これはもちろん日本に自生している動物ではないので
輸入してきたラッコを水族館で飼育するという形になっていました。
やっぱりもう生きてるぬいぐるみって言われてすごい可愛い。
愛くるしい感じが可愛くて。
もうすごくたくさんうちでもうちでもっていう感じでたくさんの水族館がラッコを飼うようになります。
最盛期は1994年。
この頃には国内の28の水族館で122頭も飼育されていたそうです。
結構あちこちで見られたってことですよね。
おなじみになってましたもんね。
仕様が変わったのは20年ほど前です。
アメリカとかロシアの寒いところの海に住んでるんですけども
その寒いところの国が野生ラッコの保護という名目で
輸出を止めたんですよ。
だからつまり日本にとっては輸入ができなくなるということは
国内での繁殖に頼るしかないという状況になったんですが
ラッコって意外に神経質で
繁殖活動を促すというのは結構難しいんだそうです。
繁殖が難航する一方で
飼育しているラッコの高齢化が進むということが原因になって
そして今この状況になってしまいました。
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これからどうするんでしょうね。
入れられないということですもんね。
繁殖も期待できないし。
野生ラッコの方も決して楽観できる状況ではありません。
国際自然保護連合はラッコを絶滅危惧種に指定しています。
かつてはラッコを卵殻するということがあったんですよ。
ラッコって毛がふわふわじゃないですか。
1日5、6時間気づくろいに費やしてるっていうくらい手入れをしてるんですけども
つまり保温性があって断熱効果に優れるということで
昔は毛皮狙いの卵殻というのが
ラッコの天敵、人間が天敵だったんですね。
今は天敵というんでしょうか、温暖化で生息環境がかなり変わっております。
ラッコにとっては自分たちを狙うようなシャチとかクジラとか
いろんな大きい怪獣類がいないところ
つまり冷たい海の浅瀬で主に生息をしているんですけれども
そこがやっぱり温暖化で海水温が上がって餌がなくなったり
いろんなところで生息環境が変わりつつありまして
繁殖とか子育てがしづらくなっているんだそうです。
そうなると天然の野生のラッコも
いつまでもいると考えない方が良くなっているという状況があって
ますますその人工飼育に回すという発想は薄れていくんですよね。
だから水族館にとってもこれはラッコをどうするかという問題は
結構深刻なというか重大な懸案事項になってきていると思います。
ただ北海道で野生ラッコの群れが見られるんですよね。
ご存知ですか。そうなんですよ。
映像で見たことはあります。
北海道の東部の沖合に
割とまとまった数のラッコがいたということがニュースになっていました。
これもどこかで住んでいたラッコが
そこが住みづらくなって引っ越してきたという可能性もあるので
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決して楽観はできないんですけれど
そういう水族館で間近で眺めるというラッコの楽しみ方だけでなく
遠くから見守るという自然のラッコを見守るという付き合い方も
またこれから考えていったほうがいいような気もしますね。
そうですね。まずは住みやすい環境を繁殖しやすい環境というものを
人間が作っていかないとですね、増えないですよね、数も。
それとやっぱり水族館同士でいろいろ協力しながら繁殖活動をね
頑張ってきたんですけれど
そんななかなかうまくいくものじゃないということも今回
改めて実感したところなんですけども
今ラッコを見たくなった人は
とば水族館に。
本当それも今のうちに行かないとって感じですね。
年齢考えると。
そうそう私もちょっととば水族館まで行ったことないので
調べたらですね京都から意外と近いことが分かりまして
そうだ元村さん近いといえば近いですよね。
駐鉄特急だと2時間で行けるってことが分かったんで。
京都市内から?
そうです。
そうですか。
そうなんですよ。
今週末あたり。
今週末あたりです。
多いかもよだから。
そうね。
同じこと考えてる人が5000人くらいいるんじゃないかと思うんですけど。
なんかねとば水族館ではね
ふるさと納税と協力して
ラッコのメイトキラーを独り占めできるプランっていうのを
返礼品に加えて
朝早く行ったら
誰にも邪魔されず
水槽の前で見られるっていう
プランを提案したところ
即日枠が埋まってしまったそうです。
すごい。
それだけやっぱり水族館の呼び物にもなってる
水族館経営にも
人気者のラッコ
貢献してるんだ。
本当にね自然界というか野生のラッコも
このままだと絶滅の危機
転移してるっていう
本当に大切にしていかないといけませんよね。
本森さん、今年もどうぞよろしくお願いします。
今日はここまでありがとうございました。
ありがとうございました。