居心地の良い家の作り方
今回は、心学研究科の小林正観さんの教えから、私たちの暮らしを豊かにする二つのテーマを深掘りしていきたいと思います。
一つ目は、居心地の良い家の作り方。
そして二つ目は、人間関係を円滑にする優しい言葉の魔法です。
これらの教えを知ることで、あなたの日常はもっと穏やかで幸せに満ちたものに変わっていくかもしれません。
このチャンネルでは、人生が楽になるヒントを日々発信しています。
小林正観さんの哲学を一緒に学び、人生を豊かにしたい方は、見逃さないためにもチャンネル登録をしておいてください。
第一章。あなたの家は心から安らげる場所ですか?
家族みんなが笑顔で過ごせているでしょうか?
このお話を知れば、あなたの家がもっと心地よい幸せな空間に変わるかもしれません。
まずは、正観さんが語った旅館の出来事から、家族を明るくするヒントをご紹介します。
また来たくなる宿、もう行きたくない宿。
正観さんが旅館の経営者の集まりで、講演を頼まれた際、こんなお話をされました。
旅館の従業員の間で不平不満や愚痴、争い事が多いと、宿全体の空気が重くなり、お客さんはそれを入った瞬間に感じ取ってしまうそうです。
結果として、あの宿に泊まると、なぜか体調が悪くなると感じてしまい、二度と行きたくないと思うようになってしまいます。
反対に、従業員が笑顔で楽しく仕事をしていると、宿の雰囲気は明るく、空気が軽くなります。
すると、お客さんは、あの宿に泊まると疲れが取れる、また行きたいと思うようになるそうです。
怒りが作り出す空気の毒。
正観さんは、この空気の重さについて、さらに恐ろしい話を続けています。
一生瓶に通常の息を吹き込み、ハエを入れて蓋をすると、ハエは1時間後に窒息死します。
ところが、怒った状態で息を吹き込み、同じようにハエを入れると、なんと5分で死んでしまうそうです。
人間は、怒った時に毒を出すようなのです。
ですから、従業員が起こっている宿には、毒が充満し、それを吸ったお客さんの体が重くなったり、不調を起こしたりすると考えられます。
また、怒りが出す毒は、息だけではありません。
起こった本人の内臓が、その毒に侵され、病気になる可能性さえあるのです。
だからこそ、起こらないことは、自分自身が一番得をすることだと言えるでしょう。
料理にも影響する心
人間の心は、空気だけでなく、料理の味にも大きく影響します。
例えば、楽しいことを考えながらすりおろした大根と、イライラしながらすりおろした大根とでは、前者は甘く、後者は辛くなるそうです。
どんなに高級な食材を使っても、料理を作る人がイライラしていれば、料理の味は落ちてしまいます。
宿も家も同じ
うちは旅館じゃないから関係ないと、安心はできません。
多くの人にとって、家がその人のすべてです。
その家に住んでいる家族が、不平不満や愚痴を言っていると、家の空気が重くなり、住人の体も重くなってしまいます。
食事を作る人がイライラしていれば、料理の味も落ちてしまうんです。
家のことは妻がやっているから、と思ったご主人も大間違いです。
人間の心は共鳴するようになっています。
外から帰ってきたご主人がイライラしたり、会社の愚痴を言ったりすると、それが家族に伝わり、家の中の空気が重くなり、料理の味まで落ちてしまうのです。
では、どうすれば家を安らげる場所にできるのでしょうか。
まずは、政官さんが提唱する不満を言わないこと。
不平不満、愚痴、泣き言、悪口文句を口にしないことです。
そしてその代わりに、嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ついているといった言葉を口にしましょう。
さらに、祖赤を実践します。
これは、掃除、笑い、感謝の頭文字を取った言葉です。
祖赤の祖、掃除、家をきれいに保ち、祖赤のは、笑い、明るい笑顔を忘れず、祖赤のか、感謝、家族にありがとうを伝えてみましょう。
例えば、ご主人も休みの日には少しだけ掃除を手伝ってみると、家族に感謝されるのではないでしょうか。
家族のせいにしない。
うちの家族には無理だわと嘆いていませんか。
青函さんには、世の中を暗いと嘆くより、自ら光ってその闇を照らせという言葉があります。
これは家庭でも同じことが言えるでしょう。
夫が、妻が、子供がと嘆くのではなく、まずはあなたが明るい笑顔や優しい言葉を嘆かけてみてください。
そうすることで、その光が共鳴し、家族全体が明るくなっていくはずです。
私たちは家にいる時間が長いからこそ、できるだけ安らげる空間の方が気持ちいいですよね。
ぜひこのヒントを参考に、あなたの家を幸せな空気でいっぱいにしてみてはいかがでしょうか。
言葉の力
第2章 あなたの言葉が味方を増やす
ここからは、また別の視点から青函さんの教えを見ていきましょう。
心学研究家の小林青函さんによると、世の中に存在する動物の99.9%は生涯にわたって人間の目に触れることはないそうです。
逆に人間と一緒に暮らしたり、人間の生活の身近にいられる動物というのは、とても恵まれた存在であるらしいのです。
動物は、動物として10万回の生まれ変わりをすると言われていますが、人間の身近にいられる動物たちは、生まれ変わりの回数が多く、魂のレベルが高い動物であるようです。
そして、そのようなレベルの高い動物たちは、人間の言葉を理解できると言います。
青函さんが飼っていた猫のお話
青函さんは捨て猫を飼っていたことがありました。
ある時、猫が原稿用紙を汚してしまい、青函さんは、そういうことをしちゃいけないよ、と猫を叱ったそうです。
すると猫は、一人で縁側に出て月を眺めていたと言います。
さすがにかわいそうに思った青函さんが、
わかったわかった、もういい、そんなさみしそうな姿をしなくていいよ、と声をかけると、猫はくるっと向きを変え、何事もなかったように家の中に入ってきたそうです。
このように、人間の言葉を理解していると思わされるような出来事を、青函さんは何度か経験したとのことでした。
動物を味方にする方法
では、そんな人間の言葉を理解している動物たちに、愛している、大好き、ありがとうを言い続けるとどうなるでしょうか。
なんと、動物たちが私たちの味方になってくれ、私たちのことをとても大切に思ってくれるようになるそうです。
そのような関係で、動物たちと心がつながり、私たちの暮らしは、より豊かになっていくのです。
今回のお話はここで終わりではありません。
では、動物の最高峰ともいえる人間、動物よりもより高度な機能を備えた人間に対して、愛している、大好き、ありがとうを言い続けるとどうなるでしょうか。
言われた相手はあなたの味方になってくれます。
応援し、支援をしてくれるでしょう。
一緒に喜び、一緒に笑ってくれる、そんな楽しい仲間になってくれるのです。
私たちは競い合い、比べ合うような教育を受けてきました。
しかしセイカンさんの言うように、周りに味方を増やしていくような生き方ができると、自分一人で努力するよりも生きることがずっと楽になります。
そして何よりも人生が楽しいと感じられるようになるのです。
ぜひ皆さんも周りに味方をどんどん増やしてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたの人生がより豊かに感じられるはずですよ。
人生を楽にするヒント
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
