ミモリラジオ、このポッドキャストは自然界から一つのテーマをピックアップして、その面白さを深堀るトーク番組です。パーソナリティを務めます、ミモリのアンディーです。
はい、ミモリの野田和樹です。
カラス編第3回でございます。
前回は、カラスの種類5種類と、その中でもハシブトガラスとハシボソガラスについて、
森のハシブトガラスに草原のハシボソガラスというのが、現代の都会において、それから郊外においてどんなふうに適応しているのかとか、すごい面白かったです。
はい、都会はなので森で、郊外は草原というのがすごく分かる回だったんじゃないかなと思います。
それぞれのカラスの歩き方、ジャンプして移動する森のハシブトと、それから歩く、地面を歩き回る、
めちゃめちゃ歩くハシボソね。
足で稼ぐハシボソの違いから、そういうのが見えてくるよねっていう、そういう話でした。続きでございます。
はい、じゃあ第3回なんですけど、カラスのオスメスについてちょっと話しておこうかなと。
はい。 もう全然分からんのよね、カラスのオスメスって。
見てて見分けつかないよね。 そう、犬とかさ、キンタマとかさ、見たら分かるやん。
でもカラスっていうのはピンスもないので。 はい、キンタマの大きさも米粒一粒ぐらい。
そう、しかも体内にあるっていう。なので羽も一応に黒いので、見た目では普通はオスとメスの区別ができないんだよね。
ただ、鳥全般に言えることなんだけど、多くの鳥は羽はもちろん飛ぶためにあるんだけど、オスに限っては異性へのアピールで使うんだよね。
なので鳥のオスはメスに比べて羽が美しく進化している子たちが多いですね。 なるほど。
例えばクジャックとか、あれは鳥のオスが異性を、メスを引きつけるために綺麗な羽になってたりとか。
キジもそうだよね。 キジもそうだね。あとカモとかも。
オスの方が綺麗な羽をしているんだよね。なのでこの類推からいくと、カラスもオスの羽の方がメスの羽よりも派手で美しいんじゃないかっていう仮説があって。
これを実際にカラスの研究者、しかも専門家解剖の人がめちゃめちゃカラスの解剖をやって、見た目でオスかメスかわかるようになりたいと思ってね。
解剖をやった人がいるんですよ。 何か特徴はないかと。
そうそうそう。ちなみにこの人がその研究をやるまでは、それまでオスかメスかの区別は外観では見分けることができないっていう風にされてたんだよね。
その人が切り開いたんだ。 そう。解剖をやりまくった結果、それでも80%の確率でオスかメスの判別ができるようになったって書いてました。
でももうその精度まではいけたんだね。すごい。
これ見分けるポイントはねカラスの羽ですねやっぱり。 そうなんですね。 一斉のアピールするための羽。
カラスはね、カラスの羽は200本以上を超える羽に枝って書いて牛。 カラスの羽、まあ普通に鳥の羽ってさ、一本縦長のやつがあったら。
軸があってね。 そう、軸があってそれに横がピッピッて出てるじゃない。あれが牛。
ああ、その軸からピピッて出てる、あの触って気持ちいい部分。 一本一本が牛っていうんだ。
あれが牛なんだけど、これがねオスとメスでは数が違うんですよ。 なるほど。
オスでは平均262本、メスだと250本。 オスの方がちょっとだけ。
そう、10本くらい多い感じだね。 密度が高いんだね。
なのでこの一本の羽を見たときにオスの方が若干羽の構造がきめ細やか。 確かに。
で、構造色って色が光沢が強くなるんだよね。 見分けるの大変だね。
まず牛の数が多いので、人間で言ったらちょっときめが細やかで、艶があるお肌、艶があるカラスの場合は羽になってるって感じですね。
うわー、それで見分けるんだ。 やばいでしょ。で、他にももう一個あって、カラスのこの羽の断面を電子顕微鏡で見たら。
もう見分けられない。 見分けられない。 使えない使えない。身の回りにない。
一応言っとくと、オスの羽っていうのはメラニンのつぶつぶの層がきれいに一本の層になって並んでるんだって。
メラニンは日焼けした時の黒い色素だもんね。 そうそう、黒い層。で、メスもメラニンのつぶつぶの層があるらしいんだけど、オスのように規則正しく配置されてなくて。
なるほど。 まばらにあるらしくて。でもオスの羽の方がメラニンの粒の密度が2倍。
ああ、より黒いんだ。 そう、より黒い。なので、外の見た目だとより黒くて。 艶がある感じだね。より硬そうな感じ。
硬くて艶があって光沢があるのがオス。
それはさ、80%の精度って今教えてくれたけど、その人がすごいわ。80%で見分けられるその人が。
人間には全然わかんないんだけど、カラス同士だとね。 カラスのその目だとわかるんだろうね。
同じ種族だと、あ、こいつ羽美しいなとか。 確かに。とか、紫外線の反射の仕具合が違ったりするのかなとは思った。
そうかもしれないね。なので、一応、誰も使えないカラスのオスメスの判別についてっていう話でした。
確かに。これは難しいですね。 誰も使えない。
練習もできないしね。 僕実際やろうとしたんだよね。近くに行って。全然無理。逃げるからね。
そうだよね。カラスを捕まえて、実際君はオスかなメスかなっていうのをチェックしなきゃいけないから。
これは難しいね。 かなり難しい識別ですね。 解剖学者じゃないとできないですね。
じゃあ次になるんだけど、これも鳥全般についてですね。
クチバシの形は大いなる意味があるっていう風に。すごくクチバシは大事で、どこで暮らしているのかとかを表すんだよね。
そうだよね。お箸と一緒だよね。 そう、まさに森の味方編で、日本だと箸が細くて、魚食?
魚を食べるのに特化した細い箸が使われていて。 箸になっててね。韓国だと銀色の鉄製で争いが多かったので。
それを反映していますと。 っていう話をしたんだけど、クチバシもそうですね。
2種類のカラス、ハシ太ガラスとハシ細ガラスの違いについて、クチバシが太いか細いかっていう話をしたんだけど、このクチバシにも意味があるんですよね。
形に。 そうそう。鳥には人間と違って手がないですよね。
そうだね。 なので箸と一緒で、その生活に合わせた形になってます。
はい。 それが例えば鷹とかだと、クチバシが鋭くてカギ状に曲がってるんだよね。
そうだね。 これは鷹は大きな獲物を丸飲みせずに小さく肉を引きちぎるために、こういうカギ状になってます。
ちっちゃいハサミみたいな感覚でいたらいいかな。 そうそう。
シギとか水鳥の仲間ですね。なんか細長いクチバシをしてる。 詐欺とかね。
これはやっぱり泥の穴の中に住んでいるカニを引きずり出したりとか。
シギの場合は確かにそう。 そうそう。そういう風な都合がいい形になってます。
じゃあ、この鶏の形、クチバシの形っていうのは環境に最適化されていますと。
カラスに話を戻すんだけど、このハシブトとハシボソって明らかに形が違うんだけど、
これ図鑑見てみるとオールマイティー型って書いてます。 なんでもいけるんだ。
そう。一応雑食っていう名前だからね。
ある程度の長さがあって頑丈な感じで、しかも先っぽがちょっと曲がっている。
で、尖っているから刺すこともできて、確かになんでも使えそうな感じではあるよね。
そう。よーくこのクチバシを観察してみると、ハシブトガラスの方がハシボソに比べて、
正面から見た時にちょっと薄くてナイフっぽい肉を切る形に適した形っていう風に言われたりするんでね。
実際、ハシブトガラスに指を噛まれて慌てて引き抜いたら指が切れたとか。
そんな切れ味がいいの?
そう。めっちゃ切れ味いいらしい。 へえ、面白い。
そう。なので、ハシブトの方が肉食に適している。で、ハシボソは草食に適している。
草食に適してるんだ。草を食べるのにね。草とか植物系のものを食べるのにね。
で、草原を歩いてトコトコってする時に、やっぱり小さい方がつまみやすいのね。
うん。虫とか。確かに。
なので、細い形をしています。
あと、くちばし以外にも、内臓もちょっとハシブトとハシボソは違いますね。
そうだよね。食べるものが違うとどうしてもね。
そう。ハシブトの方が肉食なので内臓が短いですね。
うん。そうだね。
ハシボソの方が草食なので腸が短いです。
あ、腸が長いんじゃないかな。
腸が長い。だから日本人がハシボソですね。
確かに。
ヨーロッピアンの肉を食べる文化の人がハシブトの体の特徴が出たりしますね。
まあそれまた今のね、都会と草原、郊外とかの違いに繋がってる感じはあるよね。
そう。なので実際のハシブトは小鳥のヒナとか卵とかカエルとかを食べたりします。
うんうん確かに確かに。
なのでまあ本当に近いからっていう。
そうだね。
これで分かったりするの。
問題っていう観点から見たら夏は農業被害冬はゴミ問題っていう感じでひたすら問題が生まれちゃってる感じだけれども
暮らしぶりが似てるからっていう感じなんだね。
そう。狼編でさ北海道開拓の時に狼が馬を食べてしまうからストリキニーネっていう毒薬を使って絶滅させたっていう話があったんだけど
あれもやっぱり馬は人間にとってお金になる。生きていくために必要なもの。
狼にとっては食べて生きていくために必要なもの。やっぱりこう似てるんだよね。
同じ食物連鎖の。
そう中にいるというか。
っていう話だったよね。
はいすごいそれとやっぱりカラスも似てます。
そうですね。
実際そのカラスの食生活の実態データっていうのがあるので紹介しておきますね。
全国からハシ太ガラスを369個体、ハシボソガラスを484個体集めて胃の中を調べてます。
大変だ。
この報告書123ページあった。
すごいね。
すごいよね。内容を見ていくとやっぱり雑食で。いいね。スイカ。昆虫ネズミ。ゴム製品。
ああゴム。
そう。人の髪の毛とかも入ってたらしい。
ああもう本当にとりあえず食べるってことができるんだね。
そうそう。でこれを植物性と動物性に分けてみるとこれねハシ太ガラスもハシボソガラスも植物性が88%。
そんなに多いんだ。
動物性も12%だったんだって。
へえ少ないね。
そう。僕がさあさっきずっとハシ太はさあくちばしの形的にも好むって言ってきたじゃん。
ハシボソは植物を好むって言ってきたんだけどこれを見るとそんなことないように見えるんだよね。
そうでも実際その内訳を見ていくとすごい違いがわかってきます。
ハシ太ガラスが一番多く食べてたのは植物の中でも樹木の種子なんだよね。
種なんだ。
種が52%。
でハシボソガラスは樹木の種子は19%しか食べてないのね。
ああそうなんだ。やっぱくちばしの頑丈さで変わってくるんだね。
って思うじゃないですか。
はい。思いましたよ。どんぐりとかをイメージしてたよ。樹木の種子って聞いたとき。
でここで一番うんちから出てきたものを調べたところ一番好んでたやつがウルシとかハゼ。
へえ。
ウルシ族の種なんだよね。
毒がありそうだけどね。
かぶれそうだけどね。
ハシボソガラスは森のカラスなので森の食べ物から得ていて草原のカラスは農作物77%食べてるのねハシボソは。
だいぶ多いね。
そうそう。森林性と草原性の違いが出てるんだけど、なんでウルシ族の種を食べるかっていうと脂肪分めっちゃ多いんですよ。
そうなんですね。ハゼとかはロウソクにも使われるもんね。
ロウソクを作る、ロウソクって油だからね。でこのウルシ族の実を食べることによって脂肪を得てたんだよね。
へえニジリオウっていうやつですね。
そうニジリオウニジリオウ。鳥の中には巣を作る鳥と巣を作らない鳥がいて。
で巣を作らない鳥が前の他の鳥が作った巣を借りるみたいな感じの作り方をするんだよね。
そう。一軒家を建てるタイプと賃貸。賃貸じゃないね。
山は借りる派?
そう借りる。不法選挙みたいな感じだけど。
まあそうだね。
そうっていうタイプの二タイプがいて。でカラスは毎年巣を作るんだよね。
毎年なんだね。
そう毎年作るんだけどそこにこのハヤブサの仲間とかフクロウのトラフズクっていうのがカラスの巣を利用したりするので。
もしカラスがいなくなってしまうとこの子たちが。
中古住宅がなくなって困る。
そうそう自分で作れないのに。
そうだよね。
そういう巣の提供っていうのが一応自然界において大事な役割をしてます。
でもう一個。これはもう他の鳥全般にいるんだけど種子散布ですね。
種を。
種を。で特にウルシ族の種をハシブトは好むので森林生だからね。
そうだね。
そうでこのウルシ族の種類って普通にまいても芽出ないんだって。
鳥の体の中を食べられて。
そうカラス族が食べることで種が発芽しやすくなるってのがわかってます。
結構そういう植物ってあるよね。
あるある。鳥が食べることによって発芽の条件が整うっていう。
スイッチが入るみたいな。
そうっていうのがあったりするのでもしだからハシブトガラスがいなくなるとこういうウルシ塗りとかね。
そうだね。
和ろうそくとかが作れなかったかもしれないですね。
確かに。
当時の人たちが全部駆除してしまったらね。
ウルシやハセが少なくなってしまうのは避けられないよね。
そうそう。っていうのがカラスがする役割だったりしますね。
面白いですね。
はい。じゃあここまで色々カラスについて食生活ですね。
そうだね。
話してきました。
いや面白かった。やっぱ人と近いものを食べて暮らすことができるっていうのがここまで近いってあんまイメージがなかったからゴミっていうところしかなかったから。
そうだね。みんなゴミを食べると思ってるけど。
それは一部であって人と近いものを食べるからゴミ以外はっていうのに目を向けたらめちゃめちゃグルメな生活をしてるっていうのが。
そう。実際ゴミの中でもすごくランキングがあります。
っていうと?
カラスが好むランキングが。やっぱり生肉が一番最初なくなるらしい。
やっぱそうなんだ。
そう。でなんか実験が色々あったんだけど結構人参とかキャベツとかは全然手つけなかったって書いてある。
最後なんだね。
端太だしね。都市にいるやつは。
確かに。
なんでカラスの中にも好き嫌いがあると。
しかもそのカラスは大体美味しいものから好きなものから食べていく派なんだね。
そう。マヨネーズめっちゃ好きらしい。
ああそうなんだ。
あんな自然界にさ卵と油じゃん。
輝いて見えるだろうね。
そう。完全栄養食がこの袋の中にあるからね。
はい。っていう感じで見てきました。
はい。面白かったです。次回は?
はい。次回はカラスの日々。あいつら何してんのっていう。
一日ね。
一日。
カラスの一日。
遊んでたりするじゃん。
まあ確かに確かに。
遊んでたりするし、集団で飛んでったりとかさ。
そうだね。あれも不思議な光景だよね。