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皆さんこんにちは。米国株投資の耳よりな話へようこそ。
よろしくお願いします。
あのー、いきなりなんですけど、あなたに一つ想像してみてほしいんですよね。
はい、なんでしょうか。
もし、次の10年で世界最大のAIデートセンターが、この地球上じゃなくて、遥か宇宙空間に建設されるとしたらどう思いますか?
いやー、それはかなり壮大だというか、SF映画みたいな話に聞こえますね。
ですよね。でも、今ニュースを騒がせているある巨大企業の動きが、実はその伏跡だとしたら、今日の市場の風景って全く違って見えてきませんか?
なるほど。ええ、非常に刺激的な視点です。実のところそれって、単なる夢物語ではなくて、現在の資本市場の動きを読み解く上で、極めて現実的で重要なシナリオになりつつあるんですよ。
わー、ワクワクしますね。というわけで、私たちが今回徹底的に分析した結果をシェアするテーマは、SpaceXの巨大IPOが迫る中、今注目の宇宙開発セクター有望株4000とETFについてです。
はい、いよいよ宇宙セクターが本格的に動き出しますね。
ええ、まずは全体像から紐解いていきましょうか。この6月12日にもNASDAQへの上場が見込まれているSpaceXなんですけど。
ティッカーシンボルはSPCXになる予定ですね。
そうです。で、その評価額がなんと1.75兆ドルから最大2兆ドル、日本円で約310兆円とも言われているんですよね。
とてつもない規模ですよね。
本当ですよ。これって、AppleとかMicrosoftに匹敵するような巨大企業が突然ポンと市場に現れるようなものじゃないですか。
ええ、まさにその通りです。
これほど巨大すぎるIPOって、宇宙セクター全体にとって恵みの雨になるのか、それとも周囲の資金をねごそごい奪う脅威になるのか、ここから見ていきたいんですが。
そうですね。まず大局的な見方をすれば、これは中長期的には間違いなく歴史的な大プラスになるんですよ。
えっと、そうなんですか。
ええ、というのもこれによって宇宙産業が単なる夢とロマンのベンチャー領域から、莫大な利益を生むインフラ産業へと完全にパラダイムシフトを果たしたことの証明になるからです。
なるほど。認知度とか信頼性が一気に上がるってことですね。
その通りです。巨額の調達資金がスペースXに流入して、それが次世代ロケットのスターシップの開発や通信衛星のスターリンクの拡張に投じられますよね。
はい、はい。
そうなると、宇宙への輸送コストが劇的に下がるんです。結果として、地球観測や装薬、新素材開発、さらには月面開発といった周辺産業の損益分岐点が一気に下がって、大チャンスが生まれます。
あー、それってつまりあれですよね。インターネット黎明期にグーグルとかアマゾンが上場して、通信コストやインフラコストを下げてくれたおかげで、無数のウェブサービスが立ち上がれるようになったのと同じ構造ですよね。
まさにその例えがぴったりだと思います。さらに言えば、初期投資家や従業員が得た巨額の利益が次の若い宇宙スタートアップへ再投資されるという資金の好循環も期待できますし。
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いやー、すごくポジティブな話ですね。でも私がどうしても気になっちゃうのは、短期的なマイナス面というか。
と言いますと。
そんなに巨大な星が突然生まれたら、周りの小さな星が飲み込まれちゃうんじゃないかなって。
投資家も、とりあえず宇宙と言えば一番出たいスペースXを買えばいいやってなって、他の会社から資金が抜けちゃうんじゃないですか。
鋭いですね。その短期的なストローク効果、つまり投資資金の吸い上げリスクは非常に現実的です。
やっぱりそうですか?
ええ。他の中小型株から資金が抜けて、スペースXの独り勝ちになるリスクは十分にあります。ただ、私がそれ以上に警戒している罠があるんですよ。
罠ですか?
はい。今回のIPを目論見書から透けて見える、スペースXへのAI要素の混入という罠です。
AI要素、どういうことでしょう?
目論見書の中で、イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIとの2026年2月の統合予定や、アンスロピック社に対するデータセンターの貸し出しといった計画がはっきりと打ち出されているんです。
えっと、それってスペースXが単なるロケットの会社じゃなくなるってことですか?
その通りです。市場がスペースXを純粋な宇宙企業としてではなく、AIテック巨頭として評価してしまうリスクがあるんです。
なるほど。それの何が罠なんですか?
もしそうなれば、宇宙セクター全体がAIバブルの波に巻き込まれてしまうんですよ。
他の宇宙企業の株価まで、宇宙開発の進捗ではなく、NVIDIAの決算とかAIのトレンドに左右されてブレるようになってしまう。
それは恐ろしいですね。スペースXという巨大なブラックホールみたいな存在が、AIという別の引力まで持ち込んできたら、周りの企業は軌道を狂わされてしまいますね。
ええ、本当にそうなんです。
じゃあ、すでに市場にいる他の宇宙企業たちは、この巨大なスペースXとどう付き合っていくんでしょうか?敵なのか、それとも味方なのか?
そこがまさに今回の投資判断の鍵になりますね。各社の立ち位置は見事にまれにバラバラですから。
ですよね。では、スペースXを中心とした太陽系みたいな見方で、注目4社の立ち位置と関係性を深掘りしていきましょう。
はい、順番に見ていきましょうか。
まずは企業その1、ロケットラボですね。ティッカーはRKLBです。ここはスペースXに次ぐ業界2番手というイメージですが。
ええ、ロケットラボはスペースXにとって最も純粋な競合でありながら、補完関係でもあるという面白い立ち位置にいます。
補完関係というのは?
これまでは、小型ロケットのエレクトロンで、スペースXがカバーしきれないニッチな軌道への精密な打ち上げを独占してうまく住み分けていたんです。
なるほど。でも最近、中型ロケットのニュートロンを開発して直接対決に向かおうとしていますよね?
そうなんですよ。さらに彼らは垂直統合型の強みを持っていまして。
衛星の製造からソフトメーラーまで自社で全部やっちゃうってことですよね?
はい。他の衛星向けに部品を供給する裏型の顔も持っていて、最近では米宇宙開発省から約2000億円もの大型契約を獲得しました。
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2000億円ですか。すごいですね。じゃあ短期的な通移点としてはどうでしょう?
短期的には、やはり新型ロケットニュートロンの発合機打ち上げ結果ですね。宇宙開発特有の延期や失敗のリスクは常にありますから。
確かに、発合機が爆発しちゃったら株価も吹き飛びそうですもんね。長期的にはどうですか?
長期的には、宇宙システム部門の利益率を維持して、スペースXに対して価格決定権を握れるかどうかがポイントになります。
なるほど。打ち上げだけじゃなくて、システム全体で勝負するってことですね。では次、企業その2に行きましょう。ロッキードマーティン、ティッカー、LMTです。
言わずと知れた宇宙防衛の巨人ですね。
ええ。アルテミス計画のオリオン宇宙船とか、重厚庁大で機密性の高い領域をずっとウギウジってきた印象ですけど。
はい。ここはスペースXとは米政府の予算を奪い合う宿命のライバルと言えますね。
宿命のライバル。
はい。これまで政府のプロジェクトは、企業が実費に利益を乗せて請求できるコストプラス契約が主流で、ロッキードのような巨大で複雑なシステムを作る企業には有利だったんです。
企業にとってはリスクがなくておいしいビジネスですよね。
そうなんですが、そこに安価、大量、高速を武器にしたスペースXが猛烈に攻め込んだんです。特に軍事用ネットワークのスターシールドですね。
ああ、巨大な人工衛星を1つ飛ばすより安くて小さい衛星をいっぱい飛ばした方が、1つ壊されても大丈夫だから国防上のメリットが大きいってやつですね。
まさにそれです。なので、ロッキードの短期的なリスクは、米大統領選後の国防予算、いわゆるNDAAの配分や知性額リスクの変動になります。
ふむふむ。じゃあ長期的な課題はやっぱり。
スペースXのスターシールドによる高収益な政府系ビジネスのシェア侵食をどう防ぐかですね。
巨漢大砲主義がドローンにやられちゃうみたいな構図ですね。
では続いて、企業その3、ASTスペースモバイル、ティッカーASTです。
ここは今、モメンタムが一番激しいですよね。
そうですね。スマホと衛星を直接つなぐ5Gの革命時として注目されています。
AT&Tとか楽天モバイルとか、巨大キャリアと提携して話題になってますが、スペースXとはどういう関係なんですか?
これがですね、非常に奇妙なフレネミー関係なんです。
友ともであり、敵であるという。
というと?
通信サービスという面では、スペースXのスターリンクと真っ向から競合する最大のライバルなんです。
はい、お客さんの奪いないになりますもんね。
でも、ASTの巨大なアンテナを搭載した衛星を宇宙に運ぶためには、スペースXのファルコンラインロケットに依存するしかないんですよ。
えっと、それって?
ライバルの宅配便を使って、ライバルを倒すための武器を宇宙に運んでもらっているようなものじゃないですか?
まさにその通りです。究極の強制関係というか、顧客でもあるわけですね。
なんかちょっと笑っちゃいますね。
じゃあ、ASTの短期的なリスクって何ですか?
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商用サービスの立ち上げ遅延ですね。
規制当局の承認が遅れたり、初期不良があったりすると、手元資金が枯渇して増資リスクが高まります。
資金が尽きる前にサービスインできるかのチキンレースですね。長期的にはどうでしょう?
長期的には、インフラを自前で持っているスペースXとの圧倒的な格差を乗り越えられるかという体力勝負です。
この4社の中で最もハイリスク、ハイリターンと言えます。
なるほど。では最後、企業その4、レッドワイヤー、ティッカー、RDWです。
ここは宇宙インフラを支えるクロコ的な存在ですよね?
はい。太陽光パネルとかロボットアーム、3Dプリンターなどを提供しています。
この会社はスペースXとは競合しないんですか?
ツルハシやジーンズをみんなに売って大儲けする戦略ですね。ピック&ショベルってやつだ。
まさにその戦略です。ただ注意点もあります。
と言いますと?
短期的には、固定価格契約によるインフレコストの超過リスクです。
売上は成長していても、材料費の高騰などで、利益がちゃんと残るかを見極める必要があります。
インフレの波をモロにかぶっちゃうかもしれないんですね。長期的にはどうですか?
2030年頃に国際宇宙ステーションISSが退役する予定ですが、その後に出てくる次世代宇宙ステーションで標準パーツとしてのポジションを確立できるかが鍵ですね。
なるほど。こうしてみるとそれぞれの立ち位置がバラバラで面白いですね。
ただ宇宙セクターへの投資って、もう夢や期待感だけで買うフェーズは終わった感じがしますね。
ええ、完全に移行しました。これからは実用と財務健全性で企業を厳しく選別するフェーズです。
でも個別株はリターンが大きそうだけど、初号機が爆発したり、手元資金がショートしたりするリスクを考えるとちょっと夜も眠れなくなりそうですよね。あなたもそう思いませんか?
そう感じる方は多いと思います。個別株の集中投資が怖いあなたにはETFという賢明な手段がありますよ。
お、ETFですか?
はい。特定の一社に資金を集中させず、テーマ型ETFでセクター全体に分散投資するアプローチですね。
今日は特徴が異なる3つの代表的なETFを紹介しましょう。
お願いします。
まず1つ目はITA、iShares、米国航空宇宙防衛ETFです。経費率は0.38%ですね。
防衛ってことはさっきのロッキードマーティンとかボーイングみたいな巨大企業が中心ですか?
そうです。国家予算に守られた手堅いディフェンス特化型と言えますね。
なるほど。安定感重視でインフレヘッジとしても持っておきたい人向けですね。
じゃあ2つ目は?
2つ目はUFO、プロキュアスペースETFです。経費率は0.75%になります。
ティッカーがUFOって覚えやすくていいですね。これはどんな特徴が?
これは売り上げの80%以上が宇宙関連という企業に集中して構成されています。
先ほど紹介したロケットラボやASTスペースモバイルもしっかり含まれていますね。
ってことはスペースX上場の恩恵を一番ダイレクトに受ける純度100%の宇宙ETFってことですね。
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民間ビジネスの爆発力を丸ごと買いたい人にはぴったりだと思います。
いいですね。そして最後3つ目は?
ARKXです。AR宇宙探査イノベーションETF。経費率は同じく0.75%ですね。
これあの有名なキャッシーフッド氏のアクティブETFですよね?
はい。ただ中身を見るとちょっと面白くて、
NVIDIAのようなAI企業やコマツのような自動化建設機械の企業も含まれているんです。
えっと宇宙のETFなのに建設機械ですか?
ええ。例えば月面基地を作るときなんかは地球から遠すぎて通信の遅延があるため完全自動で動く重機とエッジAIが不可欠になるんですよ。
ああなるほど。宇宙そのものというより宇宙とAIのイノベーション全部載せパックみたいな感じですね。
まさにそういうテーマ設定ですね。
いやあなたが宇宙ビジネスのどこに一番ワクワクしているかで選ぶETFが全然変わってくるわけですね。
本当にそうですね。
さて全体を総括しますとスペースXの上場によって宇宙ビジネスはお金を稼げる産業だという認識が広がりエコシステム全体が活性化していくのは間違いないと。
それは確実な流れです。
ただし短期的な受給の乱れとか個別株のノイズに惑わされず製品をしっかり届けているかキャッシュフローはあるかといったファンダメンタル像を追うことが鉄則ですね。
その通りです。
そして最後にリスナーのあなたに向けて少し挑発的な問いを投げかけたいと思います。
何でしょうか。
今回のIPO目論見書でスペースXは宇宙企業ではなくAIデータセンター事業の側面を強く打ち出しているとお話ししましたよね。
はい聞きました。
もし人類が宇宙を目指す本当の目的が地球の環境保護とか未知の探究ではなく無人像の太陽光エネルギーを使った超巨大AIデータセンターを宇宙空間に建設することだとしたらどうでしょう。
宇宙空間なら冷却効率も抜群ですしエネルギー問題もクリアできます。
私たちが投資しているのはもはや単なる宇宙株ではなく次世代のクラウドインフラなのかもしれません。
あなたは10年後の宇宙産業はどうなっていると思いますか。
ちょっと鳥肌立っちゃいました。
ただのロケット開発だと思ってたら実は地球規模のAIインフラ構築競争だったなんて本当にワクワクしますしちょっと怖くもありますね。
考えるだけで面白いですよね。
いやー今日もすごいお話でした。
というわけでリスナーの皆さん米国株投資の耳寄りな話のyoutubeチャンネルへの登録をぜひお願いします。
よろしくお願いします。
取り上げてほしい銘柄とか今日の番組の感想そして今の壮大な宇宙データセンター説についてどう思うかぜひコメント欄へ投稿してくださいね。
皆さんの考察を読むのを楽しみにしています。
さらにバックグラウンド再生が可能なspotifyでも配信していますので通勤中や家事のお供にぜひどうぞ。
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何度も聞いてみてくださいね。
それでは次回もお耳を拝借。