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みんちが!
やらなきゃいけないことが目白押しで忙しい。
もうやだぁ、2月やだぁ。
はぁ、ほんと年度末に向けてさぁ、忙しいよねぇ。
いやぁ、どうしよう、どっかでさぁ、ほんと時間見つけていかなきゃなぁ。
でもなぁ、やらなきゃいけないことがたくさんある。
スプタン男のみんな違ってみんな良い。
はい、ごきげんよう。スプタン男のTsuNです。
この番組では、みんな違ってみんな良いよ。
基本に世の中のあれこれを、スプリットタンの私が好き勝手話す番組です。
気楽に聞いてくだされば幸いに思います。
そんな最中でも、私は美術展、展覧会に行かないとね、心の平成を保てないということで、
行こうと思っている展覧会を3つ、今日は紹介します。
関東じゃないよっていう人たちも、行けなくても是非ともね、
そのね、展覧会のワードを少し検索して見てみてくれたら嬉しく思います。
まずね、軽いところから行こう。
火の鳥展の魅力
3月7日から5月25日の手塚治虫日のとり展ですね。
ファイムリーにね、俺手塚治虫この間読み直してたみたいな話をしたと思うんだけど、
そしたら今年の3月7日に日のとり展というものがね、やるんですね。
東京シティビューですね。
手塚治虫日のとり展、日のとりはエントロピー増大とあがなう動的平行
イコール宇宙生命の象徴というね、解明なんですけど、
すごいね、大型展覧会。
手塚治虫ぐらいになったらね、もうね、大型になると思うんだけど。
で、日のとりってさ、もうすごく名作だし、長くやってるんですけど、
あれ未完なんだよね。終わってないのよ。
実は、生とか死とかそういうものとか、あとは輪廻転生みたいなものの話だから、
あなたのお母さんのお母さんのお母さんも知っています。
あなたの前世の前世の前世で会ったことがあるのです。
みたいな話もあるからさ。
いろんなね、話で、日のとりというものはもう、
何だろうな、確立した、独立した生命体なんだけど、
生命というか宇宙の意志というか、そういうものなんだけどさ、
宇宙の中に人生など一切ないみたいな、そういう哲学的な描写があったりもするんだけど、
その展覧会がね、日のとりの展覧会がやるんですよ。
もうね、もうタイムリーに手塚治虫を読み直して、日のとりももちろん読んでたからさ、
ちょっと行こうかなーなんて思ってて。
で、そう、それで日のとりってさ、読んだことがない人はぜひとも読んでほしいんだけど、
日のとりってね、生きること死ぬことってどういう意味があるんだろうっていう。
よくさ、生きる意味は何だとか、そういうものの描写が多いんですよ、手塚治虫って。
生きる意味とはとか、生きるとはみたいなことで悩むことは多いんだけど、
死ぬこととは何かっていうのも同時に問われる作品なんですね、日のとりっていうのは。
そう、そういうものを、やっぱりね、漫画で感じれる。
そう、下手な小説よりも読むのが大変で心に響く漫画なんですよね。
そう、それで、うん、まあ生命がさ、こうやって人間が発展してきたわけじゃない。
まあ短い、地球のね、地球の年齢と比較したらもう人間なんかほんの一瞬だけど、
このほんの一瞬ですごくさ、脈々と生きてきてるわけだ。
そう、でもその、やっぱりね、大きい視点でマクロに見ていくと何の意味があるのかっていうところに行き着いてしまうわけでさ、
そう、これの日のとりの終わりを描くとしたらどんな終わり方にしたんだろうなーとか、やっぱり思ったりもしたりするよね。
うーん、まあね、楽しみです。軽く楽しみなものですね、日のとり展。
陽変天目の秘密
はい、2個目に楽しみにしているのは、4月5日から6月22日開催の陽変天目の秘密というものが丸の内聖火堂でありますね。
陽天変目、言えない、陽天変目になっちゃう、逆、陽変天目ね、陽変天目。
陽変天目じゃわんって皆さん知ってますか?
知らない人のためにざっくりざっくり説明すると、陽変天目というものはお茶碗です。焼き物なんだけど、もう模様がめちゃくちゃすごいのね。
真っ黒をベースに七色に光る星のような、宇宙のような模様が描かれているお茶碗なんですね。
中国で作られて日本に来てるんですよ。徳川家康とか、その時代の権力者たちも集めてて、中国で作られてて、現存するもの、もう全部残っているものっていうのが3個だけなのね。
なんとその3個が全部日本にあるの。
全部国宝なんだけど、それが1つが東京、2つ目が大阪、3つ目が京都ということで、東京、大阪、京都にあるのね。
その東京の聖火堂文庫美術館というね、国宝があるのよ。それがお披露目されるのね。
稲葉天目というね、天目茶碗なんですけど、もうその天目茶碗が俺はね、見たいの。
俺どっちかっていうとあんまりね、焼き物とかに興味ないんですよ。
茶碗とかさ、あとは掛け軸とかもあんまり好きじゃねえな。
小美術っていうものにはあんまり疎くて、あんまり興味が湧かなくて、どっちかっていうと絵のほうが好きだよね。
そうだなあ、掛け軸、もう字は苦しいなあ。
りょうかんさんの詩とかだったら見てられるんだけど、まあまあまあまあそう。
まあで、焼き物なんかさ、掛けた茶碗が10万円意味がわからないってなるんだけど、これね、洋変天目だけはね、ちょっとね、知らない人は調べてほしい。
めちゃくちゃかっこいいのよ。洋変天目茶碗は。
で、これでね、何がかっこいいかって、作り方がわかってないの。
ちょっと大げさなことを言ってるけど、同じものがね、作られないんですよ。
どうやって作られてたのかが長らくわかってなくて、今ね、このやっと見たようなものが作れるようになってはいるはずなんだけど、そのアーティストさんとか作家さんもいるはずなんだけど、
納得ができるもの、その国宝を超える、もしくは国宝のその3つに追いつくぐらい綺麗なものっていうのがね、やっぱりできないんですよ。
それがね、なんだろうな、ロマンがあって、そう、もうロストテクノロジーというやつですよ。
っていうのもあって、すごく好きなんですけど、深いテーマとか、深いところ、深い知識はあんまりないんだけど、何がすごいって見た目が美しいんですよ。
ほんとね、調べて。でね、これ俺一回見に行ったことがあるんですよ、多分京都で。
京都のね、やつの開催をした時に偶然見に行ったことがあって、洋辺天目だけはね、写真とかでも画像とかでももちろん美しいから見て欲しいんだけど、
もうとんでもないんすよ、目で見たら。もう欲しいってなっちゃうの。だって国宝なんだから。ね、買えるわけないんだけど。
もうそれを模したものでいいから欲しいなーって、洋辺天目もどきじゃないけど、そういう、あの模様はね、やっぱりかっこよくて、
あれで、ああいう茶碗欲しいってやっぱりね、思ってしまうぐらい美しいんですよ。美しいものには価値がある。
ぜひともね、知らないよっていう人は、この洋辺天目ってググれば出てくると思うんで、ぜひとも見てください。もうめちゃくちゃ綺麗です。
ね、余裕があったら、洋辺天目美術チューンで検索して、サンちゃんのね、美術チューンで洋辺天目ディスコというふざけた曲があるので、ぜひとも聞いてください。
この美術チューンというのは、とてもね、美術の有名なところをなんか面白おかしく歌にしてっていうサンちゃんでやっていた番組なんだけど、
俺すごく好きで。洋辺天目も歌えますよ。ぜひともね、聞いてみてください。
そして4つ目。うっそーん。そして3つ目。ちょっとね、これはね、時間があったら2回行きたいって思ってるぐらい。
ビアズリー展の紹介
えー、もう始まってます。はい。えー、2月15日。もう始まってます。2月15日から5月の11日、日曜日まで三菱一号館美術館。三菱一号館美術館ですね。
三菱のところですね。異端の、異端の記載ビアズリー展です。はい。行きたい。もうね、俺は今すぐ行って、5月出前にね、終わる前にもう1回行きたいなって思ってるんですけど、
オーブリー・ビアズリーというね、作家がいるんですよ。やっぱりね、一番有名なのは怖い絵展とかにもね、たまに出てて、
絵を見たら、もしかしたら見たことがある人がいるかなと思うんだけど、サロメ。オスカーワイルドの戯曲のサロメという劇があるんですけど、
それの絵本ですね。絵本バージョン。戯曲だからさ、物語があるわけで、その物語の差し絵を描いたんですよ。
そのね、サロメという差し絵の、差し絵が一番代表作って言われてるんですけど、これがね、対戦前、世界対戦前のパリの、なんだろうな、エロテシズムみたいなものも感じるし、かといってその戦後の隠隠うつうつさも感じるし、
もちろん白黒なんだけど、なんだろうな、残酷描写にエロスを感じるみたいな、そういう差し絵なんですよ。で、なんだろうな、絵画ではないから、本の差し絵師とかそういうものが残っているんだけど、とてもね、気持ちいいんですよ。
白と黒と、衣装も美しくて構図も美しくて、線が綺麗なんだよね。線が綺麗。難しいな。俺一番最初見た時はマヤ先生かなって思ったんだけど、パタリロを思い出したんだけど俺は。
怒られるね。こんなこと言ってたら怒られる気がするんだけど。このね、オーブリーヴィアズリーっていうのは、俺はね、絵はなんとなくいろんなものを見ていて知ってはいたんだけど、やっぱりね、サロメーが有名なんだけど、このね、サロメーから派生して原田マハという小説家がいて、原田マハという小説家は美術に関するものを主軸にして物語を書いているんですけど、
この原田マハが書いたサロメという本があるんですね。それはヴィアズリーのお姉さんの視点で書かれたヴィアズリーの本なんです。もちろん創作なんですよ。小説だからね。でもまるっきりそういうのは嘘ではないわけで、それを読んでしまった絵、もうヴィアズリー自体にすごく興味が湧いちゃって、それの前知識を入れた段階でやっぱりもう一回見に行きたい。
ヴィアズリーのサロメを見に行きたいって。読んだことがない人は是非ともね、ヴィアズリーのことを知るためにサロメから入ってもいいと思います。小説なんでね、もちろん読みやすいですよ。読みやすいんで。で、本当そうだなぁ、なんて言うかな、簡単に言うと、19世紀末のイギリス人なんですね。結構最近の人なんですよ。
で、画家として活動してたのは5、6年なんです。本当。で、25歳で死んでるんです。25歳で死んでて、画家として活動してるのが5、6年って。それで、もう今なおちゃんと語られて、こんな展覧会が日本で行われているという。
もう、それってさ、もう絵に関する魅力があったり、やっぱり引き込まれるバックボーンというものがあると思うんですよ。なんかね、絶対に生きていくのが苦しかったんだろうなとか、追い詰められていたんだろうなっていうのを感じる美しい絵なんですよ。プラスの絵じゃないよね、とは思うんだけど。
それがさらに魅力値をまとって線に現れてるっていう、まぁちょっとね、そんな面白い、そんな風に俺は感じてしまうっていうだけなんだけど。このビアズリーのね、胎児という作品があって、それがね、生まれ落ちる胎児。胎児を描いてるんですよ。神聖という中で。
この人間が人間になる前みたいなものも表していたりして、それって胎児を描くっていうのはもうさ、ちょっと苦しかったり後ろ向きだったり生きることに関してちょっとなんだろうなぁ、後ろ向きな気がしません?
で、このね、ビアズリーの姉ちゃんがね、苦しいんだよね。舞台女優なんですよ、ビアズリーの姉ちゃんは。で、ダンスをの趣味があって、めちゃくちゃ綺麗だったのね。でも、もうね、その、ちょっと近親相関チックンみたいな感じになっちゃったりしてて、なんかね、とてもね、きっといろいろ追い詰められていて、
すごく家庭内も複雑で苦しかったんじゃないかと。そして、19歳から25歳、26歳という年の5、6年の中で絵を描いた。その絵が美しい。そう、その絵が美しいっていうのは、やっぱりね、気持ちが乗ってんだと思う。
これはね、ほんとちょっとすびってるし、なんとも言えないんだけど、そういうものを感じてしまいます。で、もしね、さっきも言った通り、ビアズリー展行こうかなーとか、ビアズリー知ってるーとか、サロメだけ見たことあるーみたいな人は、この原田マハのサロメを読んでみても楽しいと思います。
そして、それでもっとちゃんと知りたいって言うんだったら、スタンリー…スタンリーワイントーラブという人が、ビアズリー伝というものを書いて、本であるんですよ。ビアズリー伝。ちゃんとね、これは史実に基づいて、曖昧なところを脚色してないので、ビアズリー伝読んでみてもいいと思います。私はまだ途中なんですけどね。
でもやっぱり面白さと読みやすさだけで言ったら、もう原田マハのサロメの方が面白いから。で、もうほんとね、調べてけば調べてくほど、もうほんと面白い人で、そう…うーん、オーブリー・ビアズリーの肖像みたいなもので、今度ほんと古書屋巡り、神田とか巡って、ちょっとビアズリーの画集探したいなって思ってるんですよね。結構残ってるんですよ。
まあそんなに昔の人じゃないっていうのもあるんだけど。そう、1枚ぐらいね、なんかグッとくる、有名作品じゃなくて、自分が、俺がグッとくる作品を探したい。うーん、まあとりあえずね、見に行こうかなと思っている。えー、3つの展覧会のお話でした。ぜひともね、えー、時間があって、関東に住んでいたら寄ってみても楽しいと思います。
もしね、行けないよーっていう人も今の話を聞いて、少しね、検索してみて、自分のえー、守備範囲を広げてみたり、自分の知識を広めてみたりっていうのも楽しいと思います。えー、おすすめ3、これから、これから始まる、これ私が行こうと思っている3点ですね。
展覧会の紹介
火の鳥展、天目蛇丸、ビアズリーですね。この3つ、えー、ぜひとも、もしよかったら足を運んでみてください。ではまた。
ミンチガでは常にトークテーマを募集しています。適当に何でもお気軽に送ってください。普通他感想もお待ちしてます。Xではハッシュタグミンチガでつぶやいてみたり、固定ツイートからマシュマロも待ってます。また番組愛の概要欄のリンクからもどうぞ。またねー。