00:02
リスナーのみなさん、こんにちは! 米国株投資の耳よりの話、今回も早速いきましょう。
さてさて、今日取り上げるのはビッグベアーAI。 ティッカーシンボルはBBAIですね。
AIを使った意思決定支援ということで注目されている会社です。
ただ、ビッグベアーだけにちょっと大きな期待がありつつも、 最近は少しベアーな、つまり弱気なニュースも聞こえてきてるみたいで。
ええ、そうなんですよ。
これが一時的なのか、それともその辺りちょっと深掘りしていきたいですね。
はい、まずビッグベアーAIがそもそも何やってる会社かっていうところからですね。
AIとか機械学習を使って、すごく複雑なデータの中からこれだっていう最適解を見つけ出すみたいな。
ふむふむ。
そういう意思決定インテリジェンスっていうのを提供している会社なんですね。
2021年の末にSPACっていう形で上場した比較的新しい会社です。
なるほど。メインのお客さんってやっぱり政府系、特に国防総省とか情報機関って聞いてますけど、 最近は民間にも広げてるんですよね。
その通りです。
国防とか情報機関、国土安全保障省とか、政府機関が中心ではあるんですけど、 最近は製造業とかサプライチェーン、あとはヘルスケアとか旅行貿易とか、そういう民間企業向けにも力を入れてる感じですね。
提供してる技術っていうのは?
サイバーセキュリティとか、将来を予測するインテリジェンスとか、 あとはモデリング&シミュレーションとか、結構幅広いです。
あと、今のCEOがもともと国土安全保障省の偉い人だったっていうのもあって、 政府とのつながりが強いっていうのは特徴であり強みですよね。
なるほど。となると競合っていうのはやっぱりあの会社とかが思い浮かびますけど。
そうですね。政府向けで言うとやっぱりパランティアテクノロジーズ、PLTRですね。 あとはエンタープライズAIだとC3.AI、この辺りが主なライバルかなと。
第2のパランティアなんて呼ばれたりもするんですよね。
そうなんですよ。まあそれだけ期待もされてるっていうことなんでしょうけどね。
じゃあその期待の中で発表された第2市販機の決算、これ担当直入にどうだったんですか?
うーん、それがですね、正直に言うと市場の期待にはまあ届かなかったかなと。かなり厳しい結果だったと言わざるを得ないですね。
EPS、つまり一株あたりの利益も売上高もアナリストの予想を大きく下回ってしまいました。
あらら、それは厳しい。特に注目すべき点ってありましたか?
そうですね。ポジティブな面を挙げるとすれば手元にある現金ですね。これが過去最高の約3億9千100万ドルまで増えたこと。これはまあ財務の安定性という意味では良いニュースです。
03:00
ほうほう。
ただその一方で米陸軍のプログラムがちょっと混乱しているみたいな理由で、通期の調整後EBITDA、まあ本業の儲けを示すような指標なんですけど、これの見通しを撤回しちゃったんですね。
撤回ですか?それはかなりネガティブですね。
ええ、これが非常に市場にはネガティブに受け止められましたね。
具体的な数字も少し教えていただけますか?売上とか過方修正もあったんですよね。
そうなんです。売上高が約3250万ドル。これは前の年の同じ時期と比べて18%減ですね。で純損失赤字なんですけど、これが2億2860万ドルとかなり大きく膨らんでます。
うわー。
ただこれにはちょっと注意が必要で、損失のほとんどがデリバティブの評価損とか、のれんの減損とか、直接キャッシュが出ていくわけじゃない会計上の処理が大きいということは見ておく必要がありますね。
なるほど。キャッシュフローとはまた違う側面もあると。
調整後のEBITDAもマイナス850万ドルで、これも前年よりは悪化してます。受注算高は約3億8000万ドルで、ここは比較的安定してるんですけど、通期の売上高の見通しはやっぱりレンジで過方修正されました。
うーん、手元の現金は増えたけど売上は減ってて、赤字は拡大、利益見通しは撤回。投資家としてはちょっとこう、どう見たらいいか混乱しそうですね。
まさにそうだと思います。ただ、そんな中でもちょっと面白い動きもあって。
おっ。
さっき名前が出た競合のパランティア。あそこと戦略的な提携を進めてるんですよ。
へー、ライバルと手を組むんですか。それはどういう狙いが。
これはですね、ビッグベアAIが持ってるAIとか機械学習の技術と、パランティアのあの強力なデータ統合プラットフォーム、ファウンドリーってのがあるんですけど、これを組み合わせようと。
なるほど。
そうすることで、もっと高度なソリューションを提供できるようになるし、パランティアのお客さんにもアプローチできるかもしれない。厳しい状況ですけど、なんとか市場での競争力を高めようっていう、まあ、戦略的な一手でしょうね。
なるほど。守り一転倒じゃなくて、攻めの手も考えているわけですね。
じゃあ、このビッグベアAIの将来性、これからどうなのか。そして、投資する上で気をつけるべき点って何でしょうか。
そうですね。将来の可能性としては、やっぱりAI市場全体が伸びてること。特に政府とか防衛分野でのAI活用っていうのはますます重要になってきますから、ここは追い風です。
うんうん。
あとは、CEOのコネクションを活用した大型契約の獲得とか、最近発表されたUAEの企業との提携みたいな国際的な展開、それから商業分野への進出も期待されますね。特に最近は国境警備とかバイオメトリクス、生態認証の分野に力を入れてるみたいで、ここも注目点かなと。
なるほど。一方で、リスクとか注意しなければいけない点は?
もちろんあります。やっぱり今回の決算でもちょっと見えちゃいましたけど、特定の政府契約、例えば米陸軍とか、そういうところに依存してる度合いが高いと。で、その契約が変わっちゃったり遅れたりするリスクっていうのはまあ大きいですよね。
06:11
確かに。
それからパランティア始め競合との競争も当然激しくなってます。あとは財務面ですね。まだ赤字経営がついているっていう点と、あと空売比率が比較的高い。つまり株価が結構こう変動しやすい可能性があるっていうのは、投資する上では注意深く見ていく必要があると思いますね。
うーん、なるほど。大きなポテンシャルは感じるけれども足元の課題も結構はっきりしてると。政府依存からどれだけ早く抜けとして、商業分野とか新しい領域で結果を出せるか、そこが鍵になりそうですね。いやー、勉強になりました。
さて、今回の深掘りはここまでとしましょう。米国株投資の耳折りの話では、これからもこんな感じで気になる米国株の情報を皆さんと一緒に楽しく学んでいけたらと思っています。もしこの銘柄を取り上げてほしいとか、今日の話の感想なんかがあれば、ぜひぜひYouTubeのコメント欄に書き込んでください。チャンネル登録もポチッと押していただけるとすごく嬉しいです。それでは次回、お耳を拝借。