#46 友達作り
2026-04-13 10:39

#46 友達作り

新年度新たな環境でまずは人間関係が大事ですよね。その友達について考えてみました。

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サマリー

新年度、新しい環境で友達作りを焦る気持ちは誰にでもあるが、友達は無理に作るものではなく、自然に育むものだと語る。利害関係を超え、喜びも痛みも分かち合える存在が友達であり、人生を豊かにしてくれる。しかし、友達がいなくても自分を否定する必要はなく、大切なのは自分らしく相手を尊重しながら関わること。集団全体の空気作りも重要であり、挨拶や手助けといった小さな行動が人間関係を育むきっかけになると締めくくっている。

新しい環境と友達作りの悩み
こんにちは。岐阜県の工業高校で教員をしているすみです。
この番組、未来をつなぐものづくりでは、
日本の製造業を支える企業の技術や、
そこで働く人たちの思い、
そして工業高校の教育の魅力について話していきます。
今週は入学式があったり,
始業式があったり,
生徒同士もそうですけども,
教員同士もそうです。
新しい出会いが増える時期ですよね。
こういう時期ってみんな少し落ち着かないんですよね。
新しいクラス,新しい仲間,
新しい先生,新しい環境,
そういう中に入るとやっぱり人はどこかで
早く知り合いを作りたいなとか,
友達を作らなきゃいけないんじゃないかな,
というふうに思ってしまうことがあります。
でもそもそも友達ってそんなに急いで作るものなのか,
というところですよね。
今日はそんなところを考えてみたいと思っています。
友達とは何か
しかし友達って何だろうって考えた時に,
これは本当に難しいですよね。
知り合いとの違いは何か,
仲の良い人との違いは何か,
はっきり線を引けるものではないと思います。
でもあえて今自分の考えを言うなら,
友達というのはやはり孫徳とか,
そういった利害関係だけでは
つながっていない人なんじゃないかなと思っています。
だから何か用事があるから話すとか,
必要があるから関わるとか,
そういうことではなくて,
特に用事がなくても話ができる,
そしてお互いを尊重し合いながら,
気づけばすぐ近くにいる,
そういう存在が友達なのかなというふうに思います。
さらに言えば,ただ一緒にいて楽しいとか,
話をしていて面白いということではなくて,
しんどい時とか痛い時,苦しい時も,
少しその気持ちをわかってくれる相手,
喜びだけではなくて痛みもわかってくれる相手,
そこまでいったらその人は友達と呼べる存在なのかなというふうに思っています。
友達がいることの価値
では友達はいた方がいいのか?
これについてはやっぱりいた方がいいと私は思いますね。
なぜかというと,
人は一人では完結して生きていける存在ではないですから,
自分一人の記憶とか,
自分一人の体験,経験だけで人生が終わっていくよりも,
誰かとそれを共有できた方が人生は豊かになると思うんですよね。
私自身も高校の部活動で出会った仲間たちのことを思い出すと,
友達と言っていいんじゃないかなというふうに思っています。
今でも集まって話をしたり,
昔のことを思い出したり,
今のことを語ったり,
そういう時間があると,
自分一人では持てなかったはずの記憶や感情がまた蘇ってくるんですよね。
ああ,あの時自分はこういうふうに生きてたんだなというふうに思い出せるんです。
そういうことが人生を豊かにしていくのではないかなというふうに思っています。
友達作りの焦りと自然体
だから私は友達はいた方がいいと思うんですけども,
ここで大事なのは,
いた方がいいということと,
いなければダメだということは全く別だということです。
新しい環境に入るとどうしても周りが気になりますよね。
もうあの人は話せる相手がいるぞとか,
あれみんな輪の中に入っているぞとか,
ちょっと自分は今その輪の中に入ってないぞとか,
そうやって焦ってしまうことは誰にでもあると思います。
でも友達というのは焦って作るものではないと思うんです。
無理に自分を飾って,
無理に話を合わせて,
無理に輪に入ってできた関係は,
もしかしたら長くは続かないかもしれないですよね。
それよりも自分を必要以上に飾らず,
自分らしくいながら,
少しずつ人と関わっていく中で,
自然にできていくものではないのかなというふうに思います。
ここで誤解してほしくないのは,
自然体でいるということは,
何もしなくていいという意味ではないのです。
自然体というのは自分を必要以上に飾ったりとか,
相手へ減り下ったりとか,
そんなことをしないということなんです。
つまり自分を無理に作りすぎないということだよね。
でもその一方で相手のことを考えるとか,
親切にするとか,
何か困っていたら手伝うということとか,
もしくは朝会ったら挨拶をするとか,
そういうことはとても大切なことだと思います。
集団の中の一人として,
自分はどれだけ相手のことを考えられるか,
どれだけ親切にできるか,
そういうことを自分らしくしながら,
お互いを少しずつ開示していく。
私はその積み重ねの中で,
関係ができていくのではないかなと思っています。
孤独感と人間関係の第一歩
だから新しい環境になったら,
最初から友達ができるかどうかだけを見つめるのではなくて,
自分は周りの人のことをどれだけ知ろうとしているかとか,
周りの人が少しでも安心できるような
関わり方をしているかとか,
そういうことを考えるということも
大事なんじゃないかなと思います。
今もし友達がいないなって感じていたら,
それはただ友達という人が足りていないということではなくて,
自分の気持ちをわかってくれる人がいないっていう,
そういう孤独感を感じているんじゃないかなと思います。
だからいきなり友達とか親友を求めるのではなく,
まず目の前にいる人たちのことを少しずつ知る
ということが大事ですよね。
だから一緒に勉強したりとか,
学校の中で必要なことを手伝ったりとか,
何かちょっとした会話をしたり,
そんなことが大切になってくるんじゃないかなと思います。
孤立していた生徒との関わり
ここで今年3月に卒業した生徒のことを思い出すんですよね。
卒業していった中のある生徒なんですけれども,
人間関係がうまくいかず,
ちょっと孤立していたんですよね。
だから1年生の時に,
学校が面白くないからやめたいということを言い出していました。
でも私はその時,
友達がいるかいないかだけで,
学校生活の価値が決まるわけではないというふうに話しました。
だから友達ができないことだけに心を奪われないで,
まず自分がここで技能,技術をしっかり身につけて,
立派な社会人になることを考えようという話をしました。
もちろんそれで全部がうまくいったわけじゃないとは思うんですけれども,
でもその後,学校生活を続けて,
3年生になる頃には,
友達と呼べるかどうかというのは本人しかわかりませんけどね,
周りと仲良くやることができるようになって,
そして卒業式の時に,
本当にやめなくてよかった,ありがとうございましたと言ってくれました。
そして社会人になっていきましたね。
私が伝えたいのは,
集団と個人の関係性
友達がいないと感じる時期があったとしても,
そのことだけで自分の学校生活や人生を決めてしまわなくてもいいんじゃないかなということです。
その時期をどう過ごすのか,
自分が何を目標にするのか,
周りとどう関わるかで見える景色は少しずつ変わっていくこともあると思います。
今回の話は,友達ができずに不安な人だけに話をしていたわけではありません。
新しい集団の中にいる全員に向けて話をしたいと思っています。
なぜなら,誰かが友達がいないと感じる時,
それはその人一人の問題ではなくて,
その集団の空気の問題でもあるからです。
すでに輪の中に入っている人もいると思います。
話せる相手がいる人もいると思います。
でももしそうだとしたら,
自分のその安心を自分だけのものにするのではなくて,
少し周りの人にも分けていってほしいなというふうに思います。
挨拶をしてみてください。
ちょっと声をかけてみてください。
困っているなあと思ったら手伝ってあげてください。
そういった小さなことが集団の空気を変えることがあると思います。
リアルな場での人間関係の意義
学校という場所で学ぶ意味も,
私はそこにあるような気がするんですよね。
今はネットで誰とでも世界中の人とつながれる時代です。
そこで機能あう人に出会うこともあると思います。
それはそれで新たな出会いということで大事なことだと思います。
でもやはりリアルな場で同じ時間を過ごして,
時にはぶつかり合って気を使って助け合って,
そうしながら少しずつ関係を育てていくということは
特別な意味があるように思うんですよね。
学校は勉強するだけの場所ではないのかもしれません。
自分とは違う他人と同じ空間で生きることを学ぶ場所でもあるんです。
その中で気づけば近くに人がいる。
楽しいことではなく,苦しいことも少しわかってくれる人がいる。
そんな相手に出会えたとしたら,
それは貴重なことなんじゃないでしょうか。
友達作りへのアドバイスと番組告知
だからもし今,新しい環境の中で,
早く友達を作らなきゃと焦っている人がいたら,
無理に作らなくてもいいですよ。
自分を飾りすぎないでいいですよ。
でも目の前にいる人たちのことを少し知ろうとしてみてください。
そのためには挨拶してみてください。
困っていたら手を貸してみてください。
そういう関わりの先に気づけば友達と呼べる誰かがいるかもしれません。
今日は友達について考えてみました。
友達とは何か,何人くらいいるものなのか,
いなくてはいけないものなのか,
はっきりした答えは多分ありません。
でも私は友達を焦って作るものではなく,
相手を尊重しながら,自分らしく関わる中で,
自然に育っていくものだと思っています。
そして友達がいるということは,
人生を豊かにはしてくれるけれども,
いない時期があるからといって,
自分を否定しなくてもいいと思っています。
あなたにとって友達とはどんな人でしょうか?
そして今自分は周りの人とどんな関わり方をしているでしょうか?
新しい集団の中で誰かに理解されることを願うだけでなく,
自分もまた誰かを理解しようとしているでしょうか?
そんなことを少し考えてもらえたら嬉しいです。
私自身友達と呼べる人何人いるんでしょうか?
新年度はちょっと増えたらいいなって思っています。
未来をつなぐものづくりでは,
皆さんからのコメントをお待ちしております。
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ではまた来週お会いしましょう。
さようなら。
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