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#66 3DCAD 作っちゃいました
2026-09-28 11:28

#66 3DCAD 作っちゃいました

AIで教材を作りました!しかも3DCAD!今回の音声配信はiPhoneで収録したため音質が悪いと思いますがご勘弁を!

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サマリー

岐阜県の工業高校教員が、卒業生との会話をきっかけにAIで授業向けのシンプルな3DCADを作った経験を話します。中国でドローン配送やロボットのソフトクリーム販売が日常化し、技術を実際に使って改善するスピードに差が生まれている一方、安全やルールとのバランスも必要だと述べます。学校ではネットワークの制約でプログラミングを紙で学ぶ状況や、写図中心の製図教育に課題があり、円・寸法・押し出し・穴あけなどに絞った自作CADをタブレットで使う案につながりました。企業向けの高機能なソリッドワークスを応用学習に残しつつ、基礎は自作教材にすることで、高価なソフトウェアの機能やライセンスを見直せると説明します。AIで学校や生徒に合う教材を教員自身が作れる時代として、世代を越えてまず試す姿勢を呼びかけます。

卒業生から学んだ中国の技術活用
こんにちは。岐阜県の工業高校で教員をしている、すみです。 この番組、未来をつなぐものづくりでは、日本の製造業を支える企業の技術や、そこで働く人たちの思い、そして工業高校の教育の魅力をお届けしていきます。
今週は、卒業生との会話をもとに、3DCADのソフトそのものを作ってみた、という話をしたいと思います。
その生徒は、卒業してまだ5、6年ぐらいですかね。人工衛星模型コンテストというので、一緒に作ったのをきっかけに、信仰が深まったという感じなんですけども、
大学を卒業して大手企業に就職して、頑張って生活しているんですよね。そんな中で中国によく行くっていう、そんなような様子だったので、いろいろ聞いてみたいなというふうに前々から思ってました。
私は高校で教員をしてますので、普段はどちらかというと教える側なんです。
授業で教えるのはもちろん、進路についても、もしくはものづくりの相談についても、時には部活動についても、いろんなことを相談のったり教えたりしてるんですけども、でも最近改めて思うんですよね。
先生だからといって、いつも自分が教える側とは限らない。むしろ今回みたいに若い人たちから教えてもらうことだって本当にたくさんあります。
その卒業生も中国の様子をいろいろ聞かせてくれました。その話がかなり刺激的だったんですよね。
例えば中国ではドローンが街の中を本当に飛んでるんですよ。そして実際に物を届けてるんです。
お店ではロボットがソフトクリームを作ってお客さんに渡してるんですよね。そういったことがもう特別なイベントではなく、どんどん日常の中に入ってきているということなんです。
安全と技術実装のスピード
製造業の話を聞いてもとにかくスピード感が違う。何か作ろうとなったら、2、3日という単位で形にしていく。
もちろん中国と日本では法律も違いますし、安全に対する考え方も違います。
ですから中国が正しくて日本が遅れていると単純に言いたいわけではありません。
日本では安全のためにしっかりルールを作る。それは大事なことです。
実際、今名古屋でアジア大会が行われてますけども、ドローンが建物にぶつかったというニュースがありましたよね。そして新聞に載ってました。
そういう事故を見ると、やはり安全管理やルールは必要だと思います。
ただその一方で少し心配になるのが、安全を守ることと新しい技術を社会に実装すること。この2つのバランスなんですよね。
実証実験まではする。でもそこから先になかなか進まない。
そうしているうちに海外ではどんどん実際に日常的に使われて、そして問題点が改善されていく。
すると差はつくのは技術そのものだけではなく、使った経験ということになってくるんじゃないでしょうか。
実際に使って失敗して改善してまた使う。その経験が蓄積されるスピードが全く違ってきますよね。
学校のネットワークと製図教育の課題
こんな話を卒業生としていたら、学校の授業の話になりました。
学校では情報の授業でプログラムを勉強していますが、学校のネットワーク環境は限界がありますからね。
生徒全員が一斉に使うとなかなか使えなくなっちゃうんです。
そのためプログラムを紙に変えて勉強しているっていう状況なんですけども、
でもやっぱりコンピューターのことを勉強するならやっぱりコンピューターでやった方がいいですよね。
自分でプログラムを入力して実行して、エラーが出て、あれ何が違うんだろうと考えて直す。
そしてもう一回実行する。そしてできたとなるっていう、そのルーティン、経験ってこれこそがすごく大事だと思うんですよね。
でもなかなかネットワークの環境が悪くてできないなっていうことが続いてたんです。
私の製図に対する考え方もそうなんですよね。
いつまでもドラフターで左にある図面を右に移し直す。
写図ということをいくらやっても製図の学びには繋がらないと思ってるんです。
むしろ手書きはスケッチでパッと書いて、それを3D CADで図面化するっていうことの方が今すごく大事じゃないかなって思ってるんですけども、
なかなか一人一台3D CADって与えられないんですよね。
仮にあったとしても、なかなかネットワークが繋がりにくくなっちゃうということで、
まあこれも一つ環境が変わればまた変わるなっていうふうに思ってたところなんです。
AIで授業向け3DCADを作る
そしたら卒業生から、じゃあAIを使ってネットに繋がなくても動くようなものを作ったらどうですかっていうふうに提案があったんですよね。
さらに全部の機能はいらない。授業で必要な機能だけあればいいんじゃないですかと。
なるほどと思いましたね。3D CADを工業版を作ってみたんです。
学校ではソリッドワークスという企業でも使っている本格的な3D CADを使っています。
ですから非常に高機能なんですよね。ものすごくたくさん機能があって、アイコンもその分ある。選択肢もたくさんある。
実は最初からそれ使うと難しいなって思うことにもつながるかもしれませんよね。
でも工業高校生が最初に触る機能というのは本当に単純でいいんですよね。
円を描いたり寸法を入れたり、押し出して立体にしたり穴を開けたり、そういった基本的なことができれば十分なんです。
まず簡単なところから始めて、もっと本格的なCADがあるよ、ソリッドワークスあるよなんてことで、生徒がそっち使いたいってなった方がいい流れですよね。
ですからシンプルな3D CADを全員がネットワークを使わずにタブレット上でできるっていうところもすごく使いやすいところなんです。
今回のできたものはかなり良いものできましたからね。これ広めていきたいなというふうに思っています。
AIって難しいものと初心者の人をつなぐ教材というもの。
AIっていうのは難しいものと初心者の間をつなぐ教材を作るのにすごく向いてるんじゃないかなと思います。
言葉でやりとりしながら、目の前の生徒たちや目の前にある環境を加味してベストなものを作る。
そういったものが各先生方でできるような時代になってきたなっていうふうに思いました。
自作教材と市販ソフトの使い分け
そして私は今Next High Schoolに向けて新しい実習設備や機器をいろいろ検討してるんですけども、機械もそうですけどもソフトウェアっていうのも中にはあるんですよね。
しかもこれが高いんです。そして年間のライセンス料がかかるものもあるんです。
今までならこのソフトが必要ですと言われたらそうかというふうに思ってたんですけども、今回自分でいろいろやってみて本当にそこまでの機能のソフトが必要かっていうところをちょっと疑ってみなきゃいけないんですよね。
100ある機能のうち高校生が使うのは10しかないとなれば、その10のために高価なソフトを入れるのが本当に一番良い方法なのか、そこはちょっと検討してもいいんじゃないかなって思うんです。
もちろん実際の企業と同じ環境で学ぶことも大事です。ですから全部自作すればいいっていう話はないんですけども、
ただ基礎学習はシンプルな自作教材、応用や実践は本格的な市販ソフト、そういう使い分けができるかもしれません。
AIによってソフトも買うか買わないかという二択ではなく、必要な部分は自分たちで作るという3番目の選択肢が出てきたっていうふうにも感じています。
まず使って世代を越えて学ぶ
今回最初の中国の話と学校の授業の話って一見全然違うように見えると思いますけども、私の中では繋がっているんです。
どのように繋がっているかというと、新しい技術をどれだけ早く実際に使ってみるかっていうところなんです。
技術は知っている、持っているだけでは意味がないんですよね。
実際に使ってみる、そしてカスタマイズしていく、そしてまた使ってみる。
そういったことで自分たちのものになっていくということなんです。
自分たちのものになっていくということなんです。
教育も同じですよね。
AIがすごいって言っても、でもじゃあそれで何やんのっていうところです。
教員ならば小さな教材から先生自身が作れる時代になってきています。
学校ごとに環境は違います。
先生によって教え方も違います。
生徒によって理解の仕方も違います。
ですから今まで市販されていた教材に合わせていた部分があったと思いますが、
これからは一番合う教材を作れるという、そういったことなんですよね。
こういった考えになったきっかけを作ってくれたのが、今回やった卒業生ということで本当に感謝しています。
本当に若い人たちから自分が教えてもらっているってことは多いと思います。
先生は全部知っている人でもないし、完成した人でもないですし、
ですから生徒から卒業生から、そして若い教員から学ぶというのは私自身これからも大事なことだというふうに思っています。
まずやってみようというメッセージ
今週は3D CADを作ってみましたっていうそんな内容ですけども、
でも一番伝わってほしいなというところは、まずやってみようというところです。
何事もへーすごいで終わらずに、まずやってみましょう。
そしてその後また何かが変わってくるってこと多々ありますからね。
そして何からでも学べる。
そして世代を越えてでも学べると。
そんな風通しの良いコミュニケーションがこれからも取れていけたらなというふうに思っています。
未来をつなぐものづくりは毎週月曜日朝7時に配信しています。
航空機械工学課とインスタグラムで調べていただきますと日々の取り組みがご覧になれます。
その中に安全教育というところがあるんですけども、
ちょっと動画を作ってみたんで、もしよかったら見てください。
コメントなどいただけますと私は励みになります。
ではまた来週。さよなら。
11:28

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