岡本和久さんのキャリアとFIWAの始まり
FIWAスプレゼンツマネーマネーマネー for you
商品の販売に関わらないアドバイザーが
パパママ目線でお金に関するさまざまな気になることをお話しする番組です。
個人向けに株式や不動産などの資産コンサルティングをしている小屋と
子ども向けの貧乳教育を行っている小屋と
ランシーの3人でお届けしております。
よろしくお願いします。
先週に引き続き、今週もFIWAの理事長である
岡本和久先生にお話を伺いたいと思います。
岡本先生どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
先週は岡本さんの学生時代から
日光証券会社のお話を聞いたんですけれども
今日は後半の証券会社あるいは年金の運用
いわゆる会社勤めを辞められた後ですね
岡本さんがどんな活動をされて
またこのFIWAの活動に結びついていったのかみたいな
そんなところを伺えればと思います。
個人投資家のための投資教育
お話では年金の運用していた会社のトップをやられていて
リタイアというのは定年みたいな形のリタイアですか?
それとも独立されるみたいな感じだったんでしょうか?
勝手に辞めたという
達成感が出たら面白くないし
よくここまで来たなという気持ちはもちろんあったけれども
ここで私が急がっててもしょうがない
次のことをやりたいという、そっちが強かったですよね
その区切りって大体いくつぐらいの時ですか?
2005年だから50ぐらいですね
若い
50ぐらいか
1946年の生まれで2005年って言ったら
60ぐらい
60だ
60ぐらい
じゃあちょうど気も良くっていう
ちょうど私が年金運用していた頃っていうのが
日本はバブルだったんだけれども
バブルが終わった後だったんですけれども
アメリカでは年金の運用革命が一段落終わって
そして確定居室型年金が急速に伸びている時期だったんですね
日本は年金運用革命が真っ最中みたいな状態だった
確定居室の年金も話がだんだん出るようになってきて
そういう流れを考えているとやっぱりこれから日本も
人口構成なんかも考えてね
やっぱり運用というのは
個人が自分の責任でやるような時代になるに違いないと
日本の個人は全く投資のことを何も知らない
言われるままに
金融機関に言われるままに
売ったり買ったりして
儲かった損したで喜んだり悲しんだりしている
それはやっぱりまずいんじゃないかという
そういう意識から
やっぱり投資教育っていうのを
ちゃんと本格的にやらなければいけない
ということで2005年に
IOウェルスアドバイザーズ
IOっていうのはインサイドウェルスとアウサイドウェルス
ウェルスっていうのは豊かさですから
内側の豊かさと豊かさと外側の豊かさ
そういう意味なんですけど
物心ともに豊かであるという
そういう意味を込めたんですけれども
結局そういうようなことで個人に
金融教育っていうのを始めてたんですけど
2010年ぐらいの頃から
やっぱり子供にもそれを範囲広げて
やっていかなきゃいけない
子供がお金に対するイメージって
非常に汚いものでお金持ちは悪い人みたいな
そういうのがすごく強かったんで
アドバイザーの重要性とFIWAの活動
これは変えていかなきゃいけないということから
子供への教育というのもその分野にも入っていって
アメリカの会社と提携したりなんかして
ナンシー・キャッソリン一生懸命やってくれてます
今でも私もやってるんですけれども
そういう意味で続けてきた
ただその中でやってくる中で
個人が独立してできるようになっていくために
非常に大きなネックになっている
インベストメントチェーンっていうのは
考え方があるんですね
生活者がいます
商品を販売する人がいます
だからそこにお金がまず行くわけね
商品買って
行ったお金がアセットオーナー
投資人会社に行く
投資人会社が運用をして
それが証券会社やなんかを通じて
最終的に投資企業に行って
そこで付加価値が生まれて
その付加価値の一部が投資収益として
戻ってくるということですよね
これがインベストメントチェーン
ところがその一番最初のところで
生活者と金融機関の間に
ものすごい大きなハードルがあるんですよ
生活者っていうのは正直なところ
金融知識もあんまりない
何をどうしていいかわからない
投機と投資の違いもよく知らない
そういう人です
一方で金融機関の方は人もお金もたくさんあって
要するによしこれやろうって
みんなでワーってやって
それが上がってしばらくすると下がるけど
その前に売れれば少し儲かるみたいな
そういう商売が中心だったわけですよね
少なくとも当時は
それでこの間に何かやっぱり
間に干渉剤的な存在が必要なんじゃないか
いうふうに強く思ったわけです
アメリカにいたときのことを考えてみると
それがアドバイザーっていうことなんだなと
どうも入社式でトップが言ってたのは
ちょっと違うんじゃないかなと
売り買いを進めるんじゃなくて
正しい投資の仕方をきちんと
指南していくっていうのが
アドバイザーの仕事なんだろうなと
だからそういう組織を作っていきたい
アイオーグルスアドバイザーは
まずその第一弾として
投資教育をずっとやってきたわけだけれども
2009年に
私もずっとやってきてる
マンスリーセミナーっていうのがあって
そのマンスリーセミナーでも
もう10年以上になりますかね
参加してやってきてくれた
やっぱりこの体制ってのはおかしい
それはそうだよねって話で
それを修正できるような
何か組織を作りたい
NPO法人を作りたい
それはいいんじゃないのやってみようよ
それでNPO法人
これがみんなのお金のアドバイザーになったんですね
やっぱりそのインベストメントチェーンの
生活者と商品提供者との間に入る人
正しく導いてあげる人が必要だと
欧米ではね
イギリスもアメリカもそうなんですけど
アドバイザーと販売会社
セールスっていうのは
全く分離されてるんですよね
アドバイザーの不適切な法的状況と誤解
法律的にも違う法律で管理されてる
営業マンはアドバイザーって名乗ってはいけない
という法律まである
違法行為になる
日本はそれが全然ごっちゃになってて
IFAなんて言うと
インデペンデント・ファイナンシャル・アドバイザーなんだけど
実はセールスなんですよね
そういうのってやっぱりすごく不条理だと思う
そういうようなことを言うと
大体みんなね
4つぐらい質問されるんですよね
まず第一がね
日本ではアドバイズにお金を払うなんていう風習はないと
だからアドバイスだけでは
とても生活が成り立たないんじゃないですか
私はいつも言ってんだけど
それは生活が成り立たないんじゃなくて
あなたのアドバイスの内容が
低レベルすぎるから
誰もお金を払ってくれないんだと
それはなぜかっていうと
あなたのしてるのはアドバイスじゃなくて
セールストークだから
セールストークやってたら
お金なんか払ってくれませんよ
もしその人の生活者のお客様のためになることを
きちんと説明できていれば
それは販売をしなくたって
ちゃんともらえるものはもらえるんだ
ということを言ってるわけですよ
もう一つはね
日本は投資経験をしている人も非常に少ないと
それで一般生活者っていうのは
商品を最終的に選んでもらって
売買の執行までしてあげないと
投資なんか始まらないよっていう人もすごく多い
じゃあ考えてみれば
今若い人なんて兄さんってみんな
口座開いてやってますよね
遡って
沢上投資員が1999年でしたっけ
始まった時でもですね
結局みんな沢上投資員のホームページ見て
営業活動って
全然販売会社なんか使ってないですからね
要するに独自で
こういうファンドがなんだって言ったら
みんなそれぞれ
ネットサイトを見て
そして
実際に口座を開設して
積み立て投資を始めている
それから3番目はね
ファイナンシャルプランナーがいるから
私は大丈夫ですってこういう人も
ファイナンシャルプランナーっていうのは
確かに非常に難しい試験を受けて
一定の知識を持っている人たちです
でもその人たちがいろんな分野で働いてるんだよね
要するに
証券会社で営業やってる人もいれば
管理部門なんかにいる人もいるかもしれないし
あるいは運用なんかをやってる人たちも
いるかもしれないし
あるいは本当にアドバイザーやってる人も
いるかもしれない
要するに
FPっていうのは
職業資格じゃないんですよ
共通の知識を持った団体に
与えられてる称号なんです
アドバイザーとファイナンシャルプランナー
その意味で英検一級なんかと同じだよね
英語検定試験っていうの受かってる人は
それなりに英語はわかるでしょ
でもそういう人たちは外交官になったり
どこか外資企業で働いてたり
通訳になったり
いろんな仕事に就いてる
だけどじゃあ英検で資格取った人は
みんな外交の専門家か
って言ったらそんなことはないわけですよ
これも職業資格じゃなくて
要するに知識の母体に
知識を持っていることに対する
アドバイザーアルファと本物のアドバイザー
称号なんですよね
それからIFAっていうのは
アドバイスはもらってるから
私は大丈夫だ
あの人たちは独立してるから
独立してないんだけど
独立してるって言ってるだけなんで
これは非常に大きな問題だと
私は思うんだけど
要するに社外には
会社には属してないけれども
社外のセールス
売買をした
それに応じて
キックバックとかコミッションをもらってる
それで生計を立てちゃう
そうするとやっぱり自分の
見入りのいいものを進めたくなるのは
まあ人情みたいな部分はありますよね
まあそういうようなことでね
これは修正していかなきゃいけないな
というふうに思ったんですね
本当にやっぱり人生の伴走者
伴走者だから走ってる人
あの走者よりも前に出ちゃいけないんだけど
後ろから正しく道を
導いてあげる
ライフプランに沿った
ライフプランどういうコースで
どういう風に走ろうねっていうのを決めて
そしてそれに沿って一緒に
走ってくれる
これはまあ非常に大きなメリットあるし
それから
ライフプランに合わない
不適切な
運用とか
投資をしてるとものすごい大きな無駄なコストが
かかってるんですよね
だから
今のアドバイザーがもたらすメリットって
何かっていうと一つは
無駄な経費を省くことができる
もう一つは
自分のライフプランに合った
正しいパフォーマンスを
得ることができる
この二つだと思うんですね
欧米のいろんな組織が今
アドバイザーアルファっていうのを
すごく調べているんですよね
だいたい3%ぐらいが多いんだけれども
要するに
アドバイザーを使うことによって
3%ぐらいプラスアルファが得られている
リターンのね
それは結局
その前の段階アドバイザーを
使ってなかったらどうかっていうと
それは金融機関に落ちてたわけ
それが投資
アドバイザーをきちんと使うと
それが自分の手元に残るようになる
ということですね
私たちの目標っていうのは
本物のアドバイザーを
独立したプロフェッションとして
確立していきたい
ということがあります
今3年半ぐらい経って
私は10年計画
2019年から
2022年
去年から今年ぐらいまでっていうのは
やっぱりとにかく組織を作って
ビジョン・ミッション・倫理規定から
始まって職業行為基準
こういったものを全部作って
それから
アドバイザーっていうのがいかに大事か
ってことを行政に対して働きかけること
これはよいさんが
相当一生懸命やってくれて
アドバイスの啓発とツールの充実
そしてかなりの程度
浸透はしてきていると思います
みんなね
一応そういう組織を作ろうとか
いろいろといって
これからまだ運用曲折はたくさんあると思うけど
一応アドバイザーっていうのは
議論に乗るようになってきた
一つまだこの第1期で
十分じゃなかったっていうのは
生活者に正しい資産運用とか
本物のアドバイザーが
いかに大事かっていうことの
啓発っていうのかな
それはあんまりまだ十分じゃない
なかなかそこまで浸透しきれてない
だからこういうね
ポッドキャスト、ラジオとか
その他の
マンスリーセミナー、サブライズ
そういったものを
より受講しやすくするとか
インベストライフを発観するとか
そういうような活動をしている
ということですね
第2期は
これから3年か3年半くらい
2025年から
26年くらいまでかなと私は思ってるんだけど
やっぱりアドバイスのための
ツールの充実ですね
積み立てインディグ
まだ
フィギュアの会員の人でもあんまり使ってない
人が多いんだけれども
やっぱり使って成功している人も
すごく出てきているっていうのもあるんですよ
やっぱり
もっとああいうものをどんどん使って
一段違った
他のアドバイザーとは違ったね
アドバイスがきちんとできるようになる
ということ
それからアドバイザーそのものの
レベルを上げていかなきゃいけない
これは
その意味では学びの機会を
提供していく
マンスリーセミナー、サブライズ
その他で
投資懇談会みたいなことを
会員限定で
やっていったらいいのかなということも
思ったりもしています
できるだけ投資の機会を
アドバイザーのレベルアップと幅広いアドバイス
高めて
皆さんどっちかというと家計部門の
話は非常に得意なんだけれども
投資関係というとそれほど
得意じゃない人も多い
やっぱり
投資の議論というのが
これからアドバイザーの中で非常に
重要になってくる
それはどの目柄がいいとか
そういう話じゃなくて
投資というものの本質とか
あるいは積み立て投資をすると
どういうことになっているのか
助言
登録があるとかないとか
いろいろなことがあるんだけれども
要するに
投資って
本当に先日見れば
最大限分散された
コストの安い
投資金額を
積み立て投資をして
それを絶対にやめないと
それだけのことなんですよ
その確信を持たせてあげるというのが
アドバイザーのすごく必要なことで
どの投資がいいですよ
という話はずっと先の先の先の
方の話なんですよね
それで
第3期
私はこれ2030年ぐらいでプラン2030
私は勝手に言っているんだけれども
本当にね
物心両面での
豊かさを実現するために
非常に幅広い
アドバイザーになるということ
お金のことだけじゃなくて
それから
結婚の相談だとかね
旅行に行くときの
アドバイスを
してあげるとか
もちろんお金に絡んだことも
たくさんあります
それを世代を超えた
ファミリーライフアドバイザーみたいに
それがようやく
私がアメリカで
お客になっていた人たちで
見ていたようなアドバイザーのレベルになる
やっぱり
お金にべったり入っているんですよ
家族の一員みたいな感じで
何の相談もしている
息子の大学どこがいいかとか
あそこの大学の教授
私知っているから教えてあげるよとか
それはね
いわゆるアドバイザー
一人ができることってすごく
限られているわけですよ
例えば年老として
こっちのワインとこっちのワイン
なかなか分からない
だけど
いろんな形でアドバイザーというの
例えば
ワインのエクスパートとの
提携をしているとかね
私はそれはPIAの
アドバイザリーボードだと思っているんですよ
司法書士もいます
公認会計士もいます
弁護士さんもいます
大学教授もいます
そういう人たちが
PIAのアドバイザリーグループとして
今あるわけですよね現実に
そういう人たちに
無料ではないですよもちろん
そういう人たちとのコネで
もっともっと全般的な
人生全体に対するアドバイスが
できるようになっていく
それが本当の意味でのアドバイザー
アドバイザーの職業確立と普及の時間軸
なんだろうと思うんですね
それが
10年計画の最終的な姿で
そこまでいけば
ほっといてもだんだん増えていって
職業として確立していく
他のことをしないでも
それで食べていけるようになる
そういうことだと思っているんですけどね
ありがとうございます
そうですね
今日聞きたかった話の一つが
私も2009年に
アメリカのアドバイザーと
知り合う機会がありまして
そこから15年ぐらい
岡本さんと同じ
アメリカのアドバイザーがやるようなことを
目指して
やってきたんですけど
岡本さんに聞きたかったのは
先週ですかね
先週
証券アナリストの分析手法とか
年金の運用手法も
日本ではなかなか
アメリカから持ってきたものが
すぐ広まったわけじゃないけど
徐々に浸透してきたと
アメリカのアドバイザーに関しても
合理的だし
お客さんの
発信で広まるだろうって
確信は僕もあるんですけど
だいたいどのぐらいの
時間軸で
広がったり普及していくのかなっていうのが
アナリストの分析とか
年金の運用で
かかった時間と
アドバイザーが普及する時間っていうのは
同じぐらいに考えているのかな
とかそこら辺は聞いてみたかったんですけど
だいたい
投資家の意識変化
どんな感じで思われていますか
あの
環境がいろいろ違うんでね
ぴったりなんねんって
なかなか言えないけれども
最初は低空飛行ですよ
上昇機運に乗ると
ガタガタって変わってきて
みんながそれをやりだすと
私は常々
私が言ってたようにっていうそういう話になるんですよ
だいたいそんなもん
年金運用じゃなくて
証券分析の手法なんかにしても
アメリカで
学んだことを私の部下に全部教えて
その形式でレポートを書き出したら
例えば株式部とか
あるいは
調査部門やなんかすごい非難が来たんですね
そんなやり方は日本では通用しない
だってこっちの方が
いいじゃないですか
だけどやってるうちに
やっぱり海外の投資家がそれに注目して
自分たちと同じやり方
やってくれてるなと
それやってるうちに日本の基幹投資家も
自分たちもこっちで
外人投資家が相場が生まれるのは
こういうふうなやり方やってるからだ
っていうようなことで
年金運用もそうでした
最初はアメリカで
年金運用革命真っ最中
で私も日本で年金運用革命
起こしたいんだってこういう風に
当時のね
年金分野の長老に
行ってもらったらもう
みんなそんなこと絶対に無理だ
日本は絶対変わんない
日本では系列っていうものがあって
その系列の新宅銀行
あるいは保険会社
生命保険会社がちゃんと運用するんだから
あんた方が入ってきたって
絶対ダメだと
でものすごいガチガチの
規制がたくさんあったわけですよ
外資の参入ってことについては
それが
私が始めたのが90年で
95年ぐらいから
大幅に変わりだしたんですよね
全部は
全部当時は運用だって
配当金とか
売却益でいくら儲かったら
これがリターンですよ
そういうのからきちんとした時間過剰
収益率とかねちゃんとしたものに
変わっていって
自家会計に移って
最初は株は3割以上
持っちゃいけないなってのがあったんだから
それも
資産配分の制約も
なくなって
そうしないとやっていけなくなってきたんですよね
で結局
2005年ぐらいにはほぼ
それが
なくなってきた
そんなもんですよ
成功には時間が必要
そんなに早くね
2年や3年やってパッと変わるぐらいだったら
もう変わってるし
そんなことやったってしょうがないんですよ
要するに大きな成功にはならないんでね
本当に大きく成功しようと思ったら
最低やっぱり10年かける
つもりでやらないと
ダメですよね
10年すぐ経つから
本当に早い
ありがとうございます
今日もですね
岡本さんをお迎えして
ラジオの方やってきましたけど
そろそろ
20分ちょっとになりますので
締めていきたいと思います
先週今週とですね
2週間にわたって
フィーマの理事長の岡本さんに
ゲストで来ていただきました
どうもありがとうございました
ありがとうございました
ありがとうございました
ということで
フィーヨープレゼントの
パーソナリティは
サンコンサルタントの小屋と
キャサリンとナンシーの3人で
お届けしました
ではまた来週
さようなら