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おはようございます。モーニング ノートにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、発表会が演奏だけじゃない理由というタイトルでお話をさせてもらいます。
いわゆる発表会というと、うまく弾けたかどうかというところに目が行きがちです。それは当たり前の話なんですけども。
でも実際には、演奏の前後にある会話とか、空気感の中にもっと大事なものがあるような気もするんですよね。
今日は、先日あった発表会で感じたそういった出来事を少しお話ししてみようかなと思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする大体10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、音楽教室のこと、イベント作りや動画、ライブ配信の裏話まで、街と音楽と仕事に関する日々のあれこれを、月曜から木曜日まで、
曜日ごとにテーマを変えながらゆるっとお話ししています。
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はい、というわけで改めましておはようございます。
5月26日火曜日の朝ですね。火曜日は教室の風景ということで、音楽教室のお話をさせていただくんですけれども、
今日はですね、先日、この土日ですね、この間の土日に行われました発表会でちょっと感じたことをお話ししてみようと思います。
冒頭にもお話ししましたけども、発表会ってどうしても演奏がうまくいったかどうか、成功したかどうか、間違ってなかったかどうか、みたいなところに注目されがちです。
もちろんそれはそれでいいことなんですけども、それ以外の部分も注目すべきポイントがあるなというのを感じたんですよね。
というのもですね、日曜日の方の発表会、確か11時から1回あって、1時から1時半やったかな、2回目あって、次が4時からかな、なんかそんなんで3回公演やったんですね。
僕その3回公演とも全部受付に座ってたんですよ。来られる方の受付やったりね、プログラム渡したりとか、そういうふうな仕事を人手不足でそのとこにいたんですけども、1日受付に座ってたんですけども、
僕自身はですね、普段そんなに店頭に立っているわけじゃないので、その生徒さんのことをめちゃめちゃ知っているわけではないんですよね。むしろあんまり知らないことが多いんです。
でもね、そんな僕なのにもかかわらず、演奏が終わってね、あの終わった子たちがピャーって来て、自分の席に戻るまでに一遍受付の前を通るわけなんですけども、
そこでね、声をかけてくれるんですよ。あー間違えたーとか、あそこ失敗したーとかね、緊張したーとかね、なんかどうでもいい話をいっぱいしてくれるんですよね。
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まあ多分その子からしたら僕のことは知らんけども、ここに座っているということは平瀬楽器の人なんだろうなという感覚でお話をしてくれているんだと思うんですけども、
すごいフランクに話しかけてくれてね、なんか距離感近くてええなぁと思ったんですよ。でもね、これってね、よく考えたら結構すごいことだなと思ってて、
いわゆるガチガチのコンクールとかであれば、そんなあんまり言わないと思うんですよね。多分黙ってね、シューッと帰るか、客席入るかみたいだと思うんですよ。
あとまあ嫌な思いで出ている発表会とかね、嫌々やってるとか言ったらそんなの全然ないと思うんです。でもね、あそこ間違えたーとかね、3つ間違えたーみたいなことをね、笑いながら言ってくれるっていうのは、
まあひっくり返して言うと、安心して失敗できる場所なんかなーというふうに思ったんですよ。まあなんか心理的安全性とかいう言葉が今ね、よく聞かれますけども、
まあそれに似たような感じ。安心して失敗できる場所ってすごいなーと思ったんですよね。発表会って言うと、もちろんそこに向かって積み重ねて積み重ねてきて、完璧を目指す場所ではあるんですけれども、
その完璧に引けた人が勝ちではなくて、そうじゃない人たちでもやっぱ折れる場所なんかなーというふうに思ったわけなんです。まあもちろんね、完璧に引けた方がいいんでしょうけど、そればっかりじゃないところもあるなーと思ったんですね。
あとこの同じ日に、ちょっと印象的な出来事がありましてね。お孫さんが出演される予定のおばあさんがね、ちょっと遅れて来られたんですよね。あの開演の時間に。で、バーって走って来られて、今何番ですかーって聞かれてね。
あー今何番ですーって言って、あー今孫がやってる、入れますかーって言われたんですけど、演奏中はホール入れないんですよね。これはルールなんで、ちょっとすいませんってお断りしたんですけども、モニターを映してたので、モニターでね、ちょっとご覧になってくださいって言ったら、その子のお孫さんの名前を呼びながら、あーって言いながらね、見れなかったけどここで見れてよかったなみたいな話をされてたんですよ。
で、そしたら演奏終わったそのお孫さんが出てこられてね、そのおばあさん、何と言うかと思ったら、まあ見れへんかって言うかなと思ったらですね、すごい上手やったよーってめっちゃ声をかけてあったんですよね。
まあ実際どこまで見てたんかーとかね、音をそんなにちゃんと聞こえてへんかったやろーみたいなツッコミのやつはいっぱいあるんですけども、まあでもでもそんなひっくるめてこないなーと思ったんですよ。そんなに、まあ実際モニター越しですけど見れたことは見えたですし、ちゃんと応援もできました。もちろんその上手やったかどうかっていうのはわかんないかもしんないんですけども、そうやって相手のことを褒めるような、あのまあちっちゃい嘘っていうのは全然ありやなーと思ったんですよね。
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でね、やっぱ発表会っていうのはもちろんその演奏の場所ではあります。そこに向かって積み重ねできた広い場所ではあるんですけれども、それだけじゃなくてですね、家族で見に来る、親戚で見に来る、友達も見に来る。で、終わった後にお話をする。
まあ僕らみたいなスタッフともお話をする。で、緊張したとかね失敗したとか言って笑ったりする。で、まあ家族の人とかまあ僕らもそうですけども、いやそんなこと言わんともよく弾けてたよみたいな、あの上手やったよみたいな、誰かに褒めてもらうとかね。なんかそういった一連の演奏の前後の関わりがある。その時間全部込みで意味があるんかなというふうに思うんですよね。
もっと言うと発表会終わった後に先生方とねやっぱり皆さんたくさん喋られてて悩んだら先生と一緒に写真とか撮るんですよね。で、当然なんか女の子とかやったらドレス着てますし先生もちょっといい格好してきますから普段とは違うようなね。そういうところで写真撮ったりする。そういうふうな時間も全部ひっくるめて発表会の価値というか意味なんかなというふうに思います。
だからもちろんうまく弾けたかどうかってのは大事なんですけども、それだけでは測れないものっていうのが発表会にはあるような気がするんですよね。
この日日曜日ですね。1日受付に座ってて改めて思ったのはですね。音楽教室っていうのはもちろんその演奏を教える場所ではあるんですけれども、それと同時にその演奏を媒介にして人と人とがつながる場所でもあるんだなあということを改めて感じました。
東楽器の行動理念というのが実はありまして、スタッフが常にやっている行動理念というのがあるんですけども、そこの一節にピアノが上手に弾けることは目的ではありませんというふうに書いてるんですけども、この発表会でもそうかなというふうに思います。
ピアノが上手に弾けるのは全然いいんですよ。もちろんいいことなんですけれども、こういった演奏以外の交流というか触れ合いというか、こういう時間が積み重なっていくことっていうこともピアノが上手に弾けることと同じくらい大事なことなんじゃないかなと。
そんなふうに思ったこの発表会の1日。普段は僕は舞台の袖でいることが多いので、それが本当に買いまみれて受付に1日いてよかったなあというふうに思ったんですよね。
皆さん発表会とか行かれることがあって、当たり前のようにお子さんとかお友達のお子さんとかと関わっていると思うんですけども、その関わりの時間、これまで以上に大事に意識して関わっていただくっていうのも大事なことなのかなというふうに改めて感じました。
今日はそんなお話をさせていただきました。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。