「もっと稼がなきゃ」って、本当は休みたい|お金の不安と自己価値
2026-08-04 11:40

「もっと稼がなきゃ」って、本当は休みたい|お金の不安と自己価値

唐揚げが完売したのに、安心できなかった。もっと稼げば休めると思っていたけれど、本当に欲しかったのは、休んでも明日が壊れない余裕だったのかもしれません。

|唐揚げは完売、不安だけ売れ残った
|オープニング「もっと稼がなきゃ」の正体
|残高を見ながら、失敗できる日数を数える
|頑張れば働ける日が、一番困る
|本当に欲しかったのは、休める余裕
|贅沢より、選び直せる時間が欲しい|エンディング「稼ぎたい」と「休みたい」、どちら寄り?


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サマリー

キッチンカーの営業で唐揚げが完売しても、すぐに次の仕入れや将来の不安を感じてしまう語り手。もっと稼げば安心できると思っていたが、本当に欲しかったのは、体調が悪い時に休んでも生活が破綻しない「余裕」であることに気づく。お金は必要だが、稼ぐ目的は贅沢ではなく、自分の体調や気持ちを優先し、失敗しても立ち直れる選択肢を持つことだと語る。

唐揚げ完売、しかし消えない不安
とある14時クローズのキッチンカー営業の日。 13時ごろ、唐揚げが完売しました。
本来なら嬉しいはずなんです。 よっしゃ!今日は売れた!
って、ちょっとくらい浮かれてもいい。 でも、僕はキッチンカーの中で片付けをしながら、もう次の仕込み代のことを考えていました。
ガソリン代、車の支払い、次の営業に必要なもの。 唐揚げは完売したのに、不安だけ綺麗に売れ残っていました。
売れなかったら不安、売れても不安。 だったら僕はいつ安心するんでしょう?
「もっと稼がなきゃ」の正体
ハオー!あなただけのゲートも東風亭ウルフです。 この番組未定で結構は、恋愛、家族、孤独、将来のこと、生きていく中でまだ答えの出ていないことや、名前のないモヤモヤを少しずつ言葉にしていくポッドキャストです。
うまくまとまってなくて大丈夫。 結論が出てなくても大丈夫。
未定のままで結構です。 今回は、もっと稼がなきゃって思ってる僕が、ほんまに欲しいものはお金なのか?というテーマでお話をしてみます。
まず先に言っておきます。今日は貯金術の話ではありません。 もちろんおすすめの投資先も出てきません。
僕に聞かれても困ります。むしろ教えてください。 ただ最近売上げの数字を見る時の自分が少し変やなというふうに思ったんです。
残高と見つめる「失敗できる日数」
数字を見ているようで金額だけを見ているわけではない。 例えばこの金額やったらあと何回仕入れができるか?
あと何日売上げがまあ立ちにくい日があっても大丈夫か? 体調を崩した場合何日ぐらいだと休めそうか?
僕は残高を見ながらあと何日失敗しても大丈夫かなっていうのを数えていたんやと思います。
だからね売れたって思った日も安心できないんです。 今日売れたっていう事実よりこの安心がいつまで続くんやろうっていうことを考えてしまうのです。
喜ぶ前に使用期限を確認している。 ケーキを買った瞬間に賞味期限だけ見ている人みたいです。
まずそのケーキ食べやと思うんですけど、お金のことになるとなかなかそういうわけにはいきません。
給料が入った。少し貯金が増えた。臨時収入があった。 本来なら少し安心したっていい。でも同時に減らしたくはない。
来月も同じとは限らない。何か起きるかもしれへん。 安心するために貯めてるはずやのに、
貯まったお金を守るためにまた不安になる。 これなかなか終わりません。
特に僕の場合キッチンカーとかその他いくつか掛け持ちで仕事してるんですけど、毎月全く同じ金額が入る仕事ではないんですね全部が全部。
だから今日の成功が明日の安心に直結するわけではないんです。 完売した日でさえでも次はっていうのがついてもあるんです。
これまで僕はその不安をなくすにはもっと稼ぐしかないというふうに思ってました。 もっと売れれば、もっと安定すれば、もっと人の目を惹きつけられたら、そうしたらようやく始めてゆっくり休める。
頑張ればいける、というジレンマ
7月の頭にキッチンカーの出発準備をしていたんですけれど、気分が悪く発熱した朝がありました。
その日は目が覚めた時点でなんとなく体が重かったんです。 今日は休みたいなぁなんていうふうにも思ってました。
なんか特別大きな病気をしたわけではないし、立てないわけでもない。 多分頑張ればいける。
この頑張ればいけるっていうのが一番困るんですよね。 絶対にこれあかんわ無理やわっていう状態なら休める。
でもちょっと頑張ればいけそう。 だから休む理由としては少し弱い気がしてしまう。
朝の仕込みを始めていつも通り準備を進める。 でもどこか調子が悪い気がする。
次第に立っているのもやっとな状態になってきて、そこで初めて手が止まる。
体は今日は休んだ方がいいって言ってる。
でも頭の中では休んだら今日の売上はゼロやなっていう計算が始まる。
その時ちょっとだけ嫌なことに気がつきました。
僕は休むかどうかの判断を自分の体調ではなく口座残高で決めようとしている。
真心の正直な意見より通帳の意見を採用している。
もちろんお金は大切です。それは紛れもない事実です。
家賃は自分を大切にする気持ちでは払うことができません。
ガソリンスタンドで今日は無理をしない日にしましたとか言うても、多分心もガソリンも満タンにはしてくれませんね。
ほんまにお金が足りへん時の苦しさを考え方だけで解決することはできません。
本当に欲しかったのは「余裕」
お金なんてなくても幸せという話をしたいわけではないんです。
お金は間違いなく必要です。僕だってもっと稼ぎたいと思ってます。
ただその朝に思ったんです。
僕は大金持ちになりたいとかっていうより、体調が悪い日にちゃんと休める人になりたいのかもしれない。
そう思いました。
今日は休みますと言っただけで、明日の生活までは崩れない。
1日売上が立たへんかったとしても、自分を責めなくてもいい。
休む理由を誰かに説明する必要がなくていい。
僕が欲しかったのは派手な暮らしというよりも、休んでも大丈夫やと言える余裕だったのかもしれません。
お金に背負わせすぎた「証明」
そしてもう一つ、僕はお金に生活を支える以外の仕事までさせてしまいました。
それは売れたら僕には価値がある。
逆に売れなかった日は今日の商売がうまくいかなかったというだけやのに、自分そのものが不合格になったような気がする。
あくまでも売上は数字です。
でも僕はその数字を自分の通知表として読んでいたんやと思います。
もちろんその通知には実際天気の影響もあるし、場所の影響もある。
タイミングだってあるし、人通りだってある。
それやのに僕は数字が悪かった理由というのを最後は全部自分の価値にまとめていました。
これではいくら稼いだとしても安心できることはないでしょう。
お金には生活を支えてもらいながら、同時に僕が欠陥品ではないことまで証明してもらわなければならない。
これはお金に対する仕事が多すぎますね。
お金さんもそこまで面倒は見てくれません。
多分僕はお金が欲しかったわけではなくて、自分のことはちゃんと自分でやれますっていう証明が欲しかったんですね。
また出ましたね。
ここにもいましたね。
理想のちゃんとした大人がいますね。
でも毎月その証明書を更新しなければいけないのなら、安心なんて1ヶ月で賞味期限切れになります。
選び直せる時間への渇望
それから僕はお金があったら何をしたいのか少し考えてみました。
別にめっちゃ高い車が欲しいわけではない。
毎週海外旅行へ行きたいわけでもない。
もちろんね、車も旅行も行けるなら行きたいですけど。
一番最初に浮かんだのは、具合が悪い日に迷わず病院へ行けること。
疲れた日に1日休むこと。
会社に勤めるのが何らかの理由で苦しくなった時、生活のためだけにそこへ残らなくていいという自由。
そして何かに失敗しても、この1回でもう全部終わりなんやって崩れない?思わなくていい?そんなこと。
そう考えると欲しかったのは贅沢というより、選び直せる時間やったのかもしれません。
休みたい日に休めることは怠けることではなくて、自分の身体の意見を採用できることです。
お金があれば必ず幸せになれるかは僕には分かりません。
でもお金があることで今すぐ答えを出さなくていい場面というのは増えるはずです。
考えるための時間を持つことだってできるでしょう。
僕が欲しかったのはそういった時間やったのかもしれません。
不安との向き合い方
とはいえ、これに気づいたからといってお金の不安が消えたわけではありません。
きっとこの先、今日も明日も売り上げは気になるでしょう。もっと稼ぎたいとも思っているでしょう。
明日の生活に必要なお金と自分が大丈夫やと証明するためのお金、この2つをまだ完全に分けられたわけではありません。
でもせめて数字が悪かった日に今日はうまくいかへんかったと、僕には価値がないを同じ意味にしないようにしたいですね。
完売した日には次の不安を探す前に今日はちゃんと売れたやんって認めてあげたい。
あの日から揚げが完売した後、僕は次の仕込み代のことばっかり考えてました。
でも本間はあの日の売り上げが僕に1日分の余裕を作ってくれたのかもしれません。
それは大成功というわけではありません。一生安心できる金額でもない。
それでも次の日を少しだけ選びやすくしてくれた。
不安は売れ残っていたけれど、余裕までゼロやったわけではない。
もっと稼がなきゃ、その気持ちは今も常にあります。
でもその気持ち、その奥にはもっと安みたいとか、少しくらい失敗したって大丈夫やと思いたいとか、
自分の身体や気持ちをお金より先に選んでみたい、そんな本音が見え隠れしているのかもしれません。
いくらあれば安心できるのか、その答えはまだまだわかりません。
でも何のために稼ぎたいのかは前より少しだけわかった気がします。
答えが決まっていなくても、今はそれでいいのかもしれません。
だってこの番組は見ていて結構ですから。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
今回のお相手はあなただけのゲートも豆腐でウルフでした。
リスナーへの問いかけ
最後に一つだけ皆さんにも聞いてみたいです。
あなたの今の本音は、もっと稼ぎたいと少し休みたい、どちらよりですか?
それでも結構
未送信のままの言葉が画面の中で眠ってる
送るほどじゃない本音ほどなぜかずっと消せないね
予定表は埋まっていくのに心は空白で
ちゃんと生きてるフリをして今日もその場しのぎを繰り返す
答え合わせの毎日に少し疲れたらここに来てよ
○も×もつけないから
見ていて結構
名前のない気持ちにも席を用意してあげるの
下書きから今日を
見ていて結構
11:40

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