1. Thursday | Mokusei News&Stories Podcast
  2. Jan 2025 | Mokusei News&Stor..
2025-01-30 1:29:15

Jan 2025 | Mokusei News&Stories Podcast | Season04 Ep.01

1月のポッドキャスト『Thursday』最新エピソードです🎤

前半木星社の人々、後半のゲストはShoko&Kiyoshiです。

@m.m.shoko @maetokyo


◉木星社のニュース(〜

新しい年/読者のお手紙紹介/Tシャツプレオーダー(★番組では募集中と言及していますが、すみません売り切れました)/ライブの揺れる言葉/ゲストの紹介/わからない未来よりも/作家ポール・オースター/『幽霊たち』/探偵/観察・認識・自分がいること/謎の中心/バランスを取る/『ガラスの街』のその後/ほんとうに鳴る”3回目の電話”/不安定さの中で願い続けること/『ナショナルストーリープロジェクト』/「笑顔を浮かべる」「街で自分の好きな場所に誇りを持つ」——『トゥルー・ストーリーズ』より紹介/ただ座っていること・見ること/ほんとうでない時間のもたらすもの、ほか


◉ゲスト(〜)

前田祥子&聖志さん(&Yunaさんも少し参加 @yunapark88 )

展覧会『』(2024年1月、東京)/祥子がキヨシを撮影し続けた/なぜ220日?/場所の予約をしてからの変化/Nikon D90、Sony FX3、スマホ撮影も4枚ある/〆切とともに生きる/物量とバリエーション/似てるから違いが明確になる/グルーヴ/背中を押してもらえる/撮ることは生きる証になる、ほか


感想もお待ちしています!


#走ろう #読もう

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サマリー

2025年1月のポッドキャストエピソードでは、年末年始の過ごし方や体調についての会話が始まり、リスナーからのコメントや感想、特に「Like the Wind」に関連した活動が語られています。Tシャツや新しい本の進捗についても触れられ、木星社の動向が紹介されます。エピソードでは、ライブ配信とポッドキャストの違いや、冬から春への移り変わりについても話し合われます。原宿での写真展示の内容や、日常の中での継続的な活動の重要性についても触れられています。 ポール・オースターの作品『幽霊たち』が取り上げられ、主に探偵の視点からの物語が展開されます。登場人物が幽霊を追う中で、自身の存在意義や観察の重要性について考察され、小説の背後にあるテーマが浮き彫りにされます。ポール・オースターの小説における探偵の役割や、彼自身のニューヨークでの経験についても語られています。「シティ・オブ・グラス」の中での奇妙な電話のエピソードが、現実とフィクションの境界を曖昧にする興味深い出来事として紹介されています。 ポール・オースターの作品における希望や不安定さのテーマが探求され、彼の文学的手法や印象についても語られます。映画や劇に関わった経歴、さらにストーリープロジェクトも取り上げられ、作家の視点から現実の捉え方が考察されます。ポール・オースターの視点を通じて、日常生活の中での考察や感情の変化について掘り下げられています。特に、止まることで見える世界の変化や、忙しさの中で見逃しているものについての気づきが語られています。 このエピソードでは、原宿デザインフェスタギャラリーでのイラスト展示に向けた準備や、カメラを使った日常の記録について語られます。また、転職を経て変化する生活や、写真を通じた特別な瞬間の捉え方についても触れられています。ポッドキャストのエピソードでは、展覧会のオープニングについての感想や参加者の様子が語られ、作品制作の背景や意義に対する思いも述べられています。

年末年始の振り返り
こんにちは。
こんにちは。
明けましておめでとうございますから、少し時間が経っていますが、
1月ですね、今は。
1月ですね。
今年もやりましょうか。
はい、今年もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お元気でしたでしょうか。
めちゃめちゃ元気でした。
年末年始は。
年末年始、テニスコート貸し切って、親戚中でテニスをして、
おせち3箱食べて、運動して、素敵な年末年始を過ごしました。
いいですね。健康的ですね、年末年始は。
そうですね。やりたいことやり尽くすって感じで。
なるほど。
清さんはどうでした?
僕もそうですね、秋から12月まではバタバタ忙しくて、あまり走ってなかったんですけど、
年末からようやくまたランニングを再び走り始めまして、
年明けからまたこれからのレースに向けて頑張ろうかなと思って。
お、気合が入っているところですね。
気合だけ入っているという。
実際は少しずつ走っていますね。
なので、今一番寒い時期ですかね、1月の終わりから2月にかけて、
みんな風邪ひかないように。
寒いですね、本当に寒い。
ね、だいぶ本当に。風邪やくとやっぱ寒いですよね。
はい、あとインフルエンザとかすごい流行っていません?
ね、なんかニュースでも結構言ってますね。
私の周りでもインフルエンザで5キロ痩せた人とか。
あ、5キロ痩せた。
みんな食べれなくなっちゃって大変みたいな話を聞くので、
私だけおせちどんどん食べて太って、あれ?みたいな。
栄養、ビタミンを蓄えておくのも予防ですからね。
予防になったのかもしれないですね。
逆に良かったのかもしれないですね。
そんな感じですかね。
今日も読者の年末年始、いろいろとLike the Windの感想なんかもいっぱいいただいてまして、
読者のコメント紹介
そこの紹介から一番最初にいきましょうか。
はい、いきましょう。聞きたいです。
Tシャツのプレゼントというのをやってて、それと合わせてコメントをくれてる人も多くて、
あとTシャツじゃなくても普通にコメントをくれる方もいっぱいいるんですけど、
Tシャツの応募とともにメッセージをくれてるのをいくつか紹介したいと思うんですけど、
表紙のデザインがいつも良いので、部屋に飾っておいておくのも気持ち良いですということでいただいたりしてますね。
またトモさんの記事が好きなので、またバークレイの記事も書いてくださいということもいただいてます。
表紙は結構、今回は写真で。
そうですね。
ロブ・シャンツというフォトグラファーの理想グラフの展示会をやってたんですけど、
それの写真をロブと一緒に使って表紙にして飾っていただいているということで。
かっこいい。
良かったですね。
良かったですね。嬉しいですね。飾っていただけるなんて。
ロブにも英語にして送っておこうと思います。
ロブに伝えます。
もう一つは、これもTシャツのご応募いただいているんですけど、
結構いろんなストーリーを読んでくれて、いろんな感想をいただいていて、
桑原さんのコラムの100マイルを巡る経験とそれへの思いが素直に語られて良かったですというようなコメントとか、
今回ね、環境の気候変動とか、その辺のストーリーも結構実は長いものが入っていたりとか、
ノンスペースと一緒に作ったトレールメンテナンスの話とか、
走ることに関連する環境の方に目を向けた時にどういうことが起きているのかというストーリーも入れているんですけど、
それの個人的に関心があるので良かったですというコメントとかもいただいてますね。
中々そういう話聞けないですもんね。
なので、いろいろとそんな感想をたくさんいただいてありがとうございました。
ありがとうございます。感想をもらえるのすごく嬉しいですね。
そうですね。
あとはたまたまちょっと年末にやり取りしていた、いつもたまに本当にメッセージをやり取りさせていただく方がいらっしゃるんですけども、
本当にLike the Windいつも作ってくれてありがとうっていうようなことをコメントしていただいたりとかして、
とても嬉しいなと思って。
逆にありがとうをいただくっていう。
逆にありがとうという。
逆にありがとうございます。痛い。
ストーリーを作ってそれを読んでくれて本当にこう思ったっていうのをちょっとでもいただくだけでもすごくつながりを感じるというか、
奥底ですごく確かな手触りになって嬉しいなと思うので、また引き続きお待ちしてます。
木星社の活動
そうですね。いっぱいいただけると嬉しいですね。
メッセージでパッと簡単に気軽にいただくのでもいいですし、
本当のランニングの時には読者・愛読者ハガキを入れてたんですけど、
ハガキでそのまま木星社に送っていただいてもいいですし。
今ハガキだから逆にいいみたいなのありますね。
そんなこんなでいつも気軽にお待ちしてますということですね。
そんな形で引き続きLike the Windはいろいろと本屋さんにもありますので読んでもらいたいなと思ってます。
思ってます。
そうだ思い出したけど本当のランニングの時に銀座伝え書店の佐藤さんという書店員の方がいて、
佐藤さんが本当のランニングを見つけてくれて、
発売の時に銀座伝え書店で木星社フェアみたいなのをやったんですね。
ランニングに関するいろんな書籍を集めて本当のランニングも集めて銀座伝え書店のG6ですね。
あそこでやったんですけど、その時もいろんな感想をいただいたんですけど、
またこの間実は銀座で佐藤さんに久々にお会いしまして、
年始だったので今年もよろしくお願いしますということとLike the Windもおいてもらっているので、
久々に会うのが初めてだったので最初は分からなかったらしくて、
大きく変わりましたねとか言われて。
どう変わったんだろう。
ちょっとそこは聞かなかったですけど、
あまり自分では変わっていないつもりだったんですけど、
なんかいい風に変わっているといいなと。
そうですね。
佐藤さんは相変わらずファンキーでおしゃれなメガネをかけている書店員さんなので、
もし行かれる機会があったら文芸のコーナーにいらっしゃるので。
そうなんですね。
佐藤さんのところに行くのもまた楽しいかもしれないですね。
皆さんぜひ会いに行っていただいて。
はい。
じゃあ読者のお手紙紹介ということでまたお待ちしてます。
お待ちしてます。
今日は何でしたっけ。
今日も結構また盛りだくさんになりそうですね。
本当にいつも盛りだくさんになっちゃいますね。
そうですね。
12月も結構実は去年の中でも長いポッドキャストになったんですけど、
割とかなり最後の方までみんな聞いてくれていて、
今回もちょっと頑張りましょうか。
ついつい話しちゃいますよね。
終わらないみたいな。
皆さん長いのを聞いていただいてありがとうございます。
ありがとうございます。
何だっけ。長すぎて忘れちゃった。
ちょっと最近の木星社のあれこれとか最近の話しますか。
そうですね。
最近のあれこれはLike the Windに関連してTシャツですね。
いつも紙面で一緒に雑誌を作るフォトグラファーとかイラストレーターの方がたくさんいるんですけど、
前の子は三川奏さんっていうイラストレーターにバンズの白のシューズにペイントしてもらって、
それを読者にプレゼントしたんですけど、
かっこいい。
あれはいいシューズでしたね。また個人的に書いてもらいたい。
今回はTシャツに紙面のロゴとイラストを書いてくれたミヤさんという人と、
マメ子さんというイラストレーターの2人ともランナーなんですけど、
彼女たちが作ったものを今度Tシャツにして読者にプレゼントするという。
そんなこんなをやっておりまして、
プレゼント自体は実は1月20日で締め切って応募いただいてこれから抽選するんですけど、
抽選じゃなくても一応買えるようにしてあって、
木星ブッククラブというのがありまして、木星社のストアですね。
そこに行くと1月31日までお申し込みができるようになっていて、
それを申し込むと2月の下旬ぐらいですかね、届くということで、
再生マテリアルを使って、
環境にも優しいし、かっこいいし。
そうですね。黒いTシャツなので、着やすいかなと思います。
それをお届けするので、原価とかそういう作るお金はかかるんですけど、
実際に作ってもらって、
本を読んで、面白かったな、イラストTシャツになって着てみようかな、
というのが1月の下旬になりますので、
お客さんにお届けするので、
お客さんにお届けするので、
お客さんにお届けするので、
お客さんにお届けするので、
お客さんにお届けするので、
一旦、付き合いをしておめでとうございます。
一旦、付き合いをしておめでとうございます。
ストアーズなので、お金払って買うんですけど、
そのお金が今度は
チャリティーで回っていくという、ぐるぐるいろんなものが
ぐるぐるいろんなものが
周りまくれば面白いかなということで、
そんな風にしてみたい。
素敵。回していきましょう。
僕が覚えていなければ2月1日まで
応募できちゃうかもしれないけど
その時により
一応1月末ということで
お待ちしておりますので
写真見たけどすごいかっこよかったです
Tシャツ
そうですね
真冬ですけどね
走っていれば暑くなるのかな
真冬ですけど
Tシャツは1年中あっても
役には立つかなということで
お待ちしております
そんなこんなでですね
あとはそうですね
木星社的にはいろいろバタバタと
いろんなところを引き続き
動いてはいるので
本を作る話とかは
もうちょっと次回ぐらいになると
こういう本が次に出ますという
Like the Windの雑誌もそうなんですけど
本の方もまた
今年やるので
そのあたりの話もまた
もうちょっとしたらできるかなと
次の企画が進んできてる
そうですね
と思います
モゴモゴという言い方をしてるんですけど
実は今ちょうど
その本の契約の
海外の契約書が送られてきたので
おータイムリー
ちょうどこの収録の直前に
メール見てたら来てたので
そういうことで
じゃあもう一回
来日のサインはしちゃうんですけど
一応サインしてから
お話しようかなと
思っておりますので
この収録後にサイン
そうですね
ということでどうですか
最近のニュースはありますか
私はですね
私は今
会社に辞めて俳優業というか
俳優の活動をしているんですけど
いずれも
会社に辞めて
仕事をしているんですけど
以前から聞いていただいた方には
ちょっとお話ししたかもしれないですけど
TikTokで
配信して
お芝居の即興を配信したり
してるんですけど
最近はこのポッドキャストをちょっと真似して
朝の雑談配信というものを
始めまして
朝の時間毎日8時から9時
おーすごいですね
毎日ってすごいですね
平日ですか
平日朝8時から9時は
絶対にリアルタイムで
配信してるんですよ
すごいな じゃあ本当に毎日なんですね
本当に毎日です
ランニングは休息日ありますけど
そっか
休息した方がランニングはいいんですもんね
そうですねリカバリしなきゃいけない
また相変わらず走る話になっちゃったけど
そうですか
相変わらず
何話してもね
そっかじゃあ
一応一週間ずっとやって
そうですね
例えば撮影とかが入らない限り
基本やるっていう
のをやり始めていて
おーなんかどういう
ライブ配信とポッドキャストの違い
お話の内容とかを
するんですか
ラジオ番組だと朝のニュースとか
曲がかかったりとか
天気予報だったりとか
いろんなよく
ラジオ一般的にはいろいろあると思うんですけど
そういう
ライブで朝やるっていう風になると
どういう感じでやるものなんですか
私もなんかライブ配信
初めてすごい面白いなと思ったのが
リスナーからの
コメントがあるんで
ラジオって
一方通行というか
こちらからこういう内容でお伝えする
っていう形だと思うんですけど
ライブ配信だと双方のやり取りなんですよ
リアルタイムですごい
その場で会話してるので
本当に会話の方向性は
あちこち行くんですけど
私たちはだいたい
乗り突っ込みみたいになってます
リスナーと
面白い話して
リスナーもボケてきてこっちが突っ込んで
こっちがボケて突っ込んでみたいな
そういう感じなので
ちょっとラジオとはやっぱり違うなって
もうちょっとダイナミックな感じが
そうです
でもそのライブ配信だから
その瞬間には
録画されてもないし
そこで
向こうが持ちかけてきてくれたことで
全て成り行きが変わっていくっていうのが
面白いなって思ってて
双方のやり取りができる
コミュニケーションの媒体なんで
毎朝違うっていうことが
すごく新鮮で面白いなって思ってます
それはものすごく本当に
ダイナミックに
その場で起きるっていうのを
聞いてる人も含めて
何か作るっていうのって面白いですね
そのスピード感と
スタイムな感じが
ものすごいですね
雑誌とか本とはまた違った
スピード感の
すっごいスピードが速いですね
本当にその時間の
感覚が
全然違うものとして
毎朝あるっていうのも面白いですね
話すスピードとか
言葉の長さみたいなのも
ライブ配信だとすごく短くて
だからそのライブってなるだけで
こんなにコミュニケーションの仕方が
できるっていうのは
面白いなと思って
皆さんもお暇でしたら朝
洗い物しながら
家事しながら
お仕事しながら
入ってくれると嬉しいなと思ってます
ちょっと聞いてみよう
恥ずかしいですけどね
ポッドキャストもまたちょっと
またちょっと違いますよね
これはこれで配信されてアーカイブされていく
っていうもので
我々で
話しながら
YouTubeとかでやってると多分コメントとかも
来たりとかいろいろすると思うんですけど
なんとなく
コーヒー飲みながら
ちょっとこう
沈黙があったり
揺れながら話したりっていう
いくつかまた違う要素もポッドキャスターと
ありそうだなと思って
いろんなものがあっていいですね
そうですね 私今両方できてるので
いいとこドリップじゃないですけど
嬉しい
なるほど
そんなこんなで
1月が終わり
2月が来てまた春が来るということで
吹きのともちょっとあるところには
山ではあったりとか
春の兆しがね
来てるんですか
来たりとか 花粉もちょっと飛び始めてるという
早いらしいですね 今年
そういうこともありつつ
いろいろ変化はあるなと
見えないところでこんなに寒いけれども
春がやってきてるんですね
だから冬で寒いなと
思いつつっていうだけよりは
もうちょっといろいろ目を凝らしてみると
寒いなりに
いろんなことが見えて
面白いかなと
思いますので
という感じですかね
昨今のニュースは
そうですね 話したいこといっぱいなんですけど
また長くなっちゃうのでまた聞いてください
そうですね ぜひ
春の訪れと自然の変化
ゆっくりと聞いてくださいと
というのがニュースのコーナーで
そこから
次は
何にしましょうか
私が話題振ってもいいんですか
すいません ありがとうございます
この間写真の展示に
行かれたっていう
噂を聞いたんですけど
そうですね
今日のこのポッドキャストの後半に
写真のエキシビジョンがあって
その会場で聞いたお話を
この後に
ちょっと
20分くらいかな
つくんですけど
それに行ってきました
1月の
中旬かな
日にちがパッと出てこないんですけど
1月の中旬ちょっと過ぎくらいに
原宿で
写真の展示をやっていて
前田清さんという方と
前田翔子さんというお二人
セットでいるんですけど
翔子さんが
毎日清さんの写真を
1枚撮って
それにキャプションを付けたのが
ずっと
アーカイブされていて
もともとはインスタグラムとかで
1日1清ってことで
発信してたみたいなんですけど
せっかく溜まってきたから
それをちゃんと
出力して飾ろうという
プロジェクトをやられて
それを見に行ってきましたね
220枚写真が
飾ってあって
220日の
清さんが
いっぱい飾られているんですけど
なんで220日なのかとか
なんでそんな写真を
撮り始めようと思ったのかとか
なんで展示をやってみようと思ったのかとか
そういういろいろと
お話を聞いてきたので
インスタグラムの方でも
アーカイブで写真自体は
見ることができると思うので
展示が終わっても
フォトキャストを聞いて
写真を見てもらうと
どんな写真の様子なのかとか
その辺も見れるかなと思いますね
Like the Windの方でも
ドヨクラブっていう
ランニングクルーチームをやっていて
清さんが
ドヨクラブにまつわるコラムを
Like the Windでも
最新号から書いてもらっているんですけど
それも合わせて読むと
ドヨクラブの
フォトキャストも含めて
わかるかなと思います
今回の写真の
主人公は写ってるのは清さんなんだけど
やってるのは翔子さんで
翔子さんがメインなんですけど
インタビューでは清さんもむちゃくちゃいっぱい
喋ってるっていう
記者帯が喋ってるっていう
そんなインタビューですけど
すごくほがらかな
いい写真で
本とか
本じゃなくても
フォトキャストとかも含めてなんですけど
誰かが何かをやってみるってこと自体は
すごくいいことなんだなって改めて
思いましたね
ものすごい高い機材を使って
写真を撮るとか
専門家だから
写真を撮るっていうことも
すごく価値のある
専門性としてはあると思うんですけど
そうじゃなくてもやっぱり日常の中で
自分たちの
関係性の中で何かこういうことやってみようって
思い始めて
何かを決めて
それに向けて
いろいろ考えながら
何かやってみようとする
っていうことはすごく
やっぱり
いい雰囲気になるんだなと思って
改めて思いましたね
しかも1日1枚
絶対やってるってところが
素敵ですよね
基本的には
割といいカメラで
ちゃんと写真を
撮ってると思うんですけど
間に合わなくてiPhoneで撮ったりとか
あとキャプションも
翔子さんが書いてたみたいなんですけど
なんかいろいろあってバタバタして
木下さんが自分で書いたりとか
そんな日も
あったというようなお話もありましたけどね
でもそれもその日の
一日らしさを表してるっていうか
この時期バタバタしてたな
みたいなの振り返ってみると
わかるし
けっこう同じ
アングルっていうか大きさ
キャプションのポートレートっぽい写真が
多くて
写真展示と日常の継続の意義
上半身がバッと写ってる写真が
おそらく
大半なんですけど遠くから見ると
同じように見えるんですよね
毎日なんとなく黒い
Tシャツを着てたりする日が
多くてなんとなく同じ風に見えるんだけど
それが1日じゃなくて
ずっと続くと
あるリズムが
生まれてくるというか
同じように見えるんだけど微妙に違ってたり
とかして
水曜日だけを見ると
毎週の水曜日でこんなに違うんだとか
いろんな見方をすると
ちょっとずつ全部
違ってきているっていうのが
じわじわわかるという感じで
ああいうふうに
連作のシリーズとして
連作で並べるとそういう見方もできるようになるんだな
と思って
面白かったですね
だからやっぱり続けるのは良いことだという
ですね 多分機嫌が悪い日も
絶対あるじゃないですか
それさえも収めて
私は以前
自分の泣いた時に大泣きした時に
自分の写真撮ってたことがあって
その日も1日なんだっていう
こんな日もあったなって
思うことが
すごい大切な気がして
あるんですけど
いろんな日があるということを
かみしめられるというか
目にできるのが素敵ですね
だからさっきの
朝の配信の話も
7日間ずっと続けるってやっぱり
すごいですよね
7日間続けるとやっぱり
全部その日が違ったり
続くということだけでリズムとグルーヴが
生まれてくるという
日々のグルーヴになってくるっていう
ことがあると思うので
そういう継続性の時間っていうのは
何かやっぱり変化とか
を生み出していくための
仕掛けなんだろうなというふうに
松本 いや思います
だって私大したこと話してないですもん
言いますけど
本当に大したこと話してないけど
でも毎日違うんですよ
毎日新しくて
だから1日1つって
すごく素敵な企画ですね
松本 そうですよね
何かにつけ
できる範囲で続けてみると
ちょっと何か振り返ったときに
何か思っても見なかった
変化が生まれてるかもしれない
ということですね
だからそういう続けるとか
アーカイブの面白さって
そういうところはあるんでしょうねきっとね
振り返って初めてこんなふうな
バリエーションになってたんだって
分かるっていうか
それで新しいことが見えるっていうのは
どっちかというとだから未来ばっかり見て
よく分かんないところを
想像したり悩んだりするっていうよりは
続けてみて振り返ったほうが実は
バリエーションの豊かさを後で知って
それが現実だったんだっていうふうに
知るっていうことがあるとすると
過去を見るほうが
実は豊かなことだったりもするのかな
っていうのも思ったりしますね
わからない未来よりも
やっぱり実際の
豊かなバリエーションのほうに
目を向けるという
松本 そうですね 今日1日の1枚に目を向けるとか
松本 そうですね
そんなようなことを
つらつらと写真を見て
考えてまいりましたということで
吉田 インスタグラム見ながら
聞いていただいて読んでいただけると
いいかもですね
松本 そうですね本当に清さんしか出てこない
と思います
ポール・オースターの紹介
吉田 清さんファンになっちゃうかも
松本 なるかもしれないですね
繰り返しの効果って多分あるからね
吉田 あれますね すり込み
松本 ということで感想もぜひ
キウスさんたち
しょうこさんがね
吉田 撮られてるんですかね
松本 撮られてるんですけども
送ってあげるといいかもしれないですね
ということで
最近見たもの
ですね
あれそのコーナーだっけ
吉田 いや今普通に
展示会の話を振ったんですけど
ちょっとバタバタ
1月だからバタバタしちゃって
頭が追いつかないですね
今喋ってたのかとか
関係なく
喋っちゃいましたけど
ですね
そんな感じですね
吉田 って感じで
本の話に
しますか
松本 そうですね
見たもの 読んだもの 聞いたものコーナーに
自然と突入してた
ということで
年末のポッドキャストで
ポールオースターの話とか
幽霊の話を
確かしてたんですよね
Like the windの4号でも幽霊の話とか
尾輝さんが幽霊とともに走れ
っていうのを書いてくれたり
割とそんなような話をしてて
ポールオースターの映画の話
とかもしてたんですけど
もう一回ちょっとポールオースター
読んでみるかということで
パラパラと
読んでみたというのが
最近読んだものというコーナーですかね
お互いにそれぞれ
いくつか気になるものを
読んだりしたんですけど
はるちゃん何読んだんだっけ
はるちゃん 私幽霊たち
読んできましたよ
キヨさん何読まれました
キヨ 僕はトゥルーストーリーズっていう
いろんなエッセイが入っている
一冊ですね
なので小説と
エッセイということで
ちょうどいいかもしれないですね
1947年に
生まれた作家で
2024年
去年ですね
の春に亡くなって
77歳だったんですけど
パッと見というか印象としては
本当に昔ながらの小説家
作家っていう感じで
なんていうんだろうな
面白い方だな
っていうふうには
思いますね ニューヨーク ニュージャージー
が基本
ベースで
ヨーロッパに行かれたり
いろいろされているんですけど
ニューヨークの作家っていう
ニューヨークってイメージが
強いですね
現代の我々が
過ごしてきた時間と
ともにずっと
この小説家も物語を
書いてきたという
そんな方ですね
フォトグラファーの山田明さんという方が
いつも一緒に
フォトグラフィーシリーズを
撮ったことがあって
話をちらっとしてくれたことがあって
夕方ぐらいなのかな
午後か
写真撮りに行ったら
何を飲んでたのかわからない
ジンとかですかね
一通りその日の
何かを書いて終わって
夕方からジンでも飲んで
写真に撮られる
っていう
ニューヨークっぽいというか
作家っぽい感じの
漢字の人ですけどね
ニューヨーク三部作というのがあって
それでだいぶ
世に出たと言われている
作家なんですけど
日本だと柴田本幸さんが
ほぼいろんな役を
されているので
いっぱい日本でも読めると思うんですけど
そんなような作家ですね
一番最初が孤独の発明っていう
お話があって
その次がニューヨーク三部作で
その中に幽霊たちっていうのがあって
あと他はシティオブグラスとか
鍵のかかった部屋とか
そういう三部作があって
その後に最後の
者たちの国でっていう話とか
ムーンパレスとか
いろんなものが本当に
ありますので
面白い
現代アメリカ文学を
代表する作家と
『幽霊たち』の内容
呼ばれているということで
読んだ人も多分
読んだことがある人もすごく多いと思うんですけど
そんなような
方ですね
ニューヨーク三部作
幽霊たちっていうお話が
あると思うんですけどどうでしたか
これもチラッと
年末のポッドキャストでも
言ってたかもしれないですけど
ちょっとまずびっくりしたのは
幽霊たち出てこないですね
びっくり
タイトルが幽霊たちなのに
そう
いつ出てくるんだろう
いつ出てくるんだろうって読み進めても
出てこないと思って
出てこずに
終わりました
代わりに出てくるのは
探偵者というか
そうですね探偵
私立探偵
っていうんですか
の物語ですよね
でも名前が全部色の名前でしたね
ブラックとか
ブルーとかブラウンとかホワイト
ホワイトとか
そうですねそんな話で
ですね
探偵者はこの人
多いですよね
そうなんですね
なんか
幽霊たち探偵者っていうことで
なんだろう
どういう風な
感想とかでしたか
だからすごく
幽霊たち出てこないじゃんってなって
物語終わったので
結局なんだったんだろうってすごく
わからないところは多いんですよ
これは何の物語だったんだろう
って思うしそんなに
状況変化してないから
ただ一人の
ブルーっていう探偵の
視点からある人を
ずっと追ってて観察しててっていう
毎日だけなので
何が起こったのかっていうのは特に
ないんですけど
ブルーの心情がどんどん変わって
いくっていうか
ただ一人を観察してて暇だから
あれこれ物思いにふけるじゃないですか
自分もあんな思いであったな
とか自分の彼女どうしてるんだろう
とかあれ自分って結局誰なんだ
みたいな何者なんだみたいな
そういう意識が飛んでっちゃうところ
めっちゃわかるって思いました
そうですね
ぱっと読んで
難しい言葉でもなく
スラスラと書いてあったりするから
スラスラ読めるところが非常に
多くて
一見この幽霊たちもそうかも
しれないんですけど
ものすごい大きなオチがあるとか
そういうことじゃない話も
結構あったりするんですよね
特徴としては
すごくなんていうのかな
観察をする人っていうか
僕が読んできた
トゥルーストーリーズっていうのも
そうなんですけど
こっちはエッセイで本当に起こったことを
まとめた一冊なんですけど
小説って
何か大怒念会誌が起こって
いろんなことが起きて物語がすごく動く
っていうものもあると思うんですけど
ポール・オースターの場合ってやっぱり
観察をして淡々と
ニューヨークの街を
凝視し続けるっていう
そういう話がすごく多くて
インタビューで語ってるんですけど
現実とか実際のところを
見続ける
観察し続けることっていうことで
何かを理解しようとする
っていう
そういう立ち位置を
すごく持ってる人なんだな
っていうことが
思ったので
幽霊たちもだから
幽霊がいるのかどうかって
幽霊も出てこない話ではあるんですけど
私立探偵のブルーっていう人の話で
探偵って結構やっぱり象徴的ですよね
何かを探しに行くとか
謎を解き明かしに行くっていう
存在が探偵だと思うんですけど
探偵っていう
登場人物を通して
現実を見続けるっていう
その立ち位置っていうのを
描き続けた
っていうのはすごくあるのかな
っていうのは思いますね
そうですね
だから今のお話聞いてて
結局じゃあ幽霊たちって何を
言いたかったのかなって思ったときに
ポールオースター自身も
誰かを観察したり街を観察して
物を描いてるって言ったときに
自分の存在が確かめられない
自分の存在ってあるのかな
ってなったからこそ
今回のその探偵に
自分を見張ってもらうことで
自分が生きていた証を
残すとか自分以外の誰かが
自分を見ていてくれるからこそ
自分があったんだってことを
確かなものにできるみたいなところが
そのメッセージかなと思って
それがなかったら逆に
私たちは生きてても幽霊たちみたいな
存在に近いみたいなことを
言いたかったのかなって想像してるんですけど
そのポールオースター自身の
自己認識とSNSの影響
自分がいろんな人を
観察して描いてるからこそ
自分は何者なんだ
っていうところの
ポールオースター自身の思いも
含まれてそうだなって思いました
そうですね
すごく見てくれてる人がいるから
何か自分が形をなしてくるっていうことも
すごくありますよね
そうですね
今特にSNSとかで
やっぱりこう
自分自身の生活を投稿して
誰かがそれにいいねしてくれたり
投稿して誰か見てくれてるっていう
場所があるからこそ
自分の毎日があるみたいな
そういう今のSNSの
あり方にもすごく
つながってるのかなって思いました
たしかにね
そうですね
やっぱりこう
分かってもらうというか
レコグナイズされるというか
そこにある存在として
認識されることっていうこと
自体がすごいことですもんね
そうなんですよ
自分の話になって申し訳ないですけど
私も今配信してて
一定数の割合で
ハルちゃん
私のこと覚えてますかみたいな
人いるんですよ
コメントって一定数の割合でどこにもいて
やっぱり配信って
いろんな人がデイリーして
平均1分ぐらいしか
人ってとどまらなくて
ぐるぐるぐるぐるTikTokの世界を回ってるんですけど
その中で
自分のことを
認識されてるのか
認識してくれたら
私のことを覚えててくれたとか
私っているんだっていう
安心できる人たちっていう存在
私はすごく感じていて
スピードが高いし
スピードが速い世界でいろいろ回ってるからこそ
私ってものを他者に認めてほしい
他者が
私はいるよって言ってくれるから
私はいるんだって
安心できるって思える人が
いるような気がしてて
なんかその幽霊たちと
今の存在
私は今自分の配信でもちょっと感じちゃいます
なるほどね
そういうことも実感としては
いろんなところで感じることあるんですね
ねえ思いますね
なんかニューヨークも特に
広い世界でいろんな人がいて
っていうみんなが知り合いな
わけじゃないみんなが他人
っていうところだからこその幽霊たち
そうですね
っていうことかもしれないですね
だってそれ以外に幽霊って何?
まあそうですね
なんなんですかねみなさんこれ
読んだことある人はどう思うんでしょうね
聞いてみたいですね 聞いてみたい本当に
あとは
そうですね
幽霊たちっていうタイトルで主人公が
探偵っていうのも面白くて
やっぱり探偵って
古典的な探偵小説
である
探偵の
人がいて探偵としての
技術とか才能にあふれていて
ある謎とか
ある事件っていうのを
探偵小説の魅力
鮮やかに解き明かしていくという
そういうスタイルの古典的な
探偵小説っていうのは昔から
すごくあって
例えばシャーロックホームズとかね
有名な古典としての
構造として面白いとかそういうことを
解き明かしていくことによって
世界の謎っていうのを
読者も含めてみんなで
探しに行くっていうスタイルが
すごく多かったと思うんですけど
ポール・オースターの場合って
幽霊たちも
そうなんですけど
ポール・オースター自身も小説の中に
出てきたりする話があって
もう一個ニューヨーク三部作の
シティ・ヨゴグラスっていう
ガラスの街っていう
三部作で
それも探偵が出てくるんですよね
その探偵事務所ですかって
電話がかかってくるんですね
自分の家に
間違い電話だから
いや違いますって言って切ると
そしたらもう一回別の時に
もう一回何とか探偵事務所ですかって
かかってくるんです
いや違うって言ってるじゃんって言って切る
切った後に
実は
もう一回三回目にかかってきたら
探偵になりすましたらどうかって
思う
っていう話があって
小説の中では三回目が
かかってきて
はい探偵事務所ですって
探偵じゃないのに答えて
そこから事件の中に自分自身が入って
巻き込まれていくっていうそういう話なんですけど
なのでニューヨークとか
引いては世界の中で
何かこうすごく
技術とか才能があって
解き明かせる存在じゃなくて
自分自身もその謎の中に
入っていっちゃうっていう
そういう構造が物語に
あるんですけど
ポルオスターってなので
ニューヨークっていう街にずっといて
若い頃から
いろいろ苦労もして
世界の謎とか自分はなんでこんな
なんだろうって思うその中心に
自分がずっと居続けるっていう
そういう存在だったんだろうなって
思うことがすごくエッセイなんか
読んでてもいっぱいあって
なので小説でも探偵っていう存在を通して
現実を見続けることによって
何かのバランスを取ろうとしていくっていう
解決がない話も結構いいじゃないですか
だけどその解決があるのかないのかも
わかんない中で
あるバランスを
上手く
自分なりに取っていこうとするっていう
話があるのでそれってすごく現代の
リアリティにつながるところが
すごく大きいなと思って
なんかそういう象徴的に
探偵っていうものを通して
描いてると思うんですけど
そういうところが非常に面白いなと思いましたね
電話の不思議なエピソード
ガラスの街で
ちょっとだけ面白いフレーズが
やっぱあって
見られたこと
口にされたこと全て
どんなに支えで
取るに足らぬことでも物語の結果に
つながりを持ち得るのだから
読者は何一つも見逃してはならない
って書いてあって
全てが本質になるっていうそういうフレーズがあるんですけど
なのでポロースターとか探偵とかが
やっぱり
聞こえてくるものとか見るものとかっていうのも
見逃さずに
これどういうことなんだろうっていうのを
見続けるっていう
実はそれが
継続していくことによって
後から
こういうことだったんだって分かるっていう
さっきの写真じゃないですけど
その瞬間は全く何をしているのかは
自分では分からないんだけど
それを見続けて見逃さないようにしていくことによって
ある時間が経ったときに
それってこういうことだったんだなって
ようやく分かるようなことがもしかしたら
あるのかもっていう
小島 幽霊たちにも
見逃してはいけないっていうような
ところが出てきましたよね
やっぱり探偵だから例えば
トイレに行くときもじゃないですけど
一つかけてしまっては
全体を把握できないというか
だからそういう役割を
探偵というのはあえて
そうしたんですかね
探偵だからそうしなきゃいけないじゃないですか
松本 ですね
そんなようなことで
やっぱり
見続ける
分からないけれども見続ける時間っていうのも
すごくあるな
ということですかね
ポールオースターの場合はすごく
ニューヨークの現代の
作家なので
なんかおしゃれですよね
ニューヨークの小説って感じで
それもまた
小島 幽霊たちは特に
色で出てきたんですけどカラーで
全部冷たい
クールというかちょっとスマートな感じのカラーで
レッドとかいないんですよね
あんまり
そういうところもちょっと
ニューヨークの暗めの空を
連想させるなって思いました
松本 なんか雰囲気があって
非常にいいなという
スタイルの小説ですね
すごく
面白いですね あともう一つは
このトゥルーストーリーズの中の
エッセイにポールオースターが書いて
赤いノートブックっていう
セクションの話なんですけど
ちょうどその自分が
シティオブグラスのニューヨーク三部作を
描いたとき幽霊たちと鍵のかかった部屋を
描いたときの話があって
シティオブグラスの
主人公は
間違い電話が
一回目かかってきて二回目かかってきて
三回目かかってきて
もう自分は探偵の
ふりをしようと思って物語の中に入っていく
という小説でこれはポールオースターの
実話が実際に
体験したことが
ヒントになってこの小説になっていて
ポールオースターに実は本当に
一回目二回目って電話かかってきた
っていう話が書いてあって
実生活で
そのときに何とか
探偵事務所ですかってポールオースターのうちに
かかってくると
いや違いますって聞いて
二回目かかってきてうち探偵事務所じゃないですって
言って電話を切って
そこから三回目かかってきたらどうなるんだろう
と思ったとこからこの小説を
書いて
小説の中では三回目をかかってくるという
物語にして物語にしていったという
話っていうその実話に
基づいてるんですけど実はその後の話
っていうのが書いてあって
だいぶ時間が経って
10年とか20年経った後に
一番最初に一回目二回目って
実際に電話かかってきた
家と違う家に引っ越しちゃっていて
ポールオースターは全然別の
部屋に
住んでたんですね
建物も違えば電話番号も違うと
そうすると
小説の主人公
小説で書いた主人公の名前が
ミスタークイーンっていう
名前の登場人物で物語を
作ったんですね
そしたら何十年か経った後に
ポールオースターの家に
突然電話がかかってきて
何だろうと思って出たと
そしたらミスタークイーンのお宅ですかって
電話がかかってきたっていう話があって
え?ってなって
すごくスペイン語っぽい英語で
かかってきて
これなんか冗談か何かで
誰かがポールオースターって
作家の名前を探して
どうにか探りかけて
いたずら電話かけてきたと思って
聞き直したら
これ冗談か何かですかって
言ったら冗談じゃないと
今その人を探してるんだって
ほんとに結構切羽詰まった
声が聞こえてきて
これミスタークイーンの
間違いじゃないかと思って
スペイン語で聞き取れなかったし
つづりって何?って聞いたら
小説に登場するクイーンっていうスペルと
同じスペルのつづりだって
相手が言ったと
いう話があって
ポールオースターはびっくりしちゃって
それが要は小説を書く前に
1回目かかってきて2回目かかってきて
小説を書いて小説の中では3回目がかかってきて
実生活では3回目がかかってこなかったんだけど
何十年かして
小説に登場する
登場人物の名を訪ねた
3回目が自分にほんとにかかってきた
びっくりして
どうしようかと思ったんだけど
ポールオースターはそこで
沖の洞窟ですがミスタークイーンという
人物はここにはいませんって言って電話を切る
っていう話
そこは
それで
2人とも
相手はごめんなさい間違い電話だったんですね
偶然の出会い
ってプツって電話を切っちゃう
っていう話なんですけど
実は何十年間の間に
小説と現実が
入り混じっちゃったような体験を
ポールオースター自身が
ほんとにしちゃったっていう話があって
ものすごく
面白いですよね
ポールオースターはどう感じたんだろう
私は突然怖くなって
いませんって言って
切ったっていう話なんですけど
やっぱ怖いんですね
嬉しいよりも
怖くなったっていう感じなんですかね
自分もやっぱり
現実と
お話の中のものの境界線を
結構描いてるからこそ
本当に自分も曖昧な世界に入っちゃったかも
って怖くなるんですかね
これは実際にあった出来事である
っていう風にそのエッセイには
書いてるんですけど
こういう誤実談があったのは
僕も知らなくて
面白い
すごい話だなと思いましたね
トゥルーストーリーズって
この本のタイトルになってるのは
そのままなんですけど
嘘のような本当の話が
いっぱい書いてあるので
すごく
面白いし
とにかく現実を
見続けようとした
人っていう側面が
このエッセイにはすごく出てるんだな
っていうのは思いましたね
あと本当にいろんな話があります
自分自身に降りかかった話以外も
いろんな話が
あって面白いですね
もう一個
印象に残ったのは
ある男の人が
ある小説
本を探していて
どこの本屋さんでもなくて
どこのカタログを見返しても
見つからなくても全然手に入らなかった
ニューヨークの
グランドセントラルの駅を
ある日歩いてたら
階段の方から女性がその本を
変えて降りてきた
おっと思ってどこで買えるんですかって
ずっと探してたやつなんですって
言ったら女性はちょっと驚いたんだけど
私これもう読み終えたから
あなたにあげるって言って
女性が
言うんですね
その女性が最後に言うのが
この本って多分
あなたに行き渡るために
多分私が持ってた
っていうようなことを言うっていう
そういう偶然の本当の話が
書いてあったりとか
そんなことって本当にあるのかいっていう
ことなんですけど
やっぱり現実にはそういうことが
起こることもあるっていう
それが本当
ポール・オースターの作品の特徴
聞いてる方が本当なのかっていう風に
思うこともあるんですけど
現実
だけど現実じゃないようなこと
つまり幽霊たちのような
世界のことが現実には本当に起こる
しそれは時には
良くないことかもしれないけど
だけど良いことも
起こるとするとそれを
待ちながら
それを希望しながら時間を
過ごしていくっていうのは
悪くないことなんだろうな
っていうのが多分ポール・ウォースターの
書いてる小説にはいろいろと
出てくるので
そういうことなんだろうなと思いますけど
ある意味自分で何かを
起こそうともせずに
何かが起こっちゃうこと
それが良かれって願い続ける
ことがすごく特徴で
だから
俺はこれができるからすごい
みたいな話は全くなくて
本当に不安定さの中で
何かを続けることとか
何かを願い続けること
っていうのがすごく
結構いろんな作品を読んでも
感じるところはあるので
そういう作家だったんだろうな
と思って
言いたかったな一回
そうですよね
そういう感じがしましたね
あと本当に
英語のポール・ウォースターの作品を
英語で読んだこともあんまりないんですけど
日本語は日本語で
日本語だけで言うとすごくやっぱり読みやすくて
本当に読みやすいですね
すごく簡単な言葉だけど
すごくそういう世界を感じるようなことが
すごく書いてあるので
その辺はやっぱり
力量なんだろうなと思って
すいすい読めちゃうから
読み終わった後に
なんか
難しいことを難しく書くのは
できそうだけど
難しいこととか今みたいな
揺れてるところ
なんだけどその希望を
ちゃんとわかりやすく感じられるように
書くっていうのはやっぱり
そういう技量なんだなと思って
いいなと思って
いっぱい本当に作品があるので
全部読み切れないですけど
順番に読んでいきたいですけどね
映画と戯曲への関与
これで1年終わっちゃうんだよな
2025年をポールオースターに
そう
映画も
一時期映画も作ったりとか
映画の制作に関わってて
あとなんか劇の台本
脚本も書いたり
そうですね
一時期小説をずっと書いてたんだけど
ある時期映画とか
劇とか戯曲みたいな
ものに携わったりして
また小説に戻ってくる
ことになるんですけど
なので
見るっていうことで
映画とかそういうこともすごく
興味を持った方なんですかね
きっとね
なのですごく
後半の作品はあんまり
まだ読んだことがないものもすごく多いんですけど
タイトルで言うと
幻影の書とか
闇の中の男とか
インビジブルとか
やっぱり見えないんだっていう
そういう
ようなものがあったりとか
エッセイも本当にいいものがたくさんありますし
なくなったんだけど
書いてまだ残ってたものが
これから刊行されるものも
刊行されたのかな
一つ二つあるようなので
読んでみると
非常に面白いですね
そんなところですかね
あと有名なのは
ナショナルストーリープロジェクトですね
自分が書いたんじゃないんだけど
全国からNPRのラジオ番組で
ストーリーを募集して
それをポールオースターが毎週
ラジオで読むっていう
それが本になって
日本でも2巻になってるのかな
結構いっぱいストーリーが
入ってるんですけど
そういうのをやってたりとか
やっぱりアメリカ
自分以外の人たちが何を書くかっていうのを
すごく見たかったんでしょうね
そうですね
そういう人たちの声を拾っていくっていうか
自分以外の面を通して
拾っていくみたいな
ストーリープロジェクトと現実の捉え方
気持ちが感じられますね
そのプロジェクトって
それも結構ずっと
やってたみたいですね
なのでやっぱり
現実をストーリーを通して
現実をすごく
見続けるっていうことをずっとやってた
人なんだろうなというのを
思いますね
あとアメリカの特に
直近だとすごくやっぱり
いろんな政治的テーマとか
人種の話とか
っていうことを
踏まえて書く作家ってすごく多いと思うんですけど
ポール・オースターって
そういうところももちろんあると思うんですけど
やっぱり自分が
何を見なきゃいけないんだろう
見てるんだろうっていうのに
向き合うというか
例えばポール・オースターっていう
自分はアメリカ人の男性でっていう
ところから始めずに
例えばブルーとかブラックとか
イニシャルもよく出てくるんですよね
その特性を消し去ったところで
何を本当に
見るのかっていうような
ことをずっとやってきたっていうのが
たぶんすごく特徴的なんだろうなと
松本 いやすごい思いました
男性か女性かもわからないし
なんか名前から
日本人の名前でも
だいたいこの名前だと
何歳ぐらいの人かなとかって
わかったりするじゃないですか
そういうのがないところで
世界を見ているっていうのが
面白かったですね
ただの色っていう
っていう
基本的にはそういう人ですね
だけどいろんなエッセイとかで
やっぱり
9・11の話とか
あとは
選挙の話だとか
いろんな
戦争についての話だとか
社会的な
そういう話についてのエッセイっていうのも
すごく書いていることも
多いんですけど あくまでもその手前で
自分が何を本当に
見ていくのかっていうのを
すごく意識的に
やったんだろうなっていうのを
思いましたね
あと
僕のほうから最後に
紹介するとすると
これも
トゥルーストーリーズのエッセイに
入ってるんですけどゴッサムハンドブックっていう
エッセイがあってゴッサムシティって
ニューヨークのことだと思うんですけど
ある人に頼まれて
ニューヨークで
ニューヨークシティ暮らしの
改善法について書いてくれって
言われて
本当に羅列で箇条書き
ぐらいの感じで書いてあるんですけど
こうするといい ああするといい
こんな風に過ごすといいみたいなことを書いてあるんですけど
まず笑顔っていうところから始まっていて
笑顔?
笑顔で状況として
必要ないときでも笑顔を浮かべること
怒りを感じているときみじめな気持ちのとき
世界にすっかり
押しつぶされた気分のときに笑顔を浮かべること
それで違いが生じるかどうかを
見てみることっていう風に書いてて
やっぱ見てみるっていう
ことなんだなって思いましたね
本当にいろんな人がいろんな
脈々でいる
そういう街の中で
自分がいるんだよって表明するのに
やっぱり
一番やっぱり笑顔の方がいいだろうな
っていうのはあるとして
突然怒り続けている理由は
自分がいるんだよ
っていうのを表現するために
やっぱり笑顔でいるっていうのは
戦略としては
自分を表明するっていう意味では
安全な存在だっていう風なことも言えるし
人間らしい
表現の仕方
っていうことで多分書いてると思うんですけど
それで
どういう変化が生じるかを
見てみることっていう風な
だから何かやりながら
それをやっぱり観察するっていうことを
ここでも
また言ってるなという風なのは
すごく
思いましたね
このエッセイの一番最後も
そこに来る人たちに
微笑みかけることっていう
言葉を書いてて
そういうところでもやっぱり
特徴的ですよね
それでその話を終えるっていう
可能な限り声も書けること
言うことが何も思いつかなかったら
まずは天気の話を
まるって
スモールトークから
そうですね
ポールオースター笑顔とかっていうのは
すごい私にとっては意外でした
結構なんか気難しそうな顔して
写真に写ってますもんね
目の下にクマつくって
自分が得意じゃないから
自分に言い聞かせてるのかなと思っちゃったけど
すごく
いい言葉が
書いてあるなと思って
改めて読みましたね
やっぱり街とか人に関わろうとしてきたから
こそそういうことを
ポールオースター自身も思うんですかね
そうですね
今街とかっていう風な言葉が
出たのでちょうどそれも書いてあるんですけど
都市の中にある
一点を選んで
自分のものと考えてみることっていう
自分の例えば
公園とか公園のベンチとか
地下鉄の入り口とか
好きなところを見つけてそこを掃除したりとか
そこに毎日1時間だけ
何も用なくても行ってみたりとか
そういう風な
自分のアイデンティティの一部になっていくような
時間を過ごすっていう
自分自身とか自分の家
とかと同じように
自分の好きな場所に誇りを持つこと
っていうことが書いてあって
自分の一部っていうような
ぐらいの場所で
何が起こるかっていうのを観察することで
引いては自分自身とか
街とか世界に何が起こるのかっていうのを
理解をしていくっていう
そういうことを書いてるんですけど
これも本当にそうだなっていう観察
自分が
自分自身も含めて
その環境の中にいてよく分からないことが
多い存在なんだけど
その一点を育むことによって
何かを
見通していくっていうことを
試みるっていうことで
書いてるんだなと思いますね
こういうのも
なので
一歩一歩走るしかないんですけどね
ちょっとランニングに繋がりましたね
そんなような
作家だなと思って
おもしろいし
読みやすいですしね
読みやすいですね
スラスラ読めちゃう
好きですねこういうのはやっぱり
なので
逆に言うとアメリカ今
トランプ大統領就任式
やったりとかしてまた
政治も経済もいろいろ変わったり
そのインパクトはやっぱり日本にも当然
来るし世界のいろんな
ところにも起きると思うんですけど
そこをどう我々は
見通していくのかという意味でも
アメリカって逆にだから
見通しても見通しても
何が起こるか分かんないこともあるっていう
そういう逆の怖さももしかしたらあるのかもしれないから
そういう感覚をずっと
ポール・オースターの視点
ポールオースターは
持ってたりしたのかもしれないし
9・11もあったし
そういう中で本当に何がどうなるのか
っていう
激震が走るという
時間もあった中で
そういうふうな
ますます何かを見続ける
ということを
やり始めたのかもしれないですしね
何かこう
そういうのを読んで
今日本に居つつも
どういうことなんだろう
っていうのを見てみるのは
ちょっと参考になるかもしれないですね
そうですね
ポールオースター的視点で
1週間過ごしてみると
感覚違うかもしれないですね
最近は
メガネの度数を
変えないとなと思って
まずそこから
ちょっと目が悪くなった気がして
レンズを調整しないとなって
自分の力では
見れないなって
そういうところから始めてみる
いいかもしれないです
そんな感じですね
あとはどうですか
ポールオースターは他に感想とか
ありますか
関連して
関連して
思い出したこととか
思い出したこと
すごく思ったのは
また幽霊の話に戻っちゃうな
でも
幽霊たちの中で
物語が
動き始めるタイミングって
ブルーっていう探偵が
じっと座って
観察しだしたところから
物語が動き始めてるなって感じてて
それまでブルーは
シャーロックホームズみたいに
いろんなところに行って
いろんなことをしてるっていう
毎日の中にいたのに
いきなりただじっと座って
何も変わらない人を
観察してるってなったときに
そこから自分自身は
何者なんだろうっていうふうに
不安になってきちゃったりする
私も自分自身で
忙しく毎日動いてると
何かそこにあるような気がしてる
何か毎日やってるんだっていう
感覚に駆られてます
例えば一日休み取って
何もしないただ座って
ちょっとコーヒー飲んで
ぼーっとみたいな時間があると
果たして何か今あったのかみたいな
急に今まで手の中にあったものが
なくなる感覚とかっていうのが
あるので
ただ座っているっていう
そのときに自分自身について
考えることとか
自分の世界について考えることとか
その時に
自分の世界について考えることの
感覚みたいなのがすごい
気持ちがわかったなって
思いました
逆にそういうふうに
パッと止まったときに
自分自身の考察
そう止まったときに
意外と動いてるときのほうが
何か見えてるような気がしてて
実際にパッと止まって
よく見てみると
あれ今何かあるのかみたいな
その時間が怖くて
動き続けてる人も
いると思うし私も含めて
かもしれないですね
本当に止まってるから
感じるその
風の強さだったりとかっていうのが
あるけどそれがなくなったらあれって
思うことがあるとすると
止まること自体は
止まってみることもあるかもしれないけど
止まって失うことももしかしたらあるっていう
ことで感覚的に
そういうふうに思っちゃうのかも
しれないですね
止まってみたくないものもきっとあると思うし
そういう
ただ座るってことの
難しさを感じます
日々
見たくないことのほうが多い
気がしてるから
逆に見続けるのも
ちょっと怖いところもありますよね
自分と向き合わなきゃいけない
自分自身のこととか
外のことも含めて
考えざるを得ないことも
出てくることも場合によってはあるし
動いてる時間って
例えばつらいこともありますけど
何かにぶち当たってとか
それよりも止まって向き合う時間の
難しさ
のほうが
強いことが
多いなと思う
日々でございます
皆さんはどうなんでしょうか
走ってるときと
止まってるとき
仕事してるときと
聞きたいですね
次の
読書会の
次のポッドキャストのテーマに
もしかしたらなるかもしれないんですけど
止まって本当に見えるもの
とか
止まらずに本当に見えるものも
なんとなく気配としては分かるんだけど
それを見ないようにして
別の時間を過ごすってことって
あると思うんですけど
それってどっちも本当だなって
思うことがあって
本当のことは多分本当なんだけど
本当のこととは
別の時間をあえて過ごすってことも
ある意味本当の
時間だったりするから
そうですね
特に私お芝やってますけど
演劇とかの時間って
映画見てる時間とかも
まさにそうですよね
だからそれが本当じゃないから
悪いとも言い切れないことも
いっぱいあるし
本当に
嘘なのか本当なのかっていう
ことの
嘘と
本当であることの
それぞれの価値っていう
それぞれがもたらすものっていうのは
止まることの意義
考えてみると
いろんな意味合いがあるなと思って
いるの
嘘も方便っていう言葉も昔から
あったりもしますし
ポールオースターの
クリスマスストーリーの話もそうですし
やっぱり
その人にとって知らない
ほうが絶対いいこと
周りは絶対言わずに
置いてあげるっていうことが
実は幸せな時間なのかもしれない
こともあったりするかもしれないし
でも本当のことを
言わなきゃいけない時もあるし
そのほうがいいよねっていうこともあるだろうし
それぞれ
考えてみる価値は
ありそうですね
平野圭一郎
一つの格好という小説があるので
それとか読んでみるかな
次回の
突然日本の現代の作家に
行きますけども
そうですね平野さんとかは
文人主義ということを言っていて
本当の自分って別に一個じゃない
分ける人ですよね
いろんな意味合いで
あってそれはそれぞれの局面で
やっぱ真実であるっていうことを
すごく言ってたりもするので
何か一つの
格好とした
自分という素晴らしい存在だけが
あるっていう場合と
必ずしもそうじゃなくて
やっぱりちょっと
今日雨だし走らずに
銭湯行こうかなって
そのほうが体にとってはいいしとか
それはそれでね
真実だったりもするので
そんなようなことを考えてみるのも
面白いかもですね
ちょっと考えましょうか
読んでみたらとか
読書もね
おすすめとかあればぜひ
皆さんのおすすめ聞きたいです
これ読んでとか
これについてどう思ったって
やっぱ話し合える時間とか
好きなので
いいですよね
ポッドキャスト
史上読書会ですけど
なんとなくそのうちライブとかで
やりたい
オンラインとかで読書会でも
リアルな場所でもいいですし
木星ブッククラブ
ということで
そういうのも機会があれば
計画できるといいですね
楽しみにしてます
朗読とかもまた
そんなところでしょうかね
そうですね
今日もまた
徐々にいい感じに
長い番組になってきましたが
これからも
ぜひぜひ
お話を聞きながら
旅行しながら
通勤しながら
流していただければ
いいかなと思いますので
この後はさっきの
しょうこさんと木星さんの
展示会の様子
やりたいと思いますので
引き続き
感想もお待ちしてますし
木星ちゃんはまた明日の朝から
ライブ配信をやって
今日もやります
続けていくということで
また来月の段階で
見続けた結果やり続けた結果
こんなことになったよっていうのが
見続けた結果
あればまた報告させていただきます
話せるといいですね
そんなところですかね
あと大丈夫かな
思い出したらまたやりましょうか
またやりましょう
ということでどうもありがとうございます
今日も楽しかったですありがとうございました
こんにちは
こんにちは
今日は今
原宿に来ておりまして
とある場所に来たんですけど
今いらっしゃるのは
どなたかお名前を
教えてください
はいこんにちは
前田翔子と申します
前田木星と申します
お二人
どうもありがとうございます
こちらこそどうもありがとうございます
瀬戸田レモンマラソンでも
お二人来たりとか
あと土曜クラブですね
走ったりとか
僕も昔ちょっと行ったことあるんですけど
あと周りに
ユナさんというランナーの人も
今日はいたりしてます
ユナさんが
今日から私どもの展覧会
初めてなんですが
5時開始だったんですけども
4時56分にお越しくださいました
イェーイ
ちょっとだいぶ
まだ始まってないけど
盛り上がっている感があるんですが
今日は
まだ始まってない
自分もまだ
今日はランニングじゃなくて
会っているんですけど
今日は何を
ここでやられているんでしょうか
はい今日はですね
変な生き物
清志の220日展
という展示を開催しております
なるほど
四角い白い部屋の
壁にたくさん
写真が貼ってあるんですが
これが220枚あるということですかね
はいそうですね
約220枚
これはどういう
展示なんでしょうか
はい
私の夫清志をですね
私が
6月から毎日
1枚撮影をして
キャプションをつけて
ストーリーに
インスタグラムのストーリーに
投稿してきました
それをまとめて今日
印刷して
一斉に貼り出しております
じゃあもともとは
インスタグラムのストーリーで
出していたということなんですね
これは毎日
1つ撮るというのをやられている
と思うんですけど
365日じゃなくて
220っていうのは
どういう意味が
いい質問ですね
皆さん気になるかと思うんですけれども
6月3日から
撮影を開始して
実はこの
展示をする予定は
特に当時はなかったんですけれども
私が
去年の11月ぐらいに
私が
イラストを描いておりまして
何かその自分の
イラストの発表の場を
展示準備の背景
持ちたいなと思って
この原宿デザインフェスタギャラリーを
イラストを当時
一部屋予約しました
まだ詳細は決めていなかったんですけれども
とにかくイラストを展示しようと思って
箱だけ押さえた状態で
月日が
経ち
12月を迎えて
あら
このままだと
まずいぞということで
私がちょっと
10月に転職したのも
ありまして
イラストの準備もできていなかったので
じゃあこの箱で
何ができるだろうと考えたときに
その時点で
4ヶ月分ぐらい清志の写真が
溜まっていたので
じゃあこれを一斉に出そうということで
今日の時点で
約220日分
溜まっていて
220日点となりました
なるほどそういう流れだったんですね
まず場所があってという感じだったんですね
もともとイラストを描かれていて
今でも
MORE OR LESSのポッドキャストとか
カバーのアートワークとかも
描かれたりしているんですけど
イラストじゃなくて
写真をしたりとか
転職されたりって
人生のきっかけみたいなのって
あったんですか
去年1年というか今年というか
そういう変化
変化し始めたのは
転職だけだったんですか
それとも割と流れでという感じだったんですか
そうですね
転職は
当時転職をするか
もしくは自分のやりたい
イラストで
一度フリーになって
活動してみるかというところで
ちょっと迷ってはいたんですけれど
ご縁があって今の職場で
働かせてもらえることになったので
転職をすることになりました
ただ
去年の時点では
何かもう少し
自分の新しい道に進みたいなという
気持ちがあったので
いずれにしても
変わるタイミングではあったのかなと思います
なるほど
じゃあそういう
ここの場所の予約だけ
先に終わっていたけど
それに至る
200数十日とかの間で
いろいろとそういう
変化があったという感じなんですね
なんかやっぱり何か
節目を先に
1年後とかにつけておくと
こういうことになって面白いですね
そうですね
一枚写真が剥がれ落ちまして
急遽
5枚落ちました
今まさに
始まる直前で
コンコンと引き続き
設営をしつつ話していますけれども
なるほど
もともと
これインスタグラムで
出されていたやつをプリントしている
というお話だったんですけど
写真は何で
撮っていたんですか?iPhoneとかですか?
写真は一応一眼レフを
使っておりまして
最初の頃は私
自分が持っているニコンのD90
を使って
途中からちょっと壊れてしまって
木吉のソニーの
これは何の機種ですか?
FX3ですね
シネマカメラ
なるほど
割といいカメラで
撮りながら
インスタグラムに出したものを
プリントまでしているということなんですね
夜遅くなって
一眼レフを出してくる余裕がない
という時は
スマホで撮ったこともあります
4枚くらいはスマホ撮影の
写真が入っているので
見てみてください
なるほど
一日本当に一枚撮っている
ということなんですか?
何枚か
撮った時もありました
昼と夕方に
撮って
iPhoneを抜粋して
投稿したという日も
ありますね
これはどういう
タイミングで
今日の一枚を撮ろうとか
一瞬間に
木吉さんを一枚写真に
収めたいというふうに
思うものなんですか?
今収めたいというよりは
今目の前に木吉がいて
私がカメラを
持てるという
何か劇的な瞬間を
狙っているとかではなく
ただただ日常の
一コマ
一瞬可能な時間という
ものが多いです
なるほど
何か劇的なことというよりは
その瞬間に
生物のような
不思議な
変な生き物
ありのままの
変な生き物としての
木吉さんを撮るという
週刊誌の裏側がどうなっているか
分かりませんが
気がついたら撮られている
みたいな感じなんですよ
少し
スキャンダラスな
芸能人のような気分にも
最初はなっていました
結構毎日撮られていて
そういう心境の変化とか
ってあるんですか
だんだん撮られ慣れてきて
ちょっとこなれてきたりとか
そういうのもあるんですか
その200何十日撮られ続けて
何か変化ってあったものなんですか?
そうですね
まず大前提として
僕って木吉さんご存知のとおり
ドキュメンタリーの映像を作るじゃないですか
その時と
撮られる側と似ているんじゃないかな
と思っていて
最初はちょっとカメラを意識したり
気にするんですけど
それが歯磨きとか
ご飯と同じくらい
日常化していくわけですよね
そうなってくると
あってもカメラが
そこにあろうがなかろうが
関係なくなっていくみたいなところがあって
それがまず第一段階
次第2段階は
しょうこさんの仕事が忙しくて
夜しか撮影できないみたいな感じで
転職直後とかになったんですよね
その時は不安になるんですよ
今日まだ撮ってないな
みたいな
寝るまであと1時間ぐらいしかないけど
いつ撮るんだろうとか気になって
それが撮られない限り
僕寝れないじゃないですか
なので
そういう心境の変化があって
最近はこの展示のこともバタバタしていたし
しょうこさん自身が結構
仕事が結構忙しかったので
僕が
しょうこさんがお風呂入っている間とかに
自撮りで
自分のカメラで撮って
キャプションまで何とかつけて
それをしょうこさんのLINEに送るってことを
ここ3日ぐらいやってました
ラスト2、3枚
それはちょっと今日は張り出してはないんですけど
なるほど
事の始まりは場所を押さえてしまった
だんだん撮っていると
今日撮らなきゃいけないと思い始めたという
人はしみきりとともに
生きているということですね
そうですね
場所を撮るのも
気押しに背中を押されたからっていうのが大きいですね
多分私が
まだこれからどういうふうに進もうというのを
決めかねていた時に
じゃあもうとりあえず
展示しなよ
箱を押さえれば動き出すでしょうっていうことで
引っ張ってもらって
結果的にこういう形になったっていう
なるほど
日常の写真記録
やっぱりこう
何かしようと思った時にできるのはもちろんいいですが
何かしようと思ってなくても
何か外部的な力を決めちゃうことによって
それに向けて動き出すっていう
ある意味こう
自発的なのか
自動的なのか
中導体という言葉がありますけど
中導体ですね
そういうのが
大多数のリアリティだとすると
それを地で言っているわけですね
そうですね
結構面白いのが
自分自身にとられて面白いなと思うのが
1日より3日
3日より7日
1ヶ月ぐらい続いてくると
それが作家性だったり
撮ってる側だったり
それが224日になった時に
作品というんですかね
ちょっとストーリーがありながら
しかも1日1枚の
本当に24時間分の
0.01ぐらいの瞬間じゃないですか
他の部分は撮ってないわけなんですけど
その人が積み重なったものが見えるみたいなのが
すごく余白がありつつも
物語が出てくるような感じが
ちょっとするなと
被写体になってすごく思いました
なるほど確かに
そういう繰り返し繰り返しの中で
繰り返さないと生まれないグルーブってありますからね
一発じゃなくて
繰り返しで4つ続くだけでも
やっぱり4拍子のグルーブになるし
っていうのが220続くと
220のグルーブが出てきて
その中でいろんな変化が実は見えるようになってくるという
そういうすごくアーティスティックなことを
やられてますね
でも私今ちょっとこうやって
清さんにインタビューしていただいて
椅子に座っているんですけど
今初めてこの写真が並んでいる様子を
じっくり眺めておりまして
昼間ちょっと仕事をしていて
清氏に全部展示の準備も
任せきりだったので
220枚並んでいる清氏を見て
結構圧巻だな
こんなに私毎日清氏を
カメラで撮り続けてたんだって
ちょっと驚きました自分自身で
量的な物量による何か
力というのもやっぱりありますもんね
1枚で何かを伝えるようなものも
当然あると思うんですけど
いっぱいあることによって何かが
見えるかもしれないという感じがあるとすると
今回はそういうものなんですね
そうですね
展示も今面白いなと
ちょっと今思ったんですけど
証拠がインスタグラムのストーリーで
1日で消えるじゃないですか
どっちかというと
みんなの生活の中でのストーリーを見て
そこで反応するから
みんなとっても一瞬なんですよね
なんですけど
今日展示になったときに
すごく平面的というか
直線的じゃない感じで見れるのが
ある火曜日とある水曜日が似ていたりとか
構図がそこで似てるから
違いが明確になるとか
そういったものが何でしょうね
本当に定点観察というか
動物園のパンダみたいな感じがしますけどね
なるほど
例えば同じ水曜日とか木曜日だけ見ていくと
いろんな読み方ができそうですね
今さっき最初に
080のランナーのユナさんが
いるって言ってたんですけど
実際に今ざっとずっと写真を見てみて
パッと感想とかどう思いました
さっきから言ってたんですけど
翔子さんがキョウジさんへの愛をすごく感じてて
これがもし赤ちゃんだったら赤ちゃんの記録
成長記録みたいなもんじゃないかなと思ったんですけど
ただただ翔子さんのエブリデイなので
見た目の変化はないんですけど
すごい面白いしキャプションも面白いなと思いました
翔子さんこんな感じなんだ家でって思って
ちょっと人間味を感じたりして
みんな生きてるの一緒ですねっていう
繰り返しの日常って感じがするよね
いびきとかみんな書くんだって
展覧会のオープニング
なるほど面白いですね
来る方が
今日オープニングで一番まだ最初の時間なんですけど
これからいっぱいいろんな人が来ると思うんですけど
みんな違う感想を持ちそうで面白いですね
ポッドキャストのサーズデイという番組なんですけど
聴いてる人が実は結構いっぱいいて
ランナーもいるしランナーじゃない人も結構いて
今回3日間ですかね
はい日曜日までですね
日曜日で展覧会自体は終わっちゃうんだけど
お二人のインスタアカウントでまたこういう似たようなのが出るかもしれないけど
見てくれてる人に何か一言
こんなことやりましたとか
こんな風なのまた見に来てねとか何でもいいんですけど
展覧会のオープニングコメントとして一言ずついただきましょう
はいどっちからいきますか
じゃあ僕から
撮られているのはこの前田清徳氏46歳の中年の男が撮られているんですが
結構面白い観察
人間の行動とかを観察できる面白い機会になっていると思うので
ぜひよろしくお願いします
証拠をいわく日曜日でこの1日1教師は終わりだそうなんです
終わるらしいんですよ
なのでぜひ見納めに来ていただければと思います
これが配信される頃には終わっているかもしれないですけど
また次の企画が別に始まっているかもしれないので
お二人には要注目ということで
じゃあ締めというか展覧会アーティストとしての言葉を
私は特に写真家になりたいとか
写真のカメラの腕を上げたいとかっていう気持ちはなくて
最初に清を撮り始めたのが
なんとなく一眼レフを使ってみたいなっていう気持ちがあって
クローゼットから引っ張り出してきて
目の前にこの有機物があった
やっぱり無機的なものより動くものの方が
撮ってて楽しいので撮り始めたっていうのがあります
もう一個はさっきユナさんが言ってたみたいに
赤ちゃんって成長記録撮ると思うんですけど
なかなか大人になると毎日記録するってないと思うので
カメラ撮り始めた時に
いつか人って死ぬじゃないですか
清もいつかは死ぬんだろうなっていうのは常に考えていて
それをやっぱり一つ記録しておくっていうのが
清の生きた証になるなって思っていました
だから清の生きた証でもあり
それを見てきた私の生きた足跡でもある展示かなと思っています
清を私が撮るっていうのは
被写体として面白いっていうのもありますし
すごく日々一緒に生活をしていて
この展示のきっかけをくれたのも清ですし
すごく背中を押してもらう部分が多い
それは清の言動もそうですし
言動ですね
あとは顔も面白いですし
だからすごく元気をもらいます
それを見てくださった人も
この人なんか面白い人だなとか
清の行動を見て自分もちょっと頑張ろうみたいな
前向きな気持ちになってくれる人が他にもいるかもなって
いたら嬉しいなっていう気持ちで今回展示しています
つっこみながら笑いながら
この展示を見てもらえたら嬉しいです
どうもありがとうございます
何かの締め切りがあるというのは
生きている限りは人にはある中で
どういうグループで生み出していくかということで
それが楽しいんでしょうね
それはきっと2人でいるからできることもきっとあるということで
非常にいい雰囲気の場所だなと思いますので
来れなかった人は残念ですが
まだ間に合いますよ
つっこみではアーカイブがおそらく
作品制作の背景
しょうこが月日まとめで
しょうこのインスタで見れるようになっているはずなので
それで見ていただければと思います
今日はどうもありがとうございます
ありがとうございました
01:29:15

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